ポインセチアの花言葉とは?クリスマスによく使われる理由も解説!
真っ赤な色が特徴のポインセチアが店先に並ぶと、クリスマスが近づいてきた感じがします。ポインセチアの花言葉には、「祝福する」などの花言葉があります。クリスマスにポインセチアを飾るようになった由来や、ポインセチアの色別の花言葉、育て方や手入れの仕方を紹介します。
目次
まずはポインセチアについて知ろう!
ポインセチアは、クリスマスシーズンになると、クリスマスツリーなどと同じように、クリスマスアイテムとして、よく見かける赤色が特徴のお花です。もともとは赤いポインセチアだけでしたが、品種改良が進んだことで、ピンク色や白色のポインセチアの種類も見かけるようになりました。
ポインセチアの特徴は
ポインセチアは短日植物です。短日植物の特徴は、日が短くならないと花が咲かない特徴をもつ植物のことです。ポインセチアは短日になると開花する特徴があるので、日本では日が短くなった初冬に花をつけます。
またポインセチアの特徴は、キレイに色付く葉の色にあります。赤色、ピンク色、黄色、白色、斑入りなど様々なバリエーションがあるのが特徴です。日本ではクリスマスの植物の定番となっているポインセチアですが、アメリカなど他の国では、一年中楽しめる観葉植物として扱われています。
ポインセチア開花時期や見頃はいつ?
ポインセチアがキレイに色付くのは、10月から3月頃です。特にクリスマスシーズンに、最もキレイに色付く見頃の時期を迎えます。けれど、赤や白に色付く部分は、実は花びらではなく葉です。ポインセチアが赤や白など、色付いた葉の中心に集まって見えるのが、花です。花は緑色で丸みを帯びていますが、サイズは小さく葉っぱに隠れていることが多いので、気づきにくいかもしれません。
ポインセチアの名前の由来を紹介
ポインセチアの名前は、植物学者の名前が由来になっています。ポインセチアという名前は、19世紀にアメリカの初代駐メキシコ大使である、ポインセット氏の名前に由来しています。メキシコで自生していたポインセチアを見つけ、帰国の際にアメリカに持ち帰り、品種改良したことで世界中に広まっていきました。
ポインセチアが、日本に持ち込まれたのは、明治時代です。大酒飲みで、顔が赤い伝説の猩々(ショウジョウ)に似ていることから「猩々木(ショウジョウボク)」という和名が付けられたそうです。今日では日本でも和名はほとんど使用されていません。
ポインセチアの花はどこの部分か知ってる?
ポインセチアの枝の先で、花のように赤や白に染まっている部分は、苞というつぼみを包んでいた葉っぱが変化したもので、実は花びらではありません。ポインセチアの花は、苞の中央に集まっている緑色の部分をさします。
植物は、木全体のエネルギーを維持するのに、多量のエネルギーを必要とします。花はエネルギーを合成する器官ではないので、ポインセチアは、花は極力小さくして、花っぽい装飾は葉に任せてしまった訳です。ある意味、ポインセチアは効率的な特徴を持った植物なのかもしれません。
ポインセチアといえばクリスマス!その理由とは?
ポインセチアがクリスマスに飾られるようになった由来は、ポインセチアの色や花言葉が由来です。クリスマスによく使用される赤・緑・白の3色はクリスマスカラーと呼ばれています。そして赤の色の意味は「キリストの流した血の色」、緑の意味は「永遠の命や愛」、白の意味は「純潔」を表します。葉が赤と緑、樹液が白のポインセチアは、まさにクリスマスにぴったりの植物です。
最初ポインセチアは、キリストの誕生祭の行列で使われていました。そして、徐々にクリスマスの飾りとして世界中に広まっていきました。また、葉の形がキリスト教の聖地ベツレヘムの星に似ていることが由来で、クリスマスを象徴する植物として定着していきました。
ポインセチアの花言葉の由来を紹介!
ポインセチアの花言葉には、「祝福する」、「聖夜」、「幸運を祈る」、「私の心は燃えている」などの花言葉があります。他にもポインセチアの花言葉には、鮮やかな赤い葉にちなんで「私の心は燃えている」という花言葉や、メキシコの先住民がポインセチアの赤い色を、清純のシンボルとしていたことから「清純」という花言葉が花全体につけられています。
クリスマスにぴったりの花言葉で、胸の高鳴りや幸福感を表した花言葉だといえます。ポインセチアの花言葉は、ポインセチアの色によって花言葉が異なります。
ポインセチアの花言葉を色別に紹介!
