筆不精の意味とは？筆不精な人のメールやLINEの対処法も紹介！

「筆不精」という言葉を聞いたことがある人も多いと思います。昔は手紙が主な連絡手段だったので、手紙を書くための「筆」という言葉を使っていたようです。現代では、手紙よりもメールやLINEで連絡を取ることの方が手軽で早いことから、手紙だけではなくメールやLINEの返信に対しても本来の意味を持ったまま「筆不精」という言葉を使います。

では、筆不精の言葉の意味や類義語、対義語、筆不精な人とのメールやLINEの仕方をまとめてみました。

「筆不精」の意味とは、手紙や現代でいうメールやLINEを面倒に感じて、なかなか書かないこと、また、文章を書くことを面倒がってなかなか書かない人です。筆不精とは、一見メールやLINEなどのやり取りが面倒な人という意味と思いがちですが、本来の意味は文章を書くということを億劫に感じてなかなか書かないことになります。

そのため、学校のレポートや会社での報告書など提出期限が決まっているのに「時間がないから」という理由で締め切りに間に合わなかったということもありますよね。でも、この筆不精の人はなかなか書き始めることができずに締め切りを過ぎてしまいます。

筆不精の対義語は、筆不精を「文章を書くことを面倒に思わない」という言葉として理解すると、その反対の意味を持つ言葉は「文章を書き始めるのが早い」になり筆不精の対義語は筆まめになります。まめという言葉は、「こまめに、頻繁」などの意味を持ちます。また、漢字にすると「筆忠実」と書きます。漢字にすると筆不精の対義語というその意味がさらに分かりやすくなります。

筆まめという言葉はその意味から「律儀に手紙を書く」「几帳面に手紙を書く」という文章でも表現できますが、筆まめという筆不精の対義語を遣った方がより几帳面や、生真面目さが伝わる表現になります。また、筆不精はメールやLINEにも使いますが、この筆まめという言葉は手紙や字を書くことに使う印象があります。頻繁にメールやLINEに返信をしたからといって「筆まめですね」という使い方はしません。

筆不精の類義語を知っていますか。実は同じ意味を持つ類義語はありません。類義語ではありませんが、似たような言葉には「筆が遅い」という言葉があり、書くのが遅い、まめに書かないため筆不精に近い言葉の使い方をします。

漢字では同じ意味ですが、筆不精、とも筆無精とどちらの漢字を使うこともできます。類義語とは違いますが、どちらを使っても間違いではありません。漢字それぞれの意味としては「不」は～ではないという、「無」は無しになります。ただし、筆不精とは面倒がって書かないという意味があるためその類義語としては「無」ではなく「不」を使う法がより一般的です。

筆不精という言葉は男性、女性問わずに使うことができます。なかなか連絡や報告が来ない場合、相手に対して「筆不精では言い訳にならないでしょう」という使い方をします。また、友人や同僚のことを話す時に「彼（彼女）は筆不精だからなかなか連絡来ないかもよ」と言った使い方もします。

プライベートでは、「筆不精だから連絡が遅いかも」などとしての使い方ができますが、仕事ではもちろん使いません。仕事では、連絡や報告、期限を守った提出物などが常識のため、「筆不精だから」を言い訳とした使い方はできません。

使い方としては、プライベートなシーンでお返事をすることが遅くなってしまった時などに「筆不精でついつい義理を欠いてしまいます」といった使い方をします。また、年賀状の話の際に「筆不精なので年賀状も出しておりません」などの使い方もできます。

筆不精な男性の心理は、筆不精という言葉の意味の通り「面倒に感じてなかなか書かない」ことが多いようです。連絡を取るなどのやり取りが面倒という心理や、男性の仕事が忙しいため気持ちに余裕がなくて筆不精になる、などが理由のこともあります。特に仕事が忙しい男性の場合は、落ち着いたり時間に余裕ができたら筆まめとなり連絡が来ることもあるかもしれません。

筆不精な女性の心理には、男性と同じように仕事やプライベートの他のことに時間を取られてしまって連絡などのやり取りが面倒、といった本来の筆不精の意味がそのまま理由になる場合もあります。ただ、女性の心理の特徴として、相手との距離を置きたいためにあえて筆不精になるという心理状態もあるようです。

