女の子座りは危険?メリット&デメリットまとめ!出来ない人の特徴は?
お尻をぺたんと座る女の子座り方、あなたはできますか?その姿は可愛らしいですよね。女の子でも女の子座りができない人や、女の子座りの危険性、メリット、デメリットなど、今回は女の子座りについて詳しくご紹介していこうと思います。
目次
女の子でも出来ない人がいる!女の子座りって?
女の子座りは、女の子を連想させるかわいらしい座り方のことです。椅子に座る方法と床に直接座る方法がありますが、一般的には、床に正座し、その状態から足を両側に開き、お尻をぺたんと床につけて座る方法の事を言います。
女の子座りとはどんな座り方なの?
女の子座りは、その名前の通り、幼い女の子によくみられる座り方でした。最近ではその様子が愛らしいことから、10代、20代といった若い女性の中にもこの座り方をする人を多数見かけます。
女の子座りの特徴は?
女の子座りは、頭上から見るとアルファベットのMのような形になっていることが特徴です。足を畳むところは正座と一緒ですが、正座のように足の上にお尻を乗せず床の上にお尻を乗せて座ります。
女の子座りの別名を紹介
若い世代では、「アヒル座り」や「ぺたん座り」と呼ばれることも多いです。年配の方の中には、「とんび座り」などと言う人もいますし、ヨガの世界では英雄座と言われています。
アヒル座りは、アヒルが足を後ろに出して座る姿が似ているとされ、鷹座りは鷹の羽を広げている形と似ていることからどちらもこの名前がついたと言われています。
女の子座りが出来ない人の特徴5選!
女の子座りという名前がついているので、男の人は意外と女の子座りができない人が多いと聞きます。男の人の太ももの付け根にある「大転子」という骨が女性に比べて大きいため、足を動かすときに骨盤にぶつかりやすく、動かせる範囲が狭いからです。
もちろん男の人だけでなく女性にも、女の子座りができない人や不得意な人がいます。その特徴をまとめてみました。
股関節が固い人
股関節の柔軟性がなく、特に股関節を内側に回旋させるだけの柔軟性がない人は、女の子座りで上手に座ることができません。逆に、股関節を外側に回旋させることができない人は、あぐらをかけないのが特徴です。
ひと口に股関節が固いといっても、回旋させる向きごとの柔軟性の違いによって、全く違う症状が出てくることになります。
膝関節の機能が低下している人
膝関節に機能低下や痛みがある場合は、女の子座りだけでなく正座もできなくなることがあります。膝関節の機能低下は、加齢ばかりでなく、筋力の低下や肥満、あるいは膝軟骨のすり減りなどによっても起こります。
膝関節の機能が低下すると、膝の曲げ伸ばしに痛みが出て、日常生活にも支障をきたすことがあります。膝の痛みが原因で女の子座りができない人は、太腿の筋肉を鍛えたり、適正体重を維持することで座れるようになる場合もあるようです。
足首が固い人
足首が固く伸びない人は、膝から下の足を伸ばして床につけることができないので、それが原因で上手く座れない人が多いです。股関節や膝関節に問題がなくても、足首が固いために、座ろうとしてもお尻が浮いてしまい、女の子座りができないようです。
足首が固くて女の子座りができない人は、正座も苦手という方が多いのが特徴です。
女性と骨格や骨盤の形が違う男性
上記でも少し触れましたが、女の子座りを男性ができない理由は、骨格の違い、特に骨盤の違いから、女の子座りができないのです。男性と女性の骨盤が違うのは、男性は妊娠できないからです。女性は妊娠した時に、骨盤で子宮を支えます。そのため女性の骨盤は男性の骨盤よりも大きく広がっている骨盤になっています。
女の子座りは、骨盤を開いて座る座り方なので、骨盤が大きくないと女の子座りができないのが特徴です。
畳みに座る文化がない欧米人
男性だけではなく、外国人のなかにも女の子座りができない国の人がいます。日本のように、床や畳の上に直接座る文化のない国の人です。
人の股関節というのは、骨格の構造からいうと、内側よりも外側にむけて動くようにできています。そのため、床や畳に直接座る文化のない人が、正座以外で座る場合には、女の子座りではなく、あぐらで座るという可能性が高いのです。
女の子座りをするためのストレッチ法を紹介!