赤いポインセチアの花言葉
ポインセチアの代表的なカラーといえば、赤いポインセチアです。赤いポインセチアの花言葉には、「聖なる夜」、「燃える心」、「聖なる願い」、「純粋」という花言葉があります。まさにクリスマスや恋人たちを想像するような素敵な花言葉ばかりです。
白いポインセチアの花言葉
大きくて真っ白な葉が魅力的な白いポインセチアの花言葉には、「祝福を祈る」、「慕われる人」、「愛される人」、「あなたの祝福を祈る」という花言葉の意味があります。白いポインセチアには、無垢な乙女のような清楚で透き通った美しさがあるところからついた花言葉でしょう。
まるでユリの花にゴージャスさを加えたような姿で、クリスマス以外にもパーティや結婚式などにもよく選ばれます。花言葉の良さから、恋人だけでなく大切な家族や友人にプレゼントすることでも人気があります。
ピンクのポインセチアの花言葉
ピンク色のポインセチアの花言葉には、「思いやり」、「純潔」、「親切」という花言葉の意味があります。その花言葉どおり、ピンクのポインセチアには、プリンセスのような気品の高さや優雅さがあり、近年人気が高まっているポインセチアの種類です。その可愛らしさから、女性に特に好まれ、最近では花屋やデパートなどで手軽に購入できるようになった種類です。
青や黄色のポインセチアはある?どんな花言葉なの?
黄色いポインセチアの種類の花言葉には、「あなたの幸せを祈る」という花言葉があるようです。ポインセチア全体の花言葉である「幸運を祈る」という花言葉と同じニュアンスです。青いポインセチアの種類は、自然界にはない人工物です。
青いポインセチアは、色をつける際に金銀のラメを付けることも多く、まるで宝石のような美しさはクリスマスのイメージにも非常によく合います。人工物とはいえ、赤や白とは異なる美しさから、人気がある種類でもあります。
真冬の澄んだ空気には、凛とした青がよく似合います。青いポインセチアは派手な印象はありませんが、味わいのあるカラーで、他とはちょっと違うポインセチアが欲しい人にオススメの種類です。
【番外編】ポインセチアの育て方&お手入れ方法も紹介!
ポインセチアが花屋の店先に多く並び始める時期は、11月頃です。ポインセチアは寒さに弱い特徴があります。ポインセチアの育て方は、日中は、日光が当たる窓際などの暖かい場所に置き、窓際の温度が下がる夜間は、部屋の中央に置いて管理しましょう。4月から10月の生育期間は、土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりを行います。
冬場は生育が鈍るので、水やりは控えめで大丈夫です。根が傷まないよう、冬場の水やりは天気の良い日の午前中に行いましょう。4月から9月終わり頃までの暖かい時期の育て方は、出来れば屋外で日に当てましょう。
葉の伸び具合で適度に剪定し、この時期は水を十分すぎるほどたっぷり与える育て方がいいでしょう。冬に落ちた葉は、また新しい芽が出てくるので、ポインセチアの剪定は、5月中旬から8月中旬までに行いましょう。
ポインセチアの葉を赤くさせる育て方は、10月に入るあたりからは、夕方から朝にかけて、12時間以上外部からの光を完全に遮断する「単日処理」という育て方をします。この育て方をすることで、冬にポインセチアの葉が真っ赤に色付きます。単日処理をしない育て方だと、冬もポインセチアの葉は緑色のままです。
クリスマスにぴったりのポインセチアを贈ろう!
クリスマスシーズンになると、よく見かけるポインセチアの花言葉や由来を知ると、ポインセチアに対する愛着がさらに湧いたのではないでしょうか?クリスマスシーズンには、部屋や玄関にポインセチアを飾って、季節の移ろいを楽しみましょう。
どこか寂しげな冬の季節でも、明るくきれいな色のポインセチアが並んでいるのを見かけると、気分が高まります。ポインセチアは種類も多く育て方も簡単です。クリスマスプレゼントに悩んでいる方は、ぜひポインセチアの種類や花言葉を参考にプレゼントしてみてください。