恋人からのLINEの返事が遅かったり、必要なことがないとLINEしてこないと言ったことで悩んでいる人も多いかもしれません。男性には多いタイプではありますが、こちらは連絡がないと感じて不安に思っていることを相手はそれほど深刻にとらえていません。付き合い始めてすぐから連絡が数日開いたり、LINEが続かない場合は筆不精のタイプだと心構えをしておきましょう。

このような筆不精のタイプの人に連絡をマメにするように強制するのはやめましょう。強制しても筆不精の人が頻繁に連絡を取るようになる確率はとても低く、逆にお互いの関係が不安定になるだけです。もし筆不精のタイプとわかったら、自分が不安に思っているということだけを男性（女性）に打ち明けましょう。

LINEをして相手の男性（女性）が既読になっているにも関わらずスルーされてしまう場合は同じくそのことを強制しないようにしましょう。筆不精の人は頻繁に連絡を取ることを開いてから強制されることでストレスに感じる人もたくさんいます。そのため、既読スルーを指摘したり、返信が欲しいと一方的に求めるばかりではなく、自分の気持ちを話してお互いが歩み寄ることができるといいですね。

男性または女性LINEをして既読スルーになっているのに、SNSが更新されているのをみたら「更新する時間があるならLINEの返信をくれればいいのに！」と怒りたくなってしまいますよね。でも、そんな時でも筆不精の人に強制したり怒ったりするのはやめましょう。もしかしたら、他の予定のスケジュールを待ってから返信をしようとしていたなどの相手にも理由や都合があるかもしれません。またはSNSを更新したらすぐにLINEを返信しようとしていた、ということもあり得ます。

今やろうと思っていた時に相手から怒られたり催促されたら筆不精な人ではなくても、不快に感じてしまいます。相手から返信が欲しいからLINEをするといった考え方の大前提を変えてみましょう。こちらから連絡をしたのだから、あとは相手のペースで返信すればいい、自分のやるべきことは終わったと考えれば不安や不快に思うことも少なくなります。

LINEは既読機能があるので相手が読んだかどうかすぐにわかります。ところが、メールだとそれが確認できません。せっかちな人ならなおさら、相手が読んだのかどうか、返信がいつ来るのかと気になってしまいます。

でも、人にはそれぞれペースがあります。せっかちな人はそのペースが他の人よりも早くなりますが、中には自分のペースを守ることを大切にしている人もいます。メールを見たかどうかの確認をするのではなく、相手のペースも尊重しましょう。

手紙を書くのとは違ってメールやLINEはとても手軽にできる分、ついつい今ではなくてもいい事を送りがちです。筆不精な人の中には男性も女性スマホに拘束されたくないと考える人もいます。返信をしようと思っても、次から次へと新しいメールやLINEが届くことで返信がさらに面倒に感じてしまいがちです。そこで、既読スルーが増えたり、そもそも既読がつかなくなったら少しメールやLINEの量を減らしてみましょう。

筆不精な人にはとにかくわかりやすい返信を求めることがおすすめです。だらだらと今日あったことをメールやLINEで送られても「なんて返したらいいかわからない」と漢字てしまいます。そのため、「～って好き？」「好きまたは嫌い」など答えが明確な一問一答式で完結な答えを求めれば相手も面倒に感じずに返信してくれるかもしれません。

筆不精な男性または女性との連絡は待つことも増えてしまいがちです。でも、相手の返信を待つ必要はありません。自分からの連絡が済んだからこのやり取りは終了と考えれば、気持ちも楽になりますよね。あとは相手が好きな時に返信するだけです。相手を待たせているという罪悪感もなく、むしろすっきりするかもしれません。

手紙ではなく手軽にできるメールやLINEでの連絡において、筆不精の対義語である筆まめな人というのは、いろいろな気持ちや状況を開いてと共有したいと考える人が多いようです。でも、メールやLINEで話すよりも会って話す方がもっと楽しいですよね。筆不精な人にそれを強制するのではなく、楽しかったことや話したい事は会った時にとっておいて、メールやLINEでは必要最低限の連絡をしたり、返信に期待するのをやめてみましょう。それだけで、相手との関係性もよりよくなるかもしれません。