熱湯でゴキブリを瞬殺する方法!最適温度/量/メリット/注意点

ある意味人類の敵とも言えるゴキブリ。そんなゴキブリを退治する時に殺虫剤や丸めた新聞紙で退治する人も多数いる事と思いますが、実は熱湯でも退治する事ができ、しかも即死させる事が出来るのです。熱湯で退治する原理やメリットについて紹介する記事です。

熱湯でゴキブリを瞬殺する方法!最適温度/量/メリット/注意点のイメージ

目次

  1. 1熱湯があればゴキブリを退治できるって本当?!
  2. 2そもそも熱湯でゴキブリを殺すメリットは?
  3. 3熱湯でゴキブリが即死する原理とは
  4. 4熱湯でゴキブリを瞬殺する際の3つの注意点!
  5. 5ゴキブリの卵も熱湯で殺せるの?
  6. 6お風呂場でゴキブリ発見!シャワーで殺せる?
  7. 7熱湯を掛けたけどゴキブリが死なない場合は?
  8. 8熱湯以外にゴキブリを退治できる方法6選!
  9. 9焦らず、慌てず、ゴキブリを退治しよう!!

熱湯があればゴキブリを退治できるって本当?!

出来る事ならばゴキブリという存在を、一生お目にかからずに過ごしたいと思う人も少なくないでしょう。そんな嫌われ者で、人によっては恐怖さえおぼえてしまうゴキブリですが、いざ遭遇してしまったら退治しなければいけません。殺虫剤や打撃を与えるなど、様々な方法でゴキブリを退治している事と思われますが、熱湯でゴキブリを退治する事が出来るのはご存知でしょうか?

「熱湯くらいで退治できるの?」と思う人もいるかもしれませんが、それはゴキブリという存在が恐ろしいものと思いすぎているが故の先入観かもしれません。熱湯をゴキブリに掛けるというのは、実に理にかなった退治方法でゴキブリを退治、しかも瞬殺する事が出来ます。今回は、熱湯を使ったゴキブリの退治方法について紹介していきます。

やかん

そもそも熱湯でゴキブリを殺すメリットは?

そもそも熱湯でゴキブリを退治する方法のメリットは、どのような事が挙げられるのでしょうか。「殺虫剤を使ったり叩いたりするほうが確実にゴキブリは死ぬんじゃないの?」と疑問を持つ人も中にはいるかもしれませんが、熱湯には他の退治方法には無い様々なメリットがあります。ご紹介していきます。

WHY

殺虫剤がなくても退治できる

ゴキブリは神出鬼没です。いつ・どこで遭遇するかなんて、誰も予測は出来ません。いつもは殺虫剤を使って退治しているけど、殺虫剤を使い切ってしまったり、そもそも殺虫剤を常備していなかったり、殺虫剤を取りにいく間に逃げられてしまう事もあるでしょう。しかし、殺虫剤が無くてもゴキブリ退治を諦めないで下さい。前述したとおり、熱湯を掛ける事でゴキブリを退治する事が出来ます。

殺虫剤は即効性が無いため、ゴキブリを瞬殺する事は出来ません。また、スプレータイプの殺虫剤の噴射する威力が強すぎて、小型のゴキブリならば風圧で飛んでいってしまうデメリットもあるでしょう。そのため、殺虫剤を掛けた所で逃げられてしまい、忘れた頃に死骸が出てきたなんて事もよくある話です。熱湯ならばゴキブリを瞬殺する事が出来るのもメリットです。

驚く

ペットなど生き物がいても安心

最近の殺虫剤は、人体に影響が無いように作られていますが、それはあくまでも人体の話です。室内で飼っているペットに影響を及ぼしたり、子供が虫かごで飼育しているカブトムシやクワガタといった虫が死ぬ事も、可能性として言えば0ではないでしょう。

猫

はたまた小さい子供がいる家庭にとって殺虫剤はタブーという人もいるかもしれません。やむを得ず殺虫剤を使った場合は、殺虫剤が掛かった疑惑のおもちゃや食器などを、全て洗ったり処分したりする家庭もある事でしょう。

