同棲カップルあるある22選【これが現実だ!】
同棲カップルが経験しがちな「同棲あるある」をご紹介しています。同棲には嬉しいこともある反面、様々な問題を抱える場合もあります。同棲に望ましい間取りや問題のある間取りも解説。「同棲あるある」には同棲成功のための秘訣が詰まっています。ぜひ参考にしてみてください!
目次
同棲ってどんな状態?
同棲とは未婚のカップルが一緒に暮らすことです。めでたく結婚に進むカップルもいれば、別れるカップルもいます。中には同棲がズルズルと長引くカップルもいます。
同じ「同棲」でも、結末の違いはなぜ生まれるのでしょうか?
ここでは「同棲あるある」として、同棲にありがちな問題点やその原因を探っていきます。同棲のメリットや結婚へ進みやすい間取りなども解説しています。これから同棲を考えているあなた、同棲からハッピーな結婚を願うあなた、ぜひ参考にしてみてください!
同棲あるある①知っておくべき現実問題9選!
「同棲あるある」として、まずは知っておくべき現実問題があります。
どんなにラブラブなカップルでも、共に暮らすことで現実に直面します。良くも悪くも恋愛感情に変化が生まれるのです。
同棲の結末が別れるという選択肢にならないためにも、具体的にどのような問題に直面する可能性があるのか見ていきましょう。
①家事の分担でもめる
カップルのいずれも仕事で忙しいと、家事の分担が問題になることがあります。
日常生活では掃除やゴミ出し、食事の用意などの家事をこなす必要があります。二人で暮らすなら家事を分担しないと、カップルのいずれかに負担がかかる状態になってしまいます。公平に分担しなければ、「なんで私ばかり!?」とか、「いつもオレだよね?」といった不満が出てきます。
家事の分担の問題が同棲解消にまで発展するのも「同棲あるある」です。
②曖昧な約束でトラブルに
一緒に暮らしはじめる前はワクワクする気持ちでいっぱいでしょう。大切な約束事を話し合うことなく同棲をスタートさせてしまうカップルもいます。これがのちのち問題になってしまうのです。
たとえば、金銭的にどちらが何を負担する、折半するなどの問題。同棲前だとお金の話は野暮に思えるかもしれません。でも、金銭的なことは生活を共にするうえで避けて通れない重要事項です。「一緒に暮らせばなんとかなる」といった考えで同棲を始めると、同棲解消に至る結果にもなりかねません。
金銭の話だけでなく、同棲前に話し合う必要があるのは、「結婚が前提なのか否か」です。曖昧な約束でトラブルにならないよう、同棲を始め前に互いの考えを確認しましょう。
③『家事は女性の仕事』という固定観念
男性の中には「家事は女性の仕事」という固定観念がある人がいます。カップルのいずれも仕事で忙しければ、女性に家事の負担がかかってしまいます。
同棲あるあるとして、男性が家事に協力してくれないことで、女性の不満がたまることが挙げられます。同時に、その女性の不満を男性が口うるさく感じて、ケンカがたえない状態になるケースもあります。
家事の分担については協力しあうのが望ましいのです。
④相手の欠点ばかり目につく
同棲あるあるとして、一緒に暮らしはじめたら相手の欠点がやたら目につくことも挙げられます。ついには我慢できず、別れるに至ってしまうこともあります。
同棲前はラブラブで、笑って許せた相手の欠点。見て見ぬふりもできたし、「あばたもえくぼ」で魅力とまで思えていたかもしれません。
一緒に生活すれば恋愛感情も落ち着いてきます。相手の欠点を目にするうちに、次から次へと気になりはじめ、耐えられなくなってしまうのです。
⑤生活費の分担でもめる
暮らしを共にすれば、家賃や光熱費、食費など、分担する必要がある費用が発生します。互いにお財布事情を明らかにして、どういう形で分担するのか決める必要があります。
お金の話を曖昧なまま同棲を始めると、別れる原因になる可能性もあります。
⑥理想とかけ離れた日々
同棲あるあるとして挙げられるのが、理想と現実のギャップが原因で別れるというものがあります。
たとえば、同棲前に男性が「帰宅したら、いつも彼女のおいしい手料理が食べられる」と期待していたとしましょう。同棲後、家に帰ったらコンビニ弁当が置いてあったら、男性は「考えていたのと違う!」とガッカリすることになります。
