マネークリップの正しい使い方とマナー!小銭やカードはどうする?
マネークリップは海外でよく使われているというイメージがありますよね。でも、日本でもいろいろなブランドから販売されていてマナーやメリット、デメリットを知ることでシンプルでスマートな使い方ができます。そこでマネークリップのブランドや上手な使い方をご紹介します。
目次
マネークリップをかっこよく使いたい!
海外では使っている人も多いマネークリップですが、日本ではまだまだ財布に小銭やカードを入れた使い方が多いですよね。最近はミニマリストや断捨離など、たくさんの物を所有するよりも最低限の物だけで生活する人が増えています。そこで、マネークリップの使い方やメリット、デメリット、種類やブランドについてまとめてみました。
そもそも「マネークリップ」とは?
日本ではまだまだ馴染みの薄いマネークリップですが、海外では財布と並んだ使い方をされています。その理由に日本と海外の文化の違いがあります。海外ではチップを渡すという習慣があります。そのため、マネークリップを使ってお札を用意しておくことですぐに渡すことができます。
さらに、日本でもカードの支払いが増えてきましたが、海外に比べると小銭を出す機会がたくさんあります。そのため、日本では小銭を入れることができないマネークリップよりもお札と小銭、カードを一つに収納する長財布や折りたたみ財布の方がメリットがあり人気です。
また、日本の文化は紙幣を丁寧に扱い簡単に人に見せることを良しとしません。そのため、お札を挟むだけのマネークリップは普及しにくかったのかもしれませんね。
マネークリップの種類は?
クリップ型
マネークリップと聞いて連想されるのがこのクリップ型の種類です。金属製の物が多く、とてもシンプルなので、スーツのポケットが膨らむこともなくコンパクトな使い方を求めている人にはおすすめの種類です。また、何枚かのカードを一緒に挟んだ使い方をしたい場合は、お札とは別のカード用ホルダーがついている種類のマネークリップがおすすめです。
札はさみ型
ポケットからマネークリップに挟まれたお札が出てくることに違和感を感じる方には、二つ折りの財布のような種類のマネークリップの札はさみ型がおすすめです。見た目は二つ折りの財布ですが、開くとマネークリップのようにお札をすぐに取り出すという使い方ができます。また、カードも複数枚挟むことができるのもメリットですね。さらに、クリップ型と違ってポケットの中でお札がシワになったり折れたりしないところもメリットと言えます。
マネークリップの基本的な使い方を3つ紹介!
お札をまとめて折って挟む
マネークリップはそのデザインによっても挟み方が違いますが、それぞれにメリットデメリットがあります。海外で一般的なマネークリップの使い方として、持っているお札をすべてまとめて二つ折りにして挟むという使い方はチップを払う時にも取り出しやすいですね。逆にデメリットは高額紙幣を出した時にも人の目につきやすいため、安全面で注意が必要です。
お札を1枚ずつ折って挟む
マネークリップの使い方としてお札を一枚ずつ折った状態にしてから挟めば、支払い時にお札を数えやすいのでメリットと言えます。また、まとめて挟む使い方よりもポケットの中でよれたり折れることも少ないのもメリットになります。さらに、マネークリップを折り目と反対側に挟む使い方をすれば厚みも気になりません。
デメリットは、マネークリップで挟む際に一枚ずつ折る手間がかかるところです。おつりで複数枚のお札をもらった時にその場で折ることはできません。そのため、帰宅後一枚ずつ折らないといけないという手間があることを覚えておきましょう。
お札を折らずに挟む
一枚ずつお札を折って挟むマネークリップの使い方に比べてお札をそのまま挟めば手間が省けます。札はさみ型のマネークリップはそのまま挟む使い方ができます。取り出す時も簡単なのでメリットですね。その反面、デメリットはある程度の枚数がないと、ポケットの中でお札が折れたりよれてしまうことがあります。そのため、お札を折らずに挟む時は札はさみ型の種類のマネークリップがおすすめです。
マネークリップで小銭やカードはどうすればいい?
カードも収納できるマネークリップを選ぶ
紙幣だけではなく、カードもマネークリップで持ち歩きたいという場合は、カードも収納できるマネークリップを選びましょう。マネークリップのデザインによって、カードを一枚だけ収納できるものや複数枚収納できるものなどいろいろな種類があります。マネークリップのデザインやその日のカードの枚数などの使い方によって選べるといいですね。
コインケース付きのマネークリップもある
札はさみ型のマネークリップの中には、コインケース付きの種類もあります。まだまだ紙幣で支払う機会が多い日本なので、海外に比べておつりを小銭で受け取ることもたくさんあります。そのため、スペースは小さくても小銭をいれることができれば助かりますよね。
マネークリップを使うメリットは?
お金をスマートに持ち歩ける
お財布の中を毎日整理整頓するという人はなかなかいません。いつの間にかポイントカードや小銭がたくさん溜まってしまい、お財布が分厚くなってしまうこともよくあります。でも、マネークリップの上手な使い方をすれば、タイトなスーツのポケットに入れてもポケットが分厚いお財布でふくらむことはありません。また、お金を出す時にもお財布の中からお札とレシートが一緒に出たり、小銭をバラバラと落とすこともないので、スマートに支払うことができますね。
スリや盗難の心配が少ない
お財布をパンツのポケットに入れていると、スリや盗難にあうこともあります。でも、マネークリップでお金を持ち歩くとポケットからはみ出したり、ポケットがふくらむことはありません。そのため、犯罪の被害の可能性を下げることもできます。
マネークリップを使うデメリットも知りたい!
