エラ張りを解消する小顔マッサージ!エラ張り顔に似合う髪型も!
「エラ張りは生まれつきだから」と悩んでいる方、実はそれ骨格の問題ではなく咬筋のコリが原因となっている可能性があります!そこで今回は、エラ張りを解消する小顔マッサージや、エラ張りを小顔に改善してくれる髪型について詳しく解説していきます。
目次
エラ張りの原因となる「咬筋」について解説!
咬筋とは?
咬筋(こうきん)とは、顔にある一種の筋肉のこと。歯をくいしばると耳の下あたりがボコッと出ますが、これを咬筋と言い、顔のエラが気になる人はこの咬筋が発達している可能性もあるのです。
咬筋が発達しやすい人の特徴
咬筋が発達しやすい人の特徴は、歯を食いしばることが主な原因と言われています。物事に取り組む際、集中して無意識のうちに歯を食いしばってしまったり、睡眠時に歯ぎしりをしてしまったりする人は、咬筋が発達しやすいと言えるでしょう。
歯の食いしばりや歯ぎしりは、時に歯が欠けたり削られたりといった原因にもなります。それほど、咬筋の筋力は強いのです。
咬筋のコリの確認方法
筋肉をたくさん使うとコリができる原因となります。食いしばり等で発達する咬筋は、いわば長年筋トレを積んできたのと同じことになるので、加齢とともに顔が大きくなってしまう可能性もあるのです。
咬筋のコリの確認方法ですが、咬筋が発達してエラ張りが目立つようになると、頬の下に影があるように見えます。この影により頬がたるんで見えるため、老け顔の原因ともなるのです。
エラ張りを解消する3つのメリットとは?
①小顔効果
咬筋の上には頬骨と呼ばれる頬の突出をつくりだす骨と、側頭骨と呼ばれる頬横にある骨があり、どちらも咬筋と繋がっています。力の強い咬筋のコリはこれらの骨を引っ張る原因となるため、四角く角張った顔になりやすいのです。
そのため、咬筋のコリをほぐして解消してあげることで、エラ張りだけでなく頬骨や側頭骨の骨格に変化を与え、突出を改善して小顔効果が期待できます。
②たるみやシワの予防
咬筋のコリによる問題点はエラ張りや顔が大きくなるだけでなく、たるみやシワにもつながる可能性があります。咬筋の発達によって骨格が変形すると頬骨の位置が下がり、ほうれい線等のシワを作り出すのです。
また、筋肉が凝り固まることで血流が悪くなり、老廃物を溜めた重みで顔がたるんでしまうおそれもあります。そのため、咬筋のコリを解消することでたるみやシワの予防対策にもなるのです。
③首・肩のコリを解消
日頃から食いしばり等で咬筋を使いすぎていると咬筋が緊張状態に陥ることがあります。これにより咬筋が疲弊してしまうと、胸鎖乳突筋と呼ばれる首から胸にかかる筋肉等が噛む力を補おうとして働きかけるのです。
エラ張りと肩コリは直接的な繋がりはありませんが、咬筋の疲弊をサポートするために胸鎖乳突筋が余計に働いて肩コリと感じることがあるそうなので、咬筋のコリを解消しておくと首や肩コリの改善が期待できます。
【エラ張り解消の小顔マッサージ①】咬筋ほぐしのやり方
①首・肩・耳をほぐす
咬筋ほぐしはエラ張り解消のための小顔マッサージですが、最初から咬筋をほぐしていくよりも首や肩、耳から先にほぐしていくとより高い小顔効果が期待できます。髪を束ねて準備をしておきましょう!ショートやボブの人はヘアバンド等で髪の毛をまとめておくと良いですよ。
まずは頭を前後左右の4方向にゆっくりと傾けたり、首を回したりしてリラックスしましょう。鎖骨を人差し指と中指で挟み、内側から外側へ往復します。この時、美容クリーム等を塗布すると肌を傷めずにほぐすことができますよ。また、力を入れすぎないよう気をつけましょう。顔のむくみがひどい人は、これだけでも小顔効果が期待できます。
さらに、首の後ろ側から肩にかけて手のひらでさすって、筋肉をほぐしましょう。この時も美容クリーム等を塗布すると良いです。最後に耳たぶを人差し指と親指で挟んでくるくると回したら、1つめの下準備の完了です!
②胸鎖乳突筋をほぐす
次に、胸鎖乳突筋をほぐしていきましょう!胸鎖乳突筋とは、首を横に曲げた時に、曲げていない方の耳の下から鎖骨にかけてにボコッと現れる筋肉のことです。胸鎖乳突筋に美容クリーム等を塗布し、軽くさすってほぐしておきます。綺麗な首筋を作ることもできるので、この行程はしっかりと行いましょう。これで下準備2つめが完了しました。
③顎をゆらす
咬筋の周りにある骨や筋肉の緊張を解消することで、咬筋ほぐしの効果は倍増します!口を開けて咬筋に指を当てたら、顎を左右に10回、前後に10回揺らして簡単に緊張をほぐしておきましょう。これで下準備が全て完了しました!
