ジャーナリストになるには?仕事内容・給与・求められる能力も紹介!

探究心と情熱を持って世の中に情報発信していく職業であるジャーナリストになるにはどうすれば良いのでしょうか。詳しい仕事内容や年収、キャリア形成はもちろん、ジャーナリストになるには知っておきたいやりがいや向いている人の特徴についても紹介します。

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目次

  1. 1ジャーナリストになる方法が知りたい!
  2. 2ジャーナリストってどんな仕事?
  3. 3ジャーナリストになるための方法は?
  4. 4ジャーナリストとしての知名度を高める方法は?
  5. 5フリージャーナリストになるには?
  6. 6ジャーナリストになるには大学進学が不可欠?資格は必要なの?
  7. 7ジャーナリストに向いている人・求められる能力とは?
  8. 8ジャーナリストの現状と将来性は?
  9. 9【番外編】著名なジャーナリストを紹介!
  10. 10知的探究心を武器にジャーナリストになろう!

ジャーナリストになる方法が知りたい!

ジャーナリストは、フリーで活躍する人も多く、キャリアの形成に個人差が多い仕事です。実はジャーナリストの定義は確立されておらず、極端にいえば、本人が名乗りさえすればジャーナリストになることはできます。ただ、それだけでは仕事を依頼されるのは難しいでしょう。では、社会から認められる職業としてのジャーナリストになるにはどうすれば良いのでしょうか。資格や大学進学は必要なのでしょうか。ジャーナリストになる方法とその仕事内容について、解説していきます。

ニュース

ジャーナリストってどんな仕事?

ジャーナリストはどのような仕事をしているのでしょうか。その仕事内容や年収、やりがいなどについて概要を押さえておきましょう。

そもそもジャーナリストとは?

ジャーナリストの定義は確立されていませんが、広義では新聞や雑誌、テレビ、インターネットなどのメディアで報道したり、寄稿する仕事をする人といえるでしょう。そういう意味で、新聞記者・放送記者・雑誌記者・編集者・ルポライター・フリーライター・キャスター・報道写真家などの総称ともいえます。ジャーナリズムの影響力は大きく、ときには業界や世論、政治を動かすこともあります。

メディア

ジャーナリストと記者の違いとは?

記者とジャーナリストが混同して使われる場合がありますが、記者の仕事は新聞社やテレビ局の要望に応じて、問題を正確に素早くわかりやすく伝えるものであるのに対し、そこに自身の見解や解説を加えながらレポートしていくのがジャーナリストの仕事になります。

記者

ジャーナリストの仕事内容とは?

ジャーナリストは主にメディアを通じて、物事の本質や真実を人々に伝えるのが仕事です。具体的な仕事内容は、取材やインタビュー、表現手段としての原稿執筆や映像作成、テレビやラジオ、インターネット放送への出演など、多岐に渡ります。ジャーナリストが扱う専門分野は幅広く、政治・経済・社会・スポーツ・芸能・文化などがあります。このような様々な活動を通して、新しい知見や主張を社会に発信していくのです。

ジャーナリスト

ジャーナリストの給与・年収は?

ジャーナリストはフリーランスで活躍する人も多く、その年収は会社に所属しているかどうかや個人の能力、知名度などによってかなり変わってきます。年収は少ない人で200~300万円程度、多い人で1,000万円超と個人差があります。

フリーの場合は記事を書いた報酬にあたる原稿料、メディア出演などの講演料やコメント料、顧問契約料、取材協力料などが主な収入源となり、仕事量に対して報酬が支払われるため、年収も不安定になります。

財布

ジャーナリストの仕事のやりがい・つらいことは?

