硬貨を洗浄してキレイにする方法!硬貨別の洗浄方法や注意点も!

硬貨を綺麗にしたい。ふとそんな事を思った事はありませんか?硬貨の洗浄方法や、洗浄に関する注意点について紹介する記事となります。日本に流通している硬貨だけでなく、記念コインなどにも使える洗浄方法なので、ぜひ試してみて下さい。

硬貨を洗浄してキレイにする方法!硬貨別の洗浄方法や注意点も!のイメージ

目次

  1. 1硬貨の汚れを落としたい!洗浄方法は?
  2. 2そもそも硬貨に付着しているのはどんな汚れ?
  3. 3硬貨の洗浄方法は硬貨の材質によって違う!
  4. 4硬貨を洗浄する方法【1円硬貨】
  5. 5硬貨を洗浄する方法【5円硬貨】
  6. 6硬貨を洗浄する方法【10円硬貨】
  7. 7硬貨を洗浄する方法【50円・100円硬貨】
  8. 8硬貨を洗浄する方法【500円硬貨】
  9. 9紙幣も洗えるの?!キレイにする方法を紹介!
  10. 10古銭を良い状態にしたい!洗浄するべき?
  11. 11金貨を洗うのはNG!その理由は?
  12. 12正しい洗浄方法で硬貨をピカピカにしよう!

硬貨の汚れを落としたい!洗浄方法は?

買い物したときのお釣りで綺麗な硬貨が返ってくると、少し嬉しい気分になりますよね。できる事ならば財布の中身を綺麗な硬貨で埋め尽くしたいものです。汚れてしまった硬貨を綺麗にするための方法についてはご存知でしょうか?

今回は、硬貨の種類ごとの汚れの落とし方について紹介していきます。紹介する方法を使えば、硬貨だけに限らず、記念コインなどの汚れを洗浄する事もできます。この記事を参考にして頂き、家に眠っているくすんでしまった記念コインなどを蘇らせてみるのも良いかもしれません。

コイン

そもそも硬貨に付着しているのはどんな汚れ?

お金というのは多くの人の手に触れるものです。そのため、多くの人の手汗や油分、手垢などが付着します。それが酸化する事で錆びたりくすんだりしてしまい、結果として硬貨が汚れる原因となってしまいます。他にも水を被ってしまい放置してしまったなどの原因もあるかもしれませんが、硬貨の主な汚れの原因は人間の手によるものとなります。

手

硬貨の洗浄方法は硬貨の材質によって違う!

硬貨の材質については後述しますが、例えば1円硬貨と10円硬貨では明らかに材質が違う事は分かると思います。結論から述べてしまえば、全ての硬貨に対応できる洗剤や洗浄方法は存在しません。材質が違えば起こる化学反応も違うため、効果の材質に合わせた洗剤や洗浄方法を用いる事が大切となります。しかし、どの洗浄方法にも共通してブラシやスポンジや柔らかい布など、磨くための道具は必要となります。

化学反応

硬貨を洗浄する方法【1円硬貨】

1円硬貨の材質

1円硬貨の材質はアルミニウムです。なぜアルミニウムなのかという理由としては、腐食しにくい事が一番に挙げられます。他には、通貨の1円と価値として相応の価値であるため、材質にアルミニウムが使われているようです。1円硬貨だけは製造コストがお金の価値以上にかかってしまうのですが、偽造コインを出回らせないために、わざと1円よりも高いコストで製造しています。

1円玉

1円硬貨に適した洗浄剤

アルミニウムで出来ている1円硬貨に輝きを取り戻すのは、残念ながら非常に難しいです。アルミニウムに光沢を取り戻す洗剤というのは存在せず、せいぜい研磨剤を使ってブラシやスポンジで磨く事で、ある程度の汚れが落とせるようになる程度です。

とはいえ、市販の研磨剤では限度があります。もしも本気で綺麗に磨くのならばダイヤモンドの粉が配合されたペーストなどが有効ですが、コストの面などからしても、いささか現実的ではありません。

