速聴の効果的なやり方とは?始め方・メリット・注意点も!

頭の回転がよくなるなど、様々な効果・メリットがあるとされる「速聴」。ビジネスマンのスキルアップや学生の学力向上のために、ただ聴くことを繰り返すだけでいいとされています。ここでは速聴の効果について詳しく解説していきます。速聴のやり方や注意点もご紹介しましょう。

速聴の効果的なやり方とは?始め方・メリット・注意点も!のイメージ

目次

  1. 1速聴の効果について徹底分析!
  2. 2そもそも速聴ってなに?
  3. 3速聴をするメリットとは?6つ紹介!
  4. 4速聴の始め方を3つ紹介!
  5. 5速聴の効果的なやり方4ステップ!
  6. 6今すぐ簡単に速聴音源を得る方法3つ紹介!
  7. 7速聴を使っている人はどんな人?
  8. 8速聴をするときの注意点3つ!
  9. 9速聴を使って、頭の回転をよくしよう!

速聴の効果について徹底分析!

「速聴」という言葉を聞いたことはありますか?「速読」なら知っているという人は多いかもしれません。いずれも読んで字のごとく、速読は速く読むこと、速聴は速く聴くことです。では、速聴すること、つまり速く聴くことで、どのような効果を期待できるのでしょうか?

実は速聴を繰り返すことには大きなメリットがあります。ここでは速聴のメリットを解説するだけでなく、速聴のやり方・始め方、注意点などもまとめています。集中力が高まったり、頭の回転がよくなると言われる速聴は、ビジネスマンや英語を学びたい人、学生の間でも日々の習慣にする人が増えています。速聴の効果やメリットを知って、ぜひ実践してみてください!

女性

そもそも速聴ってなに?

そもそも速聴とはなにをすることなのか、もう少し詳しく説明します。速聴は通常よりも速いスピードで音声を再生し、聞き取ることです。速聴を繰り返すことで頭の回転が高速となります。特に脳の側頭葉の「聴覚系言語中枢」を刺激する効果があると言われています。脳の言語を理解する部分を活性化する効果があるのです。

速聴で使用する音声は基本的にどのようなものでも構いません。英会話の教材でもいいですし、音楽を速聴する方法もあります。ただし速聴の効果を得るためには、正しいやり方で継続して繰り返すことが大切です。

効果はどれくらいで実感できるの?

速聴の効果を実感するためには少し時間がかかります。まず、耳が慣れるまでに時間がかかるでしょう。速聴の正しいやり方で、1日15分程度を毎日繰り返す必要があります。個人差はありますが、だいたい1か月程度で効果が表れるとされています。

しかし、速聴の効果は目に見えるものではありません。継続的に速聴を繰り返すうち、気がついたらなんとなく、という効果なら多くの人が感じることができるでしょう。中には驚くほど仕事や勉強の能率が上がるようになったと実感できる人もいます。

スマホとヘッドフォン

速聴をするメリットとは?6つ紹介!

まずは速聴を繰り返すことで得られるメリットについてお話ししましょう。先ほどお話ししたように、実際の効果を実感できるまでには時間がかかることもありますが、速聴を継続的に行なうことで大きなメリットがあるのです。

①作業時間の短縮ができる

私たちの脳の大部分は普段眠っていると言われています。速聴を集中的に行うことで、この眠っている部分の脳を活性化できるとされています。普段なら処理できない情報を理解しようと、脳神経細胞が活発に働きだすのです。速聴は脳の筋トレのようなものと考えるとわかりやすいでしょう。

脳が活性化されると、情報処理能力が向上します。頭の回転が速くなって、次第にいろいろな作業時間が短縮されていくことに気づくでしょう。速聴の大きなメリットです。

効率

②効率的にさまざまなことを学べる

先ほどお話しした作業時間が短縮されるということは、つまり効率的にさまざまなことを学べるようにもなるということです。これも速聴のメリットとして、学生が行う理由でもあります。速聴は英語学習でも効果があるとされています。リスニング力を速聴で鍛えることで、ノーマルスピードの英語が格段に聞き取りやすくなるのです。

