チョークバッグの作り方とコツ!ボルダリングで大活躍のバッグを作ろう!
ボルダリングやフリークライミングでチョークバッグは大活躍します。ここではチョークバッグの作り方を紹介します。様々な作り方がありますので、自分にあった用途のチョークバッグを作ってみましょう。100均で揃えられる材料から、おすすめの生地まで見ていきます。
目次
まずはチョークバッグについて解説!
最近よく聞かれるようになったチョークバッグですが、皆さんはどのようなものかをご存知ですか?チョークバッグの詳しい説明から、自作をする際の作り方まで、紹介していきます。
チョークバッグとは?
そもそもチョークバッグとはなんなのでしょうか。腰にぶらさげる小物入れで、その名の通り、チョークを入れておくバッグのことを指しています。もともと崖を這い上がる時に滑り止めとして使用しているチョークを入れていました。そこからチョークバッグと呼ばれています。
ボルダリングとは?
ボルダリングはフリークライミングの一種です。クライミングシューズ、チョークバッグのみで岩や人工の壁面などを登るスポーツのことを指します。ロープやハーネスは使用せず、飛び降りることが可能な低い岩壁や人工の壁を使います。
チョークバッグの2種類の型を紹介!
それでは実際にチョークバッグの種類を見ていきます。色んな形や色があるチョークバッグですが、種類は大きく分けて2つあり、筒型と置き型になります。自分が必要としている用途に合わせて使い分けていきましょう。
①筒型
まずは筒型です。こちらは腰につける小物入れ用のチョークバッグです。小さく幅も取らない為、初めてのチョークバッグとして選ばれることが多いタイプです。持ち運びも便利なので扱いやすいですね。クライミングの初心者・上級者、どちらも使える素晴らしいアイテムです。
②置き型
続いて置き型のチョークバッグですが、こちらはバケットと呼ばれています。ボルダリングをメインにしている方はこの置き型であるバケットを使っているようです。小物収納スペースがある物もあり、使い分けができるのが非常に便利です。登る最中の持ち運びができないので、フリークライミングにはあまり向きません。
チョークバッグの便利な使い方3選!ボルダリング以外でも大活躍!
チョークバッグやバケットはボルダリングやクライミングをしない人も使っています。チョークしか入れてはいけないという決まりはありません。持ち運びに便利なチョークバックを日常生活で取り入れていきましょう。
①スマホケースとして
スマホをバッグに入れたり出したりという作業は煩わしい面もあります。チョークバッグを腰につけておくといつでも出し入れ可能になり、手がふさがらないのでとても便利です。手に持ったままだと置き忘れや落としてしまう危険があるので、簡単にしまえて簡単に出せるチョークバッグを利用しましょう。
②キーケースに
車の鍵、家の鍵、自転車の鍵など、鍵を持ち運びする場面は多々あります。バッグのどこにしまったかわからず、バッグに手を入れて探すという人も多いのではないでしょうか。そんな時、腰につけたチョークバッグが役立ちます。出し入れにも困らず、素早く鍵を使えます。
③財布を入れて
財布を持ち運びしない人はいないでしょう。チョークバッグは腰につけている為、すぐに財布が取り出せるというのはとても魅力的です。出かける時に重宝することは間違いありません。買い物を終えた後も、そのまますぐに財布をしまえるので、動きやすくなります。
チョークバッグの作り方①筒型チョークバッグの作り方
それではチョークバックの作り方を見ていきます。まずは筒型チョークバッグからです。自作は人それぞれ大きさ、好みの色や形などにより揃える材料は変わってきます。ここではおおまかな材料と作り方をお伝えしていきます。
材料と道具
[材料]
・外布……表にくる部分です。自分の好きな色や柄で選びます。
・内布……そのまま内側の布部分です。これも好きなものを選びます。
・接着芯……布に使います。使用後はパリッとなり形を保ちますが、アイロンが必要になります。
・ハトメ……紐を通す穴を開けますが、その補強として使用します。
・コードストッパー……紐を止めるストッパーです。
・紐……上記で選んだコードストッパーに入る太さの紐を選びます。
・縁布……チョークバッグの縁をカバーする布です。
[道具]
・アイロン
・ミシン
・針
・糸
・ハサミ
・ハンマー
作り方手順
①まずは外布、内布、底の部分の布をそれぞれ自分の作りたいサイズの大きさに切ります。縫い代を残す為に、想定している大きさよりも1cm程度余裕を持って切り分けることに注意しましょう。
②先程切った外布にアイロンで熱を与え接着芯を張ります。これで布が丈夫になります。
