ウインドブレーカーの正しい洗濯方法！頻度や注意点も！洗濯機・手洗い

雨風に強い防寒具のウインドブレーカー。サッと着られますし、スポーツするときやちょっとした外出時にも活躍してくれます。ウインドブレーカーは撥水加工がされているものも多く、家庭での洗濯を諦めている方も多いかもしれません。

ウインドブレーカーの素材は、主にポリエステルやナイロンなどで作られているものが多いです。ナイロンはしわになりにくく、型崩れしにくい為気楽に使える素材です。ポリエステルは耐久性に優れ、比較的安価なのが特徴です。しかし臭いや汚れが取れにくいという欠点もあります。

ウインドブレーカーは、ほとんどの物が自宅で洗うことが可能です。ナイロンやポリエステルなどの合成繊維で作られたものは、丈夫ですのでそれほど心配する必要はありません。ただ、高価なウインドブレーカーの場合、特殊な繊維が使われていると洗濯には向かない場合もありますので注意しましょう。

ウインドブレーカーを自宅で洗う場合の頻度はどれくらいが良いのか気になりますね。人にもよりますが一週間に一度程度という頻度が多い様です。ウインドブレーカーは日常的に着る衣服ではありませんが、使う頻度は人によって異なります。たまに着るくらいの感覚でしたら、この洗濯頻度でも充分でしょう。

ではウインドブレーカーを自宅で洗濯する方法を解説していきます。ウインドブレーカーは正しい方法で洗濯しないと生地が傷みやすくなってしまいます。長く使っていくためにもしっかり覚えておきましょう。

まず最初に手元のウインドブレーカーの洗濯表示をチェックしましょう。洗濯機で洗えるものに関しては数字とお風呂の様なマークがついています。なお数字は洗濯可能な水の温度を表わしています。旧表示の場合は四角のマークのなかに数字が記載されています。

手洗いが可能なものの場合は手を水に浸けたマークです。旧表示には「手洗イ」の表示があります。この場合は洗濯機ではなく手洗いをして下さい。水洗いできないものには×の表示がついているのでこの場合は家庭での洗濯はできません。

使用する洗剤は洗濯機の場合も手洗いの場合も防水ウェア専用の洗剤か、おしゃれ着用などの中性洗剤を使いましょう。普通の洗濯洗剤を使うと生地を傷めてしまいます。ウインドブレーカーの撥水加工を弱める可能性もあるのです。

洗濯機でウインドブレーカーを洗濯するばあい注意したいのはコース選びです。いつものコースではなく「手洗い」や「ドライ」のコースを使い優しく洗いましょう。
 

手洗いの場合は推し洗いで汚れを落とすことがポイントになります。ゴシゴシと洗わなくても簡単な汚れならすぐ取れるはずです。
 

ウインドブレーカーを洗いすぎても傷んだり撥水が弱くなってしまったり、といった心配があります。しかしスポーツ時に着ることも多いので汗の匂いが残ってしまうのも気になりますよね。何回着たら洗うと決めておくよりも、汚れたらその都度洗濯するという形が望ましいと思います。部活やスポーツの為毎日使うという方は、洗い替えを何着か用意しておけば毎日洗濯することもできますね。

粉末洗剤の場合、液体に比べて洗剤が溶け残りやすいです。洗剤残りはウインドブレーカーを傷める原因になりますので、粉末洗剤は先に水に溶かしてから使用するなど工夫しましょう。粉末洗剤は30～35℃程度の水で溶けますので、お風呂の残り湯を利用したり温めのお湯で先に溶かしてから洗濯すると良いですね。また、念のためにすすぎを多めに行うのも洗剤残りの対策になります。

ウインドブレーカーを自宅で洗濯するための注意点をご紹介します。次の6つのポイントによく注意して、ウインドブレーカーを傷めないよう正しく洗濯しましょう。

洗濯機を使用する際の注意点はは必ず洗濯ネットを使用することです。また、ウインドブレーカーを裏返しにしてからネットに入れることで撥水加工で水の行き場がなくなってしまう対策になります。汗や臭いのつきやすいウインドブレーカーの内側をしっかりと洗うことができます。

ウインドブレーカーの洗濯には必ず中性洗剤を使うように注意してください。中性洗剤がない場合、いつもと同じものを使いたくなってしまいますがウインドブレーカーの生地を傷めてしまいますので絶対にやめましょう。撥水加工を弱める原因にもなります。

普段の洗濯に柔軟剤を使っている場合、クセで柔軟剤を入れたくなってしまうかもしれませんが柔軟剤の使用は止めましょう。ウインドブレーカーは水を吸収する生地ではありませんので柔軟剤は馴染みません。それどころか柔軟剤を使うと撥水力の低下の原因になってしまいます。このため洗剤も柔軟剤成分が含まれていないものを選ぶようにしてください。

柔軟剤と同じように、漂白剤の使用もしないようにしましょう。漂白剤も水を吸収しないウインドブレーカーにはほとんど意味がありません。場合によっては漂白剤が原因で生地が色落ちしてしまったり、撥水力の低下を招きます。