熱湯はご存知の通り、ただの水を熱しただけの物体なので、悪影響を及ぼすような成分は一切入っていません。火傷にさえ気をつければ、生き物に対する影響が一切なく、その後の処理も手間が掛からない事がメリットとなります。

子供

熱湯でゴキブリが即死する原理とは

ゴキブリは熱湯で瞬殺出来ると前述しましたが、一体どんな原理がはたらいているのでしょうか。ここではその原理について紹介していきます。

ゴキブリは変温性のため、私たち人間などの恒温性の生き物とは違い、体温を調節する事が出来ません。そのため、熱湯を掛けられるとその熱湯の温度に近い所まで体温が上がってしまいます。ゴキブリにはタンパク質が含まれていて、そのタンパク質が加熱され固まる事で、ゴキブリは死ぬのです。生卵を焼いたり茹でたりすると固まるのと同じ原理です。

目玉焼き

熱湯でゴキブリを瞬殺する際の3つの注意点!

熱湯でゴキブリを瞬殺する際には、これから注意点として挙げる3つの要素が必要となり、どれか1つでも欠けてしまうとゴキブリを瞬殺する事は出来なくなります。この3つの注意点をしっかりと守る事で、熱湯を使ったゴキブリの退治方法が確実なものとなるでしょう。

チェック

①お湯の温度

注意点1つ目は、お湯の温度となります。前述したとおり、熱湯を掛ける事でゴキブリの体内のタンパク質が固まり、ゴキブリが死ぬ事となります。もしも中途半端な温度のぬるま湯だったり、沸いたお風呂のお湯を使ったりしても、ゴキブリを弱らせる事は出来ても死ぬ事はありません。

ゴキブリは体温が32℃以上で動きが鈍くなり、35℃以上で動きが止まります。42℃を超えるとタンパク質が固まりゴキブリは死ぬのですが、ボーダーラインギリギリを攻めても不安ですよね。瞬殺するためには万全を喫して、温度は60℃以上の熱湯を準備しましょう。

温度計

②お湯の量

注意点2つ目は、お湯の量となります。最低でもコップ一杯が、ゴキブリを瞬殺させるための必要量となります。しかしゴキブリに恐れおののいていると、動いているゴキブリに十分に熱湯を掛ける事は出来ないかもしれません。ゴキブリに確実に熱湯を掛け瞬殺するためにも、お湯の量が多いに越した事はありません。

とはいえ、バケツいっぱいの熱湯を掛けると後始末が大変となってしまいますし、自分が火傷する確率も高まります。大丈夫だとは思いますが、お湯の量のある程度の加減はしましょう。

コップ

③熱湯の掛け方(時間・距離)

注意点3つ目は、熱湯の掛け方です。まずは熱湯を掛ける時間ですが、1秒以上が必要となります。いくら温度が高くても、しぶきが少し掛かった位ではゴキブリが死ぬ事はありません。ゴキブリのタンパク質を固めるためにも、しっかりと1秒以上熱湯を掛ける事が必要です。

ストップウォッチ


距離についてですが、近いに越した事はありません。ゴキブリ嫌いの人には苦行かもしれませんが、ゴキブリとの距離が近ければ近いほど、熱湯で瞬殺出来る確率は高くなりますし、確実に熱湯をゴキブリに掛ける事も出来るでしょう。

注意点をまとめると、「60℃」の「コップ一杯以上」の熱湯を、「なるべく近い距離から1秒以上掛ける」事が必要となります。この注意点を守る事が、ゴキブリを瞬殺させるためのポイントです。もし瞬殺出来なかったとしても、動きは確実に鈍くなっているので、その後の対策はしやすくなっているはずです。

チョイス

ゴキブリの卵も熱湯で殺せるの?

結論から言えば、ゴキブリの卵も熱湯で殺す事が出来ます。ゴキブリの卵はとても堅い殻で覆われているため、あらゆる衝撃を防ぐようになっています。しかしゴキブリの卵であっても詰まる所はタンパク質なので、熱湯を掛ければタンパク質が固まり死ぬ事になります。ゴキブリの卵を発見したら、ある意味運が良いのかもしれません。卵ならば動く事もないので、落ち着いて熱湯を掛ける事が出来るでしょう。

卵

お風呂場でゴキブリ発見!シャワーで殺せる?

