すきバサミの使い方!前髪・髪全体を失敗しないでカットするには?
枝毛が増えてきたからそろそろ髪の毛をカットしたいけどお金もないし、美容院に行くのがめんどくさい。すきバサミの使い方をマスターすれば、カット代が節約できて、美容院に行く手間を省けます。セルフカット初心者でも簡単にできるすきバサミの使い方について説明します。
目次
すきバサミの失敗しない使い方が知りたい!
すきバサミを使ったカットの方法は、おうちで気軽にできるセルフカットです。美容院でやっていたように手間や時間がかからないという嬉しいメリットもありますが、すきバサミの選び方や使い方一つで仕上がりの状態が決まってしまいます。選び方や使い方をきちんと理解しておけば、一生モノの節約スキルが身につきます!
そもそもすきバサミとは?
すきバサミは髪の毛をすくための道具です。髪の毛のボリュームを調整したり、そろいすぎてパッツンになった髪の毛を整える時に使います。すきバサミは従来のカット用のハサミのように、完全に刃を閉じてカットする使い方をしません。使い方によって仕上がりが変わるので、使い方に関する注意点がいくつかあります。
すきバサミはどれを選べばいいの?
すきバサミは、約3,000円から6,000円ほどかかるカット代を節約できる嬉しいアイテムです。すきバサミ選びの際に、つい試しにと100均のものを買ってセルフカットをしてしまいますと、髪の毛が痛んで枝毛だらけになってしまいます。セルフカット初心者がこうした悲惨な結果にならないように、初心者でもうまく扱えるおすすめのすきバサミの選び方と注意点について説明します。
すきバサミの種類は?
すきバサミは100均の安いものから、本格的なプロが愛用しているもの、家庭用で使いやすく改良されているものなど幅広くあります。種類が多いため選び方がわからず迷ってしまいますよね。値段が高ければ仕上がりが良い状態になりやすいですが、すきバサミは1,000円程度のものでもきちんと使い方を理解して使えば、十分な切れ味と仕上がりが期待できます。
ただし、すきバサミの選び方のポイントは値段ではなくすき率です。すき率について知らないまますきバサミを選んでしまいますと、セルフカット大失敗と言う悲惨な結果を招いてしまいます。すき率とすきバサミの選び方について説明していきます。
カットにはこの辺りに使う。
— るいちぇる (@chelzoushi) January 21, 2015
ハサミ3本あるけど、シルバーのがメインのカットハサミで、赤は整髪剤付けた後に使う古いので、緑はすきバサミだけどまず使わない。
薄緑のが100均のシャギー入れるカミソリで後の2本は顔用のカミソリ大、小 pic.twitter.com/FWVkeY9Zhb
すき率に気を付ける
すき率とは1回の刃の開き閉じによって切れる髪の量の割合です。すき率が高ければ高いほど、毛束の切れる量が増え、カットを早く終わらせることができます。しかしその分、微調整が効きにくく、髪の毛の長さが短くなってしまう恐れがあります。選び方の基準として、初心者はなるべくすき率が20%前後のものを選びましょう。
髪の毛の状態や様子をこまめに見ながらカットができるように、プロの美容師さんも15~20%前後のすきバサミを使っていますので、すきバサミ選びの参考にしてセルフカットにチャレンジしましょう。
100均のすきバサミは初心者には向かない
値段を基準にすきバサミ選びをすることは必ず避けてください。100均で売っているすきバサミはすき率が50%くらいのものです。すき率50%ですと、毛束の半分以上が一気にバサッと切れてしまいます。安いからといっていざ使ってみると、本来イメージしていた長さよりも髪の毛が短くなってしまったという悲劇を迎えることにもなりかねません。
また、中には切れ味の悪いものもありますので、髪の毛が痛んでしまい、枝毛や切れ毛の原因になってしまいます。初心者が扱うには難しすぎるという大きな注意点がありますので、すき率が高い100均のすきバサミは、使い方をマスターした上級者にしかおすすめできません。
100均 ダイソーで買ったハサミで自分で切れる! セルフカット すきバサミ編 https://t.co/EexuDmK0Fr @YouTubeより
— 山口貴史 グッさん (@suntsante) June 13, 2018
すきバサミの基本的な使い方は?
