キャッチボールの投げ方のコツとは?ボールの握り方や注意点も!
子供にキャッチボールの練習をさせようと試みるも投げ方の基本がよく分かず、キャッチボールの投げ方を教えることが出来なくて困ってしまう人もいらっしゃいますよね。そこでキャッチボールボールの投げ方のコツ・ボールの握り方・注意点などを紹介いたします。
目次
野球の基本となるキャッチボール!
野球には打つ・取る・走る・投げるなどの動作がありますが、中でも「投げる=キャッチボール」は野球の基本となります。そこでキャッチボールの必要性・投げ方のコツ・注意点・捕り方・きれいなキャッチボールの方法などを紹介していきます。子供にキャッチボールの投げ方を教えたい人や野球初心者の人は是非参考にしてくださいね。
野球の練習にキャッチボールが欠かせない2つの理由
野球の練習ではキャッチボールが欠かせません。特に野球初心者やこれから野球を始める子供にとってキャッチボールの投げ方は大事な基本となりますが、その理由が何であるのか疑問に感じる人もいらっしゃいますよね。そこでまず初めに野球の練習にキャッチボールが欠かせない2つの理由を紹介いたします。
①野球の総合的な練習になる
キャッチボールは相手の位置まで正確に投げたり、相手のボールを落とさずに捕ったりします。このようにキャッチボールをしながら野球の基本動作である「投げ方」「捕り方」が身に付くので野球の総合的な練習になります。
②相手とフォームを確かめ合える
正しい投げ方は野球を上達させる上で重要ですが、自分のフォームを確認しながら練習することは中々難しいですよね。しかしキャッチボールをすれば相手とフォームを互いに確かめ合えるので、とても効果的な投げ方の練習方法になります。
野球ボールの主な2種類とその特徴
皆さんは野球のボールはどれも同じだと思いますか?実は野球のボールは主に2種類に分類されます。しかし野球初心者の多くは野球のボールは1種類だけだと勘違いしているのではないでしょうか。そこで野球ボールの主な種類とその特徴を解説いたします。
①硬式球
硬式球はコルクやゴムの芯と糸・牛革で出来ています。硬式球の構造はコルクやゴムの芯に糸を何重にも巻き付けます。そして牛革で全体を覆い、糸で綴じていきます。また硬式球はとても硬く当たると大ケガになることもあるので、キャッチボールで硬式球を使う場合は周りに注意しましょう。
②軟式球
軟式球は主にゴムで出来ています。中が空洞になっているのものが多く、硬式球ほど硬くはありません。また軟式球の表面には硬式球のような凹凸模様があるのが特徴です。
キャッチボールの投げ方の3つのコツ!
キャッチボールの必要性やボールの種類など基本的なことを確認したところで、ここからはキャッチボールの投げ方を解説していきます。それではまず初めにキャッチボールの投げ方の3つのコツを紹介するので、野球初心者の人は頭に入れておきましょうね。
①ボールの握り方
キャッチボールの投げ方でまず初めに紹介するコツはボールの握り方です。ボールの握り方は正しい投げ方の基本となります。正しい握り方をマスターして投げ方を1から見直していきましょう。
②上半身の動き
次に紹介するキャッチボールの投げ方のコツは上半身の動きです。ボールのきれいな投げ方において上半身の動きはとても大切ですが、「ボールの投げ方=腕の使い方」と思われがちです。そこでしっかりと上半身を動かす投げ方を常に意識しておきましょう。
③足の運び方
最後に紹介するキャッチボールの投げ方のコツは足の運び方です。右手でボールを投げる場合、まず初めに右足を軽く前に出して構えのポーズをとってください。そこから左足を持ち上げて片足立ちなり、左足を大きく前へ踏み出します。そしてボールを勢いよく投げると同時に右足を後ろへ蹴り上げるように地面から離します。このようにボールの投げ方には足の運び方がとても関係しています。
キャッチボールで重要なボールの握り方の5つのポイント!
