自分本位を治したい!特徴や原因・改善方法を解説!【恋愛・仕事】
恋愛や仕事において、わがままを言う人を「自分本位な人」だと感じたり、あるいは自分が自分本位な行動を取ってしまって反省したりすることがあるのではないでしょうか。自分本位な人の行動にはどのような特徴や原因があるのかを知り、上手な改善方法を知りましょう。
目次
自分本位の性格を何とかしたい!原因や特徴は?
自分の周りに「自分本位な性格の人」がいると、なにかとストレスが溜まったり、どう対処していいかわからなくなることがあるのではないでしょうか。また、他の人に限らず、自分自身も時には自分本位な行動を取って後悔することがあるでしょう。
自分本位な性格を何とかしたいと思った時は、まず「自分本位」という言葉の意味を知り、さらに原因や特徴を知ってから改善していくのが良いでしょう。
自分本位の意味
「自分本位」の意味とは?
まずは、自分本位という言葉の意味を正しく理解しておきましょう。「自分本位」には以下のような意味があります。
自分を中心とした物事の考え方。自己中心的なあり方。自己本位。
周りの人や相手のことを考えず、まず自分のことを優先して考えることを「自分本位」ということがわかりましたね。また、考え方だけではなく、自分中心に行動することも自分本位の意味に含まれます。
「自分本位」と「自己中心的」の違い
「自分本位」の意味の中に、「自己中心的なあり方」という意味がありましたが、実際には「自分本位」と「自己中心的」の意味には違いがあります。自己中心的の意味には、「何事も自分を基準に考え、他人については考えが及ばない。」というものがあります。
どちらも意味は似ていますが、「自分本位」はその時々の場面によっての考え方に対して、「自己中心的」は常に自分を中心に考えているということになります。
自分本位になる原因
否定されるのが怖い
否定されるのが怖いのであれば、周囲の意見に合わせれば良いのではないかと思ってしまいますよね。しかし、そうではなく逆に自分の意見を強く主張することで否定させないようにしてしまうのが、自分本位になる原因なのです。否定される前からそれを恐れているので、周囲の意見をまったく取り入れることがなくなってしまいます。
周囲の人に注目されたい
周囲の人の注目を集めるために、強く自分の意見を主張したりそのような行動を取ってしまうことも、自分本位になってしまう原因になります。周囲の人のことを考えず、自らのために自分の考えを主張するので、自分が優先したいことだけを考えるようになってしまいます。
他人との距離感がわからない
初対面の人や、上司などとはある一定の距離感を保って接するのが普通です。しかし、他人との距離感がわからない人は、最初から自分の話ばかりをしたり、自分の行きたいところやしたいことばかりを優先してしまいます。このように、距離感がつかめない人は自分本位な人だと思われてしまいます。
他人の気持ちが想像できない
他人の気持ちがうまく想像できず、自分の行動や思いを優先してしまうと自分本位になる原因になります。相手が話をしたがっていても気が付かずに自分の話をしてしまったり、自分を優先した行動をして周囲に迷惑をかけても気が付かないことが多くなります。
自分本位であることのメリット・デメリット
メリット①自分の意志が強く信念がある
自分本位な人は、周りの意見や行動に流されることなく、自分の意志を貫くという強い信念があります。そのため、普通なら簡単に挫折してしまったり、継続できないようなことを強い意志でやり通します。目標など目指すものがある場合は、自分本位であることがメリットといえるでしょう。
メリット②集中力が高い
自分本位な人は、周りのことを気にすることがなく他の人がどう思うかなども気にならないので、ひとつのことに集中して取り組むことができます。自分自身を一番に考えているので、集中力を持続する力もあります。
メリット③不要な自己犠牲をしない
自分本位な人は、誰かのために自分の時間やお金を使って助けるというようなことはしません。やりたくないのではなく、他人の気持ちがわからないので気が付きません。なので、罪悪感を抱くこともないでしょう。不要な自己犠牲をしないということは、周囲との関係でストレスを感じることもありません。