ウインドブレーカーは脱水の意味があまりありません。脱水の遠心力の力で生地が傷む原因になりますので控えましょう。ナイロンやポリエステルの素材であれば速乾性もあり、乾きやすいです。タオルなどで水を取るだけで充分に水気が取れるでしょう。

ウインドブレーカーはしわになりにくいものが多いですが、物によってはしわが気になる場合もあるかもしれません。しかし、水には強いですが熱に弱いウインドブレーカーにはアイロンを直接かけるのは怖いですよね。まずは洗濯表示マークでアイロンが可能かどうか確認し、可能な物であれば低温で手早くしわを伸ばしましょう。

ウインドブレーカーを洗濯したら、後は乾かすだけですね。せっかく上手に洗うことができたのに、乾かし方を間違えたら大変です。ウインドブレーカーの乾かし方のポイントも見ていきましょう。

ウインドブレーカーを干すときは、色褪せを防ぐためにも直射日光にあたらない場所を選ぶのが良いです。風通しの良い日陰に干しましょう。干す前にウインドブレーカーの細かいしわを軽く伸ばしてから干します。速乾性の高いものが多いですが、水に濡れている時間が長いと生地が傷みやすくなります。タオルなどで軽く水を拭きとってから干すのがオススメです。

ウインドブレーカー洗濯した際に、撥水が少し弱くなったと感じることもあるかもしれません。これは表面の撥水加工が取れたわけではなく、一時的に効果が弱まっているだけなので安心してください。

撥水性の回復方法は熱を加えることで可能です。アイロン可能の表示がある場合はアイロンをかけることで回復します。アイロンができない場合はドライヤーで熱風をあてるだけで撥水加工が回復します。数秒くらいあてるだけなので簡単にできますね。熱を加えても回復しない場合は市販の撥水剤で使いましょう。

ウインドブレーカーが汚れてしまった場合、先ほどのような洗い方で汚れは綺麗に落ちるのでしょうか。ウインドブレーカーが汚れてしまった場合の対処法を見ていきましょう。

ウインドブレーカーは生地の素材によって汚れの落ち方に差があります。撥水加工がされたものであれば、汚れも付きにくく落としやすいでしょう。しかしウインドブレーカーに多いナイロンやポリエステル素材は汚れが落ちにくいです。ポリエステルなどの素材の場合は汚れたらすぐに対策をするべきです。

ウインドブレーカーが汚れたら、すぐに拭き取ってください。汚れを放置しておくと撥水や防水の効果が薄れてしまいます。撥水加工が施されたものなら、綺麗なタオルなどでふき取るだけであらかた汚れはとれるはずです。汚れが取れきれない場合は浸け置きしたり、揉み洗いが効果的です。ポリエステルなどの合成繊維であれば毛玉ができるような心配はありません。

ウインドブレーカーは様々なメーカーからでています。メーカーによっても素材の違いや撥水加工の性能も違い、洗い方にも差が出ます。メーカーの特徴を知っておくと洗濯時に役立つかもしれせんね。ではおすすめの人気メーカーのウインドブレーカーの特徴をご紹介します。

コロンビアはスポーツウェアで有名なメーカーです。ウインドブレーカーも耐久性に優れた素材で豊富なデザインを取り揃えています。素材はポリエステル100％のものが多い様です。表示を確認して今回ご紹介した方法で洗濯しましょう。物によっては乾燥機の使用が可能なものもある様です。

THE NORTH FACEはシンプルで飽きのこないデザインが人気です。日常使いされている方も多いですね。オールシーズン着まわすことができるこちらのウインドブレーカーは熱に弱い素材が多いというのが特徴です。その為洗濯したら必ず陰干しをした方が良いでしょう。

mont-bellは登山などアウトドアに特化したメーカーです。専門性の高さが魅力でもあり、ウインドブレーカーも世界最高レベルの撥水加工が施されています。その為自宅での洗濯でも撥水加工が低下する心配も少ないです。

総合スポーツ用品メーカーのMIZUNOは機能性と上質なデザインを両立させたものや、ファッション性の高いものまで幅広い製品が魅力です。MIZUNOのウインドブレーカーは高い撥水性と透湿性があり、繰り返しの洗濯でも撥水性が落ちにくくなっています。

ユニクロのウインドブレーカーは手の出しやすい価格ながらも、アウトドアメーカーに引けを取らない機能性があります。シンプルなデザインの為日常的に使うこともできます。素材はポリエステルであるものが多く、洗濯表示も手洗いがほとんどでした。洗う場合はしっかりと手洗いで汚れを落としましょう。

ウインドブレーカーは寒い時期からスポーツなどにも活躍してくれる便利なアイテムです。自宅で小まめにケアをして清潔に保ちたいですね。正しい洗濯方法であればクリーニングに出す必要もありません。長く使っていくためにもいつも清潔に保つように心がけたいですね。