2019年07月19日公開
2019年07月19日更新
夜に外で洗濯物は干してもいいの?メリット・デメリット・注意点は?
洗濯物と言えば朝昼に行うイメージがありますが、どうしても夜に干したい時は外に干してもいいのでしょうか?洗濯物を夜に外で干すメリット・デメリットについてまとめました。上手に干すための注意点や、虫・防犯などのトラブルについても解説しています。
目次
洗濯物を夜に外で干すのはあり?
みなさんはいつ洗濯物を干していますか?最近では、何かと忙しい朝に洗濯物をするよりも夜に洗濯物をした方がいいのでは?と考える人が増えているようです。ただ、夜のうちに洗濯物をすることになんとなく抵抗感があったり、心配な点が色々とありますよね。そこで今回は、夜に洗濯物を外で干すことのメリット・デメリットをまとめました。また、後半では上手に干すための注意点や防犯対策にも触れていきますので、ぜひ参考にしてみてください。
洗濯物を夜に外で干すメリット5選!
太陽の光がある昼間に干す方が早く乾いてよさそうに思えますが、夜に外で干すことにはどんなメリットがあるのでしょうか。まずは、洗濯物を夜に外で干すことで得られるメリットについて、5つのポイントにまとめました。
脱いだ服をすぐに洗濯できる
脱いだ服を一晩置いておくとどうしても雑菌が繁殖してしまいますが、夜に洗濯物をすると雑菌が繁殖しないうちに綺麗にすることができます。清潔な衣服を保つことができるのが、夜に洗濯物をするメリットの1つです。
朝の忙しさが緩和する
朝は朝食づくりやお弁当・身支度・掃除など、洗濯物以外にもやることがたくさんありますよね。特に朝の出勤が早いご家庭は大変です。洗濯物を夜に済ませることで朝の忙しさが少し和らぐことは、大きなメリットと言えます。
お風呂の残り湯が使える
お風呂の残り湯が使えるのも、夜に洗濯物をするメリットの1つです。朝の残り湯には雑菌が多く繁殖してしまっていますが、夜のうちなら雑菌が少ないまま洗濯物に使えるのでおすすめです。また、温かいお湯は洗濯洗剤の効果を高めてくれるので、洗濯物の汚れが落ちやすくなります。
衣類の日焼けや色落ちを防げる
もう1つのメリットは、衣類の劣化が防げることです。日光に当てるとよく乾きますし雑菌も殺してくれるのですが、どうしても避けられないのが衣類の日焼け・色落ちです。しかし、夜に干すのならその心配はありません。何度洗濯しても新品のときと変わらない色で長く着用できます。
室内干しよりも乾きやすい
夜に洗濯物をして室内に干す人もいますよね。ですが夜の場合は特に外に干した方が風が当たって乾きやすく、嫌な生乾きの臭いが付きにくいでしょう。また、室内に干すと洗濯物からの湿気で部屋がジメジメしてしまいますが、外に干すのならその心配もありません。
洗濯物を夜に外で干すデメリット7選!
洗濯物を夜に外で干すことに抵抗感のある人も多くいますが、どうして夜に外で干すのはよくないと思われているのでしょうか?夜に外干しすることで起こるデメリットを7つにまとめました。
雨が降った時に気付きにくい
まず一番に挙げられるデメリットとして、夜に外で干していると、雨が降っていても気付くのが遅れてしまうことが挙げられます。せっかく干した洗濯物が朝にびしょ濡れだと気分が滅入りますし、洗い直しの二度手間もかかってしまいます。
防犯の面で問題がある
夜に洗濯物を干す場合、防犯上のデメリットもあります。よく聞く下着泥棒だけではありません。空き巣や泥棒は、夜に洗濯物が干しっぱなしかどうかを留守宅を見極める一つの判断材料にしているという話があります。また、火を投げ込まれて洗濯物に燃え移り火事になったケースもあるようです。
洗濯機の騒音でトラブルになることもある
あまりに夜の遅い時間に洗濯機を回していると、どうしても振動や音が響きます。特にアパートやマンションなどの集合住宅は騒音トラブルになり得るデメリットです。生活スタイルは各家庭でさまざまなので、夜の何時ならOKという正解がないのもトラブルになりやすい原因です。
洗濯物が乾かない可能性もある
洗濯物を乾かすためには温度・湿度・風が重要ですが、外は季節によっては温度が低く湿度が高い場合もあって夜の間には乾ききらない恐れがあります。住む地域・地形によって変わってきますので、ご自身の住む場所の夜はどんな様子か確認してみた方がいいでしょう。
虫が卵を産み付ける可能性がある
夜に洗濯物を干していると、シャツなどに白くて小さな虫の卵が付く場合があります。ほとんどは蛾やゴキブリなどの虫の卵だそうです。家の周囲に森林や緑があり、よく虫がいる地域は要注意です。その場で気付けば取り除けますが、うっかり見落として虫の卵を室内に持ち込んでしまうことも十分あり得ます。
夜露で洗濯物が湿る
山間などの土地や季節によっては夜霧が出る場合がありますよね。洗濯物を干しているときに夜霧が出ると、洗濯物が霧を吸い込んでしまうデメリットがあります。夜霧が出ていても、室内にいると気付きにくく防げないことも問題です。
近所から苦情が出る可能性がある
夜に洗濯物を干す人の中には、近所から実際に苦情を受けた人もいるようです。洗濯機の運転音以外にも、外で洗濯物をパンパンと広げる音や窓の開閉の音などは夜間ですと意外と遠くまで響くようで、そのことで苦情を受けた事例があります。
洗濯物を夜に外で干すのは結局NG?それとも干してもいいの?