速聴の学習におけるメリットは英語だけではありません。速聴で脳トレを繰り返すことで、集中力が高まったり、記憶力もよくなるなどの効果が期待できるのです。学生だけでなく多忙な社会人も、資格試験に向けての勉強などを効率的に行うことができるでしょう。

本とヘッドフォン

③場所を選ばず、どこでも実践できる

速聴のやり方として、基本的に場所はどこでも構いません。場所を選ばず実践できるのが速聴のメリットです。速聴を行うのにおすすめの時間帯は朝です。朝の時間帯は脳内物質のセロトニンが作られます。セロトニンには精神の安定作用があり、速聴は脳がリラックスした状態で行なうと、最大の効果が得られるとされています。

場所を選ばないため、速聴を朝の通勤時間に実践する人も多くいます。また、朝の軽い運動や散歩などと併用することで、頭の回転も速くなる効果があり、一日を爽やかにスタートできるでしょう。

電車内

④右脳に働きかけるため頭の回転がよくなる

通常より速いスピードで何かを聞き取ろうとすると、右脳が活性化されます。ある一定のスピードを超えると左脳がついてこられなくなるためです。左脳は通常「論理」を処理し、右脳は「感覚」をつかさどります。つまり、通常のスピードでリスニングを行うと、左脳でひとつひとつ理解しながら解釈していきます。一方、速聴では左脳で論理的に理解できなくても、なんとか聞き取ろうと右脳が働き始めるのです。こうして右脳に働きかけることで、頭の回転がよくなる効果も速聴のメリットです。

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⑤集中力を高めることができる

集中力を高めることができるのも、速聴の大きなメリットのひとつです。速聴を始めて間もない頃は、速い音声をなんとか聞き取ろうとして意識を集中します。速聴に慣れると集中力も落ちてきて、音声がただのBGMになってしまう場合があります。そうなると速聴の効果が期待できなくなるため、やはり集中することを繰り返す必要があります。自然と集中力を身につけていくことができるでしょう。

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⑥繰り返しすることで記憶力が上がる

先ほど速聴を行なうと右脳が活性化されるというお話をしました。右脳は左脳よりも100万倍以上の記憶容量を持っています。つまり、右脳を働かせることによって、記憶力の向上も期待できるというメリットがあります。記憶力がすぐによくなるような効果はありませんが、速聴を正しいやり方で集中して繰り返すことが大切です。

女性

速聴の始め方を3つ紹介!

速聴のメリットはなんとなく理解できても、始め方がわからない人も多いでしょう。速聴の効果には個人差があると言われているため、まずは実践してみないことには効果も何もわかりません。速聴の始め方を具体的にご紹介します。

①速聴用の音源を用意

まず、速聴用の音源を用意しましょう。速聴の始め方として、いきなり高額な教材を購入するのはハードルを上げてしまいます。書店やネットで手軽に購入できる速聴用のオーディオブックなどで十分です。

②ひたすら聴き続ける

速聴の始め方は簡単です。ひらすら速い音声を聴き続けるだけです。最初は聞き取れず、慣れるまでは時間がかかるかもしれません。それでも速聴を繰り返すことに集中してみてください。耳が慣れると、少しずつ速い音声も理解できるようになります。

女性

③ヘッドフォンを使うとよく聴こえるため効果的

効率的に効果を実感するために、速聴の始め方としてヘッドフォンを用意しましょう。ヘッドフォンで余計な音を遮断することで、速聴の音源に意識を集中させることができます。耳が勝手に複数の音を聞き取ろうと働いてしまうと、マルチタスクになって速聴の効果を落としてしまうので注意が必要です。

ヘッドフォン

速聴の効果的なやり方4ステップ!

