誕生日席とは?正式名称やマナーも解説!ビジネスでもよく使う!
誕生日席という言葉を知っていますか?誕生日席とは主役が座る席ですが、ビジネスでは上司やお客様が座る席でもあります。席次のビジネスマナーもご紹介しますので、ビジネスシーンで役立ててみましょう。また、コミケでの誕生日席についてもご紹介していきます。
目次
そもそも誕生日席って何?
誕生日席という言葉を聞いたことはありますか?誕生日席は誕生日の人が座る席という意味でも使われますが、それだけではありません。誕生日席とはテーブルに座る時の場所のことを意味していて、イベントやビジネスなどでも使われる言葉です。今回は誕生日席について詳しくご紹介していきますので、みていきましょう。
誕生日席とは
誕生日席とは長方形のテーブルの時に、短い辺になる席のことをいいます。コの字にテーブルが配置されていた場合には、コの時の縦の「│」の部分ですね。誕生日で主役が座るような席ということから誕生日席という名前がつけられました。誕生日席はイベントだけでなくオフィスやビジネスシーンでも使われます。またみんなを見渡せることから、司会の人や議長の人が座ることもあります。
円卓の場合の誕生日席
長方形のテーブルと違い円卓の場合は誕生日席が分かりづらいですが、部屋のドアから一番遠い席が誕生日席になります。円卓の場合の誕生日席は、ビジネスマナーでは「上座」と呼ばれる位置ですので、覚えておきましょう。
誕生日席に正式名称はあるの?
誕生日席の正式名称についてご紹介していきます。誕生日席には正式名称はあるのでしょうか?また、誕生日席の違う呼び方についてもみていきましょう。
明確な正式名称はない
誕生日席に正式な名称はありません。もともとは誕生日会などで誕生日の人が座る席を誕生日席と呼んでいたことから、主役の人や議長などが座る場所が誕生日席という呼び方をされるようになりました。
シーンによって違う呼び方も
誕生日席は、シーンによっては違う呼び方をされることもあります。オフィスでは「議長席」という呼び方をしますし、店舗運営などでは「エンド」や「島エンド」などの呼び方をします。
席順(席次)のマナーについて解説!
次に席次のマナーについてご紹介します。普段の生活で席次を意識することは少ないですよね。ですが上座や下座などの席次のマナーを覚えておくことで、色々なシーンで役立ちますので覚えておきましょう。
上座とは
上座とは、目上の人や上司やお客様が座る席のことを意味します。仕事などで接待する場合も、お客様は上座に案内するよう決まっています。接待室などの部屋の場合の上座は入口から一番遠い場所です。また、タクシーでの上座は運転席の後ろになります。
下座とは
上座と反対に、下座とは目下の人や接待する側が座る席のことです。接待室などでは下座は入口から近い場所、タクシーなどでは下座は助手席になります。職場で上司と同じテーブルに座る場合には、自分が下座に座るように意識しましょう。
上座と下座が大切な理由
普段なかなか席次を意識することは少ないと思いますが、席次を覚えておくことは大切なことです。特に役職や順位を大切にする日本人は、上座や下座を明確にすることで自分の存在をアピールします。大切なお客様や目上の人と接する時に上座や下座のマナーを守ることで、自分が大切に扱われていると実感させることができます。逆に目下の人に上座に座られてしまうと、良い思いをしないという人も多いでしょう。
誕生日席は上座か下座か?ビジネスシーンで重要!
誕生日席が上座なのか下座なのか気になる人も多いのではないでしょうか。上座とは、入口から一番遠い席のことを表しますよね。テーブルの配置にもよりますが、誕生日席は上座という場合が多いでしょう。
お誕生席の別の呼び方7選!こんなにいろいろある!
次に、誕生日席の別の呼び方をご紹介します。誕生日席には色々な呼び方がありますのでみていきましょう。
①誕生石
「誕生石」とは、誕生日席という言葉の「誤変換当て字」です。誤変換当て字とは、パソコンで文字を入力する時にわざと変換を間違えて表記する方法のことです。
②胆石
「胆石」も誕生石と同じように、誕生日席の誤変換当て字です。胆石は、コミケなどで使われることが多い呼び方です。
③エンド
誕生日席は、店舗運営などで商品を陳列する際には「エンド」という呼び方をします。エンドとは目に付きやすい場所を意味しています。
④島エンド
エンドと同じく商品陳列の時に使われるのが「島エンド」です。目につきやすく大量に商品を陳列出来るスペースのことです。
⑤課長席
誕生日席はオフィスなどでは「課長席」という呼び方をされることもあります。課長は社員を見渡せる席に座っていることも多いですよね。
⑥班長席
誕生日席は学校などでは「班長席」とも呼ばれることがあります。みんなをまとめる班長は周りを見渡しやすい席についた方が良いことから、みんなを見渡すことができる席に班長が座るようになりました。
⑦主役の席
誕生日席とは「主役の席」という呼び方をされることもあります。誕生日席は目立つ場所ですよね。なので誕生日でなくても、イベントの主役の人が座る席ということで主役の席と呼ばれています。
誕生日席に座る人5パターン!挨拶にも気を配ろう!
