結婚する意味とは?男女での違い・すべき&すべきでない理由も!
あなたは結婚したいですか、したくないですか?結婚に意味があるかどうかは、永遠の男女のテーマですよね。結婚する意味やメリット・デメリット、結婚すべき理由・すべきでない理由など「結婚」の意義についてまとめました。男性も女性も一読の価値ありです。
目次
結婚する意味がわからない人が急増中?
日本は高度経済成長を経て経済的に豊かな国となり、現代は情報化社会となりました。世の中はたくさんの情報で溢れかえっています。ネット一つとっても、情報が無数にあるのです。その中で私たちは選択する自由がいっそう与えられるようになりました。選択する自由があるということは、何をどう選ぶのかは自分で決めていい、ということです。
それは裏を返せば、自分の頭で考えて行動しないといけないということでもあります。結婚することや子供をもつかどうかも、私たちは私たち自身の考えで選んでいかなければなりません。そんな中で、いま、結婚する意味がわからない人が急増しています。
内閣府の発表した2016年(平成28年度)の婚姻件数は62万531組、婚姻率も5.0で過去最低になっています。1970年代前半と比べると、およそ半分にも減りました。30~34歳では、男性のおよそ2人に1人が、女性のおよそ3人に1人が未婚で、長期的に見ると未婚率の上昇傾向が続いています。
なぜ結婚しないのか。これはたんに結婚できないのではなく、あえて結婚しない人が増えたと推測できます。なぜあえて結婚しないのか。それは、結婚することに意味を感じられない、結婚する意義がわからないと思う人が増えたというのも理由の一つに考えられます。それは時代が変わり、選択する自由があることと無関係ではないと思います。
昔ながらの結婚する3つの意味とは?
結婚し、子供を産んで親となり、男性は仕事をしてお金を稼ぐ。女性は専業主婦になって子供を育てる。昔はそれが男女の役割であり、幸せな人生だという価値観が根付いた頃がありました。現代は選択する自由が与えられることで、幸せの価値観が人それぞれになっています。そうすると「結婚することイコール幸せ」ではない価値観が生まれても不思議ではありません。
多様化し、自由であるということは、同時に責任を伴います。未来を自分の手でつかみ取らないといけないのです。となると自然に未来への不安が湧きあがってきます。仕事に就いても、その会社で一生何もなく勤め上げられる保証はない。結婚してもその先どうなるかわからない。それなら、結婚したって何の得になるんだろう?という考えになるのは、むしろ当然のことかもしれませんね。
昔がいいとか今がいいとかいう話ではありません。社会が変わり、世の中が変わり、幸せの価値観は人それぞれになりました。ですが一つだけいえるのは、結婚は今も昔も大きなテーマということです。結婚する意味について考えることは、男性にとっても女性にとっても無駄にならないはずです。それでは、昔ながらの結婚する意味を3つご紹介します。こういう時代もあったんだ、と見ていってもらえたらと思います。
①世間体のため
昔は幸せの価値が、男女の結婚に結びついていました。結婚している人も多かった時代です。結婚することが当たり前だったので、結婚していないと親や周りの大人から「世間体が悪い」なんて言われてしまうことがありました。結婚しないという選択肢自体を、与えてもらえない人が多かったのです。また、結婚した相手と別れたいと思っても、世間体のために我慢する人も存在しました。
「世間様」という言葉があるように、周りに合わせてその時代の価値観に染まって生きることしか許されなかったのです。恋愛結婚よりもお見合い結婚が大半で、それも親が決めた相手じゃないといけませんでした。今じゃ考えられないことですよね。もっとはるか昔をさかのぼれば、江戸時代は離婚率が高かったようです。大昔の方が、むしろ考え方が新しいところもあったのかもしれませんね。
②家のため
昔は家のために結婚することも多かったです。家のためというのは、いわゆるお家存続ということです。また家を代々守っていくために、跡継ぎがいることを重要視していました。結婚して男の子を産み、その長男が一家の長となり家やお墓を守っていく。それが何より大切だ、という価値観です。
男性も女性も結婚したら子供を産まないといけない、とくに男の子を産まないといけないというプレッシャーがありました。とくに女性は子供が産めなかったり、産んだ子供が女の子だったりすると、家を追い出されるという心痛むような出来事が実際に起こっていました。幸せの価値観が固定されているというのは、良くない側面も大きくあったのです。
③子供の行く末・両親の老後のため
結婚して子供を産むことが当たり前だったので、子供の行く末も「両親が結婚している」ことが前提でした。子供のことを考えたら、結婚は当たり前だし離婚しないのも当たり前。子供の結婚式の時に両親そろっていないのは可哀想だという考えもありました。離婚したくても「子供のために」と我慢して耐える人がたくさんいました。
また、男性にとくに多いのが、親が年を取って介護しないといけないことを考えての結婚です。当時も今も、実際介護する人は男性より女性が多いのが実情です。それらの理由からも、結婚することに意義はあると考えられていました。
結婚する意味がわからない男性心理3選!