大きすぎる理想が同棲解消の原因となってしまうのです。
⑦結婚のタイミングを見失う
同棲が長引くと、マンネリ化してしまうカップルもいます。生活を共にすることで、ルームメイトのようになってしまうのです。そうなると、結婚という言葉を出すのも気恥ずかしい雰囲気になってきます。
結婚という大きな決断には、ある程度の勢いが必要です。同棲で穏やかな日々を過ごし、互いに嫌いではないけれども、結婚のタイミングを見失ってしまう。これも同棲あるあるです。
事前に同棲の期間を決めて、時期が来たらカップルで結婚するか否かを話し合いましょう。ただズルズルと同棲を続けることはなくなります。
⑧トキメキがなくなる
生活を共にしていれば、ドキドキするような恋愛感情は薄れてきます。そこから深い絆が生まれるカップルもいます。逆にそのまま気持ちが冷めて、「本当にこの人が好きなんだろうか?」という疑問が生まれてくる場合もあります。
部屋の間取りの問題などで、いつも二人で顔をつきあわせなければいけないこともあるでしょう。互いに寝起きやだらしない姿を見せることにもなります。また、トイレが長いなど、イヤでも相手の日常を知ることになります。
同棲あるあるとして、「トキメキがなくなった」という理由で同棲解消に至るケースもあるのです。
⑨別れる時が大変
同棲あるあるとして、別れるときが大変というものもあります。
なんらかの理由で同棲を解消するとなったとき。カップルの双方、またはいずれかが新しく住むところを見つけなければいけません。二人で使っていた家具や電化製品はだれがなにを持っていくのか。荷物の整理や、引っ越しの手配も大変です。
一時的に出金が増えることから、金銭的なことが理由で、別れるに別れられないケースもあります。相手に情が移ってしまっている場合、喪失感からつらい思いをすることにもなります。
同棲あるある②嬉しいこと7選!
互いに大好きなカップルが一緒に暮らしはじめる同棲。嬉しいことや楽しいこと、幸せを感じるときもたくさんあります。
同棲あるあるの「嬉しいこと」編を具体的にご紹介しましょう。
①ご飯を作ってくれる
カップルのいずれかが料理好きだと、おいしいご飯をいただくことができます。一人暮らしのときにはいい加減だった食生活も劇的に改善されるでしょう。
また、ひとりで食べるご飯よりも、ふたりで一緒に「おいしいね」といいながらいただくご飯のほうがずっと楽しいもの。同棲あるあるとして嬉しいことのひとつです。
ご飯を作ってもらったら皿洗いは自分が引き受けるなど、ふたりの忙しさを考慮しつつ、家事を分担すると良いでしょう。
②帰宅時に部屋が明るい
仕事が終わって疲れて帰宅したとき、部屋が明るいとホッとするものです。「ただいま」といえば、「おかえり」の言葉も返ってきます。
同棲あるあるの嬉しいこととして、一人暮らしにはない安らぎを覚えるでしょう。
帰宅したら部屋が夏場は涼しく、冬場は暖かくなっているのも、ありがたいと感じるはずです。
③帰っても一人じゃない
一人暮らしなら、仕事などでイヤなことがあって帰宅しても、ひとりぼっち。同棲していればグチを聞いてもらえる相手がいます。ときに心強いアドバイスをもらえることもあるかもしれません。
また、カップルが互いに会社勤めで平日に会えない場合。双方の誕生日やクリスマスが平日でも、帰宅すればふたりでお祝いができます。
家に帰っても一人ではないことは、同棲あるあるの嬉しい点といえます。
④支え合える
同棲あるあるの嬉しいこととして、互いに支え合えるという点が挙げられます。精神的にも肉体的にも、ふたりでいて助かることが多くあるものです。
仕事や人間関係などで問題を抱えていても、信頼関係を築いた同棲相手なら相談に乗ってくれるでしょう。風邪などの病気になったときも、すぐそばに看病してくれる人がいるのは心強いものです。
⑤寂しくない
いつも大好きな人と一緒にいられる。同棲あるあるの嬉しいことのひとつです。もう離れ離れの寂しさを感じることはないでしょう。
一人暮らしのときには、ひとりで食べる夕食など、ふと侘しさを感じるものです。そういう気持ちを経験したことがある人なら、ふたりで過ごす穏やかな時間はかげがえのないものと感じられるはず。
