女性専用車両に乗る男性の言い訳「任意だから乗れる」って本当？イケメンはOK？

出典: https://withnews.jp

現在、ほとんどの鉄道会社の電車に乗ると、通勤ラッシュの時間帯には女性専用車両が設けられています。

その目的は痴漢防止や不快感を女性に与えないためであります。
満員になった電車で異性が互いに密着しすぎてしまうので、そこから生まれる男性への不快感や電車への乗り心地を改善するために女性専用車両が誕生しました。

この女性専用車両の歴史は意外と古く、1912年に東京の中央線において朝夕に限り導入された「婦人専用電車」がこの女性専用車両の原点だと言われております。
そして21世紀に入り各鉄道会社がこの女性専用車両を積極的に取り入れるようになりました。

世界では日本よりも本格的に女性専用車両を導入している国もあります。
イギリス、インド、インドネシア、ブラジル、チェコなど様々な国でこの女性専用車両が運行されています。

しかし、チェコなどでは男性と女性への差別だとして訴訟を起こしている国もあります。

女性にとってはとても魅力的な女性専用車両ですが、中には男女への差別など反対をする団体もあります。

男性は本当に女性専用車両に乗ってはいけないの？
そんな社会問題の一面もある、女性専用車両について解説していきます。
また、LGBTへの対策など、色々な観点から女性専用車両の問題点にも迫っていきます。

#女尊男卑#男性差別#男女平等#女性専用車両#女性優先席#女性料金#レディースデー#フェミニスト

『男として生まれただけで生物学的に加害性があるって気づいてくれ頼むから。』 - Togetterまとめ https://t.co/oCWvNNyuAP
— 上原明宏（うえはらあきひろ） (@twkhrm92) November 7, 2017

出典: https://ja.wikipedia.org

今現在日本では、女性専用車両を全国31鉄道事業社の82路線で導入されています。

特に大都市、東京、大阪、福岡のほとんどの路線に女性専用車両が運行されています。

朝夕の通勤ラッシュ時に、この女性専用車両は特に有効になり、女性の間では、この女性専用車両に乗ろうといつも心がける人がほとんどだそうです。

昔からすると、痴漢被害や盗撮被害が減ったとも言われています。
今までは通勤帰宅ラッシュでは男女が密着してしまい、簡単に痴漢や盗撮ができてしまう環境でしたが、この女性専用車両のおかげでこのような被害が激減しました。

女性も安心して電車に乗れる時代がやってきました。

出典: http://www.ommyoji-sika-bihaku.com

深夜近くであれ、女性専用車両があれば女性一人でも安心して電車に乗れます。

出典: http://kerokero-info.com

こんな女性専用車両ですが、実は任意協力でこの女性専用車両は成り立っています。
任意協力とは、「本人の自由意思に任せること」ということで強制的にこの規則に従う必要はないということです。

全ての男性が女性専用車両に乗らないというわけでもありません。
中には、この電車に乗る男性がいるということです。

間違って女性専用車両に乗る男性や、間違ったフリをして乗る男性など様々のようです。
あくまでも個人それぞれの任意協力によって女性専用車両は成り立っているのです。

出典: https://levelf.jp

間違って乗ってしまった！

そんな女性専用車両に間違って乗る男性も中にはいます。
毎日何万人の人間が電車を利用しています。
そんな状況下で、女性専用車両に間違って乗る男性も少なからずいます。

女性専用車両に乗っている女性はどのような反応をするのでしょうか？

出典: https://www.youtube.com

中には嫌な目つきで乗る男性をガン見する女性や、嫌な顔で睨みつける女性もいるそうです。

出典: http://loveform.jp

特にお年寄りの女性は女性専用車両に乗る男性に直接怒鳴りつける女性も中にはいるようです。

女性の中でもお年寄りは人前でも大きな声を立てる人が多いですね。
 

出典: https://astrology.neoluxuk.com

駆け込み乗車などして女性専用車両とは知らずに乗った男性に、公共の場で怒鳴りつけられたりするのは、チョットかわいそうな気がします。

ほとんどのケース知らずに間違って女性専用車両に乗る男性が多いですが、それとは逆にわざと女性専用車両に乗る男性も中にはいるようです。

ふざけて乗っている人や、女性だけの車両に「憧れ？」を持つ男性も中にはいます。
そのような状況でもわざと女性専用車両に乗るのです。

これらのケースも同じように、女性から怒鳴られるか、駅員から注意を受けます。
また男性の中には、「男性への逆差別だ」と女性専用車両へ反対と主張していますが、実際に法律で決まっていなくても、女性か女性専用車両に乗ると、女性から冷たい目で見られるのは当然です。