お風呂でのんびりくつろいでいる時にゴキブリに遭遇してしまえば、そこは一気に戦場となってしまうかもしれません。ゴキブリ対策の薄いお風呂場で文字通り裸一貫でゴキブリに立ち向かうので、ゴキブリを退治するために頭をフル回転させてありとあらゆる方法を考えようとするでしょう。

そこでシャワーのお湯で退治しようという方法に行き着く事もありますが、シャワーでゴキブリを殺す事は出来ません。ゴキブリを瞬殺するための注意点として3要素を紹介しましたが、シャワーではこの注意点を満たす事が出来ないのです。

シャワー

なぜシャワーでは殺せないのか?

まず温度についてですが、シャワーの温度は38℃~高くても42℃くらいに設定している事がほとんどでしょう。60℃の熱湯には程遠いため、ゴキブリを殺すには不十分な温度となります。給湯器によっては60℃や100℃といった温度を出せるものもあるかもしれませんが、浴室という狭い空間で自分が熱湯を浴びてしまう可能性もあるため、現実的とは言えないでしょう。

お湯の量としては十分かもしれませんが、瞬殺出来るお湯の温度には程遠いため、ゴキブリからすればシャワーは熱い雨を浴びているくらいの感覚です。たとえゴキブリにお湯を掛けた所で、少し弱らせるくらいが関の山かもしれません。しかし弱らせる事が出来れば、次に紹介するお風呂場ならではの退治方法に繋げる事が出来ます。

雨

お風呂で遭遇したらシャンプーやボディソープで退治

ゴキブリに限らず虫という生き物は肺がありません。肺が無い代わりに全身に呼吸をするための小さい穴が空いているため、そこを封じてしまえば呼吸が出来ずに窒息死させる事が出来ます。ボディソープやシャンプーなどの少しドロっとした液体を掛ける事で全身の呼吸をする穴が塞がり、ゴキブリは死ぬ事となります。

シャンプー

熱湯を掛けたけどゴキブリが死なない場合は?

中には熱湯を掛けた所でゴキブリが死なない場合もあります。原因としては様々考えられますが、注意点として紹介した3要素を満たしていない可能性が高いと思われます。しかし弱って動きが鈍くなる事に間違いはないので、パニックにならずにゴキブリを退治する事が出来るでしょう。弱ったゴキブリにさらに温度を上げた熱湯を掛けるのも良いですし、他の対策方法を試すのも良いでしょう。

パニック

熱湯以外にゴキブリを退治できる方法6選!

ここまでは熱湯によるゴキブリの退治方法について紹介してきましたが、ここからは熱湯以外でのゴキブリの退治方法を紹介します。それぞれ熱湯とは違ったメリット・デメリットがありますが、ゴキブリを退治する上ではどれも効果的な退治方法となっています。熱湯も含め、ご自身にあった方法を試してみて下さい。

アイデア

①洗剤

まずは洗剤による退治方法です。シャンプーやボディソープと同様に、洗剤で全身の穴を封じて窒息死させる方法です。洗剤は殺虫剤と同様の効果を発揮しますが、大抵の洗剤はドロっとした液体のため、殺虫剤のように成分が飛び散る事は無いのが洗剤のメリットとなります。

皿洗い

しかし、あくまでも洗剤は洗剤なので、熱湯とは違い生き物に影響を及ぼす事があります。ペットや小さい子供が洗剤を掛けた箇所を舐めてしまう事も考えられるので、その点に対策を講じなればならないのが洗剤の注意点でありデメリットです。

また、シミになりそうな所では洗剤は使えないため、少々場所を選ぶ事もあります。さらに、洗剤による対策はゴキブリが死ぬまでに数十秒~数分掛かる事もあるので、姿の見えない所に死骸だけ残る事もあるかもしれません。

砂時計

②ドライヤー

ドライヤーによる退治方法も有効となります。ドライヤーの熱風でゴキブリの体温を上げ退治する方法となり、原理としては熱湯と同様のものとなります。ドライヤーの1番のメリットとしては、風を出す事でゴキブリがこちらに向かってくる事を防げるため、ゴキブリと距離を取る対策とする事も出来ます。ゴキブリ嫌いの人からすれば、ドライヤーはうってつけの退治方法です。

