世界一難しい言語とは?日本語は異常な難しさ⁉

日本語は難しい?世界でも類を見ないほど複雑怪奇な日本語という言語に外国人学習者も苦労が絶えない。なぜ世界から見て日本の言語は難しいのか、理由を紹介。さらに外国人にとっての日本語の聞こえ方とは?日本語よりも難易度が高い世界一習得が困難かもしれないコイサン諸語とは

世界一難しい言語とは?日本語は異常な難しさ⁉のイメージ

目次

  1. 1異常に難しい日本語
  2. 2日本語という言語は早口?
  3. 3日本語は韓国語に似ている
  4. 4日本語は表現が豊か
  5. 5日本語特有のオノマトペ
  6. 6英語に取り入れたい日本語
  7. 7世界の各言語の習得難易度
  8. 8難しい言語ランキング
  9. 9世界で最も難しい言語?
  10. 10世界で最も美しい言語
  11. 11まとめ

異常に難しい日本語

日本語はなぜ難しい?

出典: http://www.irasutoya.com

難しい言語

世界中でグローバル社会化が進み、ひとつの国においても多種多様な言語を扱う人も増えて来ました。
英語圏の人を始め世界中にある言語の中で特に日本語という言語は簡単には習得できない難しい言語と言われているのを聞いたことがあると思います。
一体なぜ日本語は高難易度なのか。その理由とはなんでしょうか?

3種類の文字によって日本語は難しい

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3種類の文字が難しい!

日本語の習得が簡単にはいかず難易度が高いと言われる理由、それは3種類の文字「ひらがな」「カタカナ」「漢字」という要素に原因があります。
英語は大文字小文字の区別はあれど一種類覚えるだけで読み書きも簡単です。
しかし日本語は3種類もあります。これだけでも普通の言語より3倍の文字を覚えなければならないので簡単にはいきません。
ここまで文字の種類がある言語も珍しいでしょう。

同形異音語が多すぎて日本語は難しい

日本では漢字が使われていますが、漢字一字をとっても文章や単語によっては全て同じ読みなるというわけではなく、まるっきり別の読み方になることは珍しくありません。
以下のツイートはTwitterで話題になった日本語の読みの難しさを如実に表した文章です。
大きく反響を呼び多くのFC2ブログなどで海外の反応を翻訳した記事が書かれるようになりました。

出典: https://www.facebook.com

読み方が多すぎて難しい漢字「生」

ひとつの文字に複数の読み方が存在する同形異音語。
画像のように「生」という漢字一字には実に15程の別の読み方が存在しています。
日本人なら前後の文章や単語のニュアンスから何と無く想像して頭の中で容易に解釈することができてしまいますが日本語を習得しようとする外国人にとっては大きな難易度の壁となるのも頷けますね。

英語は英語で「Ghoti(読みが”フィッシュ”になる)」などの綴りの不規則性問題があったりしますね。発音しない字があったり。

出典: http://chinareaction.com

このような日本語の同形異音語の文章をみた外国人たち海外の反応は、
「日本語を勉強する意欲を失った!」「難しいからこそ日本語が好き」「クールな文章」などなど様々のようです。

漢字の音読み 訓読みがあるから日本語は難しい

出典: http://dic.nicovideo.jp

難しい言語になる要因「漢字」

漢字には音読みと訓読みがありますがこれも外国人日本語学習者にとっては難しく高い壁になっているようです。

音読みは中国語での発音を元にしている読み方。訓読みは漢字の意味を表した日本語の読み方ですね。
音読みだけでは言葉の意味は想起しづらく、訓読みは音だけで意味が理解しやすいようにできてます。
外国人にとってはこの辺りは日本語の漢字を理解しづらい要因になっているのでしょうね。

日本語という言語は早口?