④咬筋をつまんで流す
下準備が完了したら、いよいよエラ張りを解消するための咬筋ほぐしを開始!必要なものは美容クリームのみで、道具は一切使わず自分の手でエラ張りの改善をします。まずは指の腹を使って咬筋をグリグリとほぐしていきましょう。力は入れすぎない程度に行います。咬筋にコリがある場合はこの時点で痛みを感じます。
次に、筋肉をつまんで下から上へと優しくほぐしていきます。ほぐして流れた老廃物を耳の下に流すようにさすり、首筋を通って鎖骨へと流しましょう。これで咬筋ほぐしは終了です!入浴中に下準備をして、お風呂上がりに咬筋ほぐしをする等の習慣をつけると良いですね。
【エラ張り解消の小顔マッサージ②】ぐりぐりマッサージのやり方
①咬筋の位置を確認する
エラ張り改善のマッサージ2つめは、その名もぐりぐりマッサージ!骨格を変えるイメージで咬筋をぐりぐりとほぐして、エラ張りを改善しましょう。まずは歯を食いしばり、エラのあたりにボコっと出た場所に指を当てて咬筋の位置を確認します。
②口を閉じてこぶしでほぐす
咬筋をほぐすのは指の第二関節。口を閉じて手をグーにしたら第二関節を咬筋に当ててぐりぐりと痛気持ちい程度にほぐしていきましょう。両手を使って両方の咬筋を20〜30回程度ほぐしていきます。
③エラを抑えてキープする
咬筋がほぐれたら、最後に口を開けて咬筋を手のひらや指の腹で押しましょう。咬筋を口の中に押し込むイメージです。10秒程度キープしたら、エラ張り解消ぐりぐりマッサージの終了です!ぐりぐりマッサージはさする動作がないので、美容クリームも必要ありません。いつでも行うことができるのでおすすめですよ。
【エラ張り解消の小顔マッサージ③】口内マッサージのやり方
①口内の奥に親指を入れる
エラ張り改善のマッサージ3つめは、口内マッサージです。まずは口を軽く開けて、親指を奥歯の外側に添えるように入れましょう。親指以外の指は口外の頬に添えるように置いておきます。
②エラ部分の内側と外側からほぐす
口を軽く開けたまま、奥歯の外側に添えた親指と口外の頬に添えた指を使って、エラを挟み込むように揉んでエラ張りの原因となるコリをほぐします。これで口内マッサージの終了です!口の中に指を入れるので、マッサージ後はすぐに手を洗えて口をゆすげる環境で行いましょう。
逆効果の可能性大!咬筋マッサージの2つの注意点とは?
①力が強すぎる
エラ張りや骨格を改善するために咬筋マッサージを行っているにもかかわらず、あまりにも強い力でぐりぐりとマッサージをしては逆効果!人間の体は強い力を受けると攻撃を受けたと錯覚し、防御のために固くなるのだとか。
早くエラ張り改善の効果を得たいからといって強い力で咬筋を痛めつけると、エラ張りがさらに発達してしまう原因となるので注意しましょう。マッサージをする際は痛気持ちいくらいを目処に行ってください。
②マッサージ中に歯を食いしばる
マッサージ中に歯を食いしばるのも、エラ張りが改善されるどころかコリが酷くなる原因に。リラックスした状態で咬筋マッサージをすることができない時は、咬筋の周りから徐々にほぐしていく咬筋ほぐしから始めてみると良いですね。
また、エラ張りを改善するマッサージで力を加えすぎると、その痛みに対抗しようとして歯を食いしばってしまう可能性もあります。エラ張り解消のマッサージをする時は、痛気持ちい程度に、リラックスした状態で行うように注意しましょう。
エラ張りの原因『咬筋のコリ』予防テク3選!
①食いしばりや歯ぎしりをしない
エラ張りを改善するためには、エラ張りの原因である咬筋のコリを予防することも重要です。咬筋を発達させないためには食いしばりや歯ぎしりをしないことが一番ですが、これらは無意識のうちに行っているケースが多いため、習慣を変えるのは少し難しいですよね。
しかし、ストレスや疲労が食いしばりや歯ぎしりを招いている可能性も否定できません!まずはストレスを溜めない生活をすること、良質な睡眠をとることを目標にしてみてはいかがでしょうか。
②猫背を直す
唇を閉じて何もしていない時は、口の中で上の歯と下の歯が触れあうことはありません。しかし、猫背になると頭を支えるために顎や首の筋肉が働き、上下の歯を触れ合わせてしまう可能性があります。ひどい時には食いしばりが発生し、咬筋の発達を促す原因を作り上げているのです。
エラ張りを改善するためには、日常生活において正しい姿勢を意識することはもちろん、デスクワークの際はこまめにストレッチをするよう心がけましょう。
③固い食べ物を控える
よく歯の健康のために固い食べ物を積極的に摂取したり、ダイエットのためにスルメを食べたり、なんて話を耳にしますが、これらもエラ張りを発達させてしまう原因に。固いものを食べる時は噛み砕くために相応の力を加えなければならないため、負荷をかけて咬筋の筋トレをしているのと同じことになります。
日常的に固い食べ物を取り入れている人は、エラ張りを改善するためにもなるべくなら控えましょう。また、口から出すまで咀嚼が必要なガムも、咬筋を動かしているのと同じことなので、口が寂しいからと食べ続けるのは控えた方が良いかもしれません。
【エラ張り顔に似合う髪型①】小顔に見せる方法2選!
