前髪の分け目でイメチェン！正しい作り方を印象別に紹介！

美容院でカットやカラーをせずに、セルフで印象チェンジをしたいと思うことはありませんか？前髪の分け目を変えるだけで、顔全体の印象は大きく変えられるのです。しかも、定期的に分け目を変えるだけで前髪の生え癖予防にもなります。

ずっと前髪の分け目を変えていないと、生え癖がついていることがほとんどです。生え癖が強かったり前髪につむじがあったりすると、いくらくしやブラシで分け目を変えてもすぐに元通りになってしまいます。それでは、基本の前髪の分け目の作り方を見ていきましょう。

シャンプー後など髪が濡れている状態で分け目を作ると、キレイに作ることができるのでおすすめです。ただし前髪は乾きやすいため、濡らした後すぐに分け目を作り始めるのがコツです。髪が濡れている状態で分け目を作り、ブラシやくしできれいにとかします。

大体の分け目ができたら、ドライヤーの温風で前髪の根元から乾かしていきましょう。特に分け目の根元部分を中心に乾かすと、仕上がりが良くなります。分け目の根元部分が乾いたら、次はドライヤーの冷風を当ててくせをつけていきます。冷風を当てることで、前髪につむじがある方でも変えた分け目の持ちも良くなります。しっかりと分け目のくせがついたら完成です！

前髪の分け目をなくす方法についてもご紹介します。前髪の分け目をなくす場合にも、髪の毛が濡れた状態で始めます。まずは、ドライヤーの温風でいつもの分け目と逆方向に根元から乾かしていきます。左側に分け目がある場合には、まず右側に向かって乾かすということです。次に、逆方向へ向かって乾かしていきます。

分け目と逆方向、分け目と同じ方向、というように数回交互に乾かしていくことで、分け目のくせをなくすことができます。前髪につむじがあって前髪が割れやすい方も同様にすることで、前髪の分け目をなくすことができます。仕上げに正面からまっすぐに前髪を乾かし、冷風を当てたら分け目なしの前髪の完成です。

前髪の分け目で顔の印象が大きく左右されます。ここでは、おしゃれな前髪4パターンの作り方、それぞれが与える印象についてご紹介いたします。

幼く思われがちなセンター分けですが、額が最も強調される前髪になるため、実は大人っぽく落ち着いた印象を与えられるのです。ここでは、ドライヤーとヘアカーラーだけで作れる女性らしいふんわりセンター分けをご紹介します。

まず前髪を半々で左右に分けるのですが、きっちり分けすぎるとふんわり感をなくすことになってしまうので、ご注意ください。次に、ヘアカーラーを使って前髪を巻き、ドライヤーを当ててくせをつけていきます。ここでのポイントは、一旦は分けた前髪を分け目をなくすように1つのカーラーで巻くことです。ドライヤーの熱が冷めたらヘアカーラーを外し、ふんわりとさせるように根元からドライヤーを当て、左右半分半分に分けたらふんわりセンター分け前髪の完成です。

今一番流行りの前髪がこの「かきあげ前髪」です。ナチュラルなのにクールでかっこよく、大人の女性の雰囲気を醸し出せる前髪です。6:4や8:2、9:1など、分け方はお好みで！長い前髪の方でも、短い前髪の方でも、実はとても簡単にかきあげ前髪は作れるので、ぜひ覚えておきましょう。

まずは前髪全体をかきあげたい方向とは逆方向にかきあげ、しっかりドライヤーの温風を当てていきます。ドライヤーの熱が冷めたら、かきあげたい方向にしっかりかきあげます。最初に逆方向にかきあげて温風を当てておくことで、直毛の方でもボリュームのあるかきあげ前髪になります。長い前髪だとよりセクシーな印象になりますし、短い前髪だとより大人っぽい印象になります。

左右どちらで分けるかによっても、与える印象や雰囲気は変わります。前髪の分け目を左にすると大人っぽく落ち着いた印象に、右にすると女の子らしくかわいらしい印象になります。その日のファッションやTPOに合わせて、前髪の分け目を変えるのもおすすめです。

いつものセンター分けじゃ物足りない、そんな時にはジグザグ前髪がおすすめです！センター分けにひと手間加えるだけなので、とても簡単におしゃれ度アップができます。

まずはコテやホットカーラーで前髪にしっかりカールをつけます。その後、くしか指でセンターの髪を根元からつむじに向かってジグザグに分け、おでこをしっかり出していきましょう。分けた前髪は耳にかけると、より大人っぽさが増します。髪全体をふんわりさせるようにボリュームを出すと、より華やかな印象に。

右分け前髪は女の子らしい、かわいらしい印象を与えるので、ガーリーやフェミニンなファッションやメイクにぴったりです。デートの時にもおすすめです。

右分けのかきあげ前髪は、女らしさがぐっと上がる印象になるため、男性のみならず女性からも愛されるスタイルになります。ボリュームをあえてなくす前髪にすることで、オフィスカジュアルやスーツスタイルにも合わせやすくなります。ゆるく巻いた長い後ろ髪と相性の良い前髪です。