デメリット①人に頼れなくなる
いつでも自分のペースで行動する自分本位な人は、いざという時に人に頼ることができなくなってしまいます。自分がどのように人に頼ればよいかわからないということもありますが、周囲の人から「助けが必要ない人」だと思われてしまっています。どうしても頼りたい時に頼ることができないのが自分本位な人のデメリットといえるでしょう。
デメリット②成長の機会を失う
自分本位な人はなんでも自分一人で行動してしまうので、誰かにいろいろなことを教えてもらう機会がありません。また、常に自分が満足する行動をしているので、反省して行動を見直したりすることもないでしょう。反省したり誰かに教えてもらう機会がないので、人間として成長する機会が少ないといえます。
デメリット③人から嫌われやすい
自分本位な人は、自分のことを常に優先しているので他人への迷惑などを考えません。また、自分の行動を振り返って反省することもないので、誰からも信用されなくなっていきます。そうなると、周囲の人は自分本位な人を避けるようになっていくでしょう。そのことを反省しないので、高飛車な人だというイメージもついてしまいます。
自分本位な性格の特徴【恋愛編】
他人を振り回す
恋愛において、いつも自分の行動や思いを優先させると結果的に他人を振り回すことになってしまいます。自分はまったくブレないので、周りが合わせるしかなくなります。そして、自分本位な人は他人を振り回している意識もないので、改善することはなさそうです。
約束を破る
他人の気持ちが想像できない自分本位な人は、約束を破った時に相手が悲しんだり怒ったりする気持ちがわかりません。ですから、約束を破るのも平気なのです。さらに、自分の行動を優先するので約束を破ることも多くなるでしょう。
同性の友達が少ない
自分本位な人は、単独行動をすることが多いので同性の友達があまりいません。また、異性であれば気にならないことでも、いつでも自分中心に考えて行動する自分本位な人は、同性にはそっけなく感じることがあります。
他人にばかり何かを求める
自分の利益や自分が優位になることを優先的に考えてると、それ以外のことは他人にやらせようとしてしまいます。自分がやりたくないことは他人に押し付け、それについて「申し訳ない」という気持ちはありません。恋愛においては、相手ばかりが損をするような関係になってしまいます。
自分本位な性格の特徴【仕事編】
プライドが高く非を認めない
仕事においてはプライドが高く、自分のした失敗を認めようとしないという特徴が自分本位な人にはあります。自分のしたことが間違っていないという自信があるので、たとえ自分に非があったとしてもそれを理解するのが難しいでしょう。悪いという意識がないので、素直に謝ることもできません。
部下に威張って上司に媚びる
自分本位な人は、自分のしている行動を周囲の人に認められて注目されたいという特徴があります。そのため、自分を認めさせるために弱い立場の部下には威張り、強い立場の上司には媚びることになります。仕事上で自分の実力が伴わない場合には、特にこのような傾向がみられます。
手柄は自分のもの、失敗は他人のせい
仕事の実力が認められたとしても、それは自分だけの手柄ではなく周囲の人の協力があってこそだと普通は考えますが、自分本位な人はそうではありません。自分の手柄はあくまでも自分だけの力で得たものだと考えます。逆に、失敗した場合には自分は悪くないと考えるため、責任を他人に押し付けます。一緒に仕事をしたくない相手だと周囲に思われてしまうでしょう。
自分の言動を記録に残さない
自分本位は人は、自分の言動に絶対の自信があるので、記録に残そうとしません。また、上司に取り入って実力を認められたいと思っているので、失敗の証拠になるようなことは行おうとしません。自分にとって都合の悪いことはしませんが、成果を上げた場合は記録はなくても上司に対して自ら主張するでしょう。
自分本位な性格の改善法
相手の行動の理由を考える