ここからは「結婚する意味がわからない」と思う男性心理を3つご紹介します。男性で当てはまって、ドキッとする方がもしかしたらいるかもしれませんね。
①一人の方が楽
「結婚する意味がわからない」と思う男性の理由の一つは、「一人の方が楽」という考え方です。二人だと家事の分担など、話し合いが必要になってきます。大事なことならなおさら、一人で決めるわけにはいかなくなります。女性が仕事していなければ・働いていてももし女性が仕事を辞めたら、家族二人分収入を得ないといけない。
それらは男性にとっては大きなプレッシャーです。金銭的にも精神的にも、一人でこなすことに不都合がない、むしろ一人でする方が楽だという心理です。もし男性が専業主夫になるとしても、精神的な面で一人の方が気楽だという気持ちです。
②自由でいられる
男性が結婚する意味がわからない理由の一つに、「自由でいられる」というのもあります。これは一人の方が楽という考え方と通じるものがあります。二人で決めたり、考えたり、話をすることが「面倒くさい」と思う男性にとっては、結婚して窮屈な思いをするよりも、自由でいられる独身の方がいいと思うのです。
なんでも自分一人で決めて自分一人で行動して、楽しく生活したい。つまりは自由を謳歌したい、という心理です。仕事で疲れて家に帰ってきて、家の中でまで気を遣いたくないと思っているのです。
③月日が経てば心変わりしそう
「月日が経てば心変わりしそう」というのも結婚する意味がわからない理由になります。というのも恋愛は楽しいものですが、結婚は生活を共にするので、楽しいだけでは終わりません。価値観も育ってきた環境も違う男女が一緒に生活するのですから、それなりに大変なこともあります。その大変さをとるよりも、身軽な恋愛の方がいいと思う男性も存在します。
そのような自由に恋愛を楽しみたい男性は、自分の心変わりを心配します。一人の人と長く一緒にいられるイメージが出来ないのです。また過去のトラウマなどで、男性が女性不信におちいっている場合があります。その場合、逆に「女性の方が月日が経てば心変わりしそうだ」と思って結婚に踏み切れない人もいるかもしれませんね。
結婚する意味がわからない女性心理3選!
