プロの画家になるにはどうすればいい?適性や必要な能力についても!
プロの画家になるにはどうしたらいいでしょうか。学校で絵を学んだ方がいいのか、独学で学ぶべきなのか考えてしまいます。画家としてやっていくには、収入の不安もあることでしょう。プロの画家になるにはどうしたらいいか、適正や必要な能力についても徹底解説していきます。
目次
画家になるにはどうすればいいの?
画家になるには美術専門の学校で絵を学んだ方がいいのか、プロの画家に弟子入りしたり独学で自分の感性を頼りにスキルを上げていく方かいいのか迷ってしまいます。美術の学校へ行くにしても、学校ではどのようなことが学べるのか疑問に思うことでしょう。また、画家は一般的に収入が不安定であったり、収入が極端に少ないイメージがあります。プロの画家になるにはどうすればいいのか、適性・必要な能力・収入について詳しく解説していきます。
そもそも画家ってどんな仕事?
画家とは?
画家とは自分の感性を絵画で表現する人を意味し、日本画・洋画・油絵など、画家の種類は豊富にあります。そして自分の作品を通してビジネスしていく人です。しかし画家として有名になるには容易ではなく、自分の作品を売るだけで十分な収入を得ることは難しいのが現状です。イラストレーターや美術講師などの仕事をしつつ、画家としての活動を並行していく人が多く見られます。
画家の仕事内容とは?
画家の仕事は簡単にいうと絵を描くことですが、その真意は絵画を通しての自己表現で人々を魅了することです。絵画で人を感動させることが、画家の本来の仕事といえるのではないでしょうか。その延長として弟子をはじめとする次世代に影響を与えたり、絵画というものの素晴らしさを自分の感性で表現しながら世の中に発信し続けていくことも、画家にとっての仕事であるといえるでしょう。
画家の収入源は?給料はどれくらいなの?
ほとんどの場合、画家の収入は多くはありません。絵だけで十分な収入を得るのは困難であるのが現状です。有名な画家であれば、1つの作品で数百万以上得ることができるなど、画家の収入には大きな差があります。大半の画家は収入を得るために、美術系の仕事を並行させていることがほとんどです。画家として地位が築けてくると、画商がついてきます。画商は、画家にとってはキャリアと収入を左右する重要な存在です。
画家が活躍できる場所は?
画家が活躍できる場所は主にアトリエです。アトリエにこもり、創作することが画家の日常であるといえるでしょう。また生活費を得るために自身の創作活動の他にも仕事をしている場合は、大学や専門学校での美術講師やアート系の会社の社員であるなど活躍の場は様々です。近年では、コスメティックブランドやアパレルブランドとコラボレーションする画家も増えており、活躍の場は多様化しています。
将来性はあるの?
CGによる絵画の普及に伴い、多彩な手法で作品を生み出す画家が増えました。現代では、SNS上で自分の感性を表現することが当たり前の時代です。SNSを活用することで多くの人に作品を見てもらうことができ、弟子入りしたり学校に行かなくても、独学で画家として頭角を現すことが可能です。SNSのおかげで、趣味の延長から画家に転身するチャンスを掴む人もいることでしょう。
画家になる方法を3つ紹介!
コンクール等に応募する
画家になるには、コンクール等に応募してみるのもいいでしょう。応募した時点で少なくとも審査員に作品を見てもらうことができますが、やはり入賞することで多くの人に作品を見てもらうことができ、感性を評価してもらえることでしょう。SNSの普及により想像以上に多くの人が自分の作品を目にします。それによって仕事を依頼されることがあるかもしれません。いろいろなコンクールがあるので、たくさん応募してみてください。
有名な画家の弟子になる
有名な画家の弟子になることも、画家になるにはいい方法です。希望する画家が弟子として受け入れてくれた場合、とてもいい経験になることでしょう。画家に弟子入りする場合は、その画家のコピーになってしまわないよう、自分の感性を表現することを忘れてはいけません。弟子として画家から学んだことを大事にしながらも自分の感性を表現し、自分にしか描けない絵を描いてください。
独学で学ぶ
画家になるには、独学で絵を学ぶ人もいます。弟子入りの人も学校で絵を学ぶ人でも、基本的に絵は自分ひとりで描くものなので、ある部分は独学で学ぶ必要があるといえます。独学の場合は他の画家の影響を受けにくく、個性を表現しやすいといえるかもしれません。独学の場合は、人との交流が希薄になりがちであるため、自分の作品を多くの人に見てもらうためにもSNSを活用しましょう。
画家になるためのおすすめの進学先は?