寂しさを解消できるのも同棲のメリットです。
⑥家事を分担できる
同棲あるあるの嬉しいこととして、家事を分担できるというのもあります。
一人暮らしで仕事が忙しいと、なかなかすべての家事に手が回らないことが多いもの。同棲すれば、「朝食はわたしが作るから、ゴミ出しはあなた」など、家事を分担できるのです。
互いに思いやりの気持ちがあれば、分担もスムーズに行えるはず。一方に負担がかかりすぎる場合は、分担を見直したり話し合う必要があるでしょう。
⑦忙しくても会える
多忙な恋人同士だと、会える時間も限られてきます。同棲あるあるの嬉しい点として、「忙しくても会える」という点が挙げられます。帰宅すれば会えるのですから、忙しさも関係ありません。
仕事で疲れているときも癒しあえる関係であれば理想的です。
同棲あるある③イライラすること6選!
いくら好きな人とはいえ、生活を共にすれば、大なり小なり何か問題は出てきます。お互い様のこともあれば、カップルのいずれかが我慢をしいられる場合もあるでしょう。
同棲あるあるとして「イライラすること」を具体的に見ていきます。
①一人の時間がなくなる
一人暮らしが長かった人にありがちなのが、同棲で「一人の時間がなくなる」という不満です。好きな人と一緒にいられる時間が増えたことは、嬉しい反面、ストレスとなる場合もあります。
たとえば、ゲームや読書などの趣味の時間を削らなくてはいけない。一人でボーッとする時間がほしい。あれこれ干渉されすぎて息苦しい。こういった不満です。
部屋がプライベートを確保できるような間取りであれば、解消できる場合もあります。ただ、やはり互いに干渉しすぎるのは別れる原因となるでしょう。
②生活リズムがズレる
人それぞれに生活リズムはあります。朝型の人もいれば、夜型の人もいます。単なる生活習慣だけでなく、仕事の関係で早朝に起床しなければいけない。海外との仕事のため、真夜中に電話をしなければいけない。生活の時間帯はさまざまな事情にもよります。
自分と相手の生活リズムがあまりにもかけ離れていると、日々のストレスとなります。これも同棲あるあるといえます。
③喧嘩すると逃げ場がない
どんなに仲の良いカップルでも、ときにケンカをすることもあるでしょう。離れて暮らすカップルなら、ケンカをしても電話を切る、それぞれの家に帰るなどの方法で頭を冷やすこともできます。でも、同棲しているとケンカをしても逃げ場がないという問題があります。
部屋の間取りによっては、それぞれの自室をもつことで問題を解消できることもあります。ケンカをしたら翌日に持ち越さないなど、ルールを決めておくとベターです。
④睡眠時のストレス
寝起きを共にしていれば問題となるのが、相手のひどいイビキや歯ぎしりです。原因のもとである本人は気づかず、他方がすっかり睡眠不足になってしまうパターンで、これも同棲あるあるです。
もし睡眠不足が続くようなら、寝室を別にするなど間取りで解決する必要があります。イビキや歯ぎしりを解消するグッズも販売されているので、軽減される場合もあるでしょう。
⑤家事の負担が不平等
家事の負担が不平等で、片方の不満がたまるというのも同棲あるあるです。
相手に依存する気持ちから家事をしない人もいます。あるいは性格的にだらしないなどで、散らかった部屋でも平気、ゴミや洗い物がたまっても気にならない人もいます。結局、耐えられなくなったほうが、忙しくても掃除やゴミ出しをせざるをえなくなる場合もあるでしょう。
家事の分担については、最初にやり始めた人がそのまま受け持つことが多いものです。同棲の初期段階から話し合いでルールを決め、どちらかの負担が大きくなるようなら見直しも必要でしょう。
⑥相手のだらしなさが気になる
同棲あるあるとして、相手のだらしなさが気になるというものもあります。
「きれい」と感じるレベルは人それぞれ。自分が気にならないからといって、他方も平気というわけにはいきません。
「キチンとして!」といい続けるほうも大変ですが、小言をいわれ続けるほうもストレスになります。我慢か改善かの二者択一だけでなく、互いに歩み寄ることも必要です。
同棲生活を円滑にする10個のコツとは?