次に「結婚する意味がわからない」と思う女性心理を3つご紹介します。自由や気楽さを求めて結婚する意味を感じられない男性よりも、女性は心理的に、もう少しシビアに現実を受け止めて考えている節があります。
①どうせ共働きをするなら一人で働く方が楽
男女共働きが当たり前の今の時代にあって、女性も男性並みにバリバリ働いている人がたくさんいます。そんな働く独身女性に多い、結婚する意味がわからない理由が、「どうせ共働きをするなら一人で働く方が楽」という心理です。
たとえばキャリア志向の女性なら、生きていくだけのお金を稼いでいて生活に困っていない。家事などを手伝ってくれる役に立つ男性でなければ、女性の負担は増えるだけ。それなら一人の方が楽、ということです。実家で暮らす独身女性にも同じことがいえるでしょう。おもな家事は親がしてくれて、仕事に行く今の生活に不都合を感じないから、一人の方が楽だと思うのです。
共通していえるのは「困っていない」ということ。困っていないなら、何も無理して結婚する必要がないし結婚の意義を感じられないという気持ちです。同時に居心地のいい現実、独身の状態にとどまっておきたいと考えています。そのような場合、もし婚活していても、危機を感じていないので本気で探さずにのんびり構えていることが多いといえます。男性の自由を謳歌したい心理とは、またちょっと違う意味合いです。
②幸せになれるとは限らない
現代ははっきりした幸せの基準がないにしても、誰しも漠然と「幸せになりたい」思いがあるはずです。不幸になりたい人なんて、いませんよね。ですが、どうすれば幸せになれるかわからない、そして現実問題として「結婚しても幸せになれるとは限らない」と思う女性も、多いのではないでしょうか。幸せになれるとは限らないというのも、結婚する意味がわからない理由になります。
家庭をもつということは、良い側面ばかりではありません。もし夫となる男性と仲が悪くなってしまったら、もし嫁姑問題をはじめとする身内とのいざこざがあったら。仕事やお金で制限がかかることだってあるかもしれないのです。それらのリスクを考えたら結婚に踏み切れない、という女性心理があります。
③子供を持たなければ意味はないと思う
子供を持たないつもりの独身女性にしてみたら「子供を作らないのに、結婚して何になるの?結婚する意味がない」と思う女性心理が存在します。結婚イコール子供だと思う女性にとっては、結婚の意義を感じられない大きな要因になります。また結婚する意味がわからない理由にもなります。
結婚して家庭をもち、子供を授かって、マイホームを建てて......。幸せが多様化しているといっても、そのような幸せのレールを歩みたい女性は今も数多く存在します。しかしながら、現実にそのような夢を叶えている女性が、今の日本でどれだけの数いるでしょうか?
何事もなく結婚し、何事もなく子供が産まれ順調に育ち、何事もなくお金の工面が出来てマイホームを持ち、夫婦仲も何事もなく仕事も定年まで勤める。そんな人も中にはいるとは思いますが、残念ながら、なかなか全てを満たすことは難しいです。一見上手くいっている家庭でも、みんな何かしらの課題を抱えているのが現実です。
このように結婚してすべて順風満帆とはいかないことも多いですが、事前に話し合うことで、少なくとも不要な争いは回避できる可能性が高まります。子供はもつのかもたないのか。家事の分担はどのようにするか。マイホームを考えているのかどうか。結婚する男性と価値観をすりあわせることが、とても大切です。
とくに子供のことは、非常にデリケートな事柄です。子供を作らないのではなく、体の事情で作れない人もいます。結婚の意味を考えるときに、人それぞれ事情がある、ということを忘れてはいけませんね。
男性にとっての結婚する意味5選!