すきバサミの選び方について説明しました。「使い方を理解しないまま、試しに少しカットしてみたつもりが、予想より髪の毛が短く切れてしまった!」といった、がっかりな結末を迎えないために、初心者でもわかるすきバサミの使い方について説明します。
ハサミの刃は全て閉じない
すきバサミでカットする時は、歯を完全に閉じないようにしてカットします。刃を完全に閉じてカットしてしまいますと、毛束がたくさん切れてしまいます。普通のヘアカット用のハサミと違って切れ味抜群ですので、セルフカットをする上での注意点として、刃を完全に閉じないようにカットをしましょう。すきバサミの使い方の基本ですので、ぜひ押さえておきましょう。
ハサミの入れ方は縦
ハサミを入れる際は、横ではなく縦向きに入れましょう。縦向きにカットすると自然な仕上がりになります。横向きのカットは、セルフカット失敗の原因になります。くれぐれもハサミを横向きに入れる使い方はしないようにしましょう。
普通のヘアカット用のハサミと違って、うっかり横向きにカットするような使い方をしてしまうと、うまく切れず毛先のバランスが悪くなる恐れがあります。
ハサミの刃のくし目の向きにも気を付ける
セルフカットをする前に、すきバサミの刃を入れる角度や向きを確認しておきましょう。ハサミを入れる角度は床と垂直にし、刃が上向きになるよう縦向きにカットします。くし目の向きをそろえないでカットしてしまいますと、毛先がバラバラになってしまいます。くし目の向きを意識することも、すきバサミの正しい使い方のポイントの1つです。
すきバサミでセルフカットする際に用意するもの7つ!
すきバサミの使い方について説明しました。セルフカットをする際に、すきバサミの使い方を理解しただけでは、きれいな状態で仕上げることはできません。セルフカットに必要な道具と使い方について説明します。
すきバサミ
まずセルフカットに必要な物と言えば、すきバサミです。セルフカット初心者の方はすきバサミの使い方を理解した上で、必ずすき率15~20%前後の物を選ぶようにしましょう。すきバサミの性能次第で仕上がりが変わりますので、すきバサミ選びをきちんと行い、きちんと使い方も事前に理解しておきましょう。
目の細かいくし
すきバサミを使ったカットの際には、髪の毛をとかすめに必ずコームを用意しておきましょう。コームで髪の毛をとかさない状態でカットしてしまいますと、仕上がりが不ぞろいになり、毛先の長さがバラバラになってしまいます。コームは100均でも問題はありませんが、なるべく目の細かいものを使うことをおすすめします。
鏡
セルフカットを行う際は、カットの仕上がり状態を確認するために、鏡を用意しておきます。前面だけでなく後姿やサイドの仕上がりの状態を確認が難しいだけでなく、カットの調整がやりにくくなるので、三面鏡を用意しておくのがベターです。
ヘアクリップやゴム
カット時に髪の毛を固定する際に使います。髪の毛を止めることができるのであれば、ヘアクリップでも構いません。もし髪の毛が長い方であれば、金属製の硬めのクリップを使うかもしくは、ヘアゴムで縛るとよりしっかり髪の毛を固定することができます。
散髪マント
髪の毛をカットする際に、カットされた紙が衣服につかないように散髪マントを用意します。散髪マントを持っていない方は、大きなゴミ袋を代用して使いましょう。大きなゴミ袋を使う際は、自分の頭が通れる様に、ゴミ箱の底の部分に大きく穴を開けておきましょう。
霧吹き
霧吹きも用意します。髪の毛の広がりやうねりを抑えるために使います。使い方は濡らしすぎないように軽く吹きかけるだけです。カットする際に、髪の毛のうねりやクセが強いと、いくらすきバサミの使い方が正しくても、毛先が不ぞろいな状態での仕上がりになってしまいます。霧吹きはクセ毛の方や髪の毛がうねりやすい方でも、早く効率よくカットを終わらせるためのおすすめアイテムです。
掃除機
カットの際に散らばった髪の毛を処理するために、掃除機も用意しておきましょう。また、カットされた髪の毛もパラパラと床に落ちますので、新聞紙も必ず床に敷いてください。大切な衣類に髪の毛がついたり、部屋が汚いままになってしまいます。カットが終わったら掃除機も忘れずにかけておいてくださいね。
すきバサミで髪全体をカットする方法を3ステップで紹介!
