美容院と美容室は違うの?理容室・床屋・ヘアサロンとの違いも!

美容院と美容室に違いはあるのでしょうか。どちらも聞きなれた言葉ですが、その違いを理容室・床屋・ヘアサロンも含めて解説していきます。さらには美容院(美容室)と理容店(床屋)の法律・得意分野・サービス内容・見分け方まで徹底的にご紹介します。

美容院と美容室は違うの?理容室・床屋・ヘアサロンとの違いも!のイメージ

目次

  1. 1美容院・美容室・床屋・理容店などの違いっていったい何?
  2. 2美容院と美容室の違いは?
  3. 3床屋と理容店の違いは?
  4. 4美容院(美容室)と理容店(床屋)の違いは?
  5. 5ヘアサロンとは?
  6. 6受けられるサービス内容まとめ【美容院・理容店】
  7. 7【番外編】美容院・美容室の休日に関する豆知識
  8. 8【番外編】男性が美容院で「カットのみ」は違法なの?
  9. 9美容室(美容院)と理容店(床屋)を上手に使い分けよう!

美容院・美容室・床屋・理容店などの違いっていったい何?

美容院

美容院・美容室・床屋・理容店、さらにはヘアサロンなど様々な名称がありますが、いったい違いは明確にあるのでしょうか。美容院と理容店の違いはなんとなく聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。今回は美容院・美容室・床屋・理容店、さらにはヘアサロンなどの違いについて、法律・サービス内容・休日など様々な角度から解説をしながらご紹介していきます。

美容院と美容室の違いは?

疑問

女性だけではなく男性もよく利用する「美容院」と「美容室」は、どちらの言い方もよく耳にします。この2つにはっきりとした違いはあるのでしょうか。こちらでは、「美容院」と「美容室」の辞書的な意味や違い、イメージまでをご紹介していきます。

美容院の辞書的意味

「美容院」の辞書的意味はどのようなものなのでしょうか。「美容院」の意味は、辞書にはこのように記載があります。

びよういん【美容院】

パーマ・結髪・化粧その他の美容術を施し、主に女性の容貌を美しく整えることを業とする施設。美粧院。ビューティー-パーラー。ビューティー-サロン。

美容室の辞書的意味

「美容室」の辞書的意味については、辞書に「美容室」の記載がありませんでした。辞書には「美容室」という言葉が存在していないのです。

美容院と美容室は呼び方の違いだけ!

森

辞書に記載がある「美容院」と辞書に記載のない「美容室」には内容などに違いはあるのでしょうか。どちらも内容は同じで名称や呼び方に違いがあるだけで、まったく同じものを意味しています。

美容院と美容室のイメージの違いは?

「美容院」と「美容室」は内容や意味は同じものだとご紹介しましたが、受け取るイメージは異なります。「院」はどこか格式の高さをイメージしやすく、「室」は親しみやすさを感じさせるのではないでしょうか。男女問わず自分のイメージしやすい言葉を使用すれば良いでしょう。

床屋と理容店の違いは?

バリカン

女性よりも男性が利用しているイメージが強い「床屋」と「理容店」も、どちらの言葉もよく耳にします。こちらでは「床屋」と「理容店」の辞書的意味や内容、サービスに違いがあるのかをご紹介していきます。

床屋の辞書的意味

「床屋」という言葉にはどのような意味が含まれているのでしょうか。「床屋」の辞書的意味はこのように記載されていました。「床屋」の意味の中には「理容店」という文字が含まれていることがわかります。

とこや【床屋】

① 〔江戸時代、男の髪を結う髪結いが床店(とこみせ)で仕事をしていたことから〕 髪結い床。

② 理髪店・理容店の俗称。

理容店の辞書的意味

「床屋」の辞書的意味に含まれている「理容店」には、どのような辞書的意味があるのでしょうか。「理容店」にはこのように記載がありました。

りようてん【理容店】

理容を行う店。理髪店。

床屋と理容店は同じものを示している!

同じ

「床屋」の辞書的意味に「理容店」が含まれていることからも理解できるように、「床屋」と「理容店」は同じものを示しているということがわかります。内容やサービスの違いではなく同じものを意味しているのです。

美容院(美容室)と理容店(床屋)の違いは?

ハサミ

女性が多く行くイメージの美容院(美容室)と男性が多いイメージの理容店(床屋)においてはいくつもの違いがあるようです。なかなか美容院(美容室)と理容店(床屋)の違いを明確に説明できる人は少ないのではないでしょうか。こちらでは美容院(美容室)と理容店(床屋)の違いについてご紹介していきます。

違い①法律や免許が違う

一見同じ「髪の毛のことを扱う」ところで、同じ内容やサービスだと思われがちな美容院(美容室)と理容店(床屋)ですが、そもそも法律や免許が違います。美容院(美容室)は「美容師法」に基づいていて、「美容師免許」が必要となります。一方理容店(床屋)は「理容師法」に基づいていて、「理容師免許」が必要となります。美容師免許を所持していても理容店(床屋)で働くことはできないのです。

違い②得意分野が違う

男性

女性が多く利用する美容院(美容室)には、パーマや髪結い、化粧などで容姿を美しく見せることに重きを置いています。髪を切るのはパーマなどの一環として行っています。男性が多く利用する理容店(床屋)は、男性向けに髪の毛を整えて、さらには顔剃りなどのカミソリを使うことが許されています。このように両者の得意分野は随分と違います。

違い③サインポールの有無

男性だけではなく女性もうっかり入店してしまそうになるくらい、最近の理容店(床屋)はオシャレな店構えになってきています。では、店の前に入る前にどのように確認すればいいのでしょうか。それは赤青白のグルグルと回っているサインポールの有無で判別することができます。理容店(床屋)にはサインポールがあり、美容院(美容室)にはサインポールがありません。

ヘアサロンとは?