洗濯物を夜に外で干すメリット・デメリットについてまとめましたが、結局いいか悪いかは生活サイクルや生活環境に左右されると言えそうです。朝昼には家にいない生活では必然的に夜に洗濯物をするしかありませんし、夜の方がよいと考えあえてそうしている人も多くいます。ですので、夜に干すことで洗濯物がダメになるということはありません。ただ、雨や夜霧、虫などには注意するようにして、近隣住民への配慮も十分に行った方がいいようですね。
洗濯物を夜に外で干す時の注意点を紹介!
夜に外干しすることのメリット・デメリットを見て、なお夜に洗濯したい人のために、洗濯物を夜にうまく干すための注意点をご紹介します。あわせてトラブルを防ぐための防犯対策も心得ておきましょう。
なるべく水分を取ってから干す
朝までに確実に乾くようにするために、水分は丁寧に取ってから干す方がいいでしょう。例えば夜に外で干す時は脱水時間を長く取る、少し乾燥機能を使ってから干すなどです。乾燥機能を使う時には乾いたバスタオルを1枚一緒に入れておくと早く乾燥できますよ。
洗濯物が乾くように工夫して干す
ジーンズなどの厚地は裏返して干す、バスタオルを掛ける時は少しずらして干すなど、少しの工夫でも乾くまでの時間が違ってきます。また、ベランダにぎゅうぎゅう詰めに干すよりも、風の通り道を作るように余裕を持って干す方がいいでしょう。速乾できる便利グッズも数多く出回っています。
近所の迷惑にならないよう気を付ける
近所の迷惑にならないようにと考えると、洗濯機を回す時間は遅くても20時~21時までにする方がトラブルになりにくいようです。外で干す時はあまり音を立てないように配慮を心がけましょう。また、日頃からご近所付き合いをすることも大切です。顔見知りになっておくことで、トラブルを未然に回避することができます。
防犯上問題があることを意識しておく
防犯のためには、道路や外から見えない場所に洗濯物を干す方がいいでしょう。または、ベランダに人検知機能付きのライトを設置したり、防犯カメラを設置している掲示を貼ると、少しは防犯対策になります。少なからず夜に外で干す時は防犯上問題があると注意しておくことが大切です。
【番外編】夜の洗濯物を室内干しする時のポイント3選!
最後に、夜に室内で洗濯物を干す時の上手に干すポイントを3つご紹介します。室内で干すと生乾き臭がするとお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
洗濯が終わったらすぐに干す
洗濯機が止まったらすぐに干すことが室内干しではとても大切です。室内干しでは乾くのがどうしても遅くなってしまうので、なるべく早く干すことで生乾きを防ぐようにします。雑菌を繁殖させないためにもすぐに干しましょう。
お風呂の残り湯は洗いの時だけ使用する
お風呂の残り湯は、洗いの時だけに使用してすすぎでは使用しないように注意しましょう。残り湯には雑菌が少なからず繁殖していますので、室内干しには向いていません。ただ、室内干し用の洗剤や柔軟剤と併用したり洗いの時だけに使用すれば、効果的に使うことができます。
扇風機の風を洗濯物にあてる
扇風機やサーキュレーターを洗濯物の下からあてておくと、何もしないより約3倍乾くのが早いと言われています。風量は弱で十分だそうです。また、洗濯乾燥機の電気代は1時間20円前後に対し、扇風機なら1時間約1円で家計にも優しいですよ。
夜に洗濯物を外で干す時は、デメリットを理解してトラブルに気を付けよう!
今回は夜に外で洗濯物をするメリットとデメリットについてお話しました。夜に洗濯物をすることは必ずしも悪いことではないようですね。朝や日中に洗濯物をする時間がない人も、夜に賢く時間を使いたい人も、虫やトラブル・注意点にはよく気を付けて夜の洗濯物を行ってくださいね。