ウォシュレットの正しい使い方。浣腸はNG!腸内環境に逆効果【おしり洗浄】

ウォシュレットの正しい使い方をご存知ですか?ウォシュレットはおしりや腸内を洗浄できるので浣腸の様な使い方をする人もいますが、実はその使い方は間違っています。そこで今回は浣腸でもなく腸内洗浄でもないおしりに優しいウォシュレットの使い方をご紹介します。

ウォシュレットの正しい使い方。浣腸はNG!腸内環境に逆効果【おしり洗浄】のイメージ

目次

  1. 1ウォシュレットの正しい使い方知ってますか?
  2. 2ウォシュレットのメリット
  3. 3初めての方に!ウォシュレットの使い方紹介
  4. 4ウォシュレットのビデとおしりの違い
  5. 5ウォシュレット浣腸は腸内を不潔にする?
  6. 6間違ったウォシュレットの使い方
  7. 7携帯ウォシュレットの使い方
  8. 8ウォシュレットの使い方:まとめ

ウォシュレットの正しい使い方知ってますか?

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ウォシュレットは一昔前から便器に導入された温水洗浄システムですが、現在は家庭用トイレから公衆便所まで様々な場面で見かけます。ウォシュレットは手軽に肛門付近を洗浄できることと得も言われぬ快感が受けたため、人によってはウォシュレットを毎回利用する人もいます。
そんなウォシュレットですが実は不潔なので間違った使い方をしてしまうと病原菌が感染してしまう恐れがあります。

知られざるウォシュレットの正しい使い方

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そこで今回は正しいウォシュレットの使い方をご紹介します。もしかしたら普段のウォシュレットの使い方が大間違いで病気が感染する原因である可能性もあるので、これを見て正しいウォシュレットの使い方を覚えて下さい。

ウォシュレットのメリット

最大のメリットはおしりの洗浄

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ウォシュレットの最大のメリットは温水によっておしりを洗浄できることです。排便後のおしりは便に含まれるインドールやスカトールと言った感染症を引き起こす化学物質が肛門付近に付着している可能性があるのでとても不潔です。
普段はこれらをトイレットペーパーを使用して拭き取っているのですが、上手く拭き取れないとこれらがおしりに残ってしまう可能性があります。

トイレットペーパーよりもおしりを洗浄出来る

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しかしウォシュレットなら綺麗に洗浄することが出来ます。なぜなら便はお湯に溶けやすいという性質があるからです。そのためトイレットペーパーで拭き取るよりもウォシュレットの温水で流した方がより確実に肛門を綺麗にすることが出来ます。

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もう一つのメリットはトイレットペーパーの消費量が減ることです。温水で汚い物質を洗浄できるという事はトイレットペーパーは濡れたおしりを拭く程度で十分なので使用量も自ずと減ります。そうすることで経済的かつトイレの詰まりを防ぐことも出来ます。
またウォシュレットの温水で肛門周辺を温めるという行為は血行促進効果があるので痔を持っている方にはとても有効です。

初めての方に!ウォシュレットの使い方紹介

初めての方は使い方が分からない!?

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ウォシュレットはどこでも見かけますが詳しい説明書が設置してあるわけではないので初めての方は使い方が分からず戸惑ってしまうかもしれません。しかもウォシュレットは間違った使い方をしてしまうとおしりが不潔になったり病気に感染してしまう恐れもあるので初めての段階で正しい使い方を覚えるのはとても大事です。
そこで今回は初めての方のために正しいウォシュレットの使い方をご紹介します。普段から使い方が曖昧だった方もこれを見て是非参考にして下さい。

初めての方のために①排便後に使用する

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ウォシュレットは排便後に使用します。中には排便前に使用する方もいますがそれは間違っているので注意して下さい。
ウォシュレットを見ると「おしり」「やわらか」「ビデ」「止める」の4種類のボタンが付いています。この中からやわらかを押します。もしやわらかが無かったらおしりを押します。その際に水圧を最弱に設定します。