1円硬貨洗浄の注意点

全ての硬貨に対応した洗剤や洗浄方法は存在しないと前述したのは、アルミニウムに対応するクリーナーや洗浄方法が無いためです。他の硬貨であれば酢や塩素系洗剤などが有効ですが、アルミニウムである1円硬貨にこの方法を用いてしまうと、余計に1円硬貨を痛めてしまう原因となってしまいます。

硬貨を洗浄する方法【5円硬貨】

5円硬貨の材質

5円硬貨の材質は黄銅です。銅といえば茶色をイメージしがちですが、5円硬貨のような黄色がかった銅も存在します。銅でできているため、手垢や手汗などで錆びやすく、すぐにくすんだ色になってしまう事も特徴です。

5円玉

5円硬貨に適した洗浄剤

薄めた塩素系の洗剤に漬け置き、しばらくしたらブラシやスポンジや布で磨く事で光沢を取り戻すことができます。漬け置くだけでもある程度汚れが落ちますが、磨く工程を入れる事でさらに綺麗に仕上がります。

また、酸性のものならば洗剤にこだわらなくても汚れを落とせます。例えば醤油やタバスコやソースなどの調味料に漬け置いた後に、塩素系洗剤と同じようにブラシやスポンジや柔らかい布で磨くと、まるで新品のような綺麗な硬貨に戻す事ができます。

5円硬貨の洗浄の注意点

塩素系洗剤を使用する時は、換気を十分にして、マスクとゴム手袋を着用しましょう。また、塩素系洗剤と強酸性の洗剤を混ぜてはいけません。塩素ガスが発生してしまい、塩素ガスによって呼吸器や目や口腔内の組織を破壊されてしまう事があります。

不用意に吸い込んでしまうと塩素ガス中毒症になり、最悪の場合は死に至ります。「まぜるな危険」の表示がある場合は、混ぜる事はNG行為です。とはいえ、塩素系洗剤だけを使う場合は塩素ガスが発生する危険性は無いのでご安心下さい。

ストップ

硬貨を洗浄する方法【10円硬貨】

10円硬貨の材質

10円硬貨も、5円硬貨と同じく材質は銅です。5円硬貨が黄銅なのに対し、10円硬貨は青銅で作られています。新品の10円硬貨は独特の輝きを放っているため、くすんだ硬貨と新品の硬貨の違いが最も分かりやすい硬貨かもしれません。

10円

10円硬貨に適した洗浄剤

10円硬貨も、5円硬貨と同じような洗浄方法で綺麗に蘇らせる事ができます。洗剤でも綺麗にする事ができますが、もしも漬け置くのが面倒ならば、金属専用のコンパウンドをブラシやスポンジにつけて磨く事で簡単に綺麗にできます。コンパウンドを使わなくても、砂や荒塩で磨くという方法もあります。

塩

10円硬貨の洗浄の注意点

砂や荒塩で磨く方法を紹介しましたが、やりすぎは禁物です。砂や塩だと粒子が堅すぎて硬貨を傷つけてしまう場合があります。もしも硬貨を傷つけたくないのならば、コンパウンドや銅磨き用のクリーナーを面倒くさがらずに使用しましょう。その他の注意点は5円硬貨と変わりませんが、塩素系洗剤を使う場合は安全面には十分に注意して下さい。

硬貨を洗浄する方法【50円・100円硬貨】

50円・100円硬貨の材質

100円

50円・100円硬貨はどちらも、白銅という材質で作られています。銅にニッケルを配合して作られる材質なのですが、そのために汚れを落とす方法も少し変わってきます。

50円・100円硬貨に適した洗浄剤

50円・100円硬貨には10円硬貨で紹介したような塩素系洗剤やコインクリーナーも有効な手段となります。コインクリーナーとは日本貨幣商協同組合が販売している商品で、硬貨を磨くにはうってつけのクリーナーです。