自分本位な人は、常に自分のことだけを考える特徴があります。まずは、そこを改善するように心がけましょう。相手の行動の理由を考えるだけで、相手の気持ちがわかるようになります。自分のことだけではなく、相手の気持ちを考えるだけで、自分本位な言動は大きく改善されるでしょう。
「自分に厳しく人に優しく」を意識する
自分に甘く、他人に厳しいのが自分本位な人の特徴です。そこを改善するために、常にその逆の行動を意識してみましょう。人に優しくするためには周囲の人をよく観察することが大切です。自分のことはいつもより少し厳しく考えて、他人への気配りを多くすることで自分本位な行動が改善されていきます。
社会的マナーを徹底する
自分本位な人は、常に自分を優先するので周囲の人とバランスを取るのが難しい場合が多くあります。それを改善するために、社会的なマナーを徹底しましょう。約束を簡単に破らないなど、最低限のマナーを守るだけでも周囲との関係性が改善されます。
打算的な自分を受け入れる
自分本位な性格を改善する方法に、打算的な自分を受け入れるという方法があります。自分はどういう人間かを改めて確認し、悪い部分をしっかりと受け入れることが大切です。悪い部分がわかると同時に、それを改善する意識も湧いてくるでしょう。
自分本位な人との付き合い方【恋愛編】
ワガママにはワガママで返す
彼氏や彼女が自分本位な人だと、ワガママが多くて疲れることが多いでしょう。そんな彼氏や彼女のワガママにはワガママで返してみるという付き合い方が良いでしょう。自分本位な人はそれがワガママだとは気が付いていない場合があります。それを彼氏・彼女にわからせるためにも、ワガママにはワガママで返してみましょう。
時には受け流す
自分本位な彼氏・彼女の言葉をいちいち受け止めていては自分が傷ついて疲れてしまいます。時には受け流すことを覚えるのも付き合い方のひとつです。自分を守るためにも、彼氏や彼女の言動を受け流す方法を身につけましょう。
距離を置く
あまりにも自分本位な彼氏や彼女に振り回される時は、距離を置くのも良い方法でしょう。近くにいると、受け流そうと思っていてもなかなかできないかもしれません。その場合は、物理的に距離を置き、まったく目に入らないようにすることも付き合い方のひとつです。恋愛においては、距離を置くことで相手の心が離れるのではないかと心配するかもしれませんが、まずは自分の心の落ち着きを取り戻すことが大切です。
相手を褒めて自尊心を満たす
自分本位な人は、周囲から認められたいという欲求があるので、彼氏や彼女を褒めて自尊心を満たしてあげることで自分本位な行動が抑えられます。彼氏や彼女が褒めてほしいと思っている時には、積極的に褒めてあげましょう。
自分本位な人との付き合い方【仕事編】
相手を持ち上げつつ仕事を振る
自分本位な人は、周囲に「注目されたい」「認められたい」という特徴があるので、相手を持ち上げることで仕事を振ることがスムーズにできます。自分が上司の立場の場合は、仕事を振った後の成果も褒めてあげるとさらに良いでしょう。
無反応を貫く
仕事上での自分本位な人との付き合い方には、無反応を貫くという方法があります。自分本位な人に振り回されるのは迷惑ですが、あくまでも仕事上だけの付き合いだと割り切って、無反応を貫きましょう。かかわりを少なくすることでストレスは軽減されます。
自分本位な上司よりもさらに上の人を味方につける
自分本位な人が上司だった場合には、さらにその上司を味方につけるようにしましょう。自分本位な人は上司には媚びる特徴があるので、さらに上の人を味方にすることで自分への迷惑な行為は少なくなります。上司の上司を味方にすることは、自分本位な人との上手な付き合い方といえるでしょう。
自分本位な性格の改善方法や付き合い方を知ろう!
自分本位な言動は、自己満足にはつながりますが周囲の人に良い印象を与えることはないでしょう。仕事や恋愛において、助けてほしい時やそばにいてほしい時に、気が付けば相手が離れてしまっているということもあるかもしません。大切な人から自分が嫌われないためにも、自分本位な性格を理解して改善しましょう。また、周囲に自分本位な人がいる場合も、性格や特徴を知ることで上手な付き合い方を考えてみましょう。