初めての方のために②水圧は最弱


いきなり強い水圧で当てるとおしりが痛くなってしまうので、まずは最弱に設定して必要に応じて水圧を強めて下さい。
もしウォシュレットにムーブボタンが付いていたらそれを押して肛門周辺をよく洗浄して下さい。無ければ自分で少し動いて水の位置を調節して下さい。
この時にウォシュレットを決して肛門に直接当てないで下さい。肛門に当てるといわゆるウォシュレット浣腸の状態になってしまい、腸内に逆効果を招いてしまうので十分注意して下さい。

初めての方のために③肛門以外のおしりに当てる

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ウォシュレットで1分程洗浄したら止めます。その後は濡れたおしりをトイレットペーパーで拭き取ります。完全に水分を拭き取るのではなく軽く水気を拭いて下さい。もしウォシュレットに乾燥機能が付いていたらそれを利用して下さい。以上です。
ウォシュレットとは排便において決して必要不可欠な存在ではないので、あまり頼り過ぎないようにして下さい。ポイントは「弱めの水圧」で「肛門周辺」を洗浄することです。

デリケートなおしりの方は

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もしおしりを手術した後で肛門がデリケートになっているならば、おしりを2~3cm前方にずらしてウォシュレットが肛門より少し後ろに当たる様に洗浄して下さい。そしてあくまでも弱めの水圧で洗浄することを忘れないで下さい。

ウォシュレットのビデとおしりの違い

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ウォシュレットのボタンを見ると必ず「おしり」とは別に「ビデ」も付いています。これらにはもちろん違いがありますがあまり良く分かっていない人もいるのではないでしょうか。
実はこのビデは女性だけが使う機能なので男性にとっては全く縁の無いボタンなのです。

ビデとおしりの違い:噴射する位置

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ビデとおしりの違いは温水が噴射する位置です。おしりの場合はもちろん排便後の肛門付近を目がけて噴射しますがビデの場合、排尿後の女性器目がけて噴射されます。そのためビデはおしりに比べて前方に噴射されます。
また場合によっては便座に深く座ることの出来ない子供がウォシュレットを使用する際にビデで代用することも出来ます。

ウォシュレットは商標、ビデは機能

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またウォシュレットとビデは名前の扱い事態も違います。まずウォシュレットは便器メーカーで有名なTOTOが販売している温水洗浄便座で、TOTOの商標でもあります。
一方ビデは前述の通り女性器を洗浄するための機能です。そのためTOTO以外のメーカーは製造した便器にもビデの機能が搭載されています。
ビデを使用する際も注意点があります。それは洗い過ぎない事です。ビデで女性器を過度に洗浄してしまうと膣を酸性に保つ善玉菌「デーデルライン乳酸菌」を洗い流してしまうので感染症を引き起こしてしまう恐れがあります。ビデもウォシュレット同様過度な利用は避けましょう。

ウォシュレット浣腸は腸内を不潔にする?

ウォシュレット浣腸はあり?なし?

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ウォシュレットの間違った使い方として一番多く挙げられるのがウォシュレット浣腸です。ウォシュレット浣腸とはその名の通りウォシュレットを肛門に直接当てて浣腸の様に腸内洗浄を行う事です。実はウォシュレット浣腸はとても不潔で汚いのでやってはいけない行為なのです。

ウォシュレット浣腸は汚い水で腸内洗浄することに

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なぜウォシュレット浣腸が不潔で汚いかというとウォシュレットに使われる水自体が汚いからです。ウォシュレットの水は便器の中の水を使用していまうす。この水は排泄物の不潔な成分が含まれている可能性が大いにありますのでかなり汚いです。
そしてウォシュレットはその汚い水を肛門にかけていることになります。そんな汚い水でウォシュレット浣腸をしてしまったら腸内が洗浄されるどころか逆効果になってしまいます。

ウォシュレット浣腸で腸内洗浄してはいけない

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ほとんどのウォシュレットのノズルの部分は洗浄機能が搭載されているので、使用した際にノズル付近に付いた飛沫は洗浄されています。しかしそれは水で流しているだけなので完全に綺麗になったとは言えません。結局は不潔で汚い水でウォシュレットをしているだけなのです。

