セックス以外の子供の作り方!セックスレスでも子供が欲しいなら?
セックス以外での子供の作り方をご存じでしょうか?「セックスレスだけど子供は欲しい」「妊娠しやすい体をつくりたい」という女性のために、セックス以外での子供の作り方や、妊娠しやすい体質改善までご紹介します。なかなか妊娠できずにいる方、是非参考にしてみてくださいね。
目次
セックス以外でも子供は授かれるの?
現在、多くの女性が不妊やセックスレスなどの悩みを抱えています。
「セックスをしないと子供ができない」「子供に恵まれないのは体質のせいだから」と諦めるのはまだ早いです。セックスレスや不妊という悩みをお持ちの方に、セックス以外での子供の作り方から、妊娠しやすい体質改善までを深掘りしていきます。
まずは妊娠できる体か確認しよう!
「自分の子供が欲しい」と思ったら、まずは自分の体を知ることが大事です。自分が元気な赤ちゃんを授かれる状態なのかを、きちんと把握しておきましょう。
生理はあるか
子供が欲しいと考え始めたなら、まず把握しなきゃいけないのが生理周期です。個人差もありますが、正常な生理周期は25~38日とされています。2か月以上生理がこなかったり、1か月の間に数回生理がやってくる場合は、体のどこかにトラブルが潜んでいるという可能性があります。正常な生理周期であれば、赤ちゃんを授かれる準備ができているというひとつの目安になります。
婦人科系の病気をしていないか
病気には自覚症状があるものから、全く症状に現れないものまでさまざまです。症状が出ていなくても、定期健診で病気が発覚することがよくあります。不正出血や生理痛が重いなどで気になれば、子供が欲しい場合に限らず、積極的に病院で診てもらうことをおすすめします。
基礎体温はつけているか
赤ちゃんを授かるタイミングを知るためには、自分の体のリズムを把握することが大切です。基礎体温を測り管理することで、女性ホルモンの変化によって起こる排卵や月経のサイクルを把握できます。今は基礎体温を無料アプリで記録し、自己管理できるようになっています。子供が欲しくなったら、まずは一か月取り組んでみてはいかかでしょうか。
セックス以外の子供の作り方は?2つ紹介!
セックス以外での子供の作り方には、大きく分けて「人工授精」と「体外受精」の2つのあります。「聞いたことはあるけど、私には関係ないかも」と敬遠されがちなイメージですよね。実は、セックスレスや不妊に悩んでいる方に多く行われている方法なんです。
人工授精
人工授精とは、採取した精液から精子を回収し、妊娠しやすい期間にその精子を子宮内に注入するという方法です。人工授精は1回で必ず妊娠するというわけではないので、4~6回行うことを覚えておきましょう。
体外受精
体外受精は、卵巣から卵子を摂取したあと卵子を成熟させるために培養を行います。その後、卵子が入っている培養液の中に精子を入れ、受精するのを待ちます。そして受精卵を育てるために数日間の培養を行ったあとに、受精卵を子宮に中へ戻すという方法です。
人工授精と体外受精って何がちがうの?
それぞれの子供の作り方には、そのやり方に向いている人や妊娠の確率、費用までも違ってきます。自分に合っている子供の作り方はどっちなのか、目安として参考にしてみてください。
人工授精について
人工授精は、セックス以外の子供の作り方での最初に行うステップとされることが多いです。また、およそ半年間のタイミング療法(基礎体温や検査で排卵日を特定し、妊娠しやすい時期を狙って行う自然妊娠)を行っても子供を授かることができない方は、このステップに進むことが一般的とされています。
人工授精に向いている人
人工授精は、精子が卵子にたどり着くまでのサポートなので、精子の動きが活発ではない場合に適しています。他には、ED(勃起障害)や、セックスに対する不安感が原因となる性交障害などに問題がある場合も同様です。
人工授精の妊娠の確率
人工授精は、人為的に精子と卵子が出会う確率を高めるものなので、必ず赤ちゃんに恵まれるというわけではありません。女性の年齢や体質によって誤差はありますが、確率は一回につき5~10%となり、4~6回で90%近くまで上がります。6回目を迎えても妊娠しない場合は、体外受精を受けるか検討するという流れになります。
人工授精の費用
費用は全て保険適用外となり、全額自己負担です。病院にとって異なりますが、およそ1~3万の費用とみておきましょう。排卵誘発剤を使う場合はもう少し高くなりますが、体外受精より格段に費用は安いです。
体外受精について
体外受精という子供の作り方は、人工授精では妊娠できなかった場合の次のステップとされています。また、女性が高齢の場合や、卵管が閉鎖してる場合はタイミング療法や人工授精が適していないため、最初から体外受精を受けることもあります。そして体の外で受精卵を作るということが、人工授精とは違う大きな特徴です。
体外受精に向いている人
体外受精は、人工授精では妊娠できなかった場合や、男女ともに機能的な問題がある場合のみに適用される療法となります。例えば男性なら、精子の運動率が悪い「精子無力症」や、精液中の精子の数が少ない「乏精子症」の場合に適しています。女性の場合なら、「卵管閉鎖」や「卵管癒着」で排卵ができない状態に適しています。
体外受精の妊娠の確率
体外受精による妊娠の確率は、およそ20~40%といわれています。そして女性の年齢が若ければ若いほど、妊娠の確率はアップしていきます。
体外受精の費用
こちらも保険適用外の金額になるので、およそ一回の体外受精で30~60万円ほどかかります。また、女性の体の状態や治療の期間によって金額は変わっていき、治療期間が長くなるほど費用は高くなります。
助成金を申請の仕方について知ろう!