男性にとって結婚する意味になるものを、5つご紹介します。結婚する意味がわからない男性もそうでない男性も、参考にしてみてはいかがでしょうか。
①好きな女性を独り占めできる
日本は一夫一妻制であり、結婚は基本的に「この人と一生一緒にいて、お互いだけを愛し合い、添いとげる」という約束です。男性にしてみたら、大好きな女性と一生一緒にいられる。その女性のことを独り占めできる。というのは、何にも代えがたい結婚する意味の一つであるかもしれませんね。
②子供が欲しい
日本では、夫婦は結婚していることが一般的に多いです。内縁関係という方法もありますが、結婚していた方が、福利厚生など法的な面で手厚くなります。ですので子供が欲しいと思っている場合も、結婚していた方が都合がいいことが多いです。
妊娠しお腹の中で子供を育てて産むのは女性ですので、男性だけで子供を産むということは何をどうしても不可能です。ですので男性側はとくに、女性との結婚が必要になります。子供を育てるというのは大変手がかかることなので、結婚し2人で助け合い支えあうのが本来はベストです。
③一人前として評価してもらえる
世間一般で独身というと、自由なイメージがあります。実際結婚して家庭をもっている方が、時間もお金も自分の思うようにはいかなくなります。とくに年配の男性には、結婚したことで一人前として評価してもらえる機会が増えることでしょう。もしかしたら結婚後、仕事先の上司の男性を見る目が、良いように変わることがあるかもしれません。
④『変わった人』のレッテルから逃れられる
人間というのは、自分の価値基準で物事を判断することがよくあります。とくに年配の男女は、自分たちの世代が結婚していて当たり前だったので、下の世代にも同じものを求めがち。結婚していない男性には「変わった人」というレッテルを貼る可能性があります。結婚すればそのレッテルから逃れることが出来ます。
しかしながら、周りは言いたいことを言うものです。結婚していなかったら「変わった人ね」、結婚したら「子供は?」、子供がいたら「二人目は?」子供が男の子だったら「女の子がいた方がいいよ」大家族だったら「多すぎる」......キリがありません。レッテルを気にせずに、自分たちらしい家族の形を築いていくことが大切だといえます。
⑤親の介護問題への安心感
結婚していたら、親の介護の面でも安心できますね。どちらかの親にもし何かあっても、二人で話し合ったり分担することが出来るので、一人より対応しやすいといえます。親の介護問題も考えておいた方がいいでしょう。
ちなみに自分が将来介護が必要になったときのことを考えても、結婚する意味はあるといえます。今はいいかもしれませんが、みんな平等に歳をとります。人生100年時代に突入する中で、ある程度先を見越した行動が必要です。備えあれば憂いなし、ということわざ通りです。
一人より二人の方が出来ることの幅が広がりますし、孤独死を避けられます。友達はいないよりいた方が楽しいですが、友達に面倒を見てもらえることは滅多にありません。仕事は年を取って、いつか出来なくなるときが来ます。何かあったときに一番頼りになるのは、やはり身内です。
女性にとっての結婚する意味4選!
女性にとって結婚する意味を、4つご紹介します。「結婚」のワードに悩む女性の役に立てるのではと思います。ぜひ参考にしてみてくださいね。
①好きな人とずっと一緒という『確約』
「好きな人とずっと一緒にいられる」という確約は男性もですが、女性にとっても、大きな結婚する意味になります。本当に好きな男性と、何があってもそばにいて助け合い励まし合い、愛し合うことが出来る。法的にも認められた関係になる。それらは、結婚して夫婦になる一番大きな特権だといえますね。
②子供を産める
結婚する意味を考えるときに、子供を産むということも女性にとって大きな理由になります。なぜなら女性は子供を産むのに年齢が関係するからです。子供を産み、夫婦二人で子供を育てることが出来ることは、女性にとって結婚する意味の一つ。子供は子だからといいます。まさしく「宝」なのです。とくに自分の子供は無条件でいとおしい存在です。
ですが子育ては負荷が大きく、大変です。人を一人育てるのだから、責任もそれなりにあります。金銭的にも精神的にも、夫の助けがあるに越したことはないです。可能なら夫だけでなく、祖父母やなどなるべく周囲の手を借りて育てた方が、女性の負荷が軽くて済みます。身内が難しくても、ファミリーサポートや保育園の一時預かりなど、お金はかかりますがいろいろな子育てサポートがあります。それらをうまく活用することです。
③生活の安定
生活の安定も、女性の結婚する意味に挙げられます。共働きの場合は、収入が一人分から二人分になるので稼ぎが増え、お金の面で安定することが出来ます。女性が働いていない、もしくは男性が働いていない専業主婦・専業主夫の場合も、家事の分担など家庭内のルール次第で負担が減ります。
手が回らなかったり苦手な部分をサポートしてもらえることで、片方は仕事・片方は家事に専念できるできるといえます。共働きかどうかに関わらず、結婚は将来的なことを考えても、リスクが分散されます。
④社会的ステイタスの獲得
「何を得ているか」「何を重視するか」は人によって違います。みんなそれぞれ違うのです。ですが、人は競争することで、自分がいかに満たされているかを確認したい生き物でもあります。みんな違ってみんないいという境地にはなかなか達せないものです。
いっとき勝ち組負け組という言葉が流行ったように、社会的ステイタスというものが存在しています。例えば、収入が多いかどうか。どんな会社に勤めているか。そして、結婚しているかどうか。結婚して夫がいるということも、一つの社会的ステータスになり得ます。ですがこれはあくまで付属のものなので、これを目的に結婚するのはお勧めしません。
結婚することの5つのメリット!