浣腸で腸内の細菌を流してしまう


ウォシュレット浣腸をやってはいけないもう一つの理由は腸内の細菌も洗い流してしまう恐れがあるからです。腸内には元々腸内環境を整えてくれる良い常在菌が存在します。これによって腸内および肛門付近の健康は保たれています。

ウォシュレット浣腸は腸内環境に逆効果

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しかしウォシュレット浣腸をして良い常在菌を洗い流してしまったら、腸内と肛門付近を守ってくれる存在がいなくなってしまいます。そうなると感染症にかかる可能性が上がってしまいます。

間違ったウォシュレットの使い方


ウォシュレット浣腸以外にも間違ったウォシュレットの使い方があるのでご紹介します。

おしりも腸内も水圧に弱い


ウォシュレット浣腸ではないとしても強めの水圧で肛門及びその周辺を洗浄している人がいます。おそらくウォシュレットの水圧がおしりに当たる際に得も言われぬ快感があるからでしょう。
しかしおしりは普段から外気に晒されることのない部分なので外部からの刺激に強くありません。怪我や感染症の原因になってしまうのでウォシュレットは必ず弱めの水圧で使用して下さい。

排便前に使わない


ウォシュレットは排便後に使用するのが正解なのですが、中には排便前にしよする人もいるようです。これは便秘気味の人が水圧で便意を誘発して排便を試みるという意味があるようです。確かにこれは一時的には効果があるかもしれません。
しかしこれを続けると本来の排便機能が低下してしまうので便秘が解消された後でもウォシュレット無しで排便出来なくなってしまう恐れがあります。そのためおしりの洗浄目的以外でウォシュレットは使用しないで下さい。

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以上の事から考えるとウォシュレットの間違った使い方をしている人は、ウォシュレット本来の「おしりを洗浄する」という目的に反している事が多いと言えます。
ウォシュレットは適度な水圧でおしりと肛門を刺激するので様々な効果があるように思えますが、かえっておしりと腸内の健康に逆効果を招いてしまうので絶対に間違った使い方をしないようにして下さい。

携帯ウォシュレットの使い方


ウォシュレットとは便器に備え付けの機能であることが常識ですが、持ち運びできるタイプの携帯ウォシュレットもあります。

携帯ウォシュレットの画像


携帯ウォシュレットは棒状のウォシュレットで手の平サイズなのでその名の通り持ち運んで出先で使用することが出来ます。旅先や公衆便所などのウォシュレットが付いていないトイレを使用する際に便利です。

どこでも使用できる

出典: http://pmall.gpoint.co.jp


携帯ウォシュレットは現在ネットショッピングで様々な種類が販売されています。携帯ウォシュレットのタイプはボタンを押すと電気によって水が噴射される電動タイプとポンプの様な形式で水を噴射するポンプ式の2種類があります。
価格の相場はポンプ式の方が安くて約2000円、電動式は高い物で6000円程です。

携帯ウォシュレットの使い方

出典: http://ienokoto.top


使い方は簡単です。先端のノズルを前方からおしりに向けてボタンを押すとタンクの中から水が出て来ます。電動式の場合は押しっぱなしで出続けますし、ポンプ式の場合は押すことで何度も水を噴射できます。
携帯ウォシュレットの利点は便器の水ではない綺麗な水を使用できることです。そのため水道水などの綺麗な水を予め入れておけば通常のウォシュレットよりも綺麗におしりを洗浄することが出来ます。

ウォシュレットの使い方:まとめ

出典: http://gadget.itmedia.co.jp


いかがでしたでしょうか。ウォシュレットは正しく使えばおしりを綺麗にする効果がありますが間違った使い方をしてしまうとおしりを痛めたり感染症を引き起こしてしまう恐れがあります。
またウォシュレットとは必ず使うべきではないので、もし自分には合わないと感じたら無理せずに従来のトイレットペーパーで拭く方法を選択しても全く問題ありません。

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