カマトトの意味や語源とは？カマトト女の特徴と見分け方も紹介！

「カマトト」という言葉は、最近はあまり使われることがないようで、若い世代の方は知らないという人も多いかもしれません。「カマトト女」と聞くと、良いイメージがないと感じる方が多いのではないでしょうか。そもそもこの「カマトト」とはどういった意味の言葉なのでしょうか。今回は「カマトト」という言葉について、語源や由来、特徴などを調べてみました。普段はなかなか言葉の語源・由来などを気にすることはないかと思いますが、語源や由来を知ることで「カマトト」の意味や特徴が良くわかっていただけると思います。

「カマトト」の意味を調べてみると、大きく3つの意味があるようです。ほとんど似たような意味ではありますが、それぞれ知ることでいろんなシーンでしっくりとした使い方ができると思いますよ。また、「カマトト」という言葉の発祥は古く、さかのぼること江戸時代から使われている言葉だという事です。

カマトトの意味で最も一般的なものが、この「知っているのに知らないふりをすること」ではないでしょうか。知っていることを隠して知らないことを装う場面、なんとなく想像できますね。計算高いぶりっこ！と言ってしまうとそれまでですが、相手を立てたいような場面でも有効ですね。特に男性は「物知りですごい！」といった褒められ方が嬉しい人が多いので、気になる相手でなくとも、先輩や上司など目上の人にもしがちな態度ですね。

カマトトの意味で次によく使われる意味は「ウブを装う事」です。実は男性に劣らないほど女性も下ネタ好きであったり、性的な話題に詳しかったりします。ですが、そのようなことは決して表に出せませんよね。男性も引いてしまいます。なので、「カマトト」ぶって何も知らないウブなフリをすることがあるんです。気になる男性の前なら尚更、その傾向になります。あまりにもおおげさに「カマトト」ぶっていると相手にバレる可能性もあるので注意したいですね。

“カマトト”と、カマトトの類語である“ぶりっこ”を組み合わせて「カマトトぶりっこ」と使うこともあります。意味としては、男性の前だけでウブを装いぶりっこすることを指します。なんだかあからさまな感じですね。ぶりっこの語源と由来は、「可愛こぶる」の「ぶる」が変形した言葉です。これだけでも2面性のある人間だと想定されそうなので、カマトトぶりっこと本気で言われないように注意したいですね。

それでは、意味がわかったところで、「カマトト」の由来と語源はどうでしょうか。ここでは「カマトト」の由来と語源についてご説明します。「カマトト」の由来は諸説ありますが、言葉自体はかなり古くから使われているようで、類語としてご紹介した「ぶりっこ」よりも古くから存在するそうです。元々は江戸時代末期に上方の遊郭(今で言う“風俗場”のこと)で、初心なふりをする遊女に使われていた言葉だそうですよ。

なんと、カマトトの語源は「かまぼこ」なんです。魚のすり身で作られる、あの「かまぼこ」です。そもそもなぜ語源がかまぼこなのでしょうか？想像がつきませんね。江戸時代の大阪で、ある遊女が客に『かまぼこって、トト(魚)からできているの？』と聞いたことが発祥とされている説があります。江戸時代、魚のすり身で作ったかまぼこは庶民の食べ物であったため、自分の身分を高く見せるために、遊女がかまぼこを知らないふりをして『かまぼこはトトなの？』と聞いたようです。

ですが、遊女は貧しい庶民の家庭で育った女性がほとんどで、家庭や生活のために仕方なく遊女になったというケースが多かったそうです。なので、当然、かまぼこをよく知っているわけで、かまぼこを知らないフリをすることがとてもわざとらしい事だったのです。

この、遊女がかまぼこを知らないふりをしたことが、「カマトト」という言葉の由来となっています。遊郭には悲しい逸話も多く残っていて、それを題材にした映画やお芝居もたくさんあったため文化の発展の場ともなっていたようです。

この、語源や由来である遊郭のかまぼこの話を知ると、「カマトト」が単に知らないフリをするあざとさだけを意味するのではなく、生きるために、またのし上がるために何も知らないと装いながら、実はとても計算く賢い女性であるという背景が見えてきますね。これからかまぼこを見たらカマトトを連想してしまいそうですね。