ラブラブだった二人が同棲を経て別れる場合もあります。結婚を前提とした同棲なら、なんとかゴールインを決めたいもの。それにはちょっとしたコツがあります。
同棲生活を円滑にするコツをご紹介しましょう!
①相手を尊重する
相手を尊重することは、同棲だけでなく、その後の結婚生活でも大切なことです。
一緒に暮らせば、様々な点でふたりの違いが浮き彫りとなります。習慣や考え方の違いは当然ありえることです。そのとき、どれだけ相手の意見に耳を傾けて、受け入れることができるかがポイントとなります。相手を変えようとすれば、ケンカやストレスの原因になりかねません。
自分の意志に相手を従わせようとするのは過干渉です。同棲解消とならないよう、互いに相手の気持ちや考えを尊重しましょう。
②感謝の気持ちをきちんと伝える
「ありがとう」の言葉の威力は絶大です。この一言があるかないかで、ふたりの関係が違ってくるともいえます。
同棲でも結婚でも、互いに助けあうことが基本となります。日常生活で相手がしてくれることを当たり前と思っていると、微妙な気持ちのスレ違いが生まれかねません。
二人仲良く末永く暮らすためにも、感謝の気持ちをきちんと伝えましょう。
③ある程度の我慢は必要
たとえ親や兄弟であっても、人それぞれの考え方や習慣があるため、生活を共にする場合は我慢をしいられるときがあります。同棲や結婚なら赤の他人と暮らすわけですから、ある程度の我慢は必要です。
逆に相手の欠点や考え方の違いも受け入れる覚悟がなければ、同棲は難しいでしょう。どうしても譲れない点は、ケンカではなく話し合いましょう。
難しい時期を乗り越えたふたりなら、結婚後も気持ちのすれ違いを最小限にとどめることができます。
④干渉のしすぎはNG
いくらラブラブとはいえ、干渉されすぎると息苦しく感じるものです。同棲相手ではなく、友達と出かけたいときもあるでしょう。趣味に没頭する時間も必要です。
あらゆることに関して干渉されすぎると、まるで看守に見張られている囚人のような気持ちになるでしょう。「ひとりのほうが気楽で良かった」と思われてしまいます。
彼氏・彼女が少々つれなくても、ふたりの関係を長いスパンで考えてください。干渉のしすぎは結婚から遠のくと考えて間違いありません。
⑤積極的に会話を
同棲期間が長くなると、会話も少なくなることがあります。あうんの呼吸で気持ちが通じることもあるでしょう。一方、ラブラブのときと比べて、寂しさを感じるときもあるかもしれません。
もし寂しいと感じているのであれば、話し合いましょう。相手が乗ってこなければ怒りましょう。相手も怒ってケンカになれば、心をこめた手料理を作って「ごめんね」と謝りましょう。次の週末、相手が興味がありそうなところに出かけようと誘うのも良いかもしれません。
大好きな相手だからこそ、ぜひ積極的な会話を心がけてください。
⑥思いやりの気持ち
一緒に暮らす上で大切なのは「思いやりの気持ち」です。干渉しすぎないのも思いやり。相手の考えを尊重するのも思いやりです。
自分の意志や希望を相手に押しつけることは、思いやりからは遠く離れてしまいます。思いやりとは、相手の身になって考えること。見返りも期待しないことなのです。
⑦言いたいことは伝える
結婚を見すえた同棲なら、言いたいことは言いあえる関係が理想です。ケンカにもなりやすいですが、互いの理解を深めることができます。いずれかが言いたいことを我慢し続けていると、のちのち「そんなふうに考えてたの!?」と、いきなり同棲解消を言いわたされる事態にもなりかねません。
相手を自分の思いどおりにコントロールしようとするのではなく、「~してくれると嬉しい」「~されると悲しい」といった、自分がどう感じるかを伝えてください。
相手が自分の気持ちを受けとめてくれたら、必ず「ありがとう」の言葉も伝えるようにしましょう。
⑧お互いの自由な時間やスペースの確保
どんなに愛し合っていても、常にくっついていると息苦しくなってくるものです。自宅でも、どこかに行くのも、なにをするのも一緒。干渉されることを嫌う人なら「ひとりになりたい」と同棲解消を選ぶでしょう。
長期的な関係を望むのであれば、お互いの自由な時間やスペースを確保してください。たまには友達と出かける。趣味に没頭できるスペースを作る。日頃のストレスの解消法は人それぞれです。