また、カーワックスやコンパウンドを付けたブラシやスポンジや布で磨く事でも、輝きを取り戻すことができます。基本的には5円硬貨や10円硬貨と使うものは変わりません。

50円・100円硬貨の洗浄の注意点

5円硬貨や10円硬貨と使う洗浄剤は変わらないと紹介しましたが、洗浄剤や調味料などの酸性の液体に漬け置くだけでは汚れを落とす事ができないのが白銅の特徴となります。そのため、漬け置いた後にブラシやスポンジや柔らかい布で磨くという工程が必ず必要となります。磨く事を怠ってしまうと、綺麗になる事はありません。

硬貨を洗浄する方法【500円硬貨】

500円硬貨の材質

500円硬貨は、ニッケル黄銅という材質で出来ています。5円硬貨の材質である黄銅に、ニッケルを配合した材質となります。

500円

500円硬貨に適した洗浄剤

500円硬貨も、酸性の液体の漬け置きだけでは汚れを落とす事はできません。50円硬貨・100円硬貨と同じくコインクリーナーや研磨剤などを使い、ブラシやスポンジや柔らかい布で磨く工程が必要となります。また、アルミホイルで硬貨を覆い、お湯と重曹をかけて包んでおく方法も有効です。10分ほど置いておき、洗い流すと硬貨が綺麗になっています。

500円硬貨の洗浄の注意点

金額の大小に関わらず、どのお金にも間違いなく価値はあるのですが、記念硬貨を除けば500円硬貨は最も価値のある硬貨です。誤った洗浄方法をしない限りは硬貨を痛める可能性は少ないですが、乱雑に扱ってしまいお金としての価値を失わせてしまわないように、注意が必要となります。

注意

紙幣も洗えるの?!キレイにする方法を紹介!

硬貨を綺麗にするならば、紙幣も綺麗にしたいと思う事でしょう。当然ですが紙幣は材質が紙のため、洗うことはできません。しかし、シワを伸ばしてピン札のように復活させる事はできます。

お札を霧吹き等で軽く湿らせ、当て布を使いながら低温でアイロンをかけましょう。そして、最後に厚い本の間に挟んでおけば、よほどひどい折り目でなければシワを伸ばす事ができます。ご祝儀を贈る時にピン札が必要な事もあるため、覚えておいて損はない方法です。

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古銭を良い状態にしたい!洗浄するべき?

古銭をコインの買取業者に出す時に、良い状態で出すほうが値が上がると思うかもしれません。しかし、古銭を売る時の洗浄はNG行為となっています。例えばバッグや時計などならば状態が良い方が高値がつきますが、古銭に関してはこれが適用されません。人工的に手を加えて綺麗にさせてしまうことで、古銭本来の姿から遠ざけてしまい、価値が下がる原因となります。ただし、ホコリを払ったり柔らかい布で拭く程度なら問題ありません。

古銭

金貨を洗うのはNG!その理由は?

もし自宅に記念の金のコインなどがあるとしても、洗浄はNGです。金は非常に柔らかい素材のため、簡単に傷がついてしまいます。金の純度が上がるほど傷は付きやすくなりますので、注意が必要です。

綺麗にする方法としては、研磨剤の含まれていない貴金属用のクロスや柔らかい布で拭く事となります。金専用のクリーナーも商品として存在しますが、金以外の金属に対しては悪い効果を発揮してしまいます。そのため、クリーナーでの洗浄は金を痛めてしまう原因となる場合があります。

金貨

正しい洗浄方法で硬貨をピカピカにしよう!

硬貨の洗浄方法について紹介してきました。紹介したとおり、材質により洗浄方法は変わってきます。誤った洗浄方法は硬貨を痛めてしまう原因となり、最悪の場合はお金としての価値を失わせてしまう事もあります。正しい方法と手順を守り、綺麗な硬貨を作ってみましょう。ただしやりすぎは禁物です。新品以上に磨き上げてしまうと法律に抵触する恐れもありますので、注意して下さい。

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この記事のライター
ほり
3児のお父さんをしています。

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