コストコが東京都立川市に新店舗を計画？場所やいつオープンするの？

東京都立川市にコストコの新店舗がオープンするのではと噂されていることをご存じですか。コストコ出店に関する案件が立川市議会で取り上げられており、立川にコストコ新店舗の出店計画が進んでいるのではないかと話題になっています。本当にコストコが出店する計画はあるのでしょうか。オープンするならいつなのか、気になるコストコ立川新店舗オープンの可能性について見ていきましょう。

近所にコストコがオープンすれば嬉しいと感じる人も多いでしょう。ただ、どこにでも新店舗がオープンされるとは限らず、コストコ出店には条件があるのです。ここでは、その出店条件について5つご紹介します。

大人気のコストコですが、人口の少ない場所では集客が見込めません。そのため、半径10km以内の人口が50万人以上を満たす場所でないと出店は計画されないようです。この条件だと、コストコが出店されやすいのは田舎よりも都市部に近い場所の方が可能性が高くなります。

コストコの商品の特徴といえば大容量ということでしょう。そのため買い物をすると、いつも荷物が多くなってしまうという人も少なくありません。ほとんどの人が車で来店することから車でのアクセスが良いこともコストコ新店舗の出店には必要条件となっています。たとえ駅が近く公共機関でのアクセスが良くても電車やバスではたくさん買い物をして帰ることが難しくなっていしまうため、車でのアクセスが良い場所が条件となるのでしょう。

人口が多く、車のアクセスが良くても敷地が狭くては大きな店舗はもちろん駐車場も確保できません。出店を計画するにあたって敷地面積も大事な条件となっていて、コストコでは約10,000坪以上が必要となるようです。これだけ広い面積の場所を確保できれば、大きな店舗で快適な買い物が楽しめますね。

敷地面積のほかに、店舗の建築面積の条件も決まっています。大きくて広い店舗がコストコのイメージとしてあげられますが、コストコがオープンするためには約4,200坪以上の場所を確保しなければなりません。敷地面積の条件が10,000坪以上なので、敷地の4割以上は店舗のために使われるということです。

5つ目は駐車場の収容台数で、800台以上が条件として提示されています。車での来客を想定しているだけあって、こちらも明確な数字があるようです。家族でコストコにお買い物に来たのに、車が停められないとなってしまうとせっかくの休日も台無しですよね。そうならないためにもコストコでは駐車スペースの確保も重要視しています。

ご紹介した5つの条件がクリアできないとコストコの新店舗がオープンするのは難しいでしょう。逆にいうと、これらの条件が満たされる場所にはコストコが出店の可能性があるということになります。あらためて、立川にコストコ出店が期待される理由について見ていきましょう。

JR新宿駅から立川駅までは中央線で約30分ほどで、東京都内へのアクセスもしやすくなっています。たしかにコストコには車で来店される人が多いですが、都内からのアクセスが良いと車を持っていない人もいつでも気軽に買い物に行くことができるでしょう。この都内へのアクセスの良さが、出店が期待される理由のひとつです。

東京都の中央よりに位置する多摩地区の中心地が立川市です。都心までは約30分ほどで通勤・通学にも非常に便利で居住地としても人気が高く、2019年9月現在の人口は約20万人となっています。駅周辺には複合商業施設やオフィスが集まっており、立川駅には複数の路線があるので各方面へのアクセスもしやすい場所になっています。多方面からアクセスも良く、居住地としても人気の高い立川市にコストコが出店すれば多くのお客さんで賑わうでしょう。

2017年にJR立川駅北口地区の大規模開発計画の情報が発表され、立川市では2019年現在も着々と開発が進んでいます。JR立川駅北側の約3.9万平方メートルの広大な敷地に、公園を取り囲む形でレストラン・ショップ・ホテル・オフィスなどが建設中で、約40店舗ほどのテナントが出店される見込みのようです。この近年の街の発展が著しいといったことも、出店が期待される理由となるでしょう。

立川が魅力的な街であることが分かってきましたが、ではなぜ2019年現在もコストコが立川に出店されていないのでしょうか。条件を満たしていても実際に出店するには厳しい理由も存在してるようです。ここでは立川へのオープンを困難にさせている3つの理由をご紹介します。

先ほど立川は都内へのアクセスが良い場所とご紹介しました。たしかに立川市内に住んでいる人たちや車の運転をしない人にとって、電車でのアクセスが良い場所にコストコが出店されるのは嬉しいことでしょう。しかし、コストコのお客さんの大多数は車での来店なので電車よりも車でのアクセスが良い場所でなければなりません。立川は道路交通網がマッチしていないため、出店が難しいと考えられるのです。