①顔周りの髪
エラ張りの人が顔周りの髪の毛をスッキリさせてしまうと、どうしても顔の下半分が膨らんで見えてしまいます。そんなときは、前髪のサイドに作る顔周りにかかる髪「サイドバング」を取り入れた髪型にしましょう!
ショートでもロングでも、前髪のサイドに髪の毛を作ることで骨格を隠すことができます。髪の毛を束ねた髪型をする場合も、サイドバングを残して結ぶと骨格がスッキリとしますよ。頬から顎ラインに沿ってカットされたボブヘアも骨格が隠れるのでおすすめです。
②ひし形シルエット
エラ張りの人がAラインの髪型をしてしまうと骨格が丸見えになり、より一層下ぶくれが目立つようになります。そこで、エラ張りの人に1番おすすめの髪型はが「ひし形シルエット」を取り入れた髪型です。
エラが目立つ骨格よりも少し上の位置にボリュームが来るようにひし形シルエットを作った髪型は、顎ラインに向けてかかる髪の毛で骨格が隠れ、顔の形も綺麗に見せてくれますよ。ロングでもショートでもボブでも、エラ張りの人はひし形シルエットを取り入れた髪型をオーダーしましょう!
【エラ張り顔に似合う髪型②】レングス別3選!
①ショート・ボブ
エラ張りの人がショートやボブにする場合にポイントとなってくるのは、もみあげの長さです。もみあげが短いスタイルにすると、エラ張りが強調されて下ぶくれがちに。エラ張りの人がショートやボブにしたい場合は、もみあげは長めに残しましょう。
また、ショートやボブでも顔周りを包み込むようなパーマをかけると骨格が隠れ、より一層綺麗なラインの輪郭が出来上がります。
②ミディアム
エラ張りの人がミディアムにする場合は、ひし形シルエットを取り入れるのがポイント!エラ張りの少し上の耳のあたりにボリュームが来るよう、レイヤーを入れてあげるとエラ張りが目立たなくなります。
③ロング
エラ張りさんがロングにする場合は、前髪を作るのがポイントです!前髪のサイドに長めの髪を作るサイドバングを、顎のラインに沿ってカットすることでエラ張りが目立たなくなります。前髪を作らずにロングにする場合は、前髪の長さを顎くらいまで伸ばしてカバーしてあげると良いですよ。
【エラ張り顔に似合う髪型③】前髪のポイント3選!
前髪の幅
エラ張りの人が前髪を作る時のポイントは、前髪の幅を狭く作ることです。さらに縦のラインを長くとって奥行きを意識すると、エラ張りが強調されにくくなります。ショートやボブ、ミディアムやロングでもとにかく前髪の幅を狭くとってサイドバングを作るようにしましょう!
ぱっつんはNG
エラ張りの人がぱっつん前髪にする場合は、どうしても硬い印象を与えがちです。特にショートやボブ、または黒髪でぱっつん前髪にしてしまうと、クールだったり強めなキャラに見えてしまいます。
ショートでもボブでも、エラ張りの人がふんわりとした印象を与えたい場合は、ぱっつん前髪にするよりも少し長めに軽くカットし、クルンと一巻きして軽い印象を与えるのがおすすめです。
サイドバングは必須
エラ張りの人はショートやボブ、ミディアム、ロング等、どの髪型にするにもサイドバングは必須です!サイドバングの紹介は何度もしてきましたが、それくらいエラ張りの人には大事なポイント。エラ張りを包み込んで隠すよう、サイドバングを上手に使いましょう!
エラ張りを解消して小顔効果に期待しよう!
エラ張りは骨格だけの問題ではないことがわかりましたが、いかがでしたか?エラ張りに悩んでいる人でも、咬筋ほぐしやマッサージで改善できる可能性があります!また、すぐにエラ張りが改善できなくても、髪型次第で小顔効果をもたらすこともできるのです。
エラ張りにサイドバングは必須ですが、必ずしもミディアムやロングにすることはありません。ショートやボブに挑戦したいエラ張りさんも、ポイントを抑えてヘアスタイルを楽しみましょう。