世界の外国人が思う日本語の聞こえ方

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外国人の日本語の聞こえ方

外国人からすると日本語という言語の喋りの聞こえ方はとても早口だそうです。
日本語の聞こえ方は均質的で一定のリズムに聞こえるという感想もあります。
一方、男性が話す日本語は怒っているように聞こえる。女性が話す日本語はおしとやかに聞こえる、という場合によっては正反対の聞こえ方の感想も多々見かけます。

虫の鳴き声や風鈴の音などは外国人からしてみればただのうるさい音でしかないとも言われていますしネイティブスピーカーによって言葉の聞こえ方が違うのは不思議なものです。

出典: https://blogs.yahoo.co.jp

なぜ日本語の聞こえ方が早口にに感じるのかというと、日本語という言語は母音を主に構成されているためと言われています。そのため音としての子音があまり主張しないことによって早口に聞こえると考えられているようです。英語をネイティブスピーカーにしている人にとっては発音も違うので聞き取るのも難しいものとなります。

日本語は韓国語に似ている

世界の外国人には似ているように聞こえるらしい

出典: http://xn--4gr53r17cousvfh.com

言語の類似性

日本語と韓国語は同じ意味同じような発音をする単語が多いと言われています。
例えば「家族」は韓国語で「가족」と書き、読みも「カジョク」となります。

昔はお隣韓国もハングル文字と漢字が使用されていました。しかし1970年から漢字撤廃政策によって漢字をハングル文字に置き換えがなされています。
昔は韓国も日本のように漢字とその国特有の文字をミックスしていたのは驚きです。

出典: http://ryotaroneko.ti-da.net

こちらの画像は韓国が漢字を使用していた時の新聞記事。
日本人からすると、言語として日本語と韓国語はまるっきり違うとわかりますよね。
似た読みの単語があればそれで同じというわけではなくイントネーションなどもありますから差別化できますけど、外国人にとっては似ている言語として認識されるのかもしれません。

日本語は表現が豊か

世界的に見ても日本語は多くの表現を持つ言語

日本語は海外の言語にない面白い表現が多いそうです。
動画は外国人にとって面白く見える日本語の表現と題してロシア人YouTuber「Ashiya」さんが紹介する内容。
本性を隠して大人しくしていることを「猫をかぶる」と言いますが、その「猫をかぶる」の字面からいえばモノホンの猫を頭にかぶると思えて面白いそう。
ロシアには猫という単語にそのような意味を持つ語はないので珍しいのだそうです。

他には、食べ物の消費期限が近いものを「足が早い」と言いますがそれも面白い表現だそうです。単語をそのままの意味で取ると確かに豆腐が足早にかけていくのを想像して面白いかもしれませんですね。

「虫がいい」という表現も意味と語句が繋がらず面白いと述べています。

日本語特有のオノマトペ

世界では珍しい。日本のオノマトペも難しい

日本語はオノマトペがとても発達しています。その数も膨大です。音がしないようなものに対してもオノマトペが存在するので日本語の表現力は大変豊かになります。

動画はカナダ人YouTuber「シャーラ」さんは日本語のオノマトペを音だけで持つ意味を当てる遊びに挑戦しています。
やはり英語などの外国語がネイティブスピーカーの人たちにとってオノマトペは連想しにくい音なのでしょうか。

出典: http://bluerose21.nekojyama.com

日本語のオノマトペはたくさんあります。
感情を表現する「ドキドキ」「ワクワク」「イライラ」「クラクラ」など。
見た目を表現する「ムキムキ」「ぽっちゃり」「ガリガリ」「ツヤツヤ」「ベトベト」など。
その他にも痛みの表現や動作の表現にも無数にオノマトペが存在していて、このような豊富な語彙によって日本語は表現力が高く特に感情を複雑に表すことのできる言語だと言われていますね。
適当に省略した単語を二回繰り返せば案外意味が通じたりするもので表現というのは面白いです。しかしそれは逆に言えば言葉の意味がニュアンスの占める割合が多いので後学的に日本語を学ぶと難しいものに跳ね上げているとも言えるかもしれません。