実際に車で行くとなると気になるのは駐車場でしょう。立川駅付近の駐車場は駅から近い立川駅北口繁華街にあるNPC24H立川北口パーキングで、約250台収容できます。しかしこちらの駐車場は駅前のビックカメラやドン・キホーテ等の店舗と提携していて、そちらの店舗を利用するお客さんも使用するため、コストコ利用客が駐車できるかというと難しいでしょう。

そのほかの駐車場となると、駅近くには30台前後の小規模なものしかありません。こうした情報を見ると、実際にコストコがオープンしても駐車場に困ってしまう可能性があります。

様々な情報から立川の出店場所の有力候補として「多摩モノレール立飛駅付近ではないか」と噂されています。多摩モノレール立飛駅と聞いて思い浮かぶのが「ららぽーと立川立飛店」です。ららぽーとの駐車場は3,055台収容可能ということで、多くの車の来店が想定されています。実際いつでもららぽーとは賑わっていて、とくに休日にはたくさんのお客さんが来店しています。

もしコストコが多摩モノレール立飛駅付近にオープンする場合、やはり問題になるのは周辺の交通渋滞です。コストコが出店すれば、さらに交通量が増え渋滞も起こりやすくなる可能性は高いでしょう。近隣道路がいつも渋滞してしまうとなると、近隣住民にも迷惑がかかってしまうため、出店への理解がされにくくなってしまいます。こうしたリスクが、コストコ立川への新店舗出店への道のりを険しくしているのかもしれません。

2019年現在噂されている立川コストコ新店舗のオープンですが、実はこれまでもコストコができるのではないかという話が出ていたようです。立川市内のコストコ出店の候補地として複数の場所があがっていたようなのですが、実際に建設されたのはららぽーとや大型マンションで、コストコではありませんでした。

「コストコができるかもしれない」という噂が流れたのは今回が初めてではないのですが、「いつかは立川にコストコがオープンしてほしい」という期待が大きく、出店の可能性が高い場所ということもあって何度も噂になるのかもしれません。

たとえ厳しくても、これからの出店の可能性がなくなったわけではありません。将来、立川にコストコが出店するとしたら、有力視されている場所は「多摩モノレール立飛駅付近」のようです。道路交通事情など、クリアしなければいけない課題はありますが、ららぽーとなど周辺商業施設との相乗効果もあり、コストコへの集客が見込まれます。

さらに気になるのが、2013年の立川市議会で「多摩モノレール立飛駅付近にコストコが出店する」という議題が取り上げられたことです。これが有力視されている大きな理由となります。ただ、あくまで噂であり2019年現段階までコストコからの公式な発表がないため、いつ出店されるかは定かではありませんがオープンの可能性は大いにありそうです。

2019年現在、関東には11店舗のコストコがあります。立川にコストコが出店する可能性があるとはいえ、まだまだ未確定な情報です。いつ出店されるのか分からないため、今すぐコストコに行きたいといういう人のために、立川周辺にあるコストコを2店舗紹介いたします。

1店舗目は立川市南側の町田市にあるコストコ多摩境店です。こちらは2019年現在のところ東京都唯一のコストコで、車はもちろんバスや電車でのアクセスも良い立地なので、車を持っていなかったり運転しない人でも来店しやすくなっています。

2店舗目は埼玉県にあるコストコ入間店です。立川市から見て北方面で町田店とは反対側に位置しています。こちらも、車・バス・電車でのアクセスが可能です。さらに隣にはアウトレットモールもあるので、1日中お買い物が楽しめる人気のスポットになっています。

現段階では立川へのコストコ出店はあくまで噂ですが、2019年現在もJR立川駅北側では開発が進んでいます。空と大地と人がつながる、ウェルビーイングタウンというキャッチコピーがつけられた新街区「GREEN SPRINGS」は2020年4月開業予定です。多くのテナントやオフィスが入る予定で、コンサートが行われるホールや屋上でスパを楽しめるホテル、また中央には公園スペースも配置され子供から大人まで憩いの場として楽しめるエリアになりそうです。

2019年9月には工事現場見学ツアーも開催され、オープンに向け着々と準備が進んでいることが伺えますね。

今のところは噂の段階ですが、調べてみると立川へのコストコ出店の可能性は多いにありそうです。2019年現在、東京都内のコストコは1店舗のみですし、そろそろ新店舗が計画されても不思議ではありません。いつの日か立川にコストコがオープンすることに期待して最新情報を待ちましょう。