バレイヤージュカラーが可愛い！メリットや注意点・セルフのやり方も！

「バレイヤージュ」とは、「箒で掃いたような」という意味のフランス語です。髪の表面にハケでハイライトを入れることで、ナチュラル感やこなれ感を出すことができるカラー方法です。バイヤージュと呼ぶこともあります。

バイヤージュの特徴が最も出やすいのはロングヘアですが、ボブやショートにも似合います。どんな髪型にも対応できるので、女性だけでなくメンズからも人気を集めています。

バイヤージュカラーを語る際に他のカラーリング方法の名前もよく聞きます。バイヤージュカラーと他のカラーとの違いは何なのでしょうか。

バイヤージュカラーの特徴は、細い線で部分的に髪にカラーを入れることで立体感や動きを表現できることです。髪の上部にも下部にもカラーするため全体の色に馴染み、オシャレなのにナチュラルに仕上がります。どんな髪型にも合い、外国人風のこなれ感を出すことができます。

バイヤージュカラーもグラデーションカラーの一種と言えますが、グラデーションカラーは根元から毛先に向かって色が変わっていくイメージです。全体に対し部分的に色を入れてナチュラルに仕上げるバイヤージュカラーとは対照的に、根元と毛先の色の違いがハッキリしているのが特徴です。

ホイルカラーは、アルミホイルを使って髪を部分的にとり塗り分けるカラー方法で、バイヤージュカラーと組み合わせて使うことがあります。ポイントカラーとして取り入れやすく、代表的なものにメッシュカラーがあります。バイヤージュカラーはハケで髪にカラーを塗っていく方法なので、ホイルカラーとは根本的なやり方が異なる点が違いです。

バイヤージュカラーの人気は見た目だけではありません。バイヤージュカラーの人気の秘密とは何なのか、バイヤージュカラーのメリットを紹介します。メンズも必見です。

バイヤージュカラーは部分的に髪にカラーを入れる方法です。通常のカラーリングのように全体にカラーしたり、グラデーションカラーのように毛先全部にカラーするよりも、髪へのダメージが少なくなります。また、根本にカラーをベタっと塗ることがないため頭皮について肌が荒れる心配もありません。

バイヤージュカラーの特徴は何と言っても自然に見せるカラーの仕方です。髪の色に馴染むようにあえてムラを作りながらハイライトを入れます。髪が伸びて黒髪が見えてきても自然に馴染むよう計算されているため、時間がたってもプリンが目立たないという嬉しいメリットがあります。

バイヤージュカラーは手の込んだヘアアレンジをしなくても簡単にオシャレにキマります。ハイライトとローライトと組み合わせてカラーするので髪を立体的に見せることができ、ヘアアレンジはもとより、そのままでも充分キレイです。髪を柔らかく見せたり小顔に見せることができるので、メンズにも人気があります。

バイヤージュカラーはボブやショートからロングヘアまでどんな髪型でも似合います。中でも人気のカラー＆スタイルを紹介します。

人気色は透明感が魅力のグレイ系やアッシュ系！簡単に外国人風ヘアになることができます。ロングでグラデーションを楽しんだり、ボブで無造作にしてもステキですね。ショートヘアではオシャレ感が一段アップ！暗髪でもオシャレにキマります。

一番人気はやはりロングのゆるふわパーマです。黒髪のバイヤージュにも似合うスタイルですね。ロングはボブやショートよりもバイヤージュカラーの特徴であるグラデーションを楽しみやすい髪型と言えますが、パーマのかかったボブカットにバイヤージュを入れても素敵ですよ♪

普段はセルフで髪を染めているアナタ、バイヤージュカラーはセルフでもできるのか気になりますよね。以下ではセルフでのバイヤージュカラーについて解説します。

正直なところ、バイヤージュカラーをセルフで実現するのは難しいです。髪をハケで掃くようにカラーするやり方なので、特に後ろは自分では至難の業でしょう。ランダム感を自然にキレイに出すためには、やはりプロに任せるのが確実です。お値段もそこまで高くないので、バイヤージュカラーに対応している美容室を探してみてください。

とはいえ「どうしてもセルフでやりたい！」という方は、顔周りや前髪などはセルフでできないこともないです。ボブやショートの人であれば比較的やりやすいかと思います。

やり方としては、髪をブロッキングして、細い線を描くようにブリーチを塗ります。ブリーチを落とした後にヘアカラーで全体を染めるといったやり方です。失敗が怖い方はダークカラーで試すのが良いでしょう。