ドライヤー

そんな便利なドライヤーですが、残念ながらドライヤーにもデメリットは存在します。ドライヤーには熱湯ほどの温度を出す事は難しいため、熱湯よりも殺傷力はありません。そのため、長い時間熱風を当てる事が重要となり、ゴキブリが動かなくなったとしても、ゴキブリの生存確認が大切となります。

また、ドライヤーは髪を乾かす事が主な役割なので、そんなにコードが長くありません。そのため、ドライヤーのコードよりも遠くにゴキブリが行ってしまうと、途端にドライヤーは無力なものとなってしまいます。どうしてもドライヤーで退治したい場合は、延長コードを準備するなど、事前の対策が大切です。

延長コード

③掃除機

掃除機でゴキブリを吸う方法もあります。しかし、掃除機そのものに殺傷能力はありません。吸ったからと言って一安心してしまうと、ゴキブリはゴミパックの中で生き続けるでしょう。場合によってはホースを逆走してゴキブリが出てくる事もあります。そのため、ゴキブリを封じ込めた後にゴミパックの中に殺虫剤を噴射する手間が生じてしまいます。

少し面倒に思える掃除機による対策ですが、決してデメリットばかりではありません。ゴミパックの中でゴキブリを殺す事が出来れば、そのまま姿を見ずに処分する事が出来ますし、ドライヤーのようにコードが短い事もありません。出来るだけゴキブリの姿を見たくない人にとっては、メリットのほうが強く光る方法です。

掃除機

④本・雑誌

本や雑誌をゴキブリの真上に落とす事でゴキブリを潰して殺す方法です。本の重さ次第では熱湯と同じようにゴキブリを瞬殺する事が出来るのがメリットですが、本や雑誌でのゴキブリ対策は熱湯よりも慎重に事を運ばなければなりません。本の角から床に落としてしまうと床が傷つく事もありますし、肝心のゴキブリに命中しない場合もあります。

ゴキブリに命中したとしても、潰れていつも以上にグロテスクになったゴキブリと対面出来るか、もしくはゴキブリが生存していて、本をめくった途端に至近距離で動かれるかもしれないというデメリットもあります。

雑誌

⑤スリッパなど

スリッパや丸めた新聞紙などでゴキブリを直接叩く退治方法です。ゴキブリを退治するための道具としては、最もポピュラーな物かもしれません。本や雑誌とは違い、一撃必殺ではないのでゴキブリが死ぬまで果敢に攻める事が出来るのがメリットですが、そもそもゴキブリに対して人一倍恐怖をおぼえている人には少し難しい対策となるのがデメリットです。

スリッパ

⑥濡れタオル

濡れタオルによる退治方法は、原理は本や雑誌と同様のものとなりますが、本や雑誌よりも慎重になる必要が無いのがメリットです。ただ本や雑誌よりも質量は少なく、自身で濡れタオルを床に叩きつける力が必要となります。タオルは大きいほうが水も多く含むため重くなり、面積も広くなりますので、フェイスタオルなどの小さいタオルで自信が無い人はバスタオルなどの大きいタオルを使用しましょう。

デメリットとしては、タオル単体では本や雑誌よりも殺傷力が低く、ゴキブリが生存している可能性が高い事です。そのため、タオルの上からさらに追い討ちを掛ける対策が必要とあります。また、ゴキブリを潰したタオルなので、その後に普段に使えるかと言われたら難しいかもしれません。

タオル

焦らず、慌てず、ゴキブリを退治しよう!!

熱湯によるゴキブリ退治について紹介してきました。熱湯でゴキブリが死ぬ事についてご理解頂けましたでしょうか?ゴキブリを退治する時の大切なポイントとしては、焦らない事、慌てない事です。焦ったり慌ててしまうと、いつも以上にゴキブリが恐ろしい存在に見えてしまい、退治出来ずに逃がしてしまうかもしれません。そうなってしまっては本末転倒なので、冷静にいるように心がけましょう。

その後の処理が手軽で人体に影響の無い熱湯ですが、くれぐれも自分や近くにいる生き物、家電製品に掛けないように十分に対策と注意をして下さい。

冷静

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この記事のライター
ほり
3児のお父さんをしています。

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