結婚する意味を考えるときに、気になるのが「結婚するメリット」ではないでしょうか。結婚するメリットで代表的なものを5つご紹介します。
①金銭面において共働きは最強!
生きていくために必要なものとして重要なのは、お金です。お金がすべてではないですが、生きていくうえでお金の問題を避けて通ることは出来ないのです。
一人だと、もし自分が何らかの事情で仕事出来なくなったときにとても困ります。実家暮らしだとしても、親がいつまでも元気で働いている保証はありませんし、親は順番でいうとまず自分より先に亡くなります。共働きであれば、稼ぐお金が2倍になるので、お金の面で潤います。もし片方に何かあっても助け合うことが出来ます。
②税金などの公的制度が適用される
結婚し法的に夫婦となることで、税金などの公的制度が適用されます。扶養控除や特別扶養控除があり、扶養内で働くといったことが可能になります。自治体によっては結婚祝い金がもらえたり、家賃補助が出るところもあります。公的ではないですが、会社によっては、慶弔金や住宅補助をもらえることもあります。
また国の動きとして、まだ制度としては出来ていませんが、結婚した所得の低い夫婦に援助金を出すという結婚新生活支援事業を始めようとしています。
③仕事への意欲が高まる
結婚して守るべきパートナーが出来たことで、仕事を頑張ろう!という気持ちになることが出来ます。愛する家族がいるというのは、何にも増して意欲が高まります。とくに仕事は、お金に関わるので、生活に直結します。相手にもよりますが、プレッシャーになるというよりは、やる気が出る場合の方が基本的に多いでしょう。
④周囲からの期待も高まる
結婚して周囲に一人前と思ってもらえることで、期待してもらえる......つまり「一人前の大人としての扱いをされる」可能性が大きいです。周囲からお祝いされ、喜んでもらえるのは、嬉しいものですよね。親世代は結婚して欲しいと思う人は多いので、結婚すること自体が親孝行にもなり得ます。
⑤安定した性のパートナーが得られる
結婚することで、安定した性のパートナーを得ることが出来るのも、結婚するメリットの一つだといえます。性的な側面も大切です。もし性的なことで相手に不満があるのなら、なかなか面と向かって言いづらいかもしれませんが、子供を作るかどうかにも関わってきますので恥ずかしがらずに話し合ってみてください。そして話すタイミングは、結婚前を強くお勧めします。
二人で話し合って、もし意見の相違があったなら、妥協点を見出していく。これは結婚後、二人の生活が始まってから、とても大事なスキルです。話してみて上手くいかなくなってしまったとしても、結婚後に揉めるよりは遙かにいいです。性のことに限らず、大事なことは結婚前に話しておくべきです。それが結婚する相手へのマナーであり、ルールではないでしょうか。
結婚することの5つのデメリット!
