豚のペニスがドリルに似ているのか・ドリルになっている理由

豚のペニスがドリルに似ているという話を聞いたことがある方は少ないでしょう。実際に見たことがあるという人はほとんどいないに違いありません。ここでは、豚のペニスがドリルにどれほど似ているのか、どのような役割をするのかをご紹介していきます。

豚のペニスがドリルに似ているのか・ドリルになっている理由のイメージ

目次

  1. 1ブタのペニスはドリルに似ている?
  2. 2豚のペニスがドリルのようになっている理由
  3. 3豚のペニスと人間は交尾できるのか?
  4. 4豚以外に変な形のペニスはある?
  5. 5外見の違いにはすべて理由がある

ブタのペニスはドリルに似ている?

ブタのペニスはドリル、という話を聞いたことがあるでしょうか。豚のペニスは他の動物のペニスと比べ、形がドリルのようになっていて少し変わっています。このようなドリルに似た形をしているのにはちゃんとした理由があります。

実際に見たことがある人はあまりいないのではないでしょうか。見る機会すらほとんどないでしょう。一体どのようなところがドリルと例えられているのか、ご説明していきます。

豚のペニスがドリルに似ている一番の理由は形です。ドリルのような形をしているのでよくドリルと例えられることがあります。

全体がドリル状というわけではなく、先端に近い部分からがドリルのようになっています。動きは回っているように見えるときがあります。少しくねくねすることもあります。

実際に、ドリルのようにくるくると回転したりと、そんなことはありません。引きちぎれてしまうので回転とまではいきませんが他の動物と違い、ペニスの動きに少し特徴があります。

交尾

豚の交尾は雌が大体生後8か月ごろから行われます。自然交配か人工授精の方法が用いられます。豚の交尾が成功すると、一気に5~10匹くらいのとても可愛い赤ちゃんがたくさん生まれてきます。

自然交配とは

オスとメスが自然に交尾を行うことを自然交配といいます。自然交配は多く用いられている方法です。豚たちも自分のタイミングで交尾を行うことができるのでお互いのストレスは少ないのではないでしょうか。しかし、この方法には少しデメリットがあります。

豚は伝染病などを持っている場合が多く、直接の交尾により伝染病が移ってしまうことがあります。移ってしまった豚が他の豚と接触することで病気が広がってしまい、豚たちを危険にさらしてしまう可能性が高いです。

人工授精

人工授精は、1匹のオス豚から精子を採取し、受精させます。1匹のオスの精子から数匹のメスに種付が可能になります。また、精子を凍結することが可能なので精子の保存も可能です。

優秀なオスの精子のみを遺伝させることも可能なので、人工授精のほうがメリットがあるのではないかと考える人が多いでしょう。しかし、デメリットもあります。

もし、オスの精子に病気があった場合、1匹のオスから数匹のメスへ人工授精が可能なので人工的に感染症などを広げてしまうことになります。どのような方法を用いても病気などはつき物です。

豚のペニスがドリルのようになっている理由

豚のペニスが他の動物のペニスと比べてドリルのような形をしているのには一体どのような理由があるのでしょうか。普通の形ではだめだったのか、その理由は交尾の際の受精効率にありました。

効率良く受精するため

豚のペニスがドリル状の形ではないといけない理由。それは交尾の際、受精を効率よくするためです。

オスのペニスの形がドリル状になっているおかげで、雌の豚の子宮頸管までペニスを挿入することができます。奥深くまで射精をしっかりと行い、受精の効率を上げるためにドリルの形をしています。他の動物でもそうですが、それぞれペニスの形や仕様が違っており、それにはすべて理由があります。

さまざまな理由がありますが、やはりどれも共通しているのは「子孫を残すため」という点です。受精の効率を上げるためにペニスの形にはしっかりとした意味があります。

豚のペニスと人間は交尾できるのか?