それでは、「カマトト」はどういった使い方をするのでしょうか。「カマトト」という言葉を使った例文をご紹介します。まずは、ぶりっこな女性を非難する場面での例文3つです。

• カマトトぶってんじゃねーよ。
• カマトト女は嫌われるよ。
• 天然なのかカマトトなのかわからん。

漫画やドラマで聞いたことがある様なセリフですね。ですが、相手に対して非難するニュアンスのセリフになるので、使う時は相手との親密度も考えて使いたいものです。

それでは次に、カマトトについて言う時の例文も3つご覧ください。

• あの人の前ではカマトトぶってるけど、私は本性を知っている。
• カマトトではなく、本気で下ネタがよくわからない時があるので飲み会で困る。
• カマトトだと思っていた女性が案外アグレッシブな発言を連発していて驚いた。

語源や由来も踏まえて、なんとなく「カマトト」の使い方をわかっていただけたでしょうか。飲み会など男女問わず人が集まる場が多いと、使う機会も多くなりそうな言葉ですね。ですが、言われてあまりいい気分ではない感じはするので発言には注意が必要ですね。

感想文や創作など、何らかの文章を書く際にはイメージが伝わりやすく使いやすい言葉かもしれません。

ここでは、カマトト女が嫌われる理由についてご紹介します。カマトトと言われるような女性は、同性からの評判がすこぶる悪い傾向があります。もともと、女性が女性を褒めるという事はあまりありませんが、そこに男性が入ればなおさらです。もし知らず知らずのうちに自分にカマトトな部分があると思ったら、注意したいですね。

カマトトぶる女性という事は、明らかに2面性があるという事です。人は誰しも2面性があるかと思いますが、カマトト女に至っては、人を見てその2面性を使い分けるという面があるため、あまり良い印象ではありませんよね。本性を知りながら、男性の前であからさまにウブな一面を見てしまったら、引いてしまう人が多いかと思います。

カマトト女と言われる女性には、いくつかの共通点があります。それを知ったからどうというわけではありませんが、なんとなく関わる中でもやもやしたり、腹立たしかったり、いけ好かない女性がいたら、もしかして「カマトト女」かもしれません。これから紹介するカマトト女の7つの特徴に当てはめて、身近にカマトトな女性がいたなら、自分が嫌な思いをしなくて済むように付き合い方に気を付てみるのも一つの手です。

また、男性の場合は女性よりもカマトト女だと判断することが難しいかと思います。身近な男性がカマトト女にうっかり騙されそうになっていたら、注意を促してあげると良いでしょう。

カマトト女の特徴として、まず最初に思い当たるのが「男性の前で態度が変わる」という事ではないでしょうか。カマトト女は男性の前で人柄が180度変わる！と言っても過言ではないほど、態度が変わります。カマトト女の本性を知っている人が見れば、驚きを隠せないほどの変わりようでしょう。女性なら気に入っている男性の前で態度が変わってしまうという事は誰しもあると思いますが、カマトト女は相手の男性に好意があるかないかにかかわらず、「男性」というだけでコロッと態度が変わるのが特徴なので注意しましょう。

カマトト女の特徴、2つ目は「男ウケする服装をしている」です。カマトト女は男性の前で態度が急変するだけでなく、服装も男性が好みそうな、いかにも女の子！な服装をしています。髪型・服装・メイクなどどれをとっても男性が好みそうなテイストをしっかりとわかっているのがカマトト女です。

例えば、髪型は柔らかい雰囲気のカラーにふんわりとした巻き髪スタイルがカマトト女の定番です。メイクは素肌感をだすようにしっかりとされていますが、あくまでナチュラルに見えるメイクを意識しているでしょう。服装はパンツスタイルよりもスカートスタイルが多く、タイトなものよりも柔らかいシフォン生地で広がるようなシルエットのスカートを好みます。また、アクセサリーも控えめで、高価なものを一点主義といったスタイルが特徴です。

いかにも、男性が好きそうなスタイルをしっかりと押さえていますね。上手にマネすれば、男性ウケが良くなること間違いなしなので、恋人募集中の方はカマトト女の技をこっそり盗むのもおすすめですよ。

