2021年02月27日公開
2021年02月27日更新
幻の民族「サンカ(山窩)」とは?その現在や末裔、生きている可能性
幻の民族と呼ばれる山窩(サンカ)を知っている人はいると思いますが、大半の人は聞いたことがないと思います。 山窩(サンカ)が幻の民族と言われているのには理由があり、現在も末裔が存在すると言われています。 今回はそのような幻の民族「サンカ」についてご紹介します。
目次
- 1裏の世に生きる民族「サンカ(山窩)」
- 2幻の民族「サンカ(山窩)」とは?
- 3サンカ(山窩)民族の特徴
- 4サンカ(山窩)民族はどのような生活を送っていた?
- 5サンカ(山窩)民族が道具を持たない!唯一二つの道具
- 6サンカ(山窩)民族!秘密の徹底
- 7裏天皇とサンカ(山窩)民族
- 8被差別部落と切っても切れないサンカ(山窩)民族
- 9サンカ(山窩)民族は現在も生きているのか?
- 10サンカ系の芸能人がいるとの話題も!
- 11サンカ(山窩)を追うもの「三角寛」と「説教犯罪」
- 12サンカ(山窩)民族の奇談・物語を記した本も存在!
- 13サンカ(山窩)民族は国津神の末裔!?関係深いスサノオ
- 14サンカ(山窩)民族を表した物語?「もののけ姫」
- 15「まとめ」サンカの誇り高き結束
裏の世に生きる民族「サンカ(山窩)」
サンカは民族・集団として裏の社会で生活
出典: http://blog.goo.ne.jp
みなさんサンカ(山窩)という民族をご存知ですか?
サンカ民族は「山窩」と書かれることもあれば、「山家」「三家」とも記されることもあり、様々な表し方があるとされています。
今回は、以下「サンカ」で統一していきますが、使われている「山」という文字が、サンカの生活や生き方に大きな関係を持っているともされています。
さらに、一度サンカのルーツや魅力を知るとサンカの歴史に深く興味をもち、ハマる人も多いとされています。
今回はそんなサンカについてご紹介したいと思います。
幻の民族「サンカ(山窩)」とは?
謎に包まれている民族「サンカ」
出典: http://blog.goo.ne.jp
サンカとは山の民とも言われることがありますが、正にその通りで、山奥で生活することを中心とし、遊牧民のように一か所に定住せず、家も持たずに転々と新しい地で生活していく民族です。
このようにサンカは家を持たないことでも多く知られていますが、山の幸や川の恵みなどを狩猟、収穫を行って生活しているため、自然と共に生きる民族とも言われています。
サンカ(山窩)民族の特徴
サンカ(山窩)民族の特徴とは?
出典: http://clockworkrec.blog.fc2.com
サンカ民族の人の大きな特徴とされているのがその容姿です。
サンカの人はまさに歴史の教科書にも出てくるような昔の人のイメージで、男性ならば彫が深く、目は力強い、しかし、雰囲気はいたって物静かで多くは語らず、背中で物事を語る雰囲気を持つ男性のような特徴の人が多いとされています。
女性は至って美人が多いとされています。このことはサンカの中だけで言われているのではなく、いろいろな人が見ても綺麗な顔立ちの人が多かったとされています。
男性、女性ともに見た目がいいのが特徴でもあるのですが、さらにサンカ民族の人たちは「手先が器用」という大きな特徴として語られています。
戸籍とサンカ民族
出典: http://www.city.tokyo-nakano.lg.jp
サンカは先ほど紹介したように、遊牧民のように家を持たず、転々と住居地を変えていたと言われています。
日本では昭和26年に住民の利便性を向上させるため、「住民基本台帳」の制度ができ、さらに最近ではカード化されて、証明書の発行手続きなども簡単になりました。
この「住民基本台帳」には、住民の氏名を始め、戸籍や住所などを登録されているのですが、サンカの人達は一か所に定住せず、家や住居を持たないために、この台帳に記載されずその結果、戸籍などをは持っていないことになりました。
そしてこのことが、サンカの人たちが「幻の民族」などと言われることになりました。
サンカ(山窩)民族はどのような生活を送っていた?
