インスタ映えする日本の温泉31選！絶景や歴史を感じる宿も紹介！

インタ映えする温泉と聞いてどんな温泉をイメージするでしょうか。雄大な大自然に包まれた絶景の露天風呂や、ラグジュアリーな雰囲気たっぷりの最新ホテルでしょうか。今回は様々な視点から各地の温泉地をご紹介します。肝心の効能や料理についても触れていきますので、好みの温泉を見つけてみてください。

乳頭温泉は秋田県仙北市、十和田八幡平国立公園内乳頭山の山麓に点在する温泉郷です。鶴の湯温泉を始め、最奥の黒湯温泉の6軒の一軒宿および休暇村乳頭温泉郷の計7つで構成されています。温泉郷内の各宿を湯めぐりできる「湯めぐり帖」を発行していて、郷内の各宿で日帰り入浴を1回ずつ楽しめます。効能は皮膚病・消化器病・糖尿病など様々です。湯めぐり帖の有効期限は1年と長いので、なんども訪れたくなりますね。

鉛温泉は600年ほど昔、藤三旅館の館主の先祖が山で木を切っている際、1匹の白猿がカツラの木の根元からわき出した泉で手足の傷を癒やしているのを発見し仮小屋を建てて温泉として開業したのが始まりだそうです。そして1786年に藤三旅館を開業し、現在に至ります。温泉の効能は血行促進や循環器系を整える働きがあるといわれています。木造3階建ての総けやきづくりの建物は風格ある雰囲気で、インスタ映え間違いなしです。

岩手県の湯どころとして名高い花巻温泉郷の1つが、豊沢沿いにある大沢温泉です。その奥まった渓流沿いにある山水閣という旅館がおすすめです。高い天井に大きな窓ガラスの大浴場があり、春はヤマザクラ、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色を楽しむことができます。さらに露天風呂へ降りると、川面に吹く風を感じながらゆったりとお湯につかることができます。季節の食材を厳選した懐石料理も注目です。

銀山温泉は江戸時代の初め頃に大銀山として栄えた延沢銀山の名に由来しているそうです。大正末期から昭和初期に建てられた洋風木造多層旅館が銀山側の両岸に沿って軒を連ね、ノスタルジックな雰囲気がインスタ映えする絶景スポットです。中でも能登谷旅館は国の重要文化財に指定された銀山温泉のシンボルといえます。

肘折温泉はおよそ1,200年前に老僧が傷ついた肘を湯で治したことから始まった歴史ある温泉です。温泉街は昭和初期のようなノスタルジックな雰囲気で思わずインスタにアップしたくなる景色が広がります。中でも古き良きたたずまいを残すレトロな旅館が、創業明治元年の丸屋旅館です。客室は7名のみという「大人の隠れ家」としてきめ細やかなサービスを受けることができます。料理も部屋ごとの個室食事処で、地元の食材を丹念に調理した料理が味わえます。

鎌先温泉は奥羽の薬湯として約600年前の1429年に開湯した温泉です。「傷に鎌先」といわれ、切り傷・やけどなどに効くお湯として地元の人に親しまれてきました。鎌先温泉の旅館の1つ湯主一條は、開湯当時に創業した歴史のある古い老舗温泉旅館です。建物は当時のままで国の登録有形文化財に指定されています。内風呂の薬湯は、傷や婦人病に効能があるといわれています。

土湯温泉は福島県福島市にある温泉で、源泉の泉質が10種類以上あることで知られています。また、伝統工芸品のこけし発祥の地としても有名です。荒川沿いに大小の旅館・ホテルが並ぶ昔ながらの歴史ある温泉街です。中でも静かな渓谷に佇む旅館・向瀧の露天風呂は絶景として有名で、天然かけ流し温泉の露天風呂につかって見る景色は春夏秋冬それぞれに美しい姿を見せてくれます。食事は郷土料理をアレンジした和食料理が中心で、目でも舌でも楽しめるスポットです。

四万温泉の泉質はナトリウム・カルシウム・塩化物・硫黄塩泉などで、そのほとんどが自然湧出です。四万温泉の効能は昔から飲めば胃腸によく、入浴すれば肌によいといわれています。温泉街に点在する飲泉所を訪れてみるのもおすすめです。四万温泉は桓武天皇のころから歴史が始まっているともいわれています。そんな四万温泉の象徴といえる旅館・積善館の本館は日本最古の湯宿であり、国の重要文化財に指定されています。

日本を代表する名泉の1つとして知られる草津温泉は、湯畑と呼ばれる源泉が温泉街の中心にあります。湯畑からは硫黄の香りが立ちこめ、「これぞ温泉街」という気分を高めてくれます。草津温泉でインスタ写真を撮るならもちろん湯畑がおすすめです。湯畑を中心に多くの旅館やホテルがあり、カフェやお土産屋さんも充実しています。定期的にイベントが開催されていて、年中楽しむことが可能です。