カマトト女と一緒にいると、うっかり自分が引き立て役にされているという事もありえます。ちょっと心外ですよね。カマトト女は男性からの評価を過剰に気にするので、一緒にいたり行動したりという時には注意したいですね。

カマトト女の特徴、3つ目は「リアクションが大きい」です。カマトト女は何事にもいちいち大げさに反応します。両手を使ってバタバタさせたり、耳を塞いだり、顔を覆ったりと、想像するだけでもぶりっこな雰囲気でいっぱいですね。カマトト女はウブなふりをするので、下ネタには特に大げさにリアクションします。無邪気な態度で男性から“かわいい”と思われるようしっかりと計算しているので注意しましょう。

カマトト女の特徴、4つ目は「ぶりっこ」です。女性から見るとあまりにもわざとらしいぶりっこな態度に、開いた口がふさがらないような状態になるかもしれませんが、カマトト女は男性に良く見られるためには女性の目なんて気にしません。先ほどの、リアクションが大きい事にもつながりますが、ウブで可愛い自分を作るには手段を選びません。腹立たしいほどぶりっこな喋り方や態度であるのも、カマトト女の作戦なので、振り回されないように注意が必要です。

カマトト女の特徴、5つ目は「ナルシスト」です。ナルシストとは、うぬぼれ屋という意味があるのですが、カマトト女はそのぶりっこな態度やウブなフリをすることからもわかるように、自分のことを可愛いと自信を持って思っています。男性に自分の可愛さをアピールできるほど自信があるので、カマトト女は基本的にナルシストと言えるでしょう。

カマトト女の特徴、6つ目は「下ネタ好きなのにウブなふりをする」です。ウブなふりをするカマトト女は、案外他の誰よりも下ネタが好きという傾向があります。ウブなのはあくまでフリだけで、本当は下ネタが大好きという事も！男性が少しでも下ネタを話し出すと、得意のオーバーリアクションで過剰に反応するのですが、話している間にだんだん話題についてきていることで、本性がばれることもあるようです。

カマトト女の特徴、7つ目は「嫌だと言いつつ本気で嫌がってない」です。先ほどの下ネタでもそうですが、口では「嫌だ」と言いつつも、実際まんざらでもないのがカマトト女の特徴です。そもそも本気で嫌なら拒否する態度が出るはずですが、内心もっと話が広がらないかと期待しているのがカマトト女の心理だと言えます。一緒にいて巻き込まれると思いがけない面倒なことになりかねないので注意したいですね。

深く関わることがなければ、適当にサラッとしたお付き合いをしておけば良い「カマトト女」ですが、たちの悪いカマトト女にうっかり巻き込まれては、後々いろいろと面倒なことになりかねません。できればたちの悪いカマトト女には最初から深入りしたくないですよね。ここでは特に注意したい、たちの悪いカマトト女を見分ける方法を紹介します。

自分を可愛く見せたかったり、好きな人の前に良く見られたかったりというのは女心にはつきものですが、明らかに、男性を見下しているカマトト女には要注意です。男性は女性よりもカマトト女かどうかを見極めることに疎いかもしれませんが、気付いたらたくさんお金や時間を使わされて利用されていた！という事の無いように、ここまでの特徴をチェックして自分の身を守ってくださいね。

カマトト女は女性からの評価がすこぶる悪いので、男性目線でカマトト女かどうかの見分けがつかないという場合は、その女性のまわりの女性に評判を聞いてみると良いでしょう。周りの女性が口をそろえて嫌うようなカマトト女は、たちの悪いカマトト女と思って間違いないでしょう。お付き合いするのも考えた方がよさそうですね。

カマトトの意味やカマトト女の特徴はいかがでしたか？女性がカマトトぶる場面には、その女性にとって何らかの思惑があるのかもしれません。カマトト女はどのような態度や服装が男性にウケるかをよくわかっているので、適度にマネをして男性ウケを狙うのも一つの方法ではないでしょうか。たちの悪いカマトト女には気を付けて、上手に付き合い危機回避しましょう。