次に、誕生日席に座る人について紹介していきます。誕生日席に座る人は、誕生日の人や主役の人だけではありません。上司や司会の人なども誕生日席に座ります。誕生日席に座る人のパターンをご紹介しますので、席次を考える時の参考にしましょう。またビジネスシーンで挨拶をする時のマナーもご紹介しますので、挨拶をする時の参考にしてみてくださいね。
①主役
誕生日の人でなくても、イベントやパーティーの主役は誕生日席に座ります。みんなから注目される席ですので、誕生日席には必ず主役の人が座れるように席次を工夫しましょう。また、初めの挨拶は主役の人がするように気を配りましょう。
②議長
会議などで話しを進める議長は、誕生日席に座った方が良いでしょう。誕生日席に座ることでみんなの意見が聞きやすいですし、みんなを見渡せるので良いですよ。
③司会
誕生日席には、司会の人が座る場合もあります。司会の人が誕生日に座ることで、進行しやすくスムーズに進めることができますよ。また、コの字のテーブルの場合には、司会の人から近い順に上座を決めていきます。司会のことがみやすく司会の挨拶が聞きやすい場所が上座になるということです。
④目上の人
誕生日席は上座である場合が多いので、目上の人を案内しましょう。上座や下座を意識した案内ができると、ビジネスシーンで役立ちますよ。ビジネスシーン以外でも目上の人は上座に案内すると覚えておきましょう。
⑤上司
ビジネスシーンでは、誕生日席に上司を案内しましょう。上座や下座を意識できると、上司からも信頼されるようになります。また上司がたくさん集まる場合には、役職の高い人から誕生日席に案内します。
席次とは反対に、挨拶の場合は役職の低い人から順番に挨拶をします。その場に社内の人間と社内の人間がいる場合には、社内の人から先に挨拶をするのがマナーですので覚えておきましょう。
誕生日席と関係が深いコミケ(コミックマーケット)について解説!
次に誕生日席とコミケについてご紹介します。コミケとは同人誌即売会場のことです。同人誌を買う人や売る人が集まる会場ですが、コミケの会場でも誕生日席といわれる席が存在します。コミケにおいての誕生日席は価値のあるものだとされていますので、みていきましょう。
コミケにおいての誕生日席とは?
コミケにおいての誕生日席とは、机を並べて作られたスペースの両端のことをいいます。誕生日席はスペースが広いため、行列ができても並ぶことができます。なのでサークルの人気が出てくると誕生日席に座る場合が多いです。
一緒に使われる「島」と「壁」とは?
コミケでは、誕生日席と一緒に「島」や「壁」という言葉が使われます。島とはコミケで設置されている机を意味します。また、そこに配置されるサークルを島サークルと呼びます。壁とはコミケで人気のサークルのことです。人気のサークルは混雑を避けるため壁側に設置されることが多く、壁はサークル活動をする人にとって憧れの場所でもあります。
コミケでの誕生日席の価値
コミケでは人気のあるサークルが壁や誕生日席に配置されます。人気のあるサークルは混雑することが多いので、列が作りやすい場所に配置するように決まっているんですね。誕生日席に配置されることは、人気のサークルになったという証でもあります。
お誕生日席を理解してビジネスシーンでも正しく使おう!
誕生日席についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。誕生日席はイベントの主役や司会が座ったり、ビジネスシーンでは上司やお客様が座る席でもあります。上座や下座についてもご紹介しましたので、ビジネスマナーを覚えて上司やお客様に良い対応ができるようにしましょう。
イベントなどでの席次を決めるのは難しいかもしれないですが、上座や下座を覚えておくと決やすいですよ。また、コミケでの誕生日席は人気のサークルになったことを意味します。誕生日席には色々な呼び方もありますので、覚えておくと役立ちますよ。