法師温泉はおよそ1,200年前に弘法大師が巡礼で訪れた際に発見されたといわれ、そのことから法師温泉の名がつけられました。その法師温泉で最も歴史ある長寿館は、明治8年に建てられた本館と昭和15年に建てられた別館が登録有形文化財に指定されている老舗中の老舗です。天井の重厚感のある梁が美しい玄関と囲炉裏のほか、落ち着いたレトロな雰囲気はインスタにアップしたい場所が盛りだくさんです。

伊香保温泉の歴史は、大正4年に武田氏配下の家臣たちが傾斜地の湯元で温泉街を形成したのが始まりといわれています。その後現在の位置に集落を移し伊香保温泉が始まりました。近隣では水沢うどんも美味しい料理として有名です。伊香保温泉のインスタ映えする絶景といえば、湯気と相まって温泉情緒たっぷりの長く連なる石段ですね。

万座温泉は群馬県吾妻郡嬬恋村干俣にある、上信越高原国立公園内の温泉を指します。海抜1,800mに位置しているため、自家用車でたどり着ける温泉の中では日本最高所の温泉とされています。ウィンタースポーツが盛んで、スキーやスノーボードの後に温泉を楽しめるのも魅力の1つです。万座プリンスホテルや万座温泉日進舘などの有名ホテルがインスタでも注目を浴びています。

古くは滝温泉という名で鬼怒川の西岸のみに温泉があり、後に東岸に藤原温泉が発見されて両者が合わさり現在の鬼怒川温泉になったといわれています。年間200万人が訪れる人気の温泉街です。川は深い渓谷になっていて、夕方の景色はインスタ映え間違いなしの絶景です。豊かな自然と雄大な渓谷美が楽しめます。

那須温泉は栃木県にある歴史の深い温泉で、鹿の湯と呼ばれる温泉が中でも有名な温泉です。日本有数の源泉の中でもかなり古くから発見されていたとされる温泉で、1,300年もの歴史があるのだそうです。那須温泉は比較的温度の高い温泉としても知られていて、男湯には48℃というやけどしてしまいそうな高温の温泉が存在します。チャレンジ精神のある方は48℃の温泉に挑んでみてはいかがでしょう。

箱根温泉は神奈川県足柄下郡にある温泉で、比較的広域の温泉街です。旅館やホテルも数多く存在し、どこに泊まるか迷ってしまいますが、まずは宮ノ下の富士屋ホテルをおすすめします。富士屋ホテルは、明治11年創業の有名老舗クラシックホテルで、和洋折衷の美しい建築がインスタ映えする温泉宿です。箱根温泉の最大の特徴は、様々な効能の温泉を楽しめることです。肌に優しいアルカリ性の温泉から殺菌力の高い酸性泉・硫黄泉など、用途に合わせて選択できます。

修善寺温泉は弘法大師が独鈷の湯を発見し、鎌倉時代には源頼家がその入浴中に暗殺されたという歴史が残っています。その修善寺温泉で創業150年の老舗旅館である新井旅館は、芥川龍之介や川端康成など数々の文豪が宿泊した宿として有名で、文学ファンに大変人気があります。建物は昭和10年に15棟が登録有形文化財に指定され、文人とのエピソードを交えたガイドツアーも行われています。文学的なレトロさを感じさせる建物は、インスタにアップすれば知的な印象になりそうです。

美肌の湯として名高い宇奈月温泉には、1900年に創業された延対寺荘という老舗の宿があります。川端康成などの文豪や名士から愛された歴史ある宿で、壮大な黒部峡谷や眼下に流れる黒部川の四季の移ろいを眺めながらお湯につかることができる絶景の温泉宿です。食事は富山湾で獲れた白海老やホタルイカなど旬の海の幸をふんだんに使った懐石料理がおすすめです。

源泉が数多く存在する長野県の渋温泉は、すべての旅館と外湯は100％源泉かけ流しの贅沢な温泉地です。源泉により成分や効能が異なるので、鉄分の多い褐色の湯から白濁・緑・無色透明などあらゆる温泉が堪能できます。渋温泉の見どころの1つが旅館・金具屋さんです。木造四階建て数寄屋造りの斎月楼はインスタ映えする絶景です。

別所温泉は、開湯1,000年以上の信州最古の湯といわれる歴史ある温泉です。その別所温泉に佇む創業100年の老舗旅館・花屋は、建物のほぼ全体が国の登録有形文化財に指定されています。風格のある玄関を始め、館内の長い渡り廊下やクラシックなロビーはインスタ映え間違いなしです。この雰囲気たっぷりの渡り廊下から、春はツツジ、秋は紅葉など四季折々の自然が楽しめます。

下呂温泉のお湯は、泉温84℃という高い温度で沸く天然の温泉です。泉質はアルカリ性単純泉で無色透明、ほのかな香りでとてもまろやかなお湯は美容効能が期待できます。夜になると街はガス灯で照らされ、ロマンチックな雰囲気になり、インスタ映えする写真が撮れそうです。

