北海道のパワースポットおすすめ17選！大自然の恩恵を受けよう！

北海道といえば大自然。その広大な土地と空間は正にパワースポットの宝庫で、運気を呼び寄せたい方、自然のエネルギーを浴びたい方にはもってこいです。これからご紹介する道内17のパワースポット巡りをすれば、開運・ご利益があること請け合いです。

北海道パワースポットの1つ目にご紹介するのはヤイタイ島です。名称にピンとこない方でも、「阿寒湖に浮かぶ4島の1つ」と聞けば納得でしょう。ヤイタイ島には阿寒湖の守り神「白龍山の神」を祀る白龍神社があることでも知られています。

白龍神社は古くより、大漁や無事の帰港を願う地元の漁師の拠り所であったといわれています。このためヤイタイ島は阿寒湖を観光地としてだけでなく、パワースポットとしても位置づける要所といえるでしょう。

ヤイタイ島は阿寒湖最小の島で、その大きさは周囲200メートル程度です。島へのアクセスについては制限があり、残念ながら遊覧船で行くことはできません。このためチャーター船を確保する必要があるでしょう。船を確保できたなら、阿寒湖4島巡りをするのもアリかも。

●ヤイタイ島の所在地：釧路市阿寒町阿寒湖温泉
●主なアクセス方法：チャーター船

道東に位置する摩周湖は非常に水の透明度が高く日本で第1位、世界的にも何とバイカル湖に次いで第2位の透明度とされています。その様は通称「摩周ブルー」というフレーズが誕生するほどに見事です。

摩周湖の正体は約7000年前の巨大噴火により誕生したカルデラ湖とされています。ユニークな成り立ちや神秘的ともいえる特色から、文句なしに北海道および道東を代表するパワースポットといえるでしょう。2001年には北海道遺産に認定されました。

摩周湖は厳密には湖に該当しないため国土交通省・農林水産省ともに管轄外であり、現状では無登記の状態で国に管理されているそうです。その意味でも非常に珍しいパワースポットですね。

●摩周湖の所在地：北海道川上郡弟子屈町
●主なアクセス方法：
・JR釧網本線　川湯温泉駅より車で約20分
・JR釧網本線　摩周駅より車で約20分
・JR釧網本線　摩周駅　阿寒バス摩周湖第1展望台行きで約25分

白ひげの滝の名の由来は、多くの滝のように1本にまとまった大きな水の流れではなく、細い水の筋がいくつも並んで下に落ちていく様から白いひげに喩えられました。その真っ白な水はコバルトブルーの美瑛川に統合され、忠別川に合流しやがて道央へと運ばれていきます。

滝の落差30mという雄大なスケールと、美しい水の作用で浄化のご利益が期待できるでしょう。

白ひげの滝は一般的な滝とは異なり、崖の狭間からの流水ではなく地下水が岩場から吹き出て滝を形作っています。これは専門用語で「潜流瀑」に分類され、全国的にも極めて珍しい形態だそうです。

●所在地：北海道上川郡美瑛町字白金
●主なアクセス方法：
・JR美瑛駅からバスで30分 
・JR美瑛駅から車で20分

神居古潭の読み方は「かむいこたん」です。かむい（カムイ）とは神のことであり、「神の居る場所」という意味合いがあります。アイヌにルーツを持つ北海道の中でも最も重要かつ象徴的なスポットで、古来より魔神の住む土地と呼ばれてきました。

神秘的・超常的なエピソードを数多く内包するスポットであり、ご利益巡りで訪ねる場所とは少し違うかもしれませんが歴史と大自然による非日常的な空間を体感できるパワースポットといえるでしょう。

「神居古潭甌穴群」と呼ばれる地表の穴の数々、「ニッネカムイの首」「サマイクルの砦」という由縁のある自然物があり、敷地内にはマムシが多数います。「神の住む場所」「魔神の棲家」などといわれる通り、一般的な観光地とは一線を画した独特の雰囲気があります。