結婚することはメリットばかりではありません。デメリットもあります。結婚するデメリットを5つご紹介します。
①どちらかの姓の変更
現在の日本の法律では、結婚後の姓の変更が必須です。理由としてはよくわからないですが、とにもかくにもそう決まっています。不都合なこともあるかもしれませんが、どちらかの姓に変更しないといけません。
②家事&育児の負担が大きい
日本の会社は欧米に比べて残業も多く、休日も少ないのが現状です。法的には男性も育児休暇が取れますが、実際に育児休暇をとる男性は滅多にいません。「現実的に考えて無理」という人の方が圧倒的に多いのでしょう。
あまりに男性が忙しいと「ワンオペ育児」という言葉があるように、女性が家事も育児も一人でしないといけない、という状況に陥りがちです。仕事もして、さらに家事もして、育児もする。そうなると女性の負担は増える一方です。人間はロボットではないので、あれもこれも何もかもは出来ません。男性も女性も、余裕がないという状況を考えてみると、結婚に二の足を踏む人がいるのも仕方ないことかもしれませんね。
③自由な時間が減る
自由な時間が減るというのも、結婚するデメリットの一つといえます。勤め人の「私」という役割だけではなくて、女性なら「妻」や子供がいたら「母親」、男性なら「夫」や「父親」の役割を担うことになるので、どうしても自分のことだけに時間を割けなくなります。とくに子供がいたら、確実に自由な時間は減ります。休日も家族のために時間を割かないといけなくなります。
④自由に使えるお金が減る
時間だけではなく、自由に使えるお金も減ります。とくに子供がいたら顕著です。小さいうちはまだいいかもしれませんが、大きくなってきたら学費などで大きいお金がなくなっていきます。マイホームをもったりしたなら、なおさらです。結婚した相手に気を遣い、お金も使い、という状態になる可能性はあります。
⑤セックスが不自由になる
恋人なら簡単に別れられますが、結婚相手となるとそうはいきません。離婚届自体は紙切れ一枚で済みますが、夫婦のしがらみ、両方の親のこと、子供がいたら親権をどうするかなど、多くの労力がかかります。
性的なことも、恋人なら別れて相手を変えることが出来ますが、結婚相手は一人だけ。不特定多数の人と性的な関係をもつことが難しくなります。結婚していて他の人と関係をもつことは、結婚相手に不誠実です。ばれた場合に、慰謝料を請求されて離婚される可能性もあります。
結婚すべき理由!6つの意義とは?
結婚にはメリット・デメリットありますが、結婚すべき理由として6つの意義を挙げたいと思います。さまざまな意義がありますが、結婚の良い側面を感じていただけたらなと思います。
①自分の家族ができる
結婚すべき理由の意義として、自分の家族ができることがいえます。家族がいるというのは、掛け値なしでいいものです。楽しみや喜びを、そしてときには苦しみ悲しみを分かち合える相手がいるというのは、人生をより豊かにしてくれます。
②人生においての安心感
人生において安心感があることも、結婚すべき理由の意義です。「一人で生きているのではない」「自分は一人ぼっちじゃない」とよりダイレクトに実感することは、深い安心感に繋がります。安心感をもって生きていける、それは結婚の醍醐味や意義だといえるでしょう。
③人間性に深みが出てくる
一人の人間としてどう生きるか?を考えたときに、長い人生の中で困難をともに苦しみともに乗り越えるパートナーがいる......それは何にもまして人間性に深みを与えてくれます。結婚相手とは、たんなる恋人の延長ではなく、お互いに同じ方向を見て歩んでいく仲間でもあるからです。
苦楽をともにし支え合う仲間が一番近くにいることは、その人を人間的に大きく成長させてくれる要素です。よって人間性に深みが出ることも、結婚する意義であるといえます。
④親になる喜び
「二人だと苦しみは半分に、喜びは倍に」というような言葉があります。子供がいて親になることで、さらに喜びが大きくなります。夫婦の連帯意識がグッと強くなり、かけがえのない絆が生まれる可能性が高くなります。子供は何にも代えがたい存在です。無条件に愛しい存在ですし、子供には愛されて育つ権利があるのです。
みんながみんな、長い夫婦生活が上手くいくわけではないので理想論であるかもしれません。子供を育てることで、現実の厳しさをより感じるときもあるはずです。ですがこれだけは言えます。子育ての喜びはかけがえのない心の財産であるということです。親になる喜びは、そしてそれを分かち合うということは、結婚の深い意義であるといえるでしょう。
⑤二人の関係が社会的に認められる
社会的に、つまり法的に二人の関係を認めてもらえるというのも、結婚の意義の一つです。法的に認めてもらえるということは、今の日本では大きな効力を持ちます。
例えば、どちらかが亡くなったときの財産分与で、民法で決められている相続人は血族以外では配偶者だけです。そしてもらえる順番も、配偶者と自分たちの子どもが第一順位で財産を受け取ることが出来ます。内縁関係でも、内縁関係を証明することが出来れば内縁の夫の遺族年金を受け取ることが出来ますが、手続きなどでいろいろと複雑なことが多いようです。
⑥両親を安心させることができる親孝行
親世代は口に出して言わなくても、「結婚してほしい」と思っている人が多いです。家庭におさまって落ち着いてほしいというのが、ほとんどの親世代の本音であるといえます。それはやはり親世代に結婚している人が多く、結婚の良さを理解しているからではないでしょうか。
また子供の将来を心配しているということも考えられます。自分たちが歳をとりいずれ亡くなったときに、子供が一人になってしまうと思うと、心配でたまらないという親心があるのです。結婚の意義の一つに、両親を安心させることができる、親孝行ができるということも挙げられます。
結婚すべきではない理由!4つの注意点!