サロン

髪の毛を扱う場所として「ヘアサロン」という名称も男性・女性問わず使われることが多くなってきました。「ヘアサロン」はどこか日本というより外国のイメージを持ちやすいですが、実際「ヘアサロン」は海外の呼び方のため美容と理容どちらの意味も含まれています。外国には美容と理容の区別がないからです。

受けられるサービス内容まとめ【美容院・理容店】

サービス

美容院と理容店における受けられるサービス内容を、今一度整理しておきましょう。理容店では認められていて美容店では認められていなサービス内容も存在しています。こちらでは美容院と理容店のサービス内容についてそれぞれご紹介していきます。受けられるサービス内容を知ることで、自分の目的に合うのは美容院・理容店のどちらがいいのかも理解しやすくなるのではないでしょうか。

美容院(美容室)は容姿を美しくするサービス

女性

美容院(美容室)は女性が多く利用することからもわかるように、容姿を美しくサービスを受けることができます。パーマや髪結い、化粧などで容姿を美しくするのが前提にあり、パーマなどに含まれる作業として髪の毛をカットすることが行われています。髪の毛をカットするのが主な目的ではなく、美しくなるために美容院(美容室)に行くのです。

理容店(床屋)はバリカンや顔剃りなどのサービス

理容店(床屋)は男性の髪の毛を調整することが行われていて、バリカンやカミソリを使った顔剃りなどのサービスがあります。男性の中にはこの顔剃りサービスをどうしても行ってほしくて理容店通いをしている人も少なくはありません。幼少期からずっと同じ理容店(床屋)に通い続けているというエピソードを聞くこともあります。なお、カミソリは美容院(美容室)では使用することができません。

【番外編】美容院・美容室の休日に関する豆知識

休日

通っている美容院や美容室の定休日がいつかご存知でしょうか。中にはほとんど休みなく開店している美容院や美容室もあるでしょうが、多くが決まった曜日を定休日にしています。いったいなぜ決まった曜日を定休日にしているのでしょうか。こちらでは美容院や美容室の定休日についての豆知識をご紹介していきます。

月曜日または火曜日定休日の美容院がとても多い

美容院

実は美容院・美容室の定休日は月曜日または火曜日のことがとても多いです。それは日本が第二次世界大戦前後に電力不足で、週に1日「休電日」が設けられていたことに由来します。美容院・美容室はパーマなどで多くの電力を使用することから、「休電日」を定休日にしていた名残だと言われています。

関東では火曜日、関西では月曜日の定休日が多い

美容院・美容室の定休日は関東では火曜日、関西では月曜日を定休日にしているお店が多いです。これは日本が第二次世界大戦前後の「休電日」が、関東では火曜日、関西では月曜日に設定されていたからだそうです。

【番外編】男性が美容院で「カットのみ」は違法なの?

男性

約40年前に厚生労働省(旧厚生省)が美容師は男性の「カットのみ」のサービスを行ってはならないと通知していたルールが存在しました。それ以外にも意外な規制が存在していましたが、2015年に色々な規制緩和が行われました。こちらではその規制緩和についてご紹介していきます。

2015年の規制緩和により違法ではなくなった

美容師は男性にカットのみのサービスを行ってはならないという規制がありました。20代や30代男性の半数以上が美容院でカットをしているという実態もあり、それを踏まえた上でこの2015年の規制緩和により違法ではなくなりました。

その他にも色々な規制緩和が!

女性

その他にも2015年の規制緩和により色々なことに対して規制が緩和されました。「理容師は女性にパーマを行ってはならない」という規制もありましたが、こちらは規制緩和により行うことができるようになりました。「美容師と理容師が同じ職場で働いてはいけない」という規制は、店舗にいる全員が美容師免許と理容師免許の両方を所持している場合に限り、一緒に働けるようになるという一部規制緩和という形になりました。

美容室(美容院)と理容店(床屋)を上手に使い分けよう!

女性

美容室(美容院)と理容店(床屋)についてここまでご紹介してきました。サービス内容や得意分野の違いなどを参考にしてもらい、上手に使い分けましょう。最近は女性だから美容室(美容院)を利用して、男性だから理容店(床屋)を利用するという時代ではなくなってきました。自分の目的に合わせて美容室(美容院)と理容店(床屋)の中からお気に入りのヘアサロンを探してみてはいかがでしょうか。

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この記事のライター
ちゃまみつ
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