キャッチボールの投げ方で重要なのがボールの握り方です。ボールが正しく握れていないとボールを思うようにコントロール出来ません。そこでキャッチボールの投げ方で重要なボールの握り方のポイントを5つ紹介いたします。子供はまだ手が小さくて上手くボールを握れないかもしれないので、大人の人がしっかりサポートしてあげてくださいね。
①逆向きの「C」に合わせて握る
ボールには縫い目があります。そこでボールを回転し、自分から見てボールの縫い目が逆向きの「C」になるようにします。そこから中指・人差し指でボールを握ると丁度ボールの山(縫い目)に指かかかってボールが投げやすくなります。ちなみにこの投げ方は右手の投げ方です。左手で投げる場合はボールの縫い目が「C」になるようにして握ってくださいね。
②指と指の間隔
逆向きの「C」に合わせて握った中指・人差し指の間隔は指が1本入るぐらい開けておきましょう。球種によって投げ方が変わり指の間隔も変わってきますが、まずは基本の投げ方のポイントをしっかり身につけましょうね。
③親指の位置
親指の横の関節の辺りでボールを握ります。ボールを落とさないようにしっかり握ることばかり集中してしまい、親指の腹でボールを握ってしまう人もいらっしゃいます。しかしこれではきれいな投げ方にはならないので気を付けてくださいね。
④ボールと手の間の隙間
中指・人差し指の位置に気を付け親指の横の関節の辺りでボールを握ると、ボールと手(親指と人差し指の間)の間に隙間が生じます。この時、ボールを深く握りすぎてしまうと隙間が狭くなり、上手な投げ方になりません。そこで指1本通るくらいの隙間が空くようにボールを握るのが投げ方のポイントになります。
⑤握る力加減
ボールの投げ方にはボールを握る力加減がポイントになります。ボールを投げる時はボールを強く握りたくなりますよね。しかしボールは出来るだけ軽く握る方がきれいな球を投げることが出来ます。
キャッチボールの捕り方の2つのコツ!
キャッチボールは「投げる」だけではなく「捕る」のも重要です。それではキャッチボールの捕り方のコツを2つ紹介するので、きれいなキャッチボールを目指して頑張りましょう。
①体の正面で受け止める
キャッチボールの捕り方の1つ目のコツはボールを体の正面で受け止めることです。もしボールを体の正面で受け止めることが出来るようになってきたら、ボールを受け止める位置を徐々に高くしていきましょう。しかしボールが怖くて上手くボールを受け止めることが出来ない子供もいますよね。そういった子供には「近い距離から」「緩やかなボール」を意識して捕り方の練習をさせてあげましょう。慣れてきたら投げる距離を徐々に離していってみてくださいね。
②グローブに手を添える
初心者はグローブの扱いに慣れていないので、ボールをグローブで上手く受け止めることが出来ない場合があります。そこでグローブにもう一方の手を添えることで、飛んできたボールを受け止めやすくなります。もしボールの捕り方が上手くいかない初心者がいたらグローブに手を添えるようにアドバイスをしてあげましょう。
きれいなキャッチボールをするためにはこの3つに注意!