画家になるためのおすすめの進学先は、芸術大学・美術大学・美術系の専門学校です。美術系の大学や専門学校では、絵を描くためのスキルを専門的に学ぶことができます。美術系の大学や専門学校は美術の環境が整っているので、創作に集中できる環境であるといえます。また、美術関係者ばかりが集う場所でもあるので、コネクション作りにも最適な環境です。
画家になるために必要な資格はある?
画家になるには、特別な資格は必要ありません。資格よりも実力がものをいう世界です。画家になるには、人からの学び以外に独学で学んで実力を上げていくことがとても大切です。画家は作品のみで評価されます。資格や肩書きなどは重要なものではありません。その絵が素晴らしいか否かで判断される世界です。学歴や資格は一切関係のない業界ですので、実力が評価されるには長い時間がかかるのが一般的です。
画家になるために適性・必要な能力とは?
表現力・感性が豊か
画家になるには、表現力や感性が豊かである必要があります。自分の感性を絵で表現するのが画家であるので、感性と表現力は大変重要です。画家はそれぞれ感性と表現力が違っており、それが画家の個性といえます。感性と表現力を感化させるためにも、普段から多くの芸術に触れて感覚を刺激するようにしましょう。感じ取るにはメンタルの健康も大切ですので、心地いい日常生活を心がけてください。
人とは違う独創性
画家として際立つためには、人とは違う独創性が必要です。独創性は人々を驚かせ、大きな感動を与えます。独創性を培うためには、自分の感性に自信を持って表現し続けていくことが大切です。独創性は、他の画家との違いともいえます。独創性なしでは画家としての成功は有り得ないというほど重要なものです。画家は、独創性でもって評価されるといっても過言ではありません。
質の高い作品を安定して作る
画家は絵が売れないと収入にはならないので、質の高い作品を安定して作ることが収入の安定につながります。絵が売れるためには質が高くなくてはいけないので、質を落とすことは収入を得られないだけでなく、画家としての評価も落ちてしまう可能性があります。質の高い作品を作り続けるためには、創作環境や画家自身のメンタルの健康が大切です。画家として成功するために大切なことは、絵を描くテクニックだけではありません。
絵を描き続ける強い意志
画家として評価されるには、長い時間がかかることがほとんどです。絵を描き続ける強い意志がないと、評価される前に画家の道を諦めることになってしまいます。絵が売れなければ収入にならないので、非常に厳しく過酷な職業であるといえます。他に仕事を掛け持ちしながらでも絵を描き続ける強い意志がないと、成功までたどり着くことができません。絵が大好きである気持ちを糧に、地道に頑張っていきましょう。
画家としての自信
画家であるならば、自分に自信を持っていることが大切です。特に、自分の感性や表現力に対する自信は欠かせません。自分の感性が絵を通して表現されるので、画家として常に自信を持ってください。画家という職業は成功するまでに時間がかかります。時には自分の絵に対して悪い評価をされることもあります。つらい時期を乗り切ったり世間からの評価に耐えるためにも、画家としての強い自信が必要です。
【番外編】画家とイラストレーターの違いとは?
画家は、自分の描きたいテーマで他人からの制約なしに自由に絵を描くのに対し、イラストレーターはクライアントから依頼を受けて絵を描きます。クライアントから絵の詳細に関して指示がある場合が多く、自分の好きなように絵を仕上げることができません。また、現代ではデータでの納品を希望するクライアントも増えてきているため、イラストレーターはデジタル作業能力も求められるのが現状です。
画家になる夢を叶えよう!
プロの画家になるにはどうしたらいいか解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。画家になるには特別な資格は必要なく、実力のみで評価されます。美術系の学校へ進学したり独学するなど、画家になるまでの道は1つではありません。プロの画家に必要なことは主に、絵を描く才能・描き続ける強い意志・自己管理能力などです。画家として頭角を現すには時間がかかります。じっくり自分と向き合って、絵を描き続けていってください。