③ミシンで縫い付けを行います。外布、内布の橋をそれぞれ筒状になるように縫います。
④外布にハトメの穴を開けます。ハトメの材料に付随している穴あけパンチとハンマーを使用します。
⑤外布と内布に裏底を仮縫いをしてからミシンで縫い付けます。
⑥縫い終わったら外布と内布を重ね合わせ、筒状のチョークバッグの形にします。ハトメに紐を通しコードストッパーを取り付けていきます。
⑦最後に縁部分に布を縫い付ければ完成です。
チョークバッグの作り方②置き型チョークバッグの作り方
続いては置き型チョークバッグであるバケットの作り方を確認していきます。先程の筒型チョークバッグよりは大きくなりますが、作り方自体は大きく変わりません。材料と作り方について説明していきます。
材料と道具
[材料]
・外布……筒型と同じく表面にくるものなので、好きな生地を選びます。
・内布……内布も好きなものを選びます。内布を使わない場合、チョークが漏れないように縫い合わせ部分を別の布で抑えます。
・面ファスナー、もしくはベルト……縁部分にどちらかを使用します。
[道具]
・針
・糸
・ハサミ
・布用両面テープ
・ミシン
作り方手順
①布を切るところから始めます。1枚の布で底も作るようにする為、長さを図りながら切るようにしましょう。
②側面を縫い合わせる場合、このタイミングで別の布で抑えるようにし、覆うようにして縫いつけます。内布を使用している方、貼り合わせない方は飛ばして良い手順です。
③そのまま裏返し、内布を使用している方は重ね合わせれば、チョークバケットの形になります。
④チョークバケットの口部分に布用両面テープを使用して面ファスナーをつけます。内布を使用している方はベルトを縫い合わせれば完成します。
チョークバッグの作り方③100均材料を使った簡単な作り方
最後に100均で手に入る材料を使ったチョークバッグの作り方です。簡単な作り方を紹介します。ここで紹介する作り方は置き型チョークバッグになりますが、100均の材料でも作れるという点に注目です。お手軽に材料は揃えられますし、作り方を参考にチャレンジしてみてください。
材料と道具
[材料]
・トートバッグ……100均で売っているものを購入してきます。
・面ファスナー……こちらも100均で購入できます。
・バックルベルト……家にあまったものがあれば良いですが、なければ100均でアクリルベルトと、プラスチックパーツとして売り出されているバックルベルトを購入します。
・密閉型プラスチック容器……チョークボールが入る大きさのものを選びます。
・チャック付きポリ袋……上記のプラスチック容器が入る大きさのものを選びます。
[道具]
・ハサミ
・ミシン
・針
・糸
作り方手順
①100均で購入してきたトートバッグ(できれば布が自立できて両手が入るくらいの大きさのもの)の手持ちを数cm残して切ります。
②トートバッグの内側の入口に面ファスナーをミシンで縫い付けます。外側の片面にはバックルのついたベルトも縫いつけます。トートバッグの切り取った手持ち部分もほつれないように縫い付けましょう。
③上記の手順で作り方は終わりですが、最後に密閉型プラスチック容器を入れたチャック付きのポリ袋をトートバッグの中に入れ完成となります。
チョークバッグの作り方の3つのコツ
3つに分けて作り方を見ていきましたが、いかがでしたか?意外と簡単に作れるものもありますので、是非自作のチョークバッグを作ってみてください。作り方の手順を工夫すると、さらに素敵なチョークバッグを作ることができます。ここではチョークバッグを自作する際のコツをご紹介します。
①既製品を参考にする
まずは既製品を参考にするというコツです。様々なチョークバッグの種類があります。自分の好きなデザインの既製品を見つけ、作り方の参考にしてみましょう。まずは真似をするところから入るのは、何かを作る上で大切なコツです。
②ポケット付きでもっと便利に
ただバッグを自作するだけではなく、ファスナーをつけて内ポケットにしたり、外側にポケットをつけたりするのがコツです。作り方は少し複雑になりますので、裁縫に慣れている方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。チョークやシューズ以外に、ちょっとしたものを入れられるようにすると、持ち運びの利便性が更に増します。
③内布にはチョークが漏れないものを選ぶ
作り方の部分で外布と内布は好きなものを選ぶ、と記載しました。ボルダリングやフリークライミングをされる方はチョークが漏れないものである、ということが大前提になります。チョークが漏れないように結ぶのもコツですが、作り方を工夫する前に布選びから失敗しないようにしましょう。
自作チョークバッグにおすすめの生地4選!