長い前髪を右分けにすると、かわいらしさに加えてミステリアスな印象を与えることができます。長い前髪は重さで崩れやすいので、アイロンやコテなどで強くくせをつけて流し、スタイリング剤でキープしましょう。

短い前髪を右分けにして動きを出すと、元気で活発な印象になります。短い前髪はくせがつきづらいため、上と下の2つにブロッキングしてコテやアイロンでくせをつけることで、持ちがよくなります。スタイリング剤もぜひ活用してください。

上品で知的な印象を与える左分けの前髪は、シンプルやクールなコーディネートにぴったりです。左分け前髪は芯の通った、自立した女性という印象も与えるため、ビジネスの場では最適です。

うざったい、つまり煩わしい前髪のことを「うざバング」と言い、目にかかる長い前髪アレンジになります。前髪を伸ばしている方やおフェロメイク、女性らしさや色っぽさを出したい方にはぴったりの前髪です。うざバングはボリュームをあえてなくすのがおすすめです。

左分けと合わせることで、大人っぽさの中にミステリアスを感じられる印象を与えることができます。うざバングは小顔効果もあるので、ぜひチェックしておきましょう。

うざバングを左分けと組み合わせる場合は、8：2や9：1で分けるのがおすすめです。短い前髪の方は、後ろ髪を持ってきても構いません。ワックスをなじませたら前髪をナチュラルな感じになるよう程よく散らし、スタイリング剤をつけたら完成です。

左分けと耳かけアレンジを組み合わせると、程よく抜け感のあるヘアスタイルになります。左右非対称のアシンメトリー感が強調されるよう、耳にかける髪は左側だけにしましょう。スタイリング剤などできっちり仕上げるよりも、ヘアピンなどで留めてルーズさを出すとこなれ感がアップします。

短い前髪の方が左分けにすると、モードやシックな印象になります。後ろ髪も短いショートやボブの方は、大ぶりなイヤリングやピアスを付けると、大人の女性の華やかさを演出できます。がっつりまとめて流してしまうのではなく、前髪を散らすようにするとあか抜けたスタイルになります。

左右で同量ずつ分けるため、子供っぽくなりがちなセンター分けですが、ポイントをおさえれば落ち着いた大人の印象にもできます。センター分けは顔全体が左右対称に見えるため、真面目かつ誠実な雰囲気を演出することができます。

長い前髪の方におすすめなのが、おでこをしっかり出したセンター分けスタイルの前髪です。フェイスラインの前髪を軽く外側にハネさせることで、落ち着きを残しつつ動きのある印象に。小顔効果も期待できます。くせ毛風に巻いた長い髪の方にもよく合います。

短い前髪の方がセンター分けにすると、元気で誠実そうな印象を与えることができます。赤リップやはっきりした色のアイシャドウなど、しっかりメイクに合わせると一気にモードな雰囲気に。どうしても短い前髪がきれいに分けられない場合は、固形のヘアワックスを使うときれいに仕上がりますよ。

うざバングの間から見える目元にドキッとする男性は多いそうです。センター分けで自然に流した長いうざバングは、カラーレスなメイクとも相性ばっちりです。濡れ感を演出するスタイリング剤を使用すると、大人っぽいツヤ感のあるスタイルに。また、後ろ髪をポニーテールやアップスタイルにすると、よりこなれ感が出ます。

きっちりと分け目をつけると真面目で誠実な印象にはなりますが、そればかりではマンネリ化してしまいます。分け目を左右にジグザグにすることで、こなれ感を演出しながら女性らしい雰囲気のヘアスタイルにできますので、ぜひチャレンジしてみてください。

分け目がぺたんこになりがちなセンター分けも、分け目をジグザグにすることでふんわりボリュームアップすることができます。コームの柄を使い、生え際からつむじに向かってジグザグに左右に分けていくだけなので、忙しい朝にもおすすめの前髪です。

右分けでジグザグ分けにすると、きっちり分けた時よりも大人っぽくなります。右分けはかわいらしい印象にはなりますが、若見せの効果も期待されますので、大人っぽく見せたい時にはぜひジグザグ分けにしましょう。おすすめの比率は6：4です。

左分けでジグザグ分けにすると、きっちり分けた時よりもカジュアルな印象になります。左分けは知的で大人っぽい印象を与えますが、ジグザグ分けにすることでこなれ感がアップし、親しみやすい雰囲気を演出できます。おすすめの比率は8：2です。

時間が経つとぺったりしてしまう髪質の方や長い前髪の方におすすめなのが、ふんわり分けです。ふんわり分けは、濡れている状態の髪の毛をまずはそれぞれ流したい方向とは逆方向に乾かしてボリュームを出し、その後それぞれ流したい方向に乾かし、最後に冷風を当てることでできます。