サンカの人達の生活
出典: http://blog.goo.ne.jp
サンカ民族の人たちは生活の形態は、イメージとして縄文時代や弥生時代のような昔の人が生活していたスタイルだとされています。
現在では多くのことが機械化されて、便利な世の中にはなっていますが、サンカの人たちは正に人間そのものの生き方で、山や川畔で生活していることから川では魚やカニを取り、山では熊や鹿、猪といった生き物を狩猟し、その他には山に生える植物や、きのこなどを収穫して生活していたとされています。
そしてサンカ民族は、定住せず住居や家を持たずに過ごしていたのですが、瀬降りと言われる「テント」のようなものを移動先の地で張り、雨や晴れの日も過ごしていたとされています。
このことからもわかるように、サンカ民族は大変器用だとされ、生活面でも様々なことを簡単に行っていたとされています。
さらにサンカ民族は自分らが食べる以上に収穫、狩猟できた場合には近くにある人家に足を運び、収穫物を売っていたとされています。
まさに、縄文時代や弥生時代のように自給自足の生活を送っていたのです。
山窩(さんか)
— GING (@GING199267) October 2, 2017
古来日本にいた部族
定住することなく先祖代々戸籍も持っていないそう
山野を移動し、洞窟やその場で作った小屋で生活をしていたそう
近くの村に定期的に来ては物々交換したり新箕を売っていたみたいだね
結構自由なイメージだけど彼らは独自の掟に厳しく従って生きていたそう pic.twitter.com/Kjm8FPseez
サンカ(山窩)民族が道具を持たない!唯一二つの道具
サンカが使う道具「ウメガイ」
出典: http://blog.livedoor.jp
先ほどのサンカ民族の人の生活をご紹介しましたが、サンカ民族の人は基本的道具は使わない民族でした。
そのため、サンカ民族が使っていたとされる道具はほとんど出てこず、唯一サンカ民族で有名なのが「ウメガイ」と「テンジン」となっています。
テンジンは鈎のようなもので、料理をする際に瀬降りに引っ掛けて使っていたとされているのですが、このテンジンについては情報が極端に少ないため、余り多くは使わなかったのではと思われます。
テンジンの情報として公開されているのはテンジンを使うことによって鍋を吊るしたり、様々なものを吊るすのに使っていたという記述があります。
その他にサンカの道具としても有名なのがは「ウメガイ」と呼ばれる道具で、上記の写真のような包丁のような道具です。
このウメガイがサンカの象徴ともいえる道具で、ウメガイなしではサンカは語れません。
そのようなウメガイですが、写真を観て頂いてもわかるように、両刃の短剣のようなもので、鋭い切れ味を持っており、狩りや料理の時や、木の実を砕く際にも使われており、非常に多機能で便利な刃物として使われていました。丁度現在で言う、キャンプ場などで使うことが多い、サバイバルナイフのような物でしょうか。
このようなサバイバルナイフのようなウメガイを巧みに使うことにより、日頃の食生活の食材を手際よく処理していたようです。
そしてその他にも、サンカは箕を作ったり、それを修理などをしていた為、この時にもウメガイをうまく利用したと言われています。
これは わかりづらい。
— 滝本淳助 (@takimotonosekai) September 18, 2017
僕の家にも来ていました。
「千葉のおばさん」と呼んでいました。いろいろなものをかついでご家庭を回ります。
すべて売り切っても、幾らになるだろう? pic.twitter.com/eQ7yMZrg1a
サンカ(山窩)民族!秘密の徹底
サンカは誰に情報を漏らさない!