干渉や詮索は二人の仲を遠ざけます。干渉しあわないひとときが、逆に相手の大切さを思い出させてくれるのです。
⑨協力し合う
同棲には協力し合うことが不可欠です。カップルのどちらかの負担が大きすぎる、または「やってもらって当たり前」という考え方だと問題です。相手に依存する気持ちや甘えがあると、フェアな協力関係は築けません。
たとえば料理など、できないことや苦手なことを無理にする必要はありません。ただ、双方ができることとできないことを補完しあう関係が望ましいのです。
⑩ルールを決める
一人暮らしは自由きままです。たとえ部屋が散らかっていようと、だれにも文句はいわれません。何時に起きて何時に寝ても、だれも気にしません。
同棲では互いの考え方や都合に歩みよる必要があります。日常生活にある程度のルールが必要になってくるのです。
ルールではなく互いに思いやりの気持ちをもてれば、それに越したことはありません。
同棲生活を快適に過ごすためには間取りが重要だった!
同棲の結末にはパターンがあります。結婚に至るか、または同棲解消か。それともズルズルと同棲を続けるのか。
同棲の行く末に大きく関わるのが、共に暮らす部屋の「間取り」です。間取りが別れる原因になることもあるのです。別れる原因のうちのいくつかは、間取りで解決できるともいえます。
では、どのような間取りなら結婚に近づけるのか?そして、別れる原因にもなりかねない間取りとは?詳しく解説していきます。
予定通り結婚へ!同棲カップルが上手くいく間取り4選!
同棲から予定どおり結婚できたカップルは、一体どのような間取りの部屋で暮らしていたのでしょうか?
彼らの間取りにはいくつか取り入れたい特徴が見られます。同棲成功の秘訣が隠されているのです。
具体的に見ていきましょう!
①お互いの部屋がリビングとつながっている間取り
同棲ではカップルがそれぞれの自室を持つことが理想です。
一人になれる時間とスペースがあれば、干渉されることなく、自分の生活スタイルを保ったまま暮らすこともできます。自室はケンカをしたときの逃げ場にもなるでしょう。収納スペースも増えます。
気を付けたいのは、双方が自室をもつことで生活がすれ違いになることがあります。二人の自室がリビングとつながっている間取りが好ましいでしょう。テレビなどがあって、生活のスペースとして不可欠なリビングが、二人で過ごす憩いの場所になってくれます。ケンカをした後も、リビングで顔を合わせれば仲直りのきっかけになります。
②共有の部屋からベランダに出られる
二人の共有の部屋、たとえばリビングなどからベランダに出られる間取りも理想的です。
ベランダに洗濯物や布団を干したい人も多いのではないでしょうか?もしベランダが片方の自室にしか付いていなかったら?そのベランダが付いている自室の持ち主が、洗濯物の担当、そして布団干しの担当となる可能性が高くなります。
共有の部屋からベランダに出られれば、二人で協力して洗濯や布団干しができます。リビングで一緒に洗濯物を畳んだり、畳み方で話が盛り上がったり、楽しいひとときも過ごせるかもしれません。
③プライベート空間は狭く、共有スペースは広い間取り
同棲が成功する部屋として、「プライベート空間は狭く、共有スペースは広い間取り」も挙げられます。
それぞれ干渉されないプライベート空間があるのは望ましいことです。ただ、その自室が狭ければ、広々とした共有スペースで過ごす時間も自然と増えます。
リビングなどの共有スペースは、快適な空間作りに努めてください。互いに自室に引きこもる時間もあれば、リビングで二人で楽しむ時間もある。この適度な距離感が長続きの秘訣です。
④広めのキッチン
広めのキッチンがある間取りは、同棲カップルにとって結婚への近道になります。
料理好きなら、広々と使いやすいキッチンは腕がふるいやすく嬉しいポイント。週末はカップルで料理作りにも挑戦できます。二人でワインでも飲みながら、おいしいおつまみを作って、一緒にDVDを観る。そんな楽しみも増えるでしょう。
また、キッチンが広ければ、そのまま結婚生活も始めやすいものです。引っ越しすることなく結婚後の生活をイメージしやすいのです。
問題あり!同棲解消や別れる原因になる間取り4選!