ジャーナリストのやりがいとして共通していえるのは、「使命感」です。ジャーナリストは社会的な問題や人々の身近な不公平さなどを如何に多くの人に知ってもらい、解決に導くかを考えながら仕事をします。世の中をより良く変えていくという使命感が、やりがいに繋がっているといえるでしょう。また、ジャーナリストは、基本的に一人で仕事を行います。自分にしかできないことを求められているという意識がやりがいに繋がり、自らの探究心や情熱を発揮し続ける原動力になります。

反面、体調を崩したとしても代わりの人はいないので、責任感を求められる仕事でもあります。フリーの人は、仕事を得るためには営業をしなければならないという苦労もあります。

やりがい

ジャーナリストになるための方法は?

ジャーナリストになるには、どのような方法があるのでしょうか。ジャーナリストは、様々な専門性に基づいて見解を述べたり解説を行います。そのため、大学を出てすぐにジャーナリストになれるわけではありません。まずはジャーナリズムの世界に身を置いて実力を磨く必要があります。

つまり、新聞社やテレビ局、出版社、広告会社などの報道機関への就職です。報道機関への就職は難関が多いため、新卒採用で就職が難しければ、アルバイトとして下積みをしながら正社員を目指す方法もあるでしょう。ここで新聞記者・雑誌記者・報道記者などの経験を経て、ジャーナリストとして独立するというのが一般的です。

テレビ局

ジャーナリストとしての知名度を高める方法は?

ジャーナリストの原稿料や講演依頼の数などは、その知名度に大きく左右されます。そのため、年収を上げるためには知名度を高めることが重要となります。

知名度の高いジャーナリストになるには、有力新聞や有力雑誌などとの契約が不可欠ですが、自社出身のジャーナリストが優先されますので、他社出身のジャーナリストが食い込むには、それなりの実績が必要になります。実績を積むためには、普段から好奇心や探究心を持ち、見分を広げておくことや、人の心を打つ執筆が行えるよう文章力を高めておくことが大切です。

ステップアップ

フリージャーナリストになるには?

フリージャーナリストになるには、少なくとも報道機関や専門分野の企業などで、十数年以上の経験と実績が必要といわれています。この期間に十分な専門知識を学び、フリーで仕事を請け負うための人脈形成を行います。時間はかかりますが、その分やりがいがあり、年収が跳ね上がるケースもあります。

狭き門ではありますが、メディアに就職せず、フリーライターから始めるという方法もあります。フリーランスの記者として新聞社や出版社の編集者から仕事を請け負い、信頼を得て専属契約などを行えば、ジャーナリストの道も開けます。

ジャーナリストになるには大学進学が不可欠?資格は必要なの?

ジャーナリストになるには、大学への進学が必須となるでしょう。それは、一般的に報道機関は「大卒以上」を採用条件とするケースが多いからです。基本的には特定の学科や学部を問われることは少なく、学部選びなどは自由になりますが、一部の大学ではマスコミ学やジャーナリズム論を学べる学科もあります。

ジャーナリストになるために、特に資格は必要ありません。記者としての一定の経験を積めば、ジャーナリストとして仕事をすることができます。しかし、ジャーナリストは人に会って取材をしたり、自分の考えを伝えたりすることが多いため、コミュニケーション能力が重要になります。また、文章を書くことが仕事の中でもかなりの量を占めるため、文章能力を鍛えることも必要でしょう。大学時代からこのような能力を高めたり、関連する資格や検定を受けておくと、ジャーナリストへの転身が有利になるかもしれません。

大学

ジャーナリストに向いている人・求められる能力とは?

ジャーナリストになるには、どのような人が向いているのでしょうか。また、どのような能力を身につけておくと良いのでしょうか。詳しくみていきましょう。

探究心がある

ジャーナリストは、常に好奇心と問題の真相に迫る探究心を持つことが求められます。専門分野における探究心を持つことで、知識を深め、その分野における第一人者として影響力のある情報を発信することができます。探究心を磨くためには、常に目についた些細な疑問や出来事を見逃さず、深掘りする癖を身につけておくと良いでしょう。

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体力・行動力がある

忙しいときには、取材のため各地に飛び回ることもあるでしょう。その際には体力や行動力がものをいいます。また、主体的に意見をいう、仕事を請け負うといった意味での行動力も必要になってきます。