出典: http://blog.goo.ne.jp
実はサンカ民族の資料はほとんど少なく、あまり情報が出回っていません。
それは何故かというと、サンカ民族は自分たちの居場所や家系、情報といったものは徹底して漏らさず、言わないようにしているためです。
そのことからもわかるように、誰がサンカ民族の家系だったのかは全く分かっておらず、かなり徹底した秘密主義だったとされています。
そのため、サンカ民族がいつ頃出始めたのか、いつから存在するのかも、今でも解明されておらず、謎に包まれた存在とされていることが多いのです。
サンカ民族の実態を知ることができるようになったのは、後ほど紹介しますが「三角寛さん」の存在が大きいです。
三角さんは、サンカ民族の方を見つけて、親睦を深め、ようやく聞き出した情報のみが世間に広く出たとされています。
裏天皇とサンカ(山窩)民族
裏天皇に仕えると言われる、八咫烏(やたがらす)
出典: http://cultural-experience.blogspot.co.nz
さらに、サンカ民族の間では実は裏天皇とされるような人物が存在するとされています。
この裏天皇についてはやはり民族の秘密事項でもあり、誰が裏天皇なのか、現在も生きているのか、誰かの末裔なのか、といった情報が一切無くて、裏天皇と呼ばれる様な人が存在していたということしか分かっていません。
しかし、この裏天皇とはこのサンカ民族の中でもリーダー格、親分のような人物とされ、裏天皇がサンカ民族を取り仕切って、次の行き先などを決めていたのではないかと言われています。
そのため裏天皇はサンカ民族の中心的な存在の人物あったといわれていますが、その実態は謎のままです。
被差別部落と切っても切れないサンカ(山窩)民族
被差別部落とサンカ
出典: https://twitter.com
被差別部落とは最近はあまり聞かなくなった言葉ですが、サンカ民族と被差別部落は切っても切れないような関係であるとされています。
被差別部落とは、ある程度の年齢の方はご存知と思いますが、この部落の人は職業や生活の面で、あまりよく見られなかったり、過去の部落出身地や、血筋から出ている人などが迫害にあったり、また付き合いをしないようにする問題など、人権問題などに発展しました。
同和問題なども一時期脚光が浴び騒がれましたが、最近ではあまり聞かなくなったようです。
しかし、現在は聞かなくなっただけで、一部地域によってはこのような被差別部落に対してあまりよくないと思っている人も未だに存在はするようです。
ただ、なぜこのサンカと被差別部落が大きく関係するのかというと、サンカの人たちは普段は、山の中を転々として生活しているのですが、たまに被差別部落にも拠点を置いて共に生活をすることがあったようです。
被差別部落の人は周りの人から迫害を受けていたため、あまり人が来ないような所に住んでいたのですが、サンカの人たちにとってはこのような場所は、生活するのに望ましい所で、お互いに共存しやすかったのではないかとされています。
そのため、被差別部落名簿の名前の所に、サンカ系統の血筋である事が書かれている人も現在もいるそうです。
サンカと被差別部落について書かれた本も存在
出典: https://books.rakuten.co.jp
サンカ民族と被差別部落の関係について書かれた本もあります。
この本の中では、サンカの生活だけでなく、被差別部落についても詳しく紹介されており、共にどのような感じで生活していたのか、どの様に共存し生きているのかが、詳しく書かれています。
その為、被差別部落とサンカ民族の関係性を詳しく知りたい方にはお勧めの本となっています。
サンカ(山窩)民族は現在も生きているのか?
サンカは現在も生きている?
出典: http://coolhomme.jp
このサンカ民族の人たちが、現在も生きているのか気になる人も多いと思いますが、その存在の詳細については現在でもわかっていません。
「住民基本台帳」の制度によって、国民の全員が戸籍を登録しないといけないようになっているため、サンカであるかどうか、生きているのかもことはわからなくなっています。
もしかしたら戸籍を作らずに、生きているのではないかという仮説もあります。
しかし、サンカ民族の人たちは自分達の情報はあまり開示しないため、その存在は謎の部分が多く、生きているとはっきり断言するのは非常に難しいとされています。
しかし、住民基本台帳には記載されていなくても、被差別部落の名簿などには現在もサンカ系統であると明記をされている人もあり、このような人たちが存在することからもサンカ民族としてその血を受け継ぐ人たちが生きている可能性もあります。
サンカ民族そのものが今では知られていることが少なくなったので、サンカ出身で生きていることも秘密にされてきたことから「自分はサンカ民族の人物です」といったように、自分から名乗り出る人はまずいないと思います。
そのため、今もなおサンカ民族の人が生きているかどうかについては謎が深まるばかりです。
国民皆戸籍なんて言っても、戸籍を届けていない、学校にもいかない人たちがまだいたことも教えてくれたっけ。50年前にはまだ千葉には山窩の人々がいて、友達の家に竹細工の篭とか直しに来たりしていた。うちに何か直すものありませんかと来たこともあった。
— molt_espressivo (@molt_espressivo) August 27, 2017
サンカ(山窩)の秘境が!?
