カランコエの花言葉や由来を紹介！育てやすくて贈り物にもぴったり！

赤やピンク、オレンジに黄色と、園芸店などで目にすることの多い、色とりどりの「カランコエ」。花の名前も軽やかで、一重咲きのほか、八重咲きやベル型などたくさんの種類のカランコエを見ることができます。カランコエの魅力を育て方や花言葉の由来とともにお伝えしましょう。

カランコエは園芸店やホームセンターなどで気軽に購入することのできる花です。冬の寒さにも強く、育て方も簡単な上、赤やピンクのたくさんの花を咲かせます。

カランコエは多肉植物の仲間で種類が豊富なため「え？これもカランコエだったの？」と驚くほど、さまざまな姿をしたものがあるのです。

カランコエは大きく分けて「カランコエ・デザートローズ」「カランコエ・ベハレンシス」など葉の色や形を楽しむものと「カランコエ・クイーンローズ」「カランコエ・ブロスフェルディアナ」などの花を楽しむものに分けられます。

花の形も「カランコエ・胡蝶の舞」や「カランコエ・ウエンディ」「カランコエ・テッサ」のように下を向いて咲くベル型の花と、「カランコエ・ミリオンスター」のように星型の花が上に咲くものがあります。

また、シルバーリーフに紫色の花が美しい「カランコエ・プミラ」、葉の色が特徴的な「カランコエ・ミラベラ」など、個性豊かな種類がありますので、好みにあったカランコエを探すのも楽しいですね。

カランコエの開花時期は10月から5月までと長く楽しめますですが、日照時間によって花芽をつける時期が決まるため、管理する場所を変えながら育てることで長い期間花を楽しめる植物です。買った時に咲いている花が枯れても、切り戻しをすれば次の花芽が伸びてきて長く楽しめる花です。

カランコエはもともとマダガスカル島やアフリカ原産の植物で、ヨーロッパで園芸用に品種改良されました。「カランコエ」という名前は学名である「Kalanchoe」の英語の発音に似ています。

「Kalanchoe」は中国名「加籃菜」の発音に由来する、とされていますが、中国語の発音は「カランコエ」とは程遠いものです。名前の由来については諸説ありますが、各地で品種改良されながら愛されている花ですので、色々な国の言葉に由来しているようです。

カランコエはポジティブな意味の花言葉をたくさん持っています。それは、愛情を表す赤やオレンジといった明るい花の色に由来するもので、たくさん集まって咲く様子から「人気」を表す花言葉がつけられています。

この花言葉は、ベル型の花をつけるカランコエの姿を「幸福を告げるベル」に見立ててつけられたことに由来する花言葉だと言われています。

また、花壇の色合いが寂しく感じられる季節に、赤やオレンジのカランコエの花を見つけると、思わず目がひきつけられます。春を先取りしたかのようなカラフルな色合いは、見た人に花言葉のような「幸福」を届けてくれそうですね。

小さな星型の花がたくさん咲くカランコエは、花言葉にある「たくさんの楽しい思い出」を連想させます。また、淡いピンクや赤の八重咲きの花は小さなバラのようにも見え、華やかな印象を受けます。愛する人や子供との思い出をたくさん作れるよう、花言葉を添えて贈っても素敵ですね！

カランコエの特徴でもある厚みのある葉は、ピンクや赤色の小さな花を下から包み込むように、たくさん生えてきます。その様子から「あなたを守る」という花言葉がつけられました。愛情に関する花言葉が多いことから、カランコエは贈り物に向いているのです。

花言葉はヨーロッパから広まったものです。そのため花言葉は英語やラテン語に由来するものがたくさんあります。

花が集まって咲く様子から、カランコエは「popularity」（人気、人望）という英語での花言葉も持っています。魅力のある人の周りには、たくさんの人が集まってくるものです。

カランコエは水やりを控えめにすることさえ心がければ、比較的育て方も簡単で丈夫な花です。種類やサイズが豊富なため、オレンジ色のカランコエなどは寄せ植えのアクセントにも使いやすく、プレゼントにはぴったりなのですね。

愛らしい花は注目を集め、花壇でも目を惹く存在になるでしょう。近年、その人気は高まってきており、愛情を花言葉として持つ花は中でも注目されています。値段も手頃で管理がしやすいカランコエは贈り物として使われることが多いのです。

「カランコエを親しい人へのプレゼントに」と考えている人へ、どんな時にどんな花言葉を添えて贈ると良いかをご紹介しましょう。花言葉にふさわしい場面やタイミングを選んで、プレゼントすると効果的です。