結婚にはメリット・デメリットがあり、注意する点も存在します。結婚すべきではない理由として、4つの注意点をご紹介します。
①自由な時間が無くなる
結婚すれば自由な時間が無くなることに注意すべきです。ゼロにはならないとしても、確実に減ります。家庭をもつのだから、当たり前といえば当たり前ですが、結婚相手に譲歩したり時間を割いたりする必要があります。
結婚だけならまだいいですが、子供を持ったらまず自由な時間はなくて当たり前と思った方がいいですね。とくに新生児の時期は数時間おきの授乳・ミルクや、何回もおむつを替え、沐浴に泣いたら抱っこに......と、夫婦ともに、とにかく忙しくなることは予想しておいた方がいいでしょう。
②親戚付き合いの負担
結婚時の注意点として、親戚付き合いの負担も考えておいた方がいいです。相手の親戚にもよりますが、たとえばお盆やお正月には親戚一同集まって宴会をするなどの風習が残っている家なら、お嫁さんになった人はそれらの行事ごとの負担を覚悟しておかないといけません。
また親戚でもとくに切っても切り離せないのが、「舅・姑」との関係です。結婚する妻にとってはもともと他人でも、夫にとっては大切な家族です。そのあたりの兼ね合いで悩む女性はいまだに多いようです。そしてもし結婚する夫がマザコンだったりしたら、苦労するのが目に見えています。
結婚するまでは気にならなくても、ずっと一緒に生活する相手になると、苦痛になります。「結婚するのは二人なんだから、親戚は関係ない」という考え方はせずに、相手の家族・親戚への事前のリサーチをお勧めします。
③自由に恋愛できない
恋愛は相手を変えることが可能ですが、結婚して離婚するのは大きな労力を使います。また、結婚して自由な恋愛をすると、された相手はとても傷つきますし慰謝料の問題に発生しかねません。結婚してからの恋愛は、そのように大きなリスクを伴うのです。結婚相手のためにも、自分自身のためにも、自由に恋愛したいうちは結婚しない方がいいかもしれませんね。
④簡単に別れられない
繰り返しますが、離婚はとても大変です。自分たちだけではなく、自分たちの家族や親戚など、いろいろな人が関わってきます。もし子供がいたら、子供の人生を大きく変えることにもなりかねません。「やっぱりやめた」では済まされないのです。紙切れ一枚の届け出が、どれだけ大きなことを意味するかを知っておいた方がいいですね。簡単に別れられないことも、結婚の注意点です。
結婚は思った以上に素敵なもの!損得抜きで考えよう!
いかがでしたか?結婚は意味があり、また意義深いものでもあります。良い側面悪い側面ありますが、素敵なものです。計算通りにいく人生も、思った通りになる人生もありません。支え合うパートナーがいることは損得抜きで、とても素晴らしいことです。筆者は結婚していて、日々いろいろなことがありますが、結婚してよかったと思っています。人生は一度きり。あなたが悔いのない、幸せな日々を送れますように。