出典: http://alllearnhobby.com
実は和歌山県の最南端の山にはサンカ民族が暮らしていたのではとも噂されている場所があるとされています。
その場所の近くには、獣道や酷道と呼ばれる荒れた道ばかりですが、このような場所こそがサンカの人たちにとっては住みやすく、さらに人里離れている場所なので、住み易かったとされています。
サンカについて、興味を感じさらに深く調べたい、現地を目で確認してみたい、と思われる方は、その場所を調べて行ってみてはいかかですか。
和歌山県って実は本州最南端でさらに秘境で山窩伝承が残ってる民俗学的には凄いオススメスポット何ですよね。 そして酷道がたくさんあるのもよか
— ユニバーサルぬここ (@aquaaq) July 13, 2017
サンカ系の芸能人がいるとの話題も!
サンカ出身の芸能人は存在する?
出典: http://xn--p8jzgwd7d6jy76sgtmiz4d5id.jp
サンカについて調べていくと裏天皇の存在や、秘密主義に覆われた謎めいた部分が多いと思いますが、ごく稀にテレビで登場する芸能人の中で、サンカの人だと噂される人がいます。
しかし、この芸能人がサンカ出身であることに関しては、その詳細はほとんど伏せられたままです。
というのも、サンカ民族は前にも触れたように秘密、情報の秘匿は徹底されているため、芸能人であってもそのことは徹底して伏せられています。
仮に芸能人の一人がサンカであったとしても、その芸能人が自分でサンカであることを公表することはもちろん、テレビで言う事はタブーとなっていますし、芸能人として大きな話題や事件として取り上げられることになると思います。
芸能人でもあってもいくら知名度を上げたいからと言って、あまり知られていないサンカであることを公表する芸能人もいないと思います。
そのため、稀に芸能人の中でも「あの芸能人はサンカでは?」という噂が流れたりすることがありますが、大半がガセネタである事が多いので、誤解しないように注意しましょう。
サンカ(山窩)を追うもの「三角寛」と「説教犯罪」
サンカを追い続けた男「三角寛」
出典: http://blog.goo.ne.jp
次にご紹介するのは三角寛さんです。
三角寛さんといえば、サンカについて熱心に研究した人で、直接サンカ民族の人と対談するため必死に探して話をするといったほど熱心な人でした。
大正15年の時に説教犯罪といったような事件があったのですが、この犯罪の名付け親は「三角寛さん」なのです。この犯罪は人の家に忍び込み、現金20円を強奪した事件が一番有名とされています。
この20円を強奪した際も住宅の戸締りがしっかりできていない事を取り上げて、家主に対して説教を行ったことから説教犯罪と名付けられています。
この説教犯罪に似た犯罪は65件以上にもなったとされています。
これらの犯罪は、手口が非常に似ていて鮮やかな事からサンカ民族が起こしたのではないかと怪しまれ、昭和4年を過ぎた頃には、多くの未解決の犯罪がサンカの仕業では?と警察が疑うようになったほどとされています。
そのため、今でも手口が巧妙である犯罪は、サンカの仕業ではないのかと疑われる事があるそうです。
説教強盗とか、山窩(サンカ)に興味持った人にとってのスタンダードナンバーだからな。
— Michitake Matsui (@takamine1101) March 25, 2017
サンカ(山窩)民族の奇談・物語を記した本も存在!