すきバサミは、カット代にかける手間と時間を考えるとコスパ最強と言えます。すきバサミの使い方をマスターしても正しいカットの方法がわからないと、きれいなヘアスタイルを作ることができません。初心者でも簡単にできるすきバサミの失敗しないカットの方法を説明します。
Step1. 髪をとかす
髪の毛をカットする前に、必ず目の細かいコームで髪をとかしておきましょう。髪をとかさない状態ですきバサミを使ってしまいますと、髪の毛の切れる長さがバラバラになってしまいます。髪の毛のクセやうねりが強い方は、霧吹きを使って髪の毛を事前に軽く濡らしておくことをおすすめします。そしてコームで髪の毛のうねりや長さをとかして整えていきます。
Step2. ブロッキングする
間違って他の髪の毛をカットしないように、クリップで髪の毛を4等分するように上段、中段①、中段②、下段に分けて固定します。特に髪の毛が長い方や量が多い方ですと、クリップだけだと止まりにくいかと思います。ゴムで髪の毛を事前に縛っておくことをおすすめします。
Step3. 一番下のブロックからすいていく
髪の毛を上段、中段①、中段②、下段と分けたら下段からすきバサミを使ってカットしていきます。毛先の長さのズレを防ぐために、あまり頭を動かさないようにカットしていきましょう。
髪の毛をすきすぎてしまうと、髪の毛がぽろぽろ出てきて衣類につく可能性が出てきてしまいます。、カットの量を調節し、すきバサミの正しい使い方も確認しながらカットしていきましょう。
すきバサミで前髪をカットする方法を2つ紹介!
すきバサミの使い方と基本的なカットの方法をご理解していただけたかと思います。一番目立つ場所でなおかつ、伸びやすい前髪は、すきバサミの使い方を理解していても、正しいカットの方法がわからないと悲惨なことになります。失敗しない前髪のカット方法を説明します。
ぱっつん前髪の切り方
前髪は顔の印象を変える大切なポイントですので、正しいカットのやり方でカットしないと、うまく仕上がりません。カットの方法は下記の通りです。
1.前髪を上部と下部2つに分ける
2.前髪を引っ張りすぎないように、前髪少しずつ分けてカットする
3.下部の前髪のカットが終わったら、上部に分けた前髪のカットをする
✂︎ぱっつん前髪が似合うのは"ネコ目"✂︎
— お花畑 (@wasteofxxspace) April 8, 2019
💄ネコ目はメイクでも作れる
目尻側のアイラインを思いっきり跳ね上げるとネコ目っぽくなる pic.twitter.com/w2upKwxPN1
斜め前髪の切り方
前髪を斜めに整えている人は下記の方法でカットをしてみてください。
1.前髪を上部と下部2つに分ける
2.前髪を流したい方向と逆の向きにして前髪をカットする
3.下部の前髪のカットが終わったら、上部に分けた前髪のカットをする
セルフカットにおすすめのすきバサミ3選!
