ロシア人の劣化が早い理由とは?日本人との違いも!食生活が関係するの?
ロシア人女性は、掘りの深い顔立ち、白い肌、長身でスレンダーなボディと美人の要素を備えています。そんな世界が美人と認めるロシア人女性に、劣化が早いという不名誉な説がささやかれているのはご存知ですか?本当に劣化が早いのか、その原因は何かを探ってみましょう。
目次
ロシア人の劣化が早い?ネットで話題に!
ロシア人女性は美しいという通説があります。白い肌、透けるような金髪、そして引き込まれるような青やグリーンの瞳。『アナと雪の女王』のエルザのような白い雪と氷が似合う神秘的な美女が、ロシア人美女としてクローズアップされますね。ロシア美人という言葉から日本人が想像するのは、テニスプレーヤーのマリア・シャラポワさんの容姿ではないでしょうか。最近では、大の親日家であり秋田県から贈呈された日本の犬種を溺愛している、フィギアスケーターのアリーナ・ザギトワさんも氷の上の美しさが際立っていますね。
そんな世界基準の美人が多いと評価されているロシア人女性ですが、若い時は美人なのに劣化が早いとネットを騒がせているのはご存知ですか?発端は、ロシア人女性とお付き合いしている日本人男性のネット掲示板の書き込みだと言われていますが、その噂は本当なのでしょうか。ロシア人女性は本当に劣化が早いのか、なぜそんな噂がささやかれるのか、その原因を探ってみましょう。
ロシア人の特徴は?
ロシア人の劣化が早いという説について考える前に、まずはロシア人の容姿や性格の特徴を知りましょう。
肌が白い
ロシア人は有色人種の日本人と違い、白人ですので肌が白いのは当たり前ですが、欧米諸国の白人と比べても、特徴として透き通るような白さを持っています。これは国土の大部分が寒冷な気候で、短く冷涼な夏と、長く続く厳寒の冬という気候から日照時間が短いことが関係していると考えられ、ロシア人は人種的に皮膚のメラニン色素が薄い傾向にあります。
そんなキメも細かくまさに雪のような白い肌に、くっきりとした目鼻立ちのパーツが組み合わっさっているのですから、美しく見えるのも当然ですね。日本人が憧れる、パッチリとした幅の広い二重とスッととおった鼻筋を持っていて、うらやましい限りです。
手足が長い
ロシア人女性は背が高くて手足が長いスタイルの良い人が多く、日本で育ったアレクサンドルさんや、セクシーボディを持つエルガ・ロベガルディさんなど世界的に活躍するロシア人モデルを多数輩出しています。ロシアはバレエの名門ですし、フィギアスケート、体操の強豪国です。この長い手足のスタイルは、観客を美しい演技で魅了する踊りや体操といった種目の勝利に、大きく貢献しています。
美意識が高い
ロシア人は、女性に対して可愛らしさより大人っぽいセクシーさを求める傾向があり、ファッションやメイクに対しての意識がまだ幼さの残る年頃から高いようです。たしかに、フィギアスケーターのザギトワさんなど、まだ10代とは思えぬ妖艶さがありますね。ロシアは社会主義国家の時代がありましたから、ファッションやメイクを自由に楽しめない環境にありました。その反動が現われているのかもしれません。
気が強い
ロシア人は自分の意見を伝え白黒ハッキリさせる、自己主張の強い人が多いのが特徴です。日本に比べて政情不安な歴史的背景からか、自分のことは自分で守るという意識が強く、ロシア人女性は場の空気をよんで発言を控えるなんてことはしません。
用心深い
ロシア人はとても疑い深く、知り合ってすぐに人を信用することはありません。あまり笑顔を見せないのが、とっつきにくい雰囲気の理由ですが、親しくなれば非常に情に厚くチャーミングでよく笑います。長い歴史における政情不安が原因なのか、自己防衛をしっかりしようとする姿勢が強いようです。
ロシア人に美人が多いといわれる理由が知りたい!