女の子座りができない女性で、骨盤や骨格に異常があるわけではない人は、簡単なストレッチや筋トレで、股関節の筋肉をほぐすことができます。ストレッチや筋トレをして、柔らかい股関節にしておくのがおすすめです。
ストレッチは、仰向けになって足を伸ばして寝転びます。仰向けのままで膝を立てます。両膝をくっつけた状態で足を外側へと広げ、女の子座りの寝転んだポーズになります。痛いと感じたら、あまり下に動かす必要はありません。
この時注意する点は、足を広げたときに膝が床から浮いてしまっている人ほど、股関節の筋肉が固くなっている可能性があります。毎日ストレッチをすることで、股関節の筋肉をほぐして、女の子座りもできるようになります。
女の子座りのメリットは?
女の子座りをすると太腿の前側がよく伸びるので、経絡を通じて腸の働きを活発にし、便秘を解消させるとも言われています。また、女の子座りをすると太腿のストレッチ効果で血行も良くなると言われています。
女の子座りをすると、一時的に股関節が開いて血流が良くなるので、足が痺れた時に痺れがとれやすいとも言われます。あぐらをかいても同様の効果がありますが、おおっぴらにそのような姿勢が取れないときには、女の子座りをしてみると足の痺れに有効なのでおすすめです。
女の子座りは危険?デメリット7つ!
「女の子座りは、すぐにやめた方がいい」という意見があります。結論から言うと、女の子座りが絶対に危険かというと、必ずしもそうではありませんが、女の子座りで引き起こされる可能性があるデメリットについてご紹介します。
骨盤が開く
女の子座りを長時間していると、股関節が歪み、骨盤も歪んでいき、骨盤が開いてしまうというデメリットがあります。骨盤が開くと、内蔵の位置が下がり、内蔵と内臓の間の空間に脂肪がつき内蔵下垂がおこりやすくなると言われています。
下半身が太る
女の子座りばかり長時間していたり、偏った座り方をしていると、股関節が変形しやすくなり、歪みにつながり全身に不具合が起こると言われています。運動不足、カロリーオーバー、むくみなどが下半身に肉が付きやすくなる主な原因とされています。
体がゆがむ
女の子座りを長時間続けていると、股関節が体重を支えきれなくなって骨盤が歪み始めます。人間の身体は、女の子座りに限らず日常的な癖で歪みやすい傾向にあります。背伸びをしたり腰の曲げ伸ばしなどの簡単な体操を心掛けるように注意しましょう。
O脚・X脚になる
女の子座りの状態では、股関節が内側にねじれており、自分の体重が不自然に大腿骨にかかっています。成長期の子どもが女の子座りを長時間続けると、内側にねじる力がかかり続けるため、体がこの状態に適応しようとして、股関節を内向きに成長させX脚の原因になってしまうというデメリットが生じます。
一方、女の子座りにより骨盤が前屈してしまった場合は、X脚とは逆にO脚になってしまうこともあります。いずれにしても、美脚を望む女性にとっては、スタイルの面からも避けたいリスクが生じてしまうわけです。
基礎代謝が低下する
女の子座りは股関節を緩ませ血流を促進する場合もありますが、その緩みが骨盤の歪みにつながると、次にはその歪みが原因となって、血流にも悪影響を及ぼします。その結果、血行不良による冷え性になってしまったり、内蔵への血流低下が原因で、胃腸の働きや代謝の低下といった未病につながってしまうこともあります。
便秘になる
女の子座りを長時間しすぎると骨盤が歪み、骨盤の周囲にある臓器の血流にも影響を与え、便秘の原因になります。骨盤の歪みが胃腸の働きを低下させて代謝が落ちたり、消化能力が低下しやすくなる恐れがあります。
逆に冷え性になることも?