●所在地：北海道旭川市神居町神居古潭
●主なアクセス方法：1条通7丁目からバスで30分

道央エリアにおける自然パワースポットの1つ、千本ナラは3本のミズナラから成っています。長年日本海からの風で吹き上げられ、枝がまるで千本あるかのように無数に分かれて上方へと伸びている様が名の由来です。

3本の御神木は「金運・商売（金運・仕事運）」、「良縁・子宝（恋愛運）」、「健康・交通安全・未来（健康運）」と、それぞれご利益が異なります。一度にこれだけ多くのご利益を享受できるパワースポットも珍しいかもしれませんね。

樹齢800年超という、道央における歴史の生き証人のようなご神木です。ここを訪れた人は杓文字に願い事を書き、ご神木に巻かれたしめ縄に挟むのが恒例となっています。

北海道で金運を表に出しているパワースポットは意外と少ないようで、金運や仕事運目当てでパワースポット巡りをしている人には貴重かもしれませんね。

●所在地：北海道石狩市浜益区毘砂別 
●主なアクセス方法：JR札幌駅から車で100分

道東は知床八景の1つに数えられる知床五湖です。出入りする川がなく、原生林に囲まれた5つの湖から成る希少価値の高いパワースポットです。道東の手付かずの自然が残る静謐な空間、そして湖面に映る知床連山は実に神秘的です。自然の力により浄化の作用があるといわれています。

知床八景だけでなく、2007年には世界遺産にも登録されました。道東の手付かずの自然あふれるこの地はヒグマやエゾシカなどの野生動物にとっても楽園です。これらの理由から立入制限の区域がありますのでご注意ください。

●所在地：北海道羅臼町・斜里町
●主なアクセス方法：JR釧網本線 知床斜里駅から網走バス・斜里バスで50分

同じく道東は知床からもう1ヶ所、フレペの滝をご紹介します。切り立った断崖の途中から地下水が湧き出て直接海へと流れ落ちるこの滝は、通称「乙女の涙」とも呼ばれています。地下水ゆえに水勢もゆるやかで、本当に涙のように見えるでしょう。

知床五湖と同様に、フレペの滝もまた浄化のパワーがあるといわれています。

フレペの滝の水流は道東の知床半島プユニ岬東の断崖からオホーツク海へと流れ込みます。高さ約100mという切り立った崖の中ほどから、涙のように湧き水が溢れ出てくるのです。ここもまた知床八景の一つに数えられています。

●所在地：北海道斜里郡斜里町岩尾別
●主なアクセス方法：JR釧網本線知床斜里駅より斜里バス知床五湖・知床大橋方面行き1時間、徒歩20分

道南は七飯町大沼に位置する駒ヶ岳神社。こじんまりとした鳥居と本殿の脇にある大岩には大きな亀裂が入っており、中には人がギリギリ通れる程度の洞窟ができています。この洞窟を無事通過できると難関突破のご利益があるといわれています。主に仕事運の運気に影響がありそうです。

しかし大岩から落石が発生したなどの理由で、2018年10月22日より通り抜けを含む大岩周辺への立ち入りが全面禁止されました。全国的にも珍しいパワースポットであるため残念ですが、再開を願いましょう。

本殿の建立は1914年で、平穏無事・登山者の安全を祈願したものです。境内の大岩はそれより古く、元々は寛永時代に起きた大爆発の名残とされる溶結凝灰岩で、なんと1640年から存在しているそうです。

●所在地：北海道亀田郡七飯町東大沼
●主なアクセス方法：JR「大沼公園」駅下車　車で10分

道南西、洞爺湖の南に位置する有珠山は約2万年前から存在する活火山です。ロープウェイで火口に近づくこともでき、銀沼大火口周辺は歩道が整備されています。

悠久の時を経て今なお生き続ける生命力、自然エネルギーは紛れもなくパワーの源泉であり、健康運・恋愛運・仕事運などの運気に大きく影響を与えるでしょう。

有珠山は二重式活火山と呼ばれる珍しい火山です。20世紀の100年間で4度の噴火を記録しており、世界的に見てもとても活発な活火山といわれています。生命力を司るパワースポットであり、特に健康運・恋愛運・仕事運の運気と関係が深いでしょう。

