『希望』を意味する花言葉19選!明るくて前向きなのは?
花は美しいだけではなく、心を届けることのできる優れたツールでもあります。素敵な花を贈る機会がありましたら、相手を思い遣る「花言葉」をそっと添えてみませんか?今回は希望をもって前進する大事な人に贈りたい、「希望」という花言葉を持つ花たちをご紹介します。
目次
前向きな意味の『希望』の花言葉を持つ花を贈りたい!
人生の様々な場面で「希望」という言葉は励みになります。一年を通して最も贈りたい言葉の一つではないでしょうか?照れくさくて直接は言えないけれど、どうか伝わって欲しい!そんな想いを花に乗せて贈ってみませんか?
同じ花でも色や本数によって花言葉は違う!
花言葉を利用して草花を楽しむ習慣が日本に輸入されたのは、明治初期と言われています。花言葉は象徴的な意味を持たせるため植物に与えられる言葉で、その言葉はポジティブなものばかりではなく、場合によっては贈る相手にチクっとくるようなものもあります。同じ花でも色や本数によって意味が変わってくるので、贈る際はちょっとだけ花言葉の意味を調べてみるといいかもしれません。
希望の花言葉を持つ花①ガーベラの花言葉5選!
ガーベラは大正時代の初期に日本に伝わったとされ、切り花の中で最も多くの色を持つ花のひとつです。ガーベラという花名は発見者であるドイツの博物学者ゲルベル(Traugott Gerber)の名前からつけられています。
ガーベラの基本の花言葉は「希望・前進」
ガーベラの花言葉は、明るい色の花を咲かせ、前向きな雰囲気を醸し出すその花姿に由来すると言われています。上を向いて元気に咲く姿が、明るく幸せな未来や成功を連想させるガーベラの全体的な花言葉は「希望」、「前進」です。
白いガーベラの花言葉は「希望・律儀・期待」
白いガーベラの花言葉は「希望・律儀・期待」です。日本だけでなく世界的に白色は純粋といった花言葉が多いですが、ガーベラ本来の花言葉である「希望」と合わさることで、実直に前に進んでいくことで得られる期待を感じさせる花言葉です。
本数や色別のガーベラの花言葉3選!
プロポーズには「赤色とピンク色のガーベラ」
ピンクのガーベラの花言葉「熱愛」、赤のガーベラ「情熱」、白のガーベラ「期待」、それに12本の意味「恋人(妻または夫)になってください」を付け加えると、かわいいプロポーズの花束になりそうです。
卒業など新しい未来への門出には「オレンジ色・黄色のガーベラ」
オレンジのガーベラの花言葉は「我慢強さ」や「冒険心」、黄色のガーベラは「光に満ちた」、白のガーベラは「律儀」や「期待」。光に満ちた未来への希望と実直に努力し乗り越え成功して欲しいという期待を込めて。本数にこだわらず、想いの分だけ贈ってみるのもいいですね。
仲良しの友人には「レインボーカラーのガーベラ」
レインボーカラーのガーベラの花言葉は「友情」。本数13の意味「永遠の友情」を合わせて、「永遠の友情」という強い思いを込めてみるのもいいですね。
希望の花言葉を持つ花②デイジーの花言葉5選!
デイジーは日本では「雛菊(ひなぎく)」と呼ばれています。その名の通り小さな菊のような花を咲かせます。デイジーは朝に花を開かせて夜は花を閉じ、また花の形や色が太陽に似ていた為に「day’s eye(デイズ アイ)」と呼ばれていました。それが由来で「daisy(デイジー)」と呼ばれるようになったと言われています。
デイジーの基本の花言葉は「未来への希望」
デイジー全般のの花言葉は「純粋」、「美人」、「平和」、「未来への希望」、などがあります。「希望」という花言葉は光がさすと花を開く性質が由来であると言われています。学名の「Bellis」は、ローマ伝説の木の妖精のBrlides、またはラテン語で「美しい」を意味するbellusに由来するなどと言われています。
青いデイジーの花言葉は「幸福・恵まれている」
淡い紫から濃い目の青色までを「ブルーデイジー」と呼びます。ブルーデイジーの花言葉は「幸福」、「恵まれている」です。学名は「Felicia amelloides」。Felicia はギリシャ語で「恵まれている」の意味 “Felix” という言葉が語源になっていると言われています。
本数や色別のデイジーの花言葉3選!