英語に取り入れたい日本語

動画はアメリカ人「Rachel」さんと日本人「Jun」さんが英語に取り入れるべきと思う日本語を紹介しています。
「適当」
「懐かしい」
「しょうがない」
「面んどうくさい」などなど。
そしてオノマトペ「もちもち」。「もちもち」は英語で意味を説明しづらいと「Rachel」さんは語っています。英語には「chewy」という単語がありますがこれは悪い意味にも使えるので「もちもち」のような比較的良い意味で使える言葉はないそうです。
一単語よりも短いフレーズは口に出しやすく、気持ちを安定させるためにも使えるので有用ですよね。日本語にはそのような言葉が豊富です。

世界の各言語の習得難易度

ネイティブスピーカーの言語によって難易度は変わる

出典: https://www.pakutaso.com

習得の難しい言語は母国語によって変わる

各種言語を習得するにあたり、その習得難易度はネイティブスピーカーの言語によって大きく変わると言われています。
学習者の母国語によっては簡単になったり難しいものになったりと言うことですね。

英語ネイティブにとっての各言語の難易度

出典: http://www.irasutoya.com

母国語が英語の人にとって難しい言語

オンライン言語学習サイト「voxy」が発表するところによると、英語ネイティブにとって学習が比較的簡単な言語は「フランス語」「スペイン語」「ポルトガル語」などの9言語。
中程度の難易度は「ロシア語」「ヒンディー語」「タイ語」「ベトナム語」「ポーランド語」などの10言語。
そして高難易度「中国語」「韓国語」「日本語」「アラビア語」の4言語になります。

英語と同じ文字を使う言語が比較的習得も簡単で、やはりアジア圏の独特の文字を使用する国の言語は高難易度になるということです。

難しい言語ランキング

難しい言語で日本語は5位

出典: http://tokyogirlslife.com

「UNESCO」が発表した世界の難しい言語ランキングでは、
1位「中国語」
2位「ギリシャ語」
3位「アラビア語」
4位「アイスランド語」
5位「日本語」
6位「フィンランド語」
7位「ドイツ語」
8位「ノルウェー語」
9位「デンマーク語」
10位「フランス語」
となっています。
難しい言語として日本語は5位。この順位の理由は敬語の扱いの難しさや書き言葉話し言葉の違いが上げられています。

世界で最も難しい言語?

世界で最も難しい言語?「コイサン諸語」

世界には最も習得が難しいと言われている言語があります。
それがアフリカに住む「コイ族」や「サン族」が話すというわれる「コイサン諸語」です。
その特徴は音素に吸着音を用いることです。しかもその種類は100種以上。
コイサン人種は現生人類最古の部族と言われていてその言語に使われる吸着音は最古の人類が用いていた言語の特徴だと言われています。
動画では「コイサン諸語」を話す「コイサン族」の姿が見られます。

言葉の発声と同時にクリック音のようなものが聞こえます。
しかもそのクリック音にも100以上の種類があり使い分けているのですからすごいです。
「コイサン諸語」を習得するとなれば吸着音を聞き分けそれを口から話すという鍛錬が必要になります。とても難しい。

世界で最も美しい言語

音の美しさ

出典: http://www.irasutoya.com

世界中の言語の中で最も美しいと評判の言語は「フランス語」がよく上げられています。
フランス語の特徴は滑らかな音と美しいリズム。母音の数も日本語の比にならないほどあるそうです。

国際言語学では??

出典: http://imaarumono.hatenablog.com

ソースは定かではありませんが一部の掲示板では、語られたところによると国際言語学では世界でもっとも美しい言語に「イタリア語」「スペイン語」「日本語」をあげているそうです。
これについてはソース不足が否めないです。国際言語学というものは存在していない。言語学は言語の優劣をつけないといって否定されています。

まとめ

言葉の聞こえ方というのは不思議なものですね。
私たちが普段聴いて話している日本語に関して様々な意見があるようです。
日本人にとっては簡単に読める文章も日本語を学習する外国人にとてっては難しいものであったり。
日本語の感想として見かけた面白いものは「日本人のみが知っているデタラメに作られた言語」というものです。
外国人にとって日本語はそういう風に難しい言語として見られているとは面白いです。

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