ここからは、バイヤージュカラーにするときの注意点を紹介します。美容院に行く前にチェックしましょう。

バイヤージュカラーにかかる時間はだいたい1時間半から2時間半くらいです。

値段はショートヘアやミディアムヘアの人で7000円から10000円前後です。普通のカラーと比べてもそんなに高くないお値段ですね。グラデーションカラーの値段よりは少し安いかなといったイメージです。ブリーチやカラーの回数により値段が変わる場合があるので、心配な方は事前に美容院に相談してください。

バイヤージュカラーは全体を均一に染めるやり方ではないため、ブリーチやカラーの入れ方によるムラの出し方は担当者のセンスによってしまいます。そのため口コミなどでバイヤージュカラーを得意と謳っている美容室を探したり、経験豊富な美容師さんを見つけましょう。メンズがバイヤージュする場合も、まずは相談してみると良いと思います。

初めてバイヤージュカラーするときは美容師さんとしっかり相談しましょう。美容師さんのカラーの入れ方次第で印象が変わってきます。バイヤージュはランダム感を楽しむものなので、仕上がってからのお楽しみ♪な面もありますが、「髪を明るくしたい」、「小顔に見せたい」、「落ち着いた印象にしたい」など、バイヤージュする目的やイメージをしっかり伝えることが大切です。

ここからはバイヤージュカラーの基本のやり方について説明します。お値段を考えるとセルフで出来ればコスパは良いですが、センスや手早く作業することが求められるので、自信が無ければ迷わず美容院にお願いしてくださいね。

土台とはブリーチのことです。髪をブロッキングしたら線を描くようにブリーチしていきます。ここのブリーチの入れ方から仕上がりが左右されてしまいます。イメージとセンスが大切です。

ハケにカラーをとり、箒で掃くようにして髪にハイライトを入れていきます。下にいくほど明るくなるようにすると立体感が出たり、髪が伸びても自然に馴染むようになります。手早く塗ったら5分ほど置いて流します。

全体にアッシュカラーを塗ります。10分ほど置いて流せば完成です！コツは手早く塗って、放置時間は短めにすること。ランダムな色味やグラデーションを楽しんでください。

黒髪とバイヤージュカラーを組み合わせて大人カワイくオシャレな印象に。グレージュっぽくしてスモーキーな質感にしたり、グラデーションを強く出してもキレイです。

黒髪はどうしても硬くて重い印象になりがちですが、黒髪でもボリューム感が出て柔らかい雰囲気にできるのが黒髪バイヤージュです。一味違う黒髪で周りと差をつけましょう♪

外国人風に仕上がるのがボブカットとバイヤージュの組み合わせ♡ストレート気味のボブにするか、ふんわりとしたパーマをかけるかでかなり雰囲気が変わります。そのままでラフな印象にしてもカワイイですが、外ハネにしたりアップにしたり、色々なヘアアレンジが楽しめるのもグッドポイントです。ピンクやレッドといったカラーも人気です。

顔周りをスッキリと見せてくれるショートカットとバイヤージュの組み合わせです。ブラウンヘアにさりげなくバイヤージュすれば立体感で小顔に♪ジェンダーレスな雰囲気でモードなスタイルにも似合います。アッシュ系のバイヤージュで抜け感を出せば、ショートカットでもしっかりと外国人風に仕上がります。

バイヤージュカラーはオシャレメンズにも人気です。ダークカラーの髪でも重すぎない雰囲気になり、立体感でメリハリのある印象を与えることができます。メンズもバイヤージュカラーで印象アップを狙ってはいかがですか。

いかがでしたか？

バイヤージュカラーを利用すれば、ヘアカラーだけで簡単に透明感のある雰囲気を演出できます。外国人風のこなれたカワイさがバイヤージュカラーの魅力です。さらに、髪に立体感を持たせることで小顔に見せてくれたり、通常のヘアカラーよりも髪への負担が少なかったりとメリットが沢山あります。

通常のヘアカラーと比べてもそこまで高くないお値段なので、美容院ではぜひバイヤージュカラーをオーダーしてみてください♪バイヤージュカラーで旬のスタイルを手に入れてくださいね。