ふんわり分けはすでに生え癖がついてしまっている前髪や、前髪につむじがあり、前髪が浮いたり割れたりする方にぴったりの前髪アレンジです。今まで前髪のアレンジをしたことのない方でも、まず左右どちらかに乾かし、次に逆方向に乾かすだけなので、簡単に印象を変えることができます。

ウェットで長いうざバングは大人っぽすぎる、という方におすすめなのがふんわり分けのうざバングです。ふんわり分けはしっかり分け目をつける必要がないため、顔に程よく散らすうざバングとは非常に相性が良いのです。ウサギメイクにぴったりの前髪スタイルです。

前髪をふんわり左右どちらかに分け、アイロンやコテなどで軽くくせをつければ、自分の好きなスタイルの前髪にすることができます。きつめにくせをつけるとお人形さん風に、ゆるいくせをつければナチュラルな印象に。その日のメイクや服装に合わせて変えるのも楽しいですね。長い前髪の方にも、短い前髪の方にもおすすめのアレンジです。

短い前髪の方でもふんわり分けは可能です。ふんわり前髪を左右どちらかに分けた後に、ランダムにコテやアイロンで前髪を巻くだけで、今どきの無造作なヘアスタイルになります。前髪にパーマをかけたような仕上がりになりますので、おでかけやデートにぴったりの前髪です。

左右どちらにも分けない、分け目なしの前髪は、若々しく幼い印象になります。ドーリーなメイクやスウィートなファッションにぴったりですし、小顔効果も期待できます。いつもは左右どちらかに分けている方は、分け目をなくすためにコテやアイロン、カーラーを使ったり、スタイリング剤を活用したりしましょう。

オン眉とは眉毛の上までしかない短い前髪のことです。分け目なしのオン眉前髪はぐっとあか抜けた印象を与えます。ボリュームをなくすようにそのまま下ろすスタイルですと、ゆるく巻いた女性らしいフェミニンな後ろ髪と良く合います。無造作に巻いたオン眉前髪を分け目なしで仕上げると、マニッシュなショートやボブと相性が良いスタイルとなります。

シースルーバングとは、束感を残しておでこに前髪を散らす軽やかなスタイルです。伸ばしかけの分け目なし前髪もシースルーバングにすれば、野暮ったさが消え、こなれ感がアップします。シースルーバングはワンカールするか、あえてボリュームをなくすようなアレンジにするとより自然でしょう。ショートやボブなら後ろ髪を少し外ハネ気味に巻いてもよく似合いますし、セミロングやロングだと内側にワンカールするとよりキュートな女の子っぽい印象になります。

重くなりがちな分け目なしの前髪も、ワンカールさせることでふんわりとした軽やかな印象になります。コテやアイロンでワンカールさせても良いですが、時間のない朝はホットカーラーやマジックカーラーがおすすめです。ホットカーラーの場合はくせが強くつきやすいので、放置する時間に気を付けてください。分け目をなくすためには、大きなカーラーで一気に巻いてしまった方が仕上がりがきれいになります。マジックカーラーの場合は、くせ付けている間にメイクや朝食など、他のことを済ますことができるので忙しい朝にはぴったりです。

いろいろな前髪をご紹介してきましたが、どのような前髪が自分に似合うか判断するのはなかなか難しいものです。自分に似合う前髪を知るためには、顔型、目の大きさ、つむじからの毛流れを参考にしましょう。

顔型は大きく分けて卵型、面長型、逆三角型、丸型、ベース型という5つのタイプがあります。卵型はどんな前髪でもよく似合いますが、前髪なしの状態は似合いづらい方が多い傾向にあります。面長型の方はセンター分けにするとより顔の縦長感が強調されてしまいますので、分け目なしの前髪がおすすめです。逆三角型の方は分け目なしの前髪だと目が離れて見えてしまうことがありますので、ふんわりと左右どちらかに流す前髪が良いでしょう。丸形の顔の方は、分け目なしのぱっつん前髪ですと顔の丸さが強調されてしまうため、気を付けましょう。ベース型の方は顔周りの前髪を長めに、額にかかる前髪を軽めにすると卵型の顔に近づけられます。

同じように見えていても、実は目の大きさは左右で違うもの。分け目を左右どちらに持ってくるかで迷った時は、大きい目の方で分け目を作りましょう。大きい目の黒めの外側で分け目を作ることで、バランスの良い前髪に仕上げられますし、デカ目効果も期待できます。

目の大きさ同様、つむじからの毛流れも人それぞれ異なります。つむじの位置や数、つむじの巻き方で毛流れは決まっています。自然な仕上がりにしたい時は、つむじからの毛流れを参考に、前髪の流し方を決めてみましょう。

前髪は顔の印象を決定する上で、とても大きな役割を持つ部分です。だからこそ、自分のなりたい雰囲気や合わせたい服装やメイクに合わせて、適宜変えていくことが重要になります。いろいろな前髪を試して、自分にぴったりのヘアスタイルを楽しみましょう！