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自己管理能力がある

特にフリーランスのジャーナリストは自己管理能力が求められます。仕事を請け負うためには営業活動も必要になりますし、いつ、どこで取材をするかのスケジュール調整を行うなど、自分をマネジメントしていかなくてはなりません。また、専門分野での広く深い知識が必要になるので、定期的に書籍や論文などから知識を蓄えておく熱心さも重要な資質です。

スケジュール

コミュニケーション能力がある

取材では初対面の人から、さまざまな話を聞き出さなければならないこともあります。また、自分の主張を相手にわかりやすく伝えて議論を進めていく場面もあるでしょう。コミュニケーション能力が高ければ、仕事の質が向上し、評価も高まるでしょう。大学ではサークルやボランティアに参加するなど、多くの人との交流を積極的に持ち、コミュニケーション能力を高めていくことがおすすめです。

対話

自分の主張を貫く勇気がある

ジャーナリストの発信は、ときには社会や団体、政府に対しての批判となることもあります。それは、課題の本質を探求心を持って掘り下げた結果に得られた、意見であり解決策となるかもしれません。しかし、批判された側や反対意見を持つ人々は、反論したり、ときにはジャーナリストに圧力をかけたりすることもあるでしょう。そういった反論や圧力を恐れず、自分の主張を貫く正義感と勇気を持つことがジャーナリストとして成長するために必要になります。

戦う

ジャーナリストの現状と将来性は?

現代社会は、少子化や高齢化の問題、エネルギー問題、テロや紛争の問題など、さまざまな課題を抱えており、ジャーナリストの役割がますます重要になってくると考えられます。さらにインターネットの普及により情報が溢れかえっている状況で、「真実」を世の中に伝えるために、公平な視点と鋭い切り口で報道をするジャーナリストの活躍の場が広がっていくでしょう。ジャーナリストの将来性は高いといえます。

地球

【番外編】著名なジャーナリストを紹介!

ここからは、国内外で活躍する著名なジャーナリストを紹介します。キャリアの参考にしてみてください。

田原総一朗氏

テレビ東京のディレクターとして様々な番組制作や映画監督も経験した後、1977年にフリージャーナリストへ転身しました。政治・ビジネス・科学技術と幅広い分野での執筆活動を行い、現在では政治関係を中心にテレビやラジオなどに多数出演しています。

池上彰氏

NHKで社会部の記者やニュースキャスターとしてキャリアを積んだ後、2005年頃からフリージャーナリストとして活躍しています。政治や社会問題を独自の目線で解説し、多数の報道・情報系番組に出演しています。

杉山由美子氏

出版社勤務を経験した後、フリーの教育ジャーナリストとして活躍しています。働く女性や子育て、教育問題の取材で定評があり、多くの執筆活動を行っています。

デイヴィッド・ハルバースタム氏

アメリカのジャーナリストです。地方紙の記者を経験した後、ニューヨーク・タイムズの記者としてベトナム戦争を取材し、1966年にピューリッツァー賞を受賞しました。スポーツジャーナリストとしても有名で、マイケル・ジョーダンについての著書などもあります。

シドニー・ハリス氏

アメリカのジャーナリストであり、コラムニストです。「シカゴ・デイリー・ニュース」や「シカゴ・サン・タイムズ」のジャーナリストとしての活躍が有名でした。

ドラ・トーザン氏

フランスのエッセイストであり、国際ジャーナリストです。NHKテレビ「フランス語会話」の出演などを行っており、日本でも活躍するジャーナリストです。

新聞

知的探究心を武器にジャーナリストになろう!

ジャーナリストは、自らの知識や経験をもとに情報を発信し、世の中を変える影響力のある、やりがいの大きい仕事です。ジャーナリストになるには、大学で学んだ後に報道機関へ就職するのが王道となります。自分の興味・関心のある事柄について人々に伝えたい、社会をより良くしたいと考えている方は、ジャーナリストを目指してみてはいかがでしょうか。

仕事

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この記事のライター
matin
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