ありのままのあなたが素敵だと伝えたいなら「黄色のデイジー」
いつも一所懸命な友人などを気遣う場合などに黄色のデイジーの花言葉「ありのまま」を贈ってみてはいかがでしょうか。9本の意味『いつも一緒にいよう』を付け加えると、心強いメッセージになりそう。
幸せを感じて欲しいなら「ブルーデイジー」
華やかな青色のブルーデイジーは相手の幸せを願う気持ちがいっぱいです。ただ、青色は幸せ以外に物悲しいイメージを持つ人もいるので、贈る際には花言葉を記したメッセージカードを添えるのを忘れずに。
無邪気でかわいらしいあなたに「白色とピンク色のデイジー」
白いデイジーの花言葉は「無邪気」、ピンク(赤)のデイジーの花言葉は「無意識」。色合いも可憐なので、ちいさな子どもに贈ると喜ばれそうです。
希望の花言葉を持つ花③アヤメの花言葉4選!
日本では「アヤメ」とも呼ばれるアイリスは、ギリシア語のイリス(大空を渡る虹の女神)に由来する言葉。イリスはゼウスの妻ヘラから神々の使者の役を命じられており、虹は彼女が天上と地上を往復するための大切なかけ橋。そこでアイリスには「よい便り」、「メッセージ」、「希望」などの前向きな意味の花言葉が与えられています。
ジャーマンアイリスの花言葉は「燃える思い・情熱・豊満・優雅」
ジャーマンアイリスはまっすぐに伸びた茎の上部に鮮やかな花をつけ、凛とした美しさを感じさせます。ジャーマンアイリスの花色は鮮やかで、赤、ピンク、オレンジ、青、紫、白、黄などがあります。鮮やかな花色から連想させるのか、「情熱」や「燃える思い」、「豊満」、「優雅」など情熱的な花言葉を持っています。
本数や色別のアイリスの花言葉3選!
新しいことを始めようとする人に「青色のアイリス」
青色のアイリスの花言葉は、「大きな志」、「信念」、「強い希望」などがあります。前向きな強い言葉を持つ青いアイリスは、未来の成功のために大きな志を持つ人、起業する人などに贈ると喜ばれそうですね。
愛している人に贈るなら「白色のアイリス」
白いアイリスの花言葉には、「思いやり」「純粋」などがあります。他にも白色のアイリスには、「あなたを大切にします」という意味もあり、幸せにしたい恋人や妻に贈ると喜ばれると思います。『一生愛し続ける』の意味で4本贈るのもいいかもしれないですね。
尊敬する人に贈りたいときは「紫色のアイリス」
アイリスの多くは鮮やかな紫色をしています。紫のアイリスの花言葉は「知恵」「雄弁」などがあります。男女問わず、人格や行いなどを優れたものとして敬う気持ちを込めて贈ると喜ばれそう。
希望の花言葉を持つ花④トルコキキョウの花言葉2選!
トルコキキョウは「トルコ」と付いていますが原産地はトルコではなく北アメリカです。ではなぜ「トルコ」なのかと言うと、トルコ石のような色だからという説、トルコ人が巻いているターバンのようだからという説、海外から来たという意味で「トルコ」と付けたなど由来はいろいろあります。品種改良が盛んで、花色、咲き方など多様性に富んでいます。
トルコキキョウの基本の花言葉は「優美・希望」
トルコキキョウの花言葉は「優美」、「希望」などがあります。女性のスカートのように幾重にも重なる花びらの様子が由来となり「優美」という花言葉がつけられたと言われています。大正の後半から昭和の初めに日本に入ってきたトルコキキョウは、日本で品種改良が進み、「優美」という意味に相応しい可憐で美しい姿へと進化を遂げました。現在流通している品種はほとんど日本原産となっています。
白のトルコキキョウの花言葉は「希望・清々しい美しさ」
白いトルコキキョウの花言葉は「希望」、「すがすがしい美しさ」、「良い語らい」という意味があります。日本で品種改良が進み、日本原産のトルコキキョウが世界に流通するようになった業績を称え「希望」という花言葉がつけられたそうです。また「良い語らい」の意味は学名の「Eustoma」(ユーストマ)からきており、「eu」が良いという意味、「stoma」が口という意味で、「良い語らい」になったと言われています。
他にもある!『希望』の花言葉を持つ花の種類3つ!