サンカを追った男が記す「山窩の奇談」本
出典: https://www.amazon.co.jp
三角寛さんはサンカの人たちと触れ合うことによって様々な物語や奇談の話を聞いたり、体験したとも言われています。
特にサンカの人たちは普段人と触れ合う機会が少ないので、普通の人より少しずれており、サンカの人たちがしていることが奇談として感じられることが多かったそうです。
そのため、三角寛さんはサンカの人たちの出来事や、物語を奇談本としてまとめ、今もなお「山窩奇談」として世に出回っています。
下にもツイッターで紹介されていますが、奇談については資料や小説のように詳しく書かれていますので、サンカの奇談について興味が湧いた人にはお勧めの本とされています。
山窩奇談
— モジャセン (@mojasen) August 8, 2017
(三角 寛 著/河出文庫)
この本に描かれてる事が全て事実かはさておき、資料としても小説としても大変興味深いです。
不謹慎な言い方になりますが、まるで捕物帳を読んでいるように、単純に読み物としても面白い。
#読書の夏がとまらない pic.twitter.com/guQZwrkjDN
サンカを表した映画「瀬降り物語」
出典: https://www.amazon.co.jp
サンカについて詳しく紹介されているのは奇談本だけではありません。
「瀬降り物語」という名前で映画が公開されており、サンカ民族を題材とした物語となっています。
この映画ではサンカの奇談のような物語が描かれており、まさにサンカの人たちの生きざまが分かる、物語となっています。
興味がある方はDVDとしてTUTAYAなどにありますので、是非ご覧になってください。
@jackiemito ありがとうございます。わたしの知識は、三角寛と「瀬降り物語」程度ですが、まつろわぬ民としてのサンカの存在は魅力的です。落合莞爾の陰謀論ですか。民俗学的には、やはり否定されているのでしょうか。
— 恋闕 (@piglet2010tiger) May 31, 2015
サンカ(山窩)民族は国津神の末裔!?関係深いスサノオ
国津神(くにつかみ)の末裔とも噂されるサンカ
出典: http://blog.goo.ne.jp
サンカについては奇談書や古文書として取り上げられることが多いのですが、実はまだまだサンカについては謎が多く、国津神(くにつかみ)や神様でも有名なスサノオとも関係していると言われています。
これは何かというと、サンカの人たちは神様の末裔の人たちでもあり、神様でも国津神と呼ばれる神様の末裔とされている説があります。
この国津神は国譲りの神様としても知られ、地神としても有名です。
国津神の末裔であると噂されているのですが、実際にはやはりサンカの人たちが末裔かどうかは謎とされており、どの末裔なのかはわかっていません。
さらにこの噂に関しては、皆さんがご存知の神様スサノオが登場してきます。
スサノオと言えば、ヤマタノオロチとの決戦や天岩戸物語が有名ですが、大きな災いをもたらした神様としても有名だと思います。
しかし、スサノオが地面に穴を掘って住んでいる人たちを地上に呼び起こして建物などを作らせ、住めるようにさせました。
そのスサノオによって穴居払いをした人物がサンカの民族ではないのかという伝承があり、この土地を活性化せさたことから国津神の末裔ではないのかという説が出ています。
隠忍みたく妖怪とか古い神々や民族の末裔とされた人々も現実にますねー
— 雨音村雲@藤浪永理嘉 (@amane_murakumo) July 27, 2017
山窩(さんか)、道道の輩(ともがら)、天皇陛下の棺を担ぐ八瀬童子(やせどうじ)なんかがそうです。秦の始皇帝の眷属や末裔っていうのも渡来人で実際そういう人々がいますし(秦(はた)氏とか)
(・ω・)今でも...
サンカ(山窩)民族を表した物語?「もののけ姫」
サンカともののけ姫
出典: http://toshidense2.com
さらにサンカ民族は奇談や末裔、裏天皇の話だけではなく、現在でも皆さんが知っている物語の中にサンカ民族をモチーフにしたのではないのかと言われている映画があります。
それが宮崎駿監督の「もののけ姫」です。
もののけ姫は多くの方がその物語を知っていると思いますが、サンカと同じように人里離れた所で住むことを描き、それこそ裏天皇等はいませんが、自分の力で、山で暮らしていることを描いています。
物語の主人公である「サン」の生き方はまさにサンカの人たちの生き方を表しているのではないのかという説まで出ているほどです。
宮崎駿監督はサンカを表した?
出典: http://d.hatena.ne.jp
もののけ姫がサンカと大きく関係しているのではないかという説が出ているのですが、実際にはこの点については宮崎駿監督からは何も言われていません。
しかし、主人公であるサンの生き方や自然を大切にした物語、タタラ工場でハンセン病の患者をかくまって隔離された生活のようなサンカ民族の生活をにおわせるような描写もある事から関係性はゼロではないのかもしれません。
「まとめ」サンカの誇り高き結束
出典: https://ameblo.jp
今回はサンカについてご紹介しましたが少しでも参考になりましたでしょうか?
サンカは途中でもご紹介したように極めて情報が少なく、謎に包まれている部分が多いです。
しかし、実際には実在していた民族で、このような謎が好きな人たちには特に興味が引かれる話だと思います。
ぜひサンカについて興味が持った人はさらに詳しく調べてみて頂けたらと思います。