●所在地：北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉
●主なアクセス方法：
・JR洞爺駅より道南バス洞爺湖温泉行き15分（終点で乗り換え）+ 道南バス昭和新山行き15分
・道央自動車道伊達ICから昭和新山まで車で15分

洞爺湖は北海道の数あるパワースポットの中でも屈指のスポットとされています。火・水・風・土と複数の優れた条件が揃っており、ここを一巡りするだけで金運・恋愛運・健康運のご利益が得られるでしょう。

2008年には先進国首脳会議（サミット）の開催地として洞爺湖が選ばれました。各国のVIPが集結する場として、景観や安全面はもちろん縁起や運気の悪いロケーションが選定されるはずはなく、その意味でも日本が誇れるパワースポットと断言して構わないでしょう。

洞爺湖の大元は火砕流によって誕生したカルデラ湖です。アイヌ語の「トヤ（to-ya）」（湖・岸）に由来し、和人によって「洞爺」と当て字されました。東西約11km、南北約9kmの巨大な湖で、その規模は日本で9番目とされています。

●所在地：北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉29番地
●主なアクセス方法：JR洞爺駅より道南バス約2時間45分

温泉で有名なのが登別です。温泉街の北にあるのが地獄谷で、日和山の噴火によってできた火口跡がその由来です。「地獄谷」の名称に相応しく、荒々しく削られたような谷の景観に加え、辺りでは硫黄臭と煙、煮えたぎって泡立つ熱湯がいたる所に見られます。

そんな恐ろしげなエリアですが、火・水・大地の三要素を揃えたパワースポットとしての効能は素晴らしく、恋愛運・健康運の運気が期待できます。一説では新興の「ビューティー運」なる効果もあるとか……温泉街の湯沢神社を訪れれば金運にも恵まれるでしょう。

登別といえば、やはり温泉ですよね。1858年、江戸時代晩期の安政5年に開湯したと言われる登別温泉は北海道内でも老舗中の老舗です。「にっぽんの温泉100選」の中でもベスト3入りを続けており、これ自体がパワースポットといえる魅力に溢れています。

その源泉はもちろん地獄谷の凄まじい自然エネルギーです。登別の地獄谷と温泉は切っても切れない関係にあるのです。

●所在地：北海道登別市登別温泉町無番地
●主なアクセス方法：JR登別駅より道南バス15分、徒歩10分

道央は当麻町にある当麻鍾乳洞。「夫婦龍（めおとりゅう）」という、2頭の龍が休むとされる強力なパワースポットです。夫婦の龍ということからも縁結び・恋愛運のご利益が期待できるでしょう。

洞窟内には混じり気や不純物のない澄んだ空気が流れ、心身ともにリフレッシュできます。

当麻鍾乳洞は地下水の溶蝕作用がつくりあげた石灰洞窟です。その歳月はなんと1億5千万年といわれ、人類の誕生前から存在するというとてつもない歴史があります。昭和36年には北海道天然記念物に指定されました。

●所在地：北海道上川郡当麻町開明4区
●主なアクセス方法：
・JR石北本線当麻駅下車、タクシーで15分
・旭川市内から車で45分

山彦の滝は遠軽町丸瀬布にあります。滝の裏側に続く通路があり、裏側から見ることもできるため、通称「裏見の滝」と呼ばれています。28mの高さから乱れなく一直線に落下する水の流れは、まるで一枚の薄い布の如しです。

水流の層が非常に薄く、滝の裏側の景色まで透けて見えるという極めて珍しいパワースポットです。真東を向いた滝という点も希少でご利益があるといわれています。

1897年にアイヌ人青年、村山カムイカウックが発見しました。のち1924年に山彦の滝と命名されました。滝が真東を向いていることからご利益があるとして、勇壮で力強い不動明王を祀っており健康運が期待できるでしょう。冬は水流が結氷し、滝は壮麗な氷柱に生まれ変わります。    