奥飛騨温泉郷の平場温泉は、日本史でも有名な武将・武田信玄が戦の疲れを癒したとされる天下の名泉といわれています。旅荘つゆくさという旅館は、そんな名泉を楽しむことができる歴史ある宿です。日本アルプスの1つである飛騨山脈を眺めながらの温泉は身も心も癒されること間違いないでしょう。露天風呂からの景色が絶景と評判のおすすめの宿です。

湯の峰温泉は約1,800年前に発見され、日本最古の温泉といわれています。昔の人々は霊場熊野に詣でる前にここの湯で疲れを癒し身を清めたとされています。この熊野古道は世界遺産にもしていされており、道中に建つ旅館・あづまやは江戸中期に建てられた歴史と伝統ある木造建築の老舗旅館です。レトロな宿でくつろぐのももちろんですが、すぐそばにある世界遺産のお風呂「つぼ湯」などの湯めぐりもおすすめです。

和歌山市の北西、大阪との県境に近い加太湾に面している加太淡嶋温泉は、目の前に広がる美しい海から遠く淡路島や四国まで見渡すことができる絶景スポットです。そんな絶景の加太淡嶋温泉で露天風呂から全室オーシャンビューの客室を誇るのは大阪屋ひいなの湯です。ひいなの湯では加太湾で水揚げされた新鮮な海の幸を豪快に使った料理を味に舌鼓を打つことができます。

城崎温泉は、島崎藤村や志賀直哉などの文豪が愛したことでも知られている歴史的な温泉です。外湯やゆかりの地に建てられた文学碑をたずねる文学散歩は、当時の雰囲気を味わいながら知識も蓄えられ、インスタ映えする写真も期待できます。文学碑巡りのコースは1～2時間でまわれるそうです。浴衣のレンタルも行っているので、恋人や友達と浴衣でインスタ映えする写真をアップしましょう。

瀬戸内海の大崎上島には橋がなく、船でしか行くことができません。そんな島に存在するのがきのえ温泉です。きのえ温泉・ホテル清風館では、全室から瀬戸内海に浮かぶ島々の絶景を眺めることができ、大潮の朝には露天風呂から渦潮を見ることができる、インスタ写真に事欠かない正に絶景の宿なのです。その日にとれた海の幸が並ぶ料理も格別です。

鳥取県のはわい温泉は、東郷湖の西岸に湧出する温泉です。中でも一際目を引く絶景宿が、老舗旅館の望湖楼です。望湖楼には全国でも例のない湖上露天風呂が存在します。東郷湖の湖上へと向かう赤い桟橋を渡っていくと、幻想的な世界に迷い込んでいくようです。湯につかれば、まるで湖に身を沈めているような景色を望むことができます。インスタ映えに相応しいロマンチックな雰囲気をご堪能下さい。

温泉津温泉は約1,300年前に狸が見つけた温泉として伝えられ、江戸時代には石見銀山から産出された銀の積出港として大いに栄えました。旅館ますやは、明治43年創業の木造3階建てのレトロな旅館で、今では立てられない貴重な建造物として大切に残されています。館内は明治時代から残る階段や部屋の天井などに歴史の重みを感じることができます。

道後温泉は日本書紀にも登場する日本最古の歴史ある温泉です。道後温泉のシンボルでもある旅館・道後温泉本館は、毎朝6時に太鼓の音で開館を告げます。歴史を肌で感じることができるインスタ映えスポットです。道後温泉はアルカリ性単純泉で、日本人の肌にピッタリのなめらかな泉質で様々な効能が期待できます。

奥武雄温泉は純重曹泉が特徴で、そのトロっと肌に絡まるようなお湯には美肌の効能があるといわれています。奥武雄温泉で注目の宿は、風の森というホテルです。約5,500坪という広大な森の中に、然・稜・洸・天・星・樹・陽・月・空・森・風と名づけられた11の離れ（客室）しかないという贅沢な作りになっています。それぞれの離れは大人2人限定の大人のための空間です。大切な人とゆっくりと雰囲気を味わいたいインスタ映えするホテルです。

街全体が1つの宿といわれるほど統一感のある街並みは圧巻の絶景です。比較的浅い地層から80～98°の熱い硫黄泉が沸いています。毎年3月に「黒川温泉湯あかり」というイベントが行われていて、竹灯籠で照らされた川端通りは絶景のインスタ映えスポットです。

昭和初期の面影を残す別府温泉のシンボルが公共の湯・竹瓦温泉です。明治12年に竹屋根葺きの浴場が作られ、後に瓦葺きに回収されたため冬至の姿を偲んで竹瓦温泉と呼ばれるようになったそうです。歴史ある老舗温泉街でありながら、BEAMSなどのセレクトショップとのコラボなどにも積極的に取り組んでいる別府温泉は、エンターテインメント性のあるインスタ映え温泉街なのです。

いかがでしたでしょうか。各地の温泉や街の雰囲気、温泉の効能や郷土料理などについてご紹介しました。インスタ映えする温泉で、恋人や友人と素敵な思い出を作ってください。