それではチョークバックを自作する際に使う布について見ていきましょう。作り方の手順を間違えずに作ることはもちろんですが、その前に大切なのは生地の選び方です。チョークバッグにはどのような生地が向いているのでしょうか。
①本革・合皮
本革・合皮でチョークバッグを自作すると、尖ったものを入れた場合に破れてしまうことがあります。破れてしまうとチョークが漏れてしまいますので、その点には注意です。また、合成樹皮の素材だと、熱や摩擦により溶けたり破れたりする可能性があります。作り方を工夫した肌に触れない部分や、置き型のチョークバケットであれば問題ありません。
②帆布
帆布で作るチョークバッグはおすすめです。帆布とは綿・麻・亜麻などで作られた厚手の布です。その為様々な色があり、自分の好みのものを見つけやすいというメリットがあります。厚手ですのでチョークが漏れる心配もありません。気に入った生地を探してみてください。
③ナイロン
ナイロンで作られたチョークバッグは軽い為、腰につけていても他のものより動きやすいかもしれません。柔軟性もあり、早く乾くので汚れて洗う際も簡単です。摩耗に強く形が崩れることもありませんので、ボルダリングやフリークライミングにはうってつけの素材ではないでしょうか。
④デニム
デニム生地のチョークバッグはとてもお洒落に見えます。デニムは綿を使った厚地織布です。ジーンズによく使われている素材です。少々重さはありますが、厚手でしっかりいている為、チョークバッグとしても役立ちます。作り方を工夫すれば更に素敵なチョークバッグになりそうです。
チョークバッグの型紙が買えるネットショップ
それでは最後にチョークバッグの型紙を購入できるネットショップを紹介していきます。型紙がなくても作れますし、100均のチョークバックの作り方では、生地を切ってすらいません。自分の好みの型紙があったり、作りたい形が明確な方は、型紙から準備をしてチョークバックを自作していきましょう。
①minne
minneはハンドメイド作品を多数扱っているネットショップです。作られた作品を購入、または自分の作った作品を売りに出す、ということを仲介しているのがminneです。また、作品だけではなく、型紙のように素材、道具とったものも多数取り扱っています。ハンドメイドをしたい方は是非利用してみてください。
②Creema
Creemaもハンドメイド作品を扱うネットショップです。作家数はminneの方が多いですが、Creemaはネットだけではなく実店舗もあります。材料や作品、型紙などの実物を見たい方は足を運んでみましょう。minneとCreemaで少しずつ違いますので、どちらも覗いてみて素敵なチョークバッグを作ってください。
型紙はトートバッグや小物入れのものを活用するのもおすすめ!
実はチョークバッグの型紙は多くありません。そこで、トートバッグや小物入れの型紙を利用する方法もあります。バッグという点での違いはありませんので、気に入った型紙があれば活用するのがコツです。作り方は変わりませんので大きさを変えたり、アレンジすれば立派なチョークバッグになります。
持ち運びに便利なチョークバッグを自作してみよう!
持ち運びに便利なチョークバッグと置き型のチョークバケット、それぞれの紹介をしてきました。自分が欲しいと思うチョークバッグはありましたか?是非ここの作り方を参考に自作してみてください。新しい作り方や、もっと簡単な作り方を見つけたという方は、ブログや上記のネットショップなどで発信していきましょう。きっと多くの人の手助けになります。お気に入りのチョークバッグで素敵な日々過ごしませんか?