●所在地：北海道紋別郡遠軽町丸瀬布上武利
●主なアクセス方法：JR丸瀬布駅から車で30分

道央は東川町、天人峡にあるパワースポットが羽衣の滝です。「天女の羽衣」の伝承はあまりにも有名ですね。そんなロマンチックな場所ですから、恋愛運のご利益があるのはお察しの通りです。

聞くところによると、滝の上段と下段で発せられるエネルギーが異なるため、カップルで訪れた場合はそれぞれに合ったパワーを受け取るのが望ましいそうです。

1951年に北海道文化財に指定、1991年には「日本の滝百選」に選出されました。2013年5月、天人峡で起こった大規模な土砂崩れにより羽衣の滝は通行止めになっていましたが、2018年6月より再開されました。復活を待っていた人には朗報ですね。

●所在地：北海道上川郡東川町天人峡温泉
●主なアクセス方法：
・JR旭川駅から車で1時間
・宿泊施設の無料送迎バス推奨

道央・帯広市にある出雲大社愛国神社は、あの出雲大社に所縁があり、無病息災・縁結び・安産の神を祀っています。このため健康運・恋愛運とも関係が深く、夫婦であれば家族や子宝についても恩恵があるでしょう。

1902年、香川県から入植した移民団が土地開拓の安全と街の発展を願い、島根県出雲大社から御祭神・大国主命（おおくにぬしのみこと）を奉斎したのが愛国神社誕生のきっかけです。

恋愛成就に関するご利益の噂が広まり、パワースポット巡りに熱を上げる女子からの支持が厚い場所です。

●所在地：北海道帯広市愛国町基線25-5
●主なアクセス方法：
・帯広駅より車で約20分
・帯広駅より十勝バス広尾行き36分、徒歩約20分

札幌市に位置する北海道神宮は道内最大のパワースポットといわれています。祭神として4柱を祀っており、商売繁盛・厄除け・金運・恋愛・交通安全・家内安全と、他にも数え切れないほどのご利益があります。

簡単にまとめると健康運・恋愛運・金運・仕事運というところでしょうか。限りなく全ての運勢を網羅していますね。ここを一巡りするだけで運気がみなぎるでしょう。

1871年、時の明治天皇の命によって入植者の手で創建され、当初は札幌神社と命名されました。北海道神社行政の中心地として大いに注目され、戦後1964年には明治天皇を増祀し、社名を現在の北海道神宮に改めました。

●所在地：北海道札幌市中央区宮ケ丘474
●主なアクセス方法：地下鉄円山公園駅より徒歩15分

道西は美瑛市にある美瑛神社は、近年女性を中心に注目度上昇中のパワースポットです。なんといっても恋愛成就祈願の聖地という位置づけであり、特に隠しハートマークをあしらった本殿の意匠やお守りのデザインは女子に大人気です。

ある種の経営センスも感じさせる、近代的でトレンディなパワースポットといえるでしょう。もちろん恋愛運のご利益が期待できるはずです。

北海道神宮と同様に入植者によって1897年に創建され、町の発展とともに移築を繰り返し、現在の社殿は1995年に新築されました。このためデザインや意匠がモダンで明るく、パワースポット巡りをする女性からの高い人気の一因となっています。

●所在地：北海道上川郡美瑛町東町4丁目701番地23
●主なアクセス方法：
・JR美瑛駅より車で5分
・JR美瑛駅より道北バス白金温泉行き10分

北海道がパワースポットの宝庫であることがおわかりいただけたのではないでしょうか。スポットのメッカである道央・道東に限らず、北海道には手付かずの自然や、成り立ちが何千年・何万年前に由来するものなど、本当に奇跡のようなロケーションがいくつもあるのです。

パワースポットというと女子が行くものと思われがちですが、男性が訪れても何らおかしくはないはずです。仕事運・恋愛運・金運・健康運、これらに限らず何らかの運気やパワーをお求めならば、是非北海道へ！