赤ちゃんは欲しいけど、保険適用外の費用となると、なかなか家計にこたえるものがありますよね。そんな問題を手助けしてくれるのが助成金です。厚生労働省は、不妊治療における費用を一部負担してくれる取り組みを行っています。今回は、その助成金の対象者から申請の流れまでをご紹介していきます。
また、細かい規則や金額などは各自治体によって異なるので、ここでは東京都を例にご紹介していきます。
助成金の対象者は?
助成金の対象者は、「特定不妊治療以外の治療法で妊娠する見込みがないか、または極めて少ないと医師に診断される人」が大前提です。そして給付金が認められる治療法は、「体外受精」と「顕微授精」の『特定不妊治療』が対象となります。
手続きの流れは
助成金の申請に必要な書類は6種類あります。医療機関から発行される資料は、特定不妊治療費助成事業受診等証明書(原本)と領収書です。あとは特定不妊治療費助成申請書(原本)・住民票の写し・戸籍標本・申請者と配偶者の所得関係書類を用意し、自治体に申請します。
申請後、約2か月後に承認か不承認かの通知が届き、承認であればその1か月後に助成金が振り込まれます。申請してから受け取りまでが約3か月かかることを把握しておきましょう。
いくら戻ってくる?
戻ってくる金額は、平均でおよそ15~30万円となっています。なお、助成金の金額は特定不妊治療の種類や治療の回数によって大きく変わってきます。各自治体によって支給される治療区分も変わりますので、詳しくは各自治体のHPを参考にしてください。
妊娠しやすい体に改善するためには?5つ紹介!
いずれの治療を受けるにしても、自己管理を改善しておかないと赤ちゃんを授かることは簡単ではありません。今日からでも始められる体質改善をご紹介するので、積極的に取り組んでみましょう。
体を温めよう
冷えは女性にとってつきものだと思っていませんか?体が冷えると血液循環が悪くなり、子宮にも血液がうまく流れないので不妊の原因に繋がります。冷たい飲み物を避けて白湯を飲む習慣をつけたり、腹巻を身に着けるなどをすることで、体質は改善されていきます。小さな積み重ねを実行して、妊娠しやすい体をつくっていきましょう。
タバコ、お酒はやめよう
タバコ、お酒は妊娠中はもちろん、妊娠前にも悪い影響を及ぼします。喫煙は卵子の質を悪くし、女性ホルモンの活動に悪影響をもたらします。体外受精の成功率を下げてしまったり、不妊や流産の原因となってしまいます。またアルコールは、適性の量を守らないと胎児に障害を残す可能性が高くなります。赤ちゃんのためにも、タバコとアルコールを控えることから始め、妊娠しやすい体質へと改善していきましょう。
ストレスは溜めない
赤ちゃんが欲しいと思う気持ちが強くなり、生活にストイックになってしまうとストレスが溜まりがちになります。考えることに疲れたら、いったんお休みしてしまいましょう。息抜きをして他のことに熱中する時間も、赤ちゃんを授かるためにも必要な時間です。
カフェインの取りすぎは注意
コーヒーや緑茶に含まれるカフェインは、利尿作用により子宮を冷やしてしまいがちです。そして夜にカフェインを摂取すると寝付きが悪くなり、生活習慣に悪影響を及ぼす可能性があります。コーヒーをノンカフェイン飲料に変えてみたりと、今までの習慣を改めてみましょう。
規則正しい生活を送ろう
妊娠しやすくなる体のためには、規則正しい生活を送ることが一番です。朝は太陽の陽を浴びて、適度な運動をするなど小さなことから始めてみましょう。規則正しい生活を送ることで、自律神経を整え、慢性的な冷えなどの体質を改善する近道となります。元気のよい赤ちゃんを授かるためにも、日々コツコツと生活を改善していきましょう。
子供の作り方は多種多様!自分に合ったものを見つけよう!
セックス以外の子供の作り方や、妊娠しやすい体質改善の方法までご紹介しましたがいかがだったでしょうか。現在の医療は昔とは違い、さまざまな発展を遂げています。子供の作り方もひとつだけではなく、新しい選択ができる時代です。子供が欲しいと願う女性たちの参考になれれば幸いです。
出典はこちら
1.神奈川レディースクリニック
2.東京都福祉保健局
3.女性ホルモン基本事典