日常生活を過ごす場所だからこそ大切な部屋の間取り。間取りによって生活スタイルが変わることもあります。そして、その間取りが原因で同棲解消に至るカップルもいるのです。
二人の気持ちがいつのまにかすれ違ってしまう間取りとは?詳しくご紹介しましょう。
①お互いの部屋が繋がる間取り
それぞれの自室をもてる間取りだとしても、お互いの部屋が引き戸などでつながっていると問題ありです。
なぜなら、どちらの部屋にも行き来しやすいためです。そうなるとプライベートな時間をもちにくくなります。それがストレスとなり、別れる原因となる場合もあります。
②収納スペースが少ない間取り
収納スペースが少ないと、互いの荷物の置き場所でトラブルになる可能性が高くなります。
クローゼットが女性の洋服であふれかえっていれば、「オレの服をしまう場所がない」となります。あるいは靴箱が男性のスニーカーで占有されていると、女性は不満たらたらで「そもそもあなたの靴はデカい」となります。
自分にとっては大切な物でも、相手にとっては邪魔なだけの場合もあります。互いのイライラがたまらないよう、十分な収納スペースのある部屋がベターです。
③ユニットバス
トイレとお風呂と洗面台が一緒のスペースになっているユニットバスは、同棲には不向きといえます。
たしかにトイレとお風呂が別々の部屋よりは、家賃が安いというメリットもあります。一方、トイレとお風呂を同時に使えないというデメリットもあります。
トイレとお風呂が同じスペースでも、一人暮らしなら不便さを感じないでしょう。でも、同棲ではいずれかがシャワーを使っている間はトイレを使えません。片方がトイレを使っていれば、他方は洗面台やシャワーを使えません。朝の忙しい時間帯には、どちらが先にトイレを使うか我慢するのかで、問題になりかねません。
ほかにもケンカの種として、「あなたのシャワーの後はいつも床がびちょびちょ」とか「トイレットペーパーが湿っている」などもあります。
同棲カップルなら、できればトイレとお風呂は別の間取りがおすすめです。
④独立していない洗面所
バストイレの問題のほかにも、洗面所も同棲では大切なスペースです。バストイレ別が望ましいのと同じ理由で、洗面所も独立しているほうがベターです。
トイレとお風呂と洗面所。この3か所が別々の間取りであれば、朝の身支度のときにも順番でスペースを使うことができます。
また、ドアで閉め切れる独立洗面所なら、他方が寝ていてもドライヤーをかけられるといったメリットがあります。
理想と現実の違いも視野に入れて楽しい同棲生活をしよう!
「同棲あるある」を問題点や嬉しい点、さまざまな間取りの観点からもまとめてきました。楽しい同棲生活のヒントになったでしょうか?
同棲ではそれまで気づかなかった相手の欠点も見えてきます。理想とかけ離れた現実を目の当たりにすることもあるでしょう。特に同棲の初期段階は考え方や習慣の違いから、ケンカも絶えないかもしれません。同棲期間がズルズルと長引けば、結婚のタイミングを見失ってしまう場合もあります。
それでも同棲には嬉しい点もたくさんあります。互いの絆を深めて、めでたくゴールインを果たすカップルもいます。結婚には大きな決断が必要ですが、同棲という助走期間をもうけることで、結婚生活へもスムーズに入ることができます。感謝と思いやり、そしてユーモアを忘れずに、ぜひ大好きな人との生活を楽しんでください!