ロシア人女性に美人が多い理由と、気候や国土、歴史的背景、食生活の関係を探ってみましょう。
紫外線の影響が少ない
ロシアの国土の位置は緯度が高いため紫外線が弱く、夏でも照り付けるような日射しではありませんし、夏という季節自体がほんの数週間しか続きません。寒冷地の気候が原因で一年を通して強い紫外線を浴びることがほぼないロシア人女性の肌は、メラニン色素自体が少ないためシミやソバカスができにくく、透き通るような白さを保てるのです。
汗腺が少ない
ロシア人女性の肌は白いだけでなく、陶器のようなきめ細かさが特徴です。それは汗腺が少ないことが理由です。ロシアは寒冷地のため、夏でも湿度は低く汗をかくことがあまりありませんので、必然的に汗腺が発達する必要がなかったのです。日本でも、東北美人と呼ばれるように寒い地域の女性の方が色白で肌が美しいと言われていますね。
ベルクマンの法則
ロシア人女性は長身の人が多いですが、その理由には「ベルクマンの法則」が関係しているのではないかと考えられています。熱帯地域の人や動物よりも、寒冷地域の人や動物のほうが体が大きくなるという法則です。自然の摂理で、寒い気候で体温を保つためには、体が大きいほうが効果的なのです。しかし、この法則によって縦に伸びる分には良いのですが、横へ大きくなる場合もあり、そうなると肥満という劣化に作用してしまいます。
混血が多い
ロシアは島国の日本とは違い、国土が広大です。現在のウクライナのキエフから、ウラル、中央アジア、シベリア、オホーツク海沿岸と広がっているので、北欧の遺伝子にアジア人の特徴、遊牧民の特徴などが、長い年月の中で混血してきたことでしょう。
さまざまな種族の遺伝子が混ざり合うと、淘汰が始まり劣化した遺伝子が消滅し優れた遺伝子が残っていくため、ロシア人に美男美女が多い理由に混血が関係しているのかもしれません。また、ロシアという国家の誕生はウクライナのキエフを北欧のヴァイキングが統治したことがはじまりです。ロシア人には北欧の血が流れていることが、金髪の人が多い理由ともいわれています。
ロシア人の劣化が早いといわれる理由7選!
ロシア人に美人が多い理由は、見方を変えるとロシア人の劣化を早める原因にもなっているようです。
1. 遺伝子の関係
寒い地域に生活する動物や人は、気候に適応して生き残るために脂肪を蓄え燃焼することで、体温を保とうとします。氷の上に寝そべる丸々と太ったアザラシを思い浮かべてみてください。また、有色人種に比べて白人は太りやすい遺伝子を持っていると言われています。代々遺伝子に組み込まれた情報から、ロシア人は太りやすい素質を持っていることは間違いなさそうです。肥満は見た目上、最も劣化したと感じる要因になります。
2. 太りやすい食生活
ロシア人の食生活は、高カロリーで有名です。ロシアの家庭料理は、ピロシキ、パイ料理、ビーフストロガノフなどの、こってり油っこいメニューが定番です。寒冷地に暮らす人は寒い季節に体温を保つため脂肪を蓄える必要があり、それがロシア人の食生活として定着したのでしょう。
ロシア人はお酒も大好きです。ウォッカを飲みながら、定番料理をつまむのが彼らの食生活なのです。しかしこの食生活が、肥満という劣化に結び付きやすい原因になります。
3. 日照時間
日光に当たりすぎると紫外線を吸収しシミや肌の劣化の原因となりますが、あまり日に当たらないのも肌の劣化を招きます。日光に当たると体内ではビタミンⅮが作られます。ビタミンⅮは免疫力を高めたりカルシウムの吸収率を促進する効果があり、健康的な体を作るのに欠かせません。しかし、ロシアは寒冷地で日照時間が短いため、ロシア人は日光を浴びる機会が少ないのです。
4. 外出時間が少ない
ロシア人は極寒の気候が原因で、外出する時間が少ない傾向にあります。外に出ないと体を動かす機会も減って新陳代謝が悪くなってしまいます。代謝の活発な若い時はそれでも肥満という劣化にはならず体型キープが可能なのですが、年齢を重ねるとともに肥満という体のラインの劣化へ結びついていくのではないでしょうか。
5. 喫煙量が多い
タバコが体に百害あって一利なしということは周知の事実ですが、ロシア人はタバコが手放せない人が多いようです。世界保健機関(WHO)によると、ロシアの喫煙率は世界トップで、2010年の調査ではロシアの15歳の12%は毎日タバコを吸うという結果が出ているほどなのです。タバコは体の内部の劣化を招きます。体の機能低下が肌の劣化を招くという劣化のスパイラルを招いてしまうのかもしれません。
6. 経済的に余裕がない
ロシア人の標準的な所得層の生活は、日本人と比べてまだ経済的に厳しいものがあります。例えば、年齢を重ねると肌の機能の劣化を防ぐアンチエイジング効果の高い化粧品が必要になってきますが、金額が高い化粧品に手が届かないロシア人女性が多いのです。家庭を持ち家族を養っていく年代になると自分のファッションアイテムやアクセサリーなどにお金を使う余裕がますますなくなり、劣化を招いていくのかもしれません。
7. 元が綺麗すぎる
日本人からすれば理想とするルックスを持っているロシア人女性。若い頃の容姿があまりにも完璧すぎると、年齢を重ねて自然と現れるシワやシミ、ボディラインのたるみが必要以上に残念なものに感じられ、それが劣化が早いという評価になってしまったのでしょうか。また、ロシア人を含む欧米人の彫の深い顔立ちは、シワが刻まれていくと日本人の平坦な顔よりも老けた印象を与え、それが日本人よりも劣化が早いと感じられるのかもしれませんね。
ロシア人女性と日本人女性の違いは?