荷物が増える事もある
マネークリップにもデメリットはあります。マネークリップはスマートだからといっても、お札を挟んだマネークリップと小銭のためにコインケース、さらにたくさんのカードのためのカードケースを持つという使い方ではスマートどころではなく逆に荷物が増えてしまうこともあります。そのため、小銭やカードなどを常に持ち歩きたい人は、デメリットの方が気になってしまうかもしれません。
ビジネスシーンの使用に向かない
マネークリップの使い方によってはスマートにお金を持つことができます。ところが、日本ではまだまだマネークリップが普及していません。そのため、初対面では「お金を財布に入れない使い方をしている人」というだらしない印象も与えかねません。プライベートであれば問題ありませんが、ビジネスシーンの使用にはあまり向いていません。
マネークリップを使う際のマナーは?
高額紙幣は基本的に内側
マネークリップはシンプルで見た目もスマートになる分、支払い時など手に取った時に周りの人の目にお札が触れてしまうことにもなります。そのため、マネークリップの使い方のマナーとしてお札の中でも高額紙幣は内側にするように心がけておきましょう。
支払いでお札を広げる事を忘れない
マネークリップの使い方として、お札を折ってから挟んだり一枚ずつ挟むといった方法をご紹介しましたが、マナーとしてお金を支払う時にお札を折ったまま渡さないように気を付けましょう。マナーというよりも、お金を受け取った方がお札を広げなくてはいけないのでは思いやりにかけた使い方です。初めはなかなか慣れないかもしれませんが、マネークリップのマナーを守るためにも予めお札を取り出す練習をしておきましょう。
プライベートで使用する
日本の文化として、お札や小銭は丁寧に扱うことがマナーとされています。そのため、礼儀を重んじる場である冠婚葬祭や目上の人やビジネスシーンなどでは非礼と言われてしまいます。マネークリップはスマートなアイテムではありますが、海外ではなく日本で使う場合はプライベートだけで使うようにしましょう。
マネークリップのおすすめブランド6つ紹介!
1. STORUS
STORUS(ストラス)は、スタイリッシュなアイテムが多く大人の男性におすすめのブランドです。デザインはとてもシンプルですが、お札だけではなくカードや定期なども挟む使い方ができます。そのため、カードケースを別に持つ必要はありません。また、シンプルなデザインというだけではなく、高級感もあるので普段使いとしてもおすすめのマネークリップです。
2. Philippi
Philippi(フィリッピ)は、ドイツのブランドです。1992年にジャン・フィリッピによって設立されました。このブランドの小物はヨーロッパをはじめとしてアメリカでもとても人気があります。価格も高過ぎず購入しやすいところもこのブランドの人気の秘密です。マネークリップの使い方に慣れていない人は、まずPhilippiのマネークリップを試してみませんか。
3. TAVARAT
TAVARAT(タバラット)の魅力は5,000円以下で購入できる安さと、クオリティーの良さです。金属製のマネークリップは指紋がつきやすかったり、使い続けているとお札を挟むことができなくなることもあります。でも、こちらのブランドは特殊な研磨をして指紋や傷がつきにくいマットな仕上がりのマネークリップになっています。
4. CANDY DESIGN & WORKS
CANDY DESIGN & WORKS(キャンディーデザイン&ワークス)は日本のブランドです。このブランドのマネークリップは、デザインがとても独特で一瞬マネークリップとは気づきません。実はこのデザインは工業製品やハードウェアなどが持つ素材の荒さを取り入れて現代的なマネークリップになっています。マネークリップをいくつか持っている人にも新しいセンスをもたらしてくれます。
5. PORTER
吉田カバンといえば日本の有名なブランドですよね。そのブランドのPORTER(ポーター)のマネークリップもおすすめです。札はさみ型のマネークリップのため、一見二つ折りの財布のようにも見えます。マネークリップを使ってみたい人の中にも、初めからクリップだけのタイプはハードルが高いと感じる人もいるかもしれません。そのため初心者の方にはこのブランドのマネークリップがおすすめです。
6. the RIDGE
the RIDGE(ザ リッジ)は、スリムなデザインが多いブランドです。スマートフォンよりも軽いところが魅力のマネークリップですが、こちらのブランドのおすすめはクリップ型ではなくゴムで挟む種類です。実はクリップ型は挟みにくい、ポケットの中でお札がクリップからはずれてしまうという意見もあります。でも、このゴムバンド型のマネークリップであればしっかりとお札を押さえてくれるので、はずれてしまうこともありません。カードも最高15枚まで収納できるので、カードも一緒に複数枚挟むという使い方をしたい人にもおすすめのブランドです。
女性用のマネークリップもあるの?
マネークリップは男性が使うものというイメージもありますが、実は女性用にかわいいデザインのマネークリップはやブローチとして使うことができるものなどいろいろな種類が出ています。マネークリップとしてだけではなくコートの襟やハットのアクセサリーとして使うことができるのであれば、一つ選んでみたいですね。
マネークリップの使い方を抑えてデキる大人になろう!
マネークリップと聞くと海外で使っているものというイメージがありますが、その使い方やマナーをしっかり守れば便利なアイテムです。ぜひマネークリップのメリット、デメリットを理解した上で自分が使いやすいデザインのマネークリップと出会えるといいですね。