オス豚のペニスを人間に挿入したらどうなるのでしょうか。交尾は可能かと聞かれると決して不可能ではありません。しかし、衛生的な問題がありますのでなるべく接触しないことをおすすめします。

豚と人間は染色体数が同じといわれていますが、遺伝子は全然違う物になるので子供が生まれる、妊娠するということは100パーセントありえません。人間は人間の交尾でしか妊娠、出産を行うことはできません。

豚のペニスは独特な形をしているため、万が一交尾を行った場合、痛いのでしょうか。

人間が交尾したら痛いのでは?

豚と交尾を行ったことがある女性は実際に結構いたりします。体験談などがありますが、やはり驚く人が多いのが睾丸の大きさです。そして大きい分、射精時の量は人間の比ではありません。しかし、どんなに量が多くても人間が妊娠することは決してありません。

そして何より、豚のドリル状のペニスは元々メス豚の子宮頸管へ挿入できる仕様。なので人間にも同じです。人間同士であれば子宮頸管にペニスが入ることはありませんが豚のペニスはそのドリルに似ている形から子宮頸管まで侵入します。なので慣れるまでは相当な激痛なのではないでしょうか。

感染の心配などもありますし、豚と交尾を行っても人間にメリットはほとんどありません。動物との交尾は避けた方が良いでしょう。

豚以外に変な形のペニスはある?

今回は豚のペニスがなぜドリルに似た形なのかということについてのご説明をしました。では、豚以外の他の動物は全部同じペニスの形をしているのでしょうか。いいえ、そうではありません。

他の動物でもさまざまな理由でペニスの形は違います。珍しいペニスの形をしており、それにより交尾の方法も少し珍しい動物たちを何種類かご紹介していきます。

豚よりびっくり、亀!

亀のペニスはなんと、亀の頭よりも大きく作られています。

亀ってどうやって交尾してるのか。交尾の際に甲羅が邪魔になるのでは、と疑問を持つ人が多いでしょう。そのとおり、甲羅も邪魔ですし交尾が難しいです。そこで、亀のペニスはとても大きく邪魔な甲羅があってもメスへ届くくらいの長さをしています。

このおかげでしっかり交尾をすることができ、繁殖が可能になっています。

バナナナメクジ

バナナナメクジと聞いて「一体どこにペニスがあるの」「そもそも生殖器があるのか」と感じる方が多いでしょう。バナナナメクジにもしっかり生殖器は存在します。なんと、普通は頭と反対の方にあるはずの生殖器がバナナナメクジは頭のほうにあります。この時点でもとても不思議ですが、さらにバナナナメクジはオスもメスも一緒です。

バナナナメクジの交尾はお互いの精子を交換し合いします。そしてお互い産卵を行います。精子も持っているし受精もできるということになります。

とても身近な生き物で可愛い猫がいますが、猫のオスのペニスは可愛い顔のとは違い、とても痛い形をしています。メスは痛みに必死に耐えて交尾を行います。

オスの猫のペニスにはかえりのようなトゲがついています。猫は人間などのように決まった時期に排卵が行われるわけではありません。このトゲのようなペニスで刺激を受けて、排卵を誘発させることにより、「刺激排卵」を行います。そのため、人間のように排卵の時期を逃したら受精しにくいということもありません。人間からしたらメリットだらけで羨ましい限りですが、痛みを伴うのは厄介です。

受精をするには非常に効率が良い方法といえます。ですが、デメリットとして野良猫が増えてしまう原因の一つでもありますし、雌猫は非常に痛いので可哀想でしょう。

外見の違いにはすべて理由がある

どの生き物も外見に違いがあるように、生殖器も動物によりさまざまです。人間に似ている動物もいれば、想像もつかないような形であったり、奇妙な動きをしたり、相当な痛みに耐えて交尾を行う動物も多数います。ですが、それでも子孫を絶やさないために生き物は命がけで交尾、出産を繰り返します。

豚のペニスを見る機会は非常に少ないですが、動物園や牧場などで、もし偶然見れる機会があったらこっそりのぞいてみてはいかがでしょうか。ペニス長い部分がドリル状になっているので、少しでも見えればドリルのような形を目撃することが可能でしょう。動物、生き物の神秘ですのでぜひ観察してみましょう。

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