あまのじゃくな男女の特徴や心理7選!上手な付き合い方とは?
世の中にはあまのじゃくだなあと思う人がいます。しかし漢字で書くと天と鬼がでてくる、あまのじゃくとは不思議な言葉です。あまのじゃくとは本当はどんな意味なのでしょうか。また、あまのじゃくな人とはどう付き合っていけばよいでしょうか。
目次
あまのじゃくの人ってどんな人?
あまのじゃく=天邪鬼な人と言われると、なんとなく良いイメージはないように聞こえます。「あの人はあまのじゃくだから。」「全くあなたはあまのじゃくね。」などと言われると、あまり性格が良さそうには聞こえません。あまのじゃくの本来の意味とは、どんな性格を言っているのでしょうか。また、どんな特徴があるでしょうか。
あまのじゃくの意味とは
あまのじゃくの言葉の意味とは、漢字で書くと「天邪鬼」と書くように元々は民話に登場する小鬼のことです。子鬼は「邪」の感じに象徴されるように、いたずら好きで人と反対のことをして面白がるような性格でした。
意地悪な性格というより人と反対のこと、皆が黒なら白、赤なら黄色というようなことをあえて言いたがる性格、恋愛でもなんでもつまり「素直じゃない」という表現が適しているでしょう。
あまのじゃくの特徴
あまのじゃくな人の特徴は、子供・男性・女性に関わらず輪を乱すような言動が特徴です。皆が楽しそうにしているとつまらないふりをしてそっぽを向いたり、禁止されていることほどむしろやろうとしてしまったりします。
その行為が本心かどうかではなく、とにかく人と違うこと、言われたことと反対のことをやりたい、言いたいというのが特徴でしょう。
あまのじゃくの男女の性格・心理7選!
あまのじゃくな男性、女性が好意をもったり恋愛をすると、素直じゃないことで付き合いや恋愛がスムーズに進まないこともあるでしょう。あまのじゃくな男性や女性の性格や心理を探ってみましょう。うまく付き合いが進むきっかけになると良いでしょう。
心理①感情表現や気持ちを伝えるのが苦手
あまのじゃくな人と特徴づけられてしまう原因の一つに、人以上に感情表現が苦手ということがあります。日々の生活の中でさまざまな感情が出てきていても、それを表情や言葉で表現するのが苦手なのです。
そのため、皆が楽しいと騒いでいても一人でつまらなそうにみえたり、怒りそうな場面でも何を考えているか分からないととられてしまったりします。また、恋愛感情を持っていても表現することが苦手なので、恋愛相手は戸惑うでしょう。
心理②素直になれないから
人に素直に甘えられる人は、男性でも女性でも可愛がられるものです。あまのじゃくな人が付き合いづらいと言われてしまう所以は、素直じゃないということも多いでしょう。
本当は甘えたいと思っているのに、甘えることで相手に迷惑をかけるのではないかという心理や、また自分が守ってきたプライドが崩壊してしまうような気がすると甘えられない人があまのじゃくと言われてしまうこともあるでしょう。
心理③本心を悟られたくないから
あまのじゃくな人は、本心と違うことを伝えたがる傾向があります。これは、本心を悟られてしまうことが怖い、また本心を自分でも認めたくないという心理もあるでしょう。
男性でも女性でも恋愛感情を持っていても、プライドから自分から本心は言えないという性格はあまのじゃくととられてしまいます。このような心理的な特徴になやむあまのじゃくな人もいるでしょう。
心理④自分を理解してほしいから
あまのじゃくととられてしまう心理に、自分を理解してほしいという気持ちが隠れていることがあります。本心は別にあるのに、本心とは違うことを言ってしまう特徴は素直な自分を表現しても受け入れてもらえなかった経験などによることもあります。
素直な自分に自信を持てず、理解してほしいのにわざと本心とは別のことを言ってしまうことであまのじゃくな性格と言われてしまいます。
心理⑤相手の気持ちを試していることも
あまのじゃくは性格は、相手に好意や恋愛感情を持っていても自分からはうまく表現できないことがあります。そこで、敢えて試すような行動をとって恋愛相手の気持ちを乱してしまうことも特徴の一つです。
ただ、相手がそこまで深読みできない時、行動の要因が理解できなかったりと混乱させてしまうでしょう。
心理⑥人に流されたくないから
あまのじゃくというとただ素直じゃないといった印象が強いですが、実は人の輪を重視する日本社会に比べてしっかりと個でも生きていける芯を持っているだけということもあります。
それを、敢えて声高に表現する必要もないという心理状態にあるので、人から見るとあまのじゃくに見えてしまいます。しかし、実はその状況が特に本人には問題ないということもあるでしょう。
心理⑦そういう性格だから
あまのじゃくという性格は、成育環境の中でうまれた場合は何かしら屈折した心理がある可能性はあります。しかし、もともとの性格としてあまのじゃくな人の場合は、特にそのような問題や心理はないのでしょう。
この場合は、男性でも女性でも特に本人は生きづらい、付き合いづらいとは思っていない可能性があります。
あまのじゃくな男女をうまく扱おう!上手な付き合い方7選!