女の子座りを長時間続けていると、骨盤が歪み、血行が滞って冷え症を引き起こすと言われています。脚の筋力不足や締め付けが強い下着を身に着けていることも原因としてあげられます。
女の子座りをする際の2つの注意点!
女の子座りには危険なデメリットな面だけでなく、良い面もあり、絶対にしない方がいいというわけではありません。大切なのは、長く続け過ぎないことです。同じ姿勢で女の子座りをし続けないよう注意しながら利用すれば、健康にも一役買いそうです。
長時間、長期間女の子座りをし続けない
女の子座りをすると、股関節にねじれが生じた状態になります。股関節は、体の中で1番大きな関節で、体重を支えながら、歩いたり、走ったり、しゃがんだり、座ったり、ジャンプしたりといった、人間の様々な動きを司る大切な関節です。
ねじれた状態が長い時間続けば続くほど危険で、体の歪みやねじれが生じてしまうのです。ストレッチや筋トレ程度での、適度な女の子座りを心がけましょう。
成長期のこどもは特に注意!
危険なのは、女の子座りをすることではなく、それを長い間続けることというのは上記でもお伝えしましたが、特に成長期に、常に女の子座りをしていると、骨格の歪みなどを生じ、成長に悪影響をもたらすので注意が必要です。
骨盤に歪みが生じると将来、妊娠時の胎児の保護が上手くできなくなってしまうことがありますので注意しましょう。
骨盤が開いていないかチェックしよう!
女の子座りで骨盤が開いてしまうのは良くないことだとわかりましたが、自分の骨盤はいま、どれくらい開いてしまっているのか気になりますよね。セルフチェックの方法をご紹介しますので、ぜひチェックしてみて下さいね。
普通に立ってみて、左右の足のかかとをあわせたとき、正常な骨盤の人は、つま先が80度から90度開いた角度になります。およそ90度の直角ですね。この状態であれば問題がありません。
普通に立ってみて、体の中心からどちらかに大きく開いているようであれば、骨盤が開いている状態になります。90度以上に足が外側に向いているのであれば、開ききってしまっているかもしれませんね。
骨盤が開いている人は、骨盤を矯正して正常な骨盤に戻すことをおすすめします。骨盤矯正のためのストレッチや筋トレも色々と紹介されています。骨盤矯正のための筋トレグッズなどもあるので、試してみてくださいね。
自分で出来る骨盤矯正法を紹介!
筋トレグッズがなくても、自分で簡単に骨盤矯正のストレッチや筋トレができる方法もあります。5分くらいでできるものなので日常的に取り入れやすい方法をご紹介します。
お尻ウォーキング
床に足をまっすぐ投げ出して座り、歩くようにお尻を片方ずつ前に出して進みます。少し歩いたら、同じ姿勢で、今度は後ろへバックしていきます。5分かからずにできる運動ですので、日常のちょっとした隙間時間を利用して習慣にしていただくと、より大きな効果が期待できます。
骨盤回し
足を肩幅に広げ、上体はなるべく動かさないようにして、腰を大きく回します。右回しと左回しを同じ回数ずつ行いましょう。どちらも2〜3分程度でも効果が得られますので、毎日テレビを見ながらでも継続して行ってみて下さい。
女の子座りを長時間するのは避けよう!
女の子座りは座り方として危険を言われていましたが、メリットもありました。痛いと思うほど長時間に渡って、女の子座りをしなければ、程よいストレッチや筋トレになって良いようです。しかし、あまりやり過ぎるのはよくありません。
デメリットも十分に理解した上で、リスクを最小限に抑えていくようにしましょう。特に成長期のお子さんに対しては、注意を怠らないようにすることが大切です。