これまでキャッチボールの基本を解説してきましたが、これでもまだきれいなキャッチボールにならない時もあります。そこできれいなキャッチボールをするための注意点を3つ紹介するので、自分の投げ方がきれいかどうか確認しましょう。
①フォームの肘を下げない
きれいなキャッチボールをするためにはフォームの肘を下げないようにしてください。肘が下がりすぎてしまうとボールに上手く力が入らずにボールがきれいに飛んでいきません。
②頭を突っ込まない(下げない)
頭を突っ込むと体が前のめりになり、きれいなキャッチボールをすることが出来ません。そこで肩のラインと骨盤をねじることで頭が前に突っ込まないようになります。
③腕だけで投げない
腕だけでボールを投げてしまうと、きれいなキャッチボールをすることが出来ません。この投げ方だとボールに力が入らないのでボールがきれいに飛んでいきません。もしきれいなキャッチボールの投げ方を目指しているなら、腕だけではなく体全体を使ってボールを投げましょう。
キャッチボールの指導をする際の3つの注意点
練習を始めたばかりの初心者は上手くキャッチボールが出来ません。特に子供はボールを投げるだけでも一苦労です。そんな時、教える側の声掛けがとても重要になってきます。それではキャッチボールの指導をする際の3つの注意点を紹介するので教える側も是非頑張ってくださいね。
①ボールは下向きに持たせる
キャッチボールの投げ方を指導をする際は、ボールは下向きに持たせるように教えてあげましょう。つい投げる方向(上向き)へボールを向けてしまいますが、このボールの投げ方ではあまり遠くへボールが飛んでいききません。正しいフォームの投げ方をすれば、たとえボールを下向きにしていても前に飛んでいくので大丈夫です。
②軸足に体重を乗せる
ボールを投げる時には軸足に体重をしっかり乗せるのがポイントです。イメージは軸足1本だけで立っている時に2秒ほど数えてからボールを投げるとボールに力が加わりやすくなります。
③距離は少しずつ長くする
子供にも正しいフォームで投げることを意識させてください。そこで初めのうちは短めの距離でキャッチボールをして正しいフォームを身につけさせます。正しいフォームが出来てきたら距離を少しずつ長くするように指導しましょうね。
キャッチボールの練習方法①初心者向け2選!
それでは最後にキャッチボールの練習方法を能力別に紹介していきます。まず初めに紹介するのは初心者向けのキャッチボールの練習方法です。まだボールを投げることに慣れていない子供などにおすすめの練習方法なので試してみてくださいね。
①椅子を使った練習
椅子に座りながらボールを投げると下半身の無駄な動きが抑えられるので、上半身の体の使い方に集中することが出来ます。これは正しいフォームを身につける練習となるのでとてもおすすめです。椅子には浅く座り、前足を投げる方向へ向けるようにしてくださいね。
②音を使った練習
体の動きは言葉では表現しにくい場合もあります。特に子供を相手にする場合、言葉だけでは上手く伝わらないこともありますよね。そこで「音=擬音」を使って動きのイメージを相手に伝えましょう。たとえば踏ん張ることを「グッ」、足を前に踏み出す動作は「ドン」、ボールを投げる動作は「シュッ」という言葉を使って分かりやすく伝えてあげましょう。
キャッチボールの練習方法②中級~上級者向け3選!
次に紹介するのは中級~上級者向けのキャッチボールの投げ方の練習方法です。基本のキャッチボールの投げ方をマスターした人は、この練習にも挑戦してみてはいかがでしょうか。
①バックステップドリル
バックステップドリルとはボールを投げる時に軸足に体重をかけてから逆の足を前に大きく踏み出すことです。軸足をしっかり伸ばしておくとボールをしっかり投げることが出来るのでバックステップドリルをする時は気を付けましょう。
②テイクバックスロー
テイクバックスローとはボールの投げ方において主に上半身の使い方のことを指します。正しいフォームをしないときれいな投げ方をすることが出来ないだけではなく、腕・肩に負担がかかってしまいます。特に肘が下がりやすくなるのでよく確認しながら練習しましょう。
③正面スロー
投げ方の重要なポイントは上半身と下半身の体のひねりです。体をしっかりひねることが出来ればボールの威力が増します。そこで正面から見てしっかり身体をひねることが出来ているか確認してください。
正しい投げ方を覚えて楽しくキャッチボールをしよう!
キャッチボールは野球の基本となることが分かりました。椅子を使うことで正しい投げ方をする練習になることを知り、すぐにでも実践したいと感じた人は多かったのではないでしょうか。またキャッチボールにおいては捕り方も重要です。そこで今回紹介した投げ方・捕り方のポイントやコツをしっかり身につけて子供と楽しいキャッチボールをしてくださいね。