すずらんの基本の花言葉は「希望・あふれる美しさ・幸福の再来・純愛」
鈴のような可愛らしい花姿、葉が蘭に似ていることから和名は「鈴蘭」。すずらんは大きく分けると日本に自生するニホンスズランとドイツスズランに分けられ、流通しているすずらんの多くはドイツスズランです。
すずらんの花言葉は、「希望」、「あふれる美しさ」、「幸福の再来」、「純愛」です。「希望」や「幸福の再来」の花言葉は春の訪れを喜ぶ象徴になっていることに由来します。
フランスでは5月1日はすずらんを贈る日
5月1日が近づくと、フランスの街角では愛する人に幸せをもたらすとして、森で摘んだすずらんが売られるようになります。
1561年5月1日、幸福をもたらすとしてスズランの花束を受け取った王様はそれがお気に召され、それから宮廷のご婦人たちに毎年スズランを送ることにしたのです。
一般の人々がスズランを贈る風習は、19世紀末から徐々に進んだようです。20世紀になると、特にパリ近郊の人々が森にスズランを探しに行く習慣ができました。
白いアネモネの花言葉は「希望・期待」
アネモネは春の風が吹き始める2~5月頃に花を咲かせるので、ギリシャ語で「風」を意味する「anemos」が由来とされています。日本では牡丹の花のように見えることから「牡丹一華(ボタンイチゲ)」と呼ばれたりします。
白いアネモネの花言葉は「希望」、「期待」です。しかし、アネモネ全般の花言葉は「はかない恋」、「見放された」、などネガティブな意味もあります。これは西風の神ゼフュロスが恋人である花の神フローラの侍女アネモネに恋をしたことで、怒ったフローラに追放されたアネモネをゼフュロスが花の姿にしたという悲恋神話に由来するといわれています。
バラの葉っぱの花言葉は「希望」
花言葉を考えるとき、一番最初に思いつく花がバラという人は多いのではないでしょうか。バラは花色だけでなく、バラの種類、花以外の部分や花姿、本数にもそれぞれ花言葉があり、多種多様な花言葉の組み合わせが出来ます。
なんと、バラの葉にも(花ではないけれど)花言葉があり、「希望」、「頑張れ」という意味があります。また、赤いバラの葉の場合は「あなたの幸運を祈る」になります。
【番外編】『成功』の花言葉を持つ花『ネモフィラ』
ネモフィラってどんな花?名前の由来は?
ネモフィラ(Nemophila)は、ギリシア語の「nemos(小さな森)」と「phileo(愛する)」に由来します。和名は瑠璃唐草(ルリカラクサ)。春になると可憐な丸みをおびた青い花を咲かせます。ネモフィラは地面を這うように茂り、群生すると青い小花の絨毯のようになります。青い花の中心が白い花姿から英語では「Baby blue eyes(赤ちゃんの青い瞳)」と呼ばれています。
ネモフィラの花言葉は「どこでも成功」
ネモフィラの花言葉は「どこでも成功」、「常なる成功」、「可憐」、「愛国心」、「あなたを許す」などがあります。「どこでも成功」、「常なる成功」という花言葉は、森に絨毯のように自生する力強い姿から由来するものと思われます。
希望の花言葉を持つ花をプレゼントしよう!
花の色や花姿の組み合わせで花束を作ることが多いですが、そこに花言葉を添えればよりしっかりと想いが伝わります。花言葉といえばバラだと思いがちですが、バラだけでなく花の多くには花言葉があります。花束は貰っただけでも十分幸せな気分になりますが、「未来が幸せに満ちていますように」など気遣う言葉が添えられていれば喜びも倍増します。輝かしい未来に向けて旅立つ卒業・入学シーズンには是非「希望」を添えた花束をプレゼントしてみてください。