「来るもの拒まず去るもの追わず」な人の心理!恋愛・仕事・人間関係
人間関係に使う「来るもの拒まず去るもの追わず」のことわざですが、正しい意味で使えてますか?来るもの拒まず去るもの追わずの正しい意味が分かれば、人間関係や付き合い方もわかってきます。恋愛や仕事、人間関係についても見てみましょう。
目次
ことわざ「来るもの拒まず去るもの追わず」とは?
「来るもの拒まず去るもの追わず」ということわざの正しい意味を知っていますか?まず、来るもの拒まず去るもの追わずの意味や使い方、そして英語訳をチェックしましょう。使い方がわかってきますよ。
「来るもの拒まず去るもの追わず」の意味とは?
「来るもの拒まず去るもの追わず」ということわざは、自分のもとに来てくれた人は受け入れて、自分のもとから去っていく人は追わないし、引き止めないということを表しています。ことわざの使い方によって、良くも悪くもなる意味なので、使う場面を見極めましょう。
「来るもの拒まず去るもの追わず」の使い方や例文
来るもの拒まず去るもの追わずのことわざの使い方はどうでしょうか?「私は、来るもの拒まず去るもの追わずの精神をモットーにしています」とか「このグループは、来るもの拒まず去るもの追わずなので、自由に参加してください」といった、その人の心に任せて、自分のところに来たいと思っている人は誰でも受け入れる、無理強いをしないという意味を含めて使います。
「来るもの拒まず去るもの追わず」の歴史的背景は?
中国の儒教の歴史的背景がある、来るもの拒まず去るもの追わずのことわざですが、儒教学者の孟子の言葉の中に、「それ予の科を設くるや、往る者は追わず、来る者は拒まず」という言葉があり、「去っていく人はその人の意思に任せて引き止めない」という意味の使い方で表されていました。この言葉が、来るもの拒まず去るもの追わずのことわざの原点になっています。原点がわかれば、使い方がわかってきますね。
「来るもの拒まず去るもの追わず」の類語
来るもの拒まず去るもの追わずの類語は、「去るもの追わず来るもの拒まず」です。この類語の意味は、去っていくものは引き止めず、来るものは受け入れることを意味しています。
「来るもの拒まず去るもの追わず」の英語で表現すると?
来るもの拒まず去るもの追わずのことわざを英語で表現してみましょう。英語で直訳をすると"Those who come are welcome、those who leave are not regretted."となります。また、ネイティブが使っている英語では"They chased not come as refuse not leave things."となりますし、もっと英語で簡単に言いたいのであれば、"They are free to come and go."と英語で表すこともできます。英語で表すとわかりやすいという人もいるのではないでしょうか?使い方に気を付けて使いましょう。
「来るもの拒まず去るもの追わず」な人の特徴5選!
来るもの拒まず去るもの追わずの意味が分かったところで、その人の特徴も見てみましょう。もっとよくわかるようになりますよ。
淡々として冷たい印象
来るもの拒まず去るもの追わずの人は、人間関係や仕事に置いて、淡々として冷たい印象を持たれる特徴があります。人を受け入れることはするけれど、その人が離れる時には、引き止めることをしないからです。あっさりとた人として見られがちです。
自己主張しない
基本的に無理強いをしませんし、人は人という特徴のある、来るもの拒まず去るもの追わずの人なので、自己主張をして自分の意見を言い張ることもありません。
はっきり割り切った性格
割り切った性格というのも、来るもの拒まず去るもの追わずの人に見られます。他人の意見を尊重するので、人間関係においてもはっきりと割り切れることが多くみられます。
心が広い
来るもの拒まず去るもの追わずの人は、寛容で心が広いという特徴もあります。人の心のままに任せているので、人に指図したり、人の意見を曲げようとすることがないからです。
何でもこなしているように見える
何でもこなしているように見える特徴がある、来るもの拒まず去るもの追わずの人ですが、実に仕事や人間関係でも、自分のことは自分、人のことは人というあっさりした関係がある点から、クールでそつなく何でもこなしている人と見られがちです。
「来るもの拒まず去るもの追わず」な人のメリット・デメリット
来るもの拒まず去るもの追わずの人には、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?自分が来るもの拒まず去るもの追わずのモットーの人は、気になりますよね。見てみましょう!
【メリット】誰とでも適度な距離を保つことができる
来るもの拒まず去るもの追わずの人は、友人も多いですし、交友関係も広いです。一方で、誰とでも深入りせずに、適度な距離を保つことができます。相手のことは相手のことと割り切ることができるからです。そのため、過度な人間関係の負担でストレスを抱えることはありません。
【メリット】大きなトラブルになることが少ない
淡泊な性格から、自分のことも主張しませんし、相手のことも尊重できるので、人間関係や仕事において、大きなトラブルになることが少ないというメリットもあります。トラブルは生活のストレスになりやすので、ストレスを抱える確率が少ないことは、大きなメリットですよね。
【デメリット】深い人間関係が築けない
主張が弱かったり、他人に対して執着が少ないせいか、友達が多くても、それぞれの人と深い人間関係が築けないデメリットも来るもの拒まず去るもの追わずの人にあります。ちょっとした孤立感を味わうことになります。
「来るもの拒まず去るもの追わず」な人の心理6選!