ロシア人女性と日本人女性は、年齢と見た目の関係の捉え方に違いがあります。何を劣化と考えるかの基準が違うようです。
スキンケアに対する意識
日本のコスメ市場は世界的にみてもかなりの規模で、日本人女性のスキンケア、メイクに対する意識の高さがうかがえます。海外コスメブランドも日本人女性をターゲットにした化粧品開発に力を入れています。日本人女性はメイクに興味を持たなくなったら、女性として劣化したと考えるようです。しかしロシア人女性だけでなく欧米人女性は日本人女性と違い、スキンケアやメイクをシンプルに済ませていて、メイクに興味を無くしたからといって、劣化したとは考えません。
見た目に対する考え方
日本人男性は欧米人に比べて、女性を美人と評価する基準に若さや可愛らしさを求めます。ロシア人に限らず欧米人は、女性に可愛らしさよりも大人っぽさやセクシーさを求める傾向にあります。欧米人女性は日本人女性ほど若く見せることに重点を置いていないため、見た目の劣化の基準が違うのではないでしょうか。
ロシア人女性は気が強いわりに恋愛や結婚に対し伝統的・保守的な考えを持っているため、結婚し子どもを授かったら家族のために生きることを優先し、自分の外見の若さを追求しようという気持ちは強くないようです。日本人女性が劣化とみなす、年相応のシワやたるみを劣化とは捉えていないのではないでしょうか。
食生活
日本食はヘルシーで美味しいと、今や世界中から認知されています。日本人は豆腐や納豆など植物性タンパク質を好んでよく食べますし、海藻類も食卓によくのぼります。植物性タンパク質は肌や体の機能の劣化を防ぎます。同じタンパク質と言えども、肉を好んで食べるロシア人とは体の機能の劣化スピードが変わってくるのかもしれません。
妊婦時の体重管理
日本では出産時のリスクや産後の生活を考え、妊娠中の体重管理をしっかりします。適正といわれる体重を超えると食生活の見直しや運動を医師から指導されることはごく当たり前です。しかしロシアでは妊婦の体重管理に対して、日本と違いシビアには捉えていません。どちらかというと、どんどん食べて栄養を取る方が元気な赤ちゃんを産めると考えているくらいですので、妊娠中にかなり太ってしまい、出産後もそのままの体型で安定してしまいます。結婚、出産を機に太ってしまい、見た目が劣化するロシア人女性が多いようです。
ロシア人の劣化は年を重ねた結果なだけ!
ネットを賑わせている「ロシア人女性の劣化が早い」説について、劣化の原因や文化や風土との関係を考察してきましたが、結果的に「劣化」と見られているシワや体の衰えは、誰しも年齢を重ねれば現れる劣化サインであって、ロシア人に限ったものではないことが分かります。ただ、あまりに若い頃の美しさが極まっているため、年相応の変化が「劣化」という印象を与えやすいのでしょう。年齢に対する美しさの基準は、人それぞれです。劣化とは言わず、成熟と言うべきかもしれませんね。