あまのじゃくな男性も女性も、その人の性格を変えるというのは難しいことです。もともとあまのじゃくであるからこそ、そうそう人のいうことは聞かないでしょう。しかし、あまのじゃくな人でも付き合いが必要であったり、好意を持っていて付き合いたいと思っているときは上手な付き合い方が必要です。
①あまのじゃくの人も良い面があることを知ろう
あまのじゃくな人=付き合いづらい人という固定概念を捨てて、良い所を探すのも自分が楽になる一つの手段です。例えば、嫌味な言い方や素直でない口調などは、その人の話し方や態度の特徴であるとしてスルーしてみます。
そして、それ以外の部分だけ相手をするといった方法です。好意を持っている相手だとすると難しいかもしれませんが、自分の気持ちを保つには良い方法です。
②自分が素直になってみる
相手が不愉快な発言をしたり態度をとったりすると、どうしても対立したくなったり言い返したくなったりしてしまいます。しかし、実はその原因は自分にあるのかもしれません。自分自身が素直にまず相手を受け入れることで、あまのじゃくな発言を減らしてくれる可能性もあります。
また、相手に真っ向勝負しないことで、自分は自分といられるでしょう。
③普通の人と変わらないと考えて接しよう
あまのじゃくな人の特徴は、好意をもっていても表現できないだけ、うまく伝える手段を知らないだけで他は普通であると考えてみましょう。思っていることや心理は同じであっても、ただそれを言葉や態度にするのがうまくできないだけと考えるのです。本当は普通の人と思って付き合いをしてみると、違う発見があることもあります。
④言葉の裏の意味を考えてみよう
あまのじゃくの特徴は、男性でも女性でもその表現にあります。好意をもっていてもそれを表現できない、表現の方法が素直でないなどです。そこを考えて天邪鬼な人の態度をみてみると、案外裏には違う感情が見えてくる可能性もあります。
裏の気持ちに気付くことで、案外可愛い人だなと思えたり付き合いやすくなったりするでしょう。
⑤適度な距離を保とう
それでもあまのじゃくな人とは付き合いづらいと思うのも、人として当然の心理です。そのような時は敢えて適度な距離を保ちましょう。無理して付き合いを続けると、自分自身が辛くなってしまいますし、かえって関係がこじれてしまうこともあります。
特に仕事上の付き合いなど、どうしても関係が切れない人の場合は無理に近づいてこじらせない方がベストです。
⑥優しくしすぎないようにしよう
あまのじゃくなだけだからと、好意を持って優しくしてあげるのは悪いことではないように思いますが、あまのじゃくな人との上手な付き合い方のためには適切とは言えません。その好意を喜んで素直に受け入れる相手ではないからです。
好意を素直に受け入れてもらえないことで、自分も悲しくなりますしあまのじゃくな人とは更に距離が開いてしまうでしょう。
⑦相手がどんなタイプのあまのじゃくか知ろう
あまのじゃくにもいろいろなタイプの人がいます。プライドが高い人、ただ神経質な人、表現がひねくれているだけの人、それによって自分の心持を変えて付き合うことも必要です。その人のツボの様なものが分かれば、相手はあまのじゃくを多少曲げてつきあってくれるでしょう。また、自分でもその人を受け入れやすくなるでしょう。
子供のあまのじゃくにはどう対応する?上手な扱い方を紹介!
子供のあまのじゃくには、あまり頭から怒っても意味がありません。子供には子供なりの言い分もありながら、まだ表現力が無いので仕方なくあまのじゃくになっていることもあるからです。そこで、子供に何かを頼んだりやらなくてはいけないことをいう時は、ただ「やりなさい。」というのではなく、「もうできないよね~」などと逆説を言ってみましょう。
あまのじゃくな子供は案外こうなると意地を張ってやりだすこともあります。子供はほんらいあまのじゃくなものとしておおらかに構えましょう。
【番外編】あまのじゃくの語源は民話?瓜子姫に出てくる【天邪鬼】
天邪鬼の語源は、実は民話です。「瓜子姫」という民話の中の「天探女(あまのさぐめ)」という
悪神の名前が転訛したといわれています。天探女は、人の心のうちを探ってそれに敢えて逆らうというひねくれた神様でした。また他にも四天王に踏みつけられた小鬼も天邪鬼と言われており、仏教では天邪鬼は人間の煩悩の象徴となっています。
あまのじゃくの人の心理を知って上手に付き合おう
あまのじゃくは天邪鬼とも書きます。天の鬼とも書くこの言葉は、仏教では邪念を意味し人間の中にはあり得る感情とも言えるでしょう。つまり、誰でもあまのじゃくになることはあるのです。相手が付き合いづらいと思っていても、案外自分と似ている部分だったりするかもしれません。
そんな気軽な気持ちであまのじゃくな人と楽しんで付き合っていきましょう。