来るもの拒まず去るもの追わずの人の心理を見てみましょう。もっとその人とうまく付き合えるようになりますよ。
執着心がない
他の人を尊重するあまり、来るもの拒まず去るもの追わずの精神から、執着心がないということもあります。この心理の人は、自分のことや他人以外のことに執着や関心を持っていることが多々あります。そのため、周囲の人間関係や恋愛、そして仕事の変化は、この心理の人の人にとってあまり重要なこととして処理されていないことから、執着心がないという態度になります。
嫌われたくない
嫌われたくないという心理から、来るもの拒まず去るもの追わずの人は人に深入りしないこともあります。誰とでも平和な関係を望んでいるのです。
傷つきたくない
自分が主張したり、相手に自分の意見を伝えることで、傷つきたくないという心理があり、来るもの拒まず去るもの追わずの人はあっさりとした考えをすることもあります。人のことは人のこと、と考えることで、自分が傷つくことから自分を守れます。
人間関係がめんどくさい
来るもの拒まず去るもの追わずの人は、人に深入りすることで、人間関係がめんどくさいという心理になります。そのため、淡泊に人に接していることがあります。
客観的で冷静
仕事に置いても、恋愛においても、自分のことではなく客観的で冷静に物事を見ることができます。他人の意見を尊重しているので、自分と他人をかぶらせて見ることがないのです。
つかず離れずの距離感でいたい
めんどくさいことが嫌いな来るもの拒まず去るもの追わずの人の心理に、他人とつかず離れずが一番というものがあります。深入りすることも、拒絶することもなく、その人に任せるという距離感でいるならば、楽に生活できるからです。
「来るもの拒まず去るもの追わず」な人のパターン別の心理を紹介!
恋愛や仕事、そして人間関係で、来るもの拒まず去るもの追わずの人はどんな心理になっているのでしょうか?
【恋愛】「来るもの拒まず去るもの追わず」な人の心理
バランスが取れた味方ができる来るもの拒まず去るもの追わずの人は、恋愛においても、うまくいくときはそのままで、破たんするとその人を追うこともなく、あっさりと別れることができる心理があります。
【仕事】「来るもの拒まず去るもの追わず」な人の心理
仕事においても、来るもの拒まず去るもの追わずの精神から、自分と仕事をしている人には付き合いがありますが、自分から離れていく仕事関係の人とはそれまで、という、淡泊な関係を築く心理があります。一つの交渉術として、来るもの拒まず去るもの追わずの精神を用いる人もいます。
【人間関係】「来るもの拒まず去るもの追わず」な人の心理
友達関係やママ友は大切なものですが、来るもの拒まず去るもの追わずの心理を持っている人は、時には損をしてしまうこともあります。去っていく人をそのままにしておくならば、せっかくできた友情を手放すことになるからです。つまらない喧嘩や意地で友情を壊しかねないので、注意が必要です。
「来るもの拒まず去るもの追わず」な人がモテる理由とは?
いつでも、誰でも受け入れてくれるので、来るもの拒まず去るもの追わずの人はモテます。嫌になれば簡単に離れることができるので、都合の良い人から見ても楽な人間関係が築けるからです。
「来るもの拒まず去るもの追わず」な人と恋愛関係になる5つの方法!
自分の好きな人が、来るもの拒まず去るもの追わずの人であれば、どうすればよいでしょうか?恋愛関係を築く5つの方法をご紹介します。
さりげなく好きをアピール
あまりにも「好き!好き!」とアピールをしすぎると、来るもの拒まず去るもの追わずの人はめんどくさいと思い、引いてしまわれるかもしれません。さりげなくがポイントです。
相手を尊敬している態度を示す
「すごいね!」と言葉に出して尊敬していることを表すことで、来るもの拒まず去るもの追わずの人の気を引くことができます。来るもの拒まず去るもの追わずの人は、基本冷静ですが、褒められたり、尊敬されたりすることを嫌とは思わないからです。
尽くす姿勢を見せる
重すぎはNGですが、尽くす態度を来るもの拒まず去るもの追わずの人に見せることで、「そんなに想ってくれるならいいよ」という気持ちにさせることができます。
自分から引かない
来るもの拒まず去るもの追わずの人は、周りから好かれる傾向があります。たくさんのライバルがいるとしても、自分から引かないことです。
アプローチしたら告白する
自分にできるアプローチをしたら、しっかりと告白しましょう。アプローチだけだと、来るもの拒まず去るもの追わずの人は、好きならそれでいいという気持ちから恋愛に発展させることはないからです。
「来るもの拒まず去るもの追わず」な人との復縁が難しい理由とは?
復縁が難しいと言われている来るもの拒まず去るもの追わずの人。復縁が難しい理由は何でしょうか?
元彼・元カノへの未練がない
来るもの拒まず去るもの追わずは、別れた後への未練が残っていないので、復縁という考えがありません。執着心がないので、別れは別れだと淡泊に考え、恋愛に未練を残すことがないので復縁が難しいと言われています。
去ったものは終わりとみなす考え
来るもの拒まず去るもの追わずの人との復縁が難しい別の理由は、去ったものは終わりとう考えが復縁を妨げています。自分はもう信頼されていないという考えが、復縁とは無関係な状態にしてしまうのです。
「来るもの拒まず去るもの追わず」な人が注意すべきことは?
人間関係は大切なものです。あまり淡泊になりすぎて、相手の意思だけに任せて行動してしまうなら、せっかく築けた友情や恋愛関係、そして仕事上の関係を簡単に終わらせてしまうことになります。相手を尊重しながらも、自分の考えを主張することも大切です。
「来るもの拒まず去るもの追わず」で恋愛や仕事で上手に駆け引きしよう!
沢山の魅力的な部分を持っている来るもの拒まず去るもの追わずの人。駆け引きを上手に行って、もっと自分なりの行動をしてみましょう。恋愛、仕事で上手に立ち回ることができますよ。