実際にわざと女性専用車両に乗る男性は減っていますが、いまだに軽いノリでふざけてこの女性専用車両に乗る男性がいるのも現状です。

出典: http://tissue1222.hatenablog.com

このように女性専用車両に男性が間違って乗っても、わざと乗ってもいずれも駅員から注意されるか、女性乗客から文句が言われてしまいます。
このような状況下で男性が女性専用車両に乗るのは違法なんでしょうか？

結果から言うと、法律違反ではないのです。
間違って乗ってもわざと乗っても科料や罰則は一切ありません。

鉄道営業法34条2号に、
「制止されているのにもかかわらず、『女性のための待合室及び車室』に男性が『みだりに』立ち入ることを禁止しています」という条項があります。
それではどうして男性が乗った場合、法律違反ではないのでしょうか？

それは、女性専用車両の鉄道各社の位置づけは、鉄道営業法34条2号の車両としていないからです。
従って、男性が女性専用車両に乗ったとしても何も罰に問われることはありません。

あくまで任意で行なっている規則ということで、これは男性の協力がないと何も成り立たないということです。

法律としてはこれに対して、しっかりと禁止とする説明をしていないので罰することはできないのです。

しかし、社会自体が女性専用車両に乗る男性への非難や軽蔑視はあります。
法律で縛られてはいませんが、社会全体がそれをルール化しているわけですね。

出典: https://woman.mynavi.jp

男性はちょっと女性専用車両に乗るのはダメという方もいますが、中にはイケメンは乗ってもいいよと感じる女性もいるそうです。

つまり男性と一緒に乗ることが不愉快に感じる女性がいる一方で、イケメンだと逆に目の保養や気分がよくなるという意味でイケメンは女性専用車両に乗ってもいい、と感じる女性もいるそうです。
するとイケメンと一般男性に対する差別が生まれてしまいます。
また自分が、イケメンかどうかの判断基準も難しいですね。(W)

イケメンだろうとキモい男性でも男性には変わりありません。
法律ではしっかり決まっていませんが、この女性専用車両には任意協力する必要があるということですね。

出典: https://www.thestranger.com

また女性専用車両に関してこのようなことも社会問題として取り上げられています。
それはLGBTに該当する方々への対処です。

*「LGBT」とは、同性愛のLesbian（レズビアン）とGay（ゲイ）、両性愛のBisexual（バイセクシュアル）、Transgender（トランスジェンダー）の略です。

特に男性の場合ですが、体や見た目は男性でも心が女性の人は女性専用車両に乗ってもいいかという問題です。
これは実際に鉄道会社や社会的にも議論になっているようです。

日本はまだこのような方々に対してしっかりとした対応ができていません。
中には差別だ、男女差別、男女平等でないと主張する団体や個人もいます。
女性専用車両に対しても反対や賛成の意見が分かれているそうです。

たとえ任意で成り立っている規則としても、ある人からするとこれは差別に感じる人も中には多くいます。
LGBTに該当する方々は女性専用車両に反対意見を持っている人も大変多いです。
ただ反対の意見を持っていでも、女性専用車両は実際に社会的にも認められていますので、反対側が訴えても多分勝ち目がないのが現状のようです。

女性専用車両（実際は誰でも乗れる車両）は、男性の任意協力によって成り立っています。
男性排除（差別）に協力する価値はありません。 #女性専用車両
— あらん (@SS130615331) December 4, 2017

出典: http://college2ch.blomaga.jp

一般車両に乗る時も注意しよう！

これは一般的な話ですが、男性が女性専用車両以外の一般車両に乗るときには痴漢などの加害者にならないように気をつけてください

この女性専用車両は通勤帰宅ラッシュの時に有効です。
それ以外では男女が一緒になって電車に乗る一般車両ことがほとんどです。
このような状況下で満員の時には、男性は本当に痴漢の加害者にならないように充分注意する必要があります。

男性にしてみれば、ただぶつかっただけのことかもしれませんが、女性からすれば、それは痴漢されたという誤解が生じる場合もあります。
そして手首を掴まれ、駅員に差し出されると大きな裁判や訴訟になったりケースも多々あります。

特に満員電車では男子は両手を上にあげて、痴漢できない状況下を作らなければなりません。

出典: http://www.jprime.jp

出典: https://levelf.jp

この女性専用車両の運行に反対する男性や女性が密かに増えてきているのも事実です。
そして、これは差別に当たる行為として鉄道会社に訴訟を起こしうる可能性もあります。

ただ反対する方の気持ちもわかりますが、現行の女性専用車両は社会の大半が認知し成功しているルールと言えるでしょう。

この女性専用車両のおかげで女性も快く電車に乗ることができ、男性の痴漢加害者になる人も減って来ており、ウィン・ウィンの関係となっています。

全ての物事に反対する人はいますが、この女性専用車両に関しては社会で成功している例かもしれませんね。
実際に痴漢や盗撮の被害が少なくなってきているのは、女性専用車両のおかげかも知れないからです。