セルフカットに必要なおすすめのすきバサミの商品を紹介します。いずれのすきバサミも初心者用に作られていて、枝毛や切れ毛の心配もなく安心して使えるお手頃な製品です。すきバサミの使い方をきちんと理解していれば安心して使えます。
富士山シザー カットシザー&セニングシザー
富士山シザー カットシザー&セニングシザーは美容ハサミの専門メーカーが販売しているものです。プロ仕様の物を家庭用として改良していますので、セルフカット初心者でも安心して使えるおすすめのすきバサミです。富士山シザー カットシザー&セニングシザーなら、切れ毛や枝毛の心配なく安心してカットできそうですね。
Elfina ヘアカットはさみ すきばさみ 2本セット
Elfinaのすきバサミは人体工学を元に製造されたすきバサミで、髪の毛の切り残しを出さずにきっちりカットできる使い安さ抜群のすきバサミです。軽量な素材であるステンレスを使用して作られていますので、長時間のカットでも疲れにくく、安心してカットできます。サクッとストレスなくセルフカットを済ませたい人におすすめです。
SoceSea カットバサミ・すきバサミ
SoceSea カットバサミ・すきバサミはAmazonでベストセラーになるほどの評判を誇るおすすめのすきバサミです。カットバサミ、すきバサミ、コーム、髪クリップ、拭きタオル、専用ケースがセットになって販売されています。セルフカット初心者には嬉しいラインナップです。
すき率は20%程度ですので、切れ味は抜群で枝毛や切れ毛の心配はありません。また、すきバサミの取ってにはラバーがついていますので、長時間のカットに負担がかからない使いやすさ抜群のおすすめのすきバサミです。
すきバサミの使い方の注意点6つ!
すきバサミを使ったカットの方法について説明しました。すきバサミでカットする前に使い方についていくつか注意点があります。下記の使い方に関する注意点をよく読んでいただいた上で、すきバサミを使ったカットにチャレンジしていただけたらと思います。
1. まとめて切らない
まず最初の注意点として、一気にまとめて切らないようにしましょう。美容院に行く手間を省けたから早くカットを終わらせたいとの思いでカットをしてしまうと、思わぬ失敗を招く恐れがあります。なので、すきバサミの使い方に慣れるまでは、焦らずに何日か様子を見ながらカットをしていくことをおすすめします。
2. 生えている方向に向かって引っ張る
すいた後の方ヘアスタイルを自然な状態の仕上がりにするために、髪の毛が生えている方に引っ張ってカットしましょう。生えてる方向を無視してカットすると、髪の毛を引っ張りすぎて切りすぎになる恐れがあります。きちんと切りたい長さを確認しながらカットするようにしましょう。
3. 切り過ぎないようにする
セルフカットをすると、すきバサミの使い方をマスターしていても、仕上がりの状態がプロの美容師さんよりも劣ってしまいます。なので、セルフカットする際は失敗してもカバーできるように、少しずつカットするようにしましょう。少しずつ慎重にカットしていけば、すきバサミの使い方に慣れてきれいなヘアスタイルを作れるようになります。
4. 髪の表面は切らない
つむじからこめかみに当たる髪の毛の表面はカットしないようにしましょう。つむじからこめかみの毛の部分はヘアスタイルの印象を左右する部分ですので、カット時の注意点として心に押さえておいてください。もしカットしてしまいますと、カット時の仕上がりがおかしくなってしまいます。なので、なるべく髪の毛の内側部分をなるべくカットするようにしましょう。
5. 前髪はカットする時に引っ張り過ぎない
前髪カットにおける注意点について説明します。前髪をカットする際は、前髪の引っ張り過ぎは前髪カットの失敗の原因になります。前髪を引っ張り過ぎると、自分がイメージしていた仕上がりよりも前髪が短い状態での仕上がりになる恐れがあります。前髪をカットする際は、引っ張り過ぎにはくれぐれも注意しましょう。
6. 手を切らないように気を付ける
すきバサミはどんなに安価でも切れ味がある製品ですので、すきバサミの正しい使い方に慣れてきた頃に、ついうっかり手を切ってケガをしてしまう恐れがあります。使い終わったら刃を広げっぱなしにしないようにしましょう。また、人に向けて使うと相手をケガさせてしまいます。基本的な注意点ではありますが、すきバサミの扱いには十分注意しましょう。
すきバサミを使いこなしてセルフカットの達人になろう!
失敗しないかどうか不安になりがちなすきバサミの使い方も、基本や注意点を押さえれば簡単にマスターできます。すきバサミの使い方をマスターすれば、プロに負けないヘアスタイルを自分で作れるようになれるかと思います。この機会にすきバサミを使い方とカットの方法をマスターして、セルフカットにチャレンジしてみてくださいね。