「あなたを守る」という花言葉から連想される人は、いつも側で励ましてくれるお母さんです。母の日の「ありがとう」の贈り物に、カーネーションとはひと味違ったカランコエをプレゼントしてみましょう。

また、カランコエには「おおらかな心」といった花言葉もあります。お母さんの愛情を表現した赤やオレンジのカランコエに、花言葉を添えると母の日の贈り物にぴったりですね。

これから迎える卒業シーズンに役立つ情報をお届け！カランコエを卒業の演出に使ってみるのはいかがでしょうか。なぜかというと、カランコエの花言葉は「たくさんの小さな思い出」なんです！

帰りに卒業生や先生に贈り物としてプレゼントするサプライズはいかがですか？オレンジやピンクのカランコエは卒業の日の贈り物として最適です。

家族を連想させる花言葉を持つカランコエは、新居祝いや結婚の贈り物にもピッタリです。ピンクや黄色といった明るい色の八重咲きのカランコエは新居祝いに、グリーンや白の八重咲きのカランコエは結婚式のイメージにぴったりです。

贈り物でいただいたカランコエを元気に育てるにはどうすればいいの？花を楽しむ種類のカランコエについて育て方や特徴に合わせた置き場所、注意する点をまとめました。

カランコエは、季節に合わせて管理する場所を変えることで長く楽しめる植物です。温度と光を調節することで一年中流通するようになりました。家庭でできる季節に合わせた管理場所や育て方をご紹介します。

春にツボミや花がついている状態で購入したものは、屋外の日なたで育てることができます。日当たりの良い、雨が直接あたらない、南向きの軒下などが良いでしょう。

カランコエにはジメジメが苦手といった特徴があります。植え替えは梅雨頃までに終わらせ、夏は直射日光や雨のあたらない、風通りの良い場所に移動し、乾燥気味に育ててあげましょう。梅雨の雨と夏の直射があたると葉が痛んでしまいますので、注意が必要です。

秋になり、日照時間が短くなると花芽が育ち始めます。これは短日植物の特徴でもあり、屋外でも電灯の下など、夜でも灯りがあたってしまう場所では花芽が育たないため注意が必要です。日中はしっかりと日に当ててあげましょう。

カランコエは丈夫な植物ですので、西日本の雪が滅多に降らない地域にある我が家のカランコエは、雨や霜のあたらない軒下であれば屋外での冬越しをしています。が、寒すぎるのはやはり苦手なので、他の地域では室内での管理が良いでしょう。

室内では電灯の光が長くあたってしまわないよう、置き場所を考えたり、箱をかぶせたりしながら育ててあげましょう。

カランコエはこう見えて多肉植物の一種です。カランコエの特徴でもある厚みのある葉には、他の多肉植物と同じように水を蓄えておく力があります。ですので、いつもはピンと張っている葉が少しシワっとなってきたくらいがちょうど良い水やりのタイミング。

春と秋には土の表面が乾いたら、夏と冬はもう少し間隔をあけて、葉に元気がなくなってきたら水をあげましょう。その際にもなるべく葉に水がかからないようにしてあげましょう。

肥料には、液体肥料と固形肥料があります。液体肥料の特徴は即効性があり、調節しやすい点です。対して固形肥料は、効果は緩やかですが、液体肥料よりも長持ちするといった特徴があります。

カランコエはどちらの肥料を使っても良いのですが、あげる時期には気をつけましょう。肥料は温度が高くなって根に負担がかかる夏と、生育が止まる冬は避けましょう。

カランコエは放っておくとグングン茎が伸びてしまいます。そして房ごとにたくさんのつぼみをつけて次々と咲くため、摘んでしまうにはかわいそうだと、剪定するタイミングをためらっているうちに茎が間延びしてしまうことがあります。

咲き終わった花は丁寧に一つずつ摘んでいきましょう。ある程度咲き終わったら花のついている茎の下、葉っぱとの境あたりで切り落としましょう。そうするとその下の花芽が伸びてきてまた新しい花が楽しめます。

花を楽しむには育て方にひと工夫する必要はありますが、温度変化には強い植物のカランコエは、管理がしやすく、移動が簡単といった点から鉢植えで育てると良いでしょう。

あらためて伝えるには恥ずかしいことも花言葉を添えてプレゼントすることができます。素直に伝えることが苦手な人は、花言葉を使って気持ちを伝えちゃいましょう！