始め方は簡単な速聴ですが、効果的なやり方というのもあります。やり方が間違っていると、なかなか効果も実感できないため注意しましょう。速聴の効果的なやり方を4つのステップに分けて説明します。

①2倍速で耳を鳴らす

速聴には2倍速・3倍速・4倍速などのスピードがあります。始め方としては2倍速で耳が慣れるようにしてみましょう。2倍速までなら音声が普通に聞き取れるはずです。

女性

②3倍速にチャレンジ

2倍速で音声が聞き取れることを確認したら、次に3倍速にチャレンジしてみましょう。速聴は段階的にスピードを上げていくのが効果的なやり方です。いきなり高速から始めるやり方では、耳が慣れる前に挫折しかねないため注意が必要です。3倍速でさえ何を言っているのかわからないと感じる人もいるかもしれません。それでも耳がスピードに慣れるように意識を集中させてみてください。

男性の絵

③更に4倍速にチャレンジ

3倍速に少し耳が慣れる段階まできたら、さらに4倍速に挑戦してみましょう。4倍速はかなり速いため、いきなり理解するのは難しいでしょう。やり方として、4倍速では聞き取るというよりも、聞き流すだけでも大丈夫です。スピードに耳が慣れることを目的としてみてください。

脳

④再度3倍速を聞く

速聴のやり方のポイントとして、4倍速までスピードを上げたら、再度3倍速を聞いてみることです。速い音声に耳が慣れると、3倍速の音声でも聞き取りやすくなっていることに気づくはずです。さらにノーマルスピードに戻してみると、非常にゆっくりと感じられるでしょう。普段は聞き逃していたような部分まで明瞭に聞き取れている効果を実感できます。

速聴の始め方はひたすら聴き続けるという簡単なものですが、徐々に耳が慣れることで効果が表れてきます。速聴を繰り返すことは根気を必要とする作業でもあります。聴く習慣を身につけることが大切なのです。

今すぐ簡単に速聴音源を得る方法3つ紹介!

今すぐ簡単に速聴を試せる始め方もあります。速聴用のオーディオブックを購入する前に、まずは耳が速聴に慣れるのか、速聴を繰り返す作業を続けられそうか、試してみてからでも遅くはありません。身近にある速聴用の効果的な音源をご紹介しましょう。

①YouTube

YouTubeも速聴用の音源になります。YouTubeの検索欄に「速聴」と入れると、様々な速聴用の動画があることがわかるでしょう。動画の右下にある歯車マークをクリックすれば、スピードを変更することが可能です。まずは2倍速あたりで効果があるか試してみましょう。

タブレット

②iPhoneのPodcast App

iPhoneを使っているなら、iOS6からデフォルトでインストールされているPodcast Appというアプリを使用して速聴が可能です。このアプリから音声ファイルをダウンロードできます。Podcast Appで好みの音源をiPhoneに入れましょう。画面を上にスクロールさせると、1xというアイコンがあります。この速度を表わすアイコンで2倍速や3倍速などのスピードを選択し、手軽に速聴を試すことができます。

女性

③速聴Music

「速聴Music」というアプリも簡単に速聴を試すのに便利です。iPhoneに入れてある音楽ファイルを1.5倍速まで速めることができるアプリです。ただ、注意点としてこの方法は速聴の上級者には向きません。まずは速聴に耳が慣れるか試してみたい人におすすめの方法です。

iPhone

速聴を使っている人はどんな人?

実際に速聴を使っている人は年齢層も幅広く、さまざまな人がいます。求める効果も人それぞれです。どのような効果を期待して、どのような人たちが速聴を行っているのか見ていきましょう。

スキルアップを目指すビジネスマン

速聴を実践している人にはスキルアップを目指すビジネスマンが挙げられます。仕事では頭の回転の速さが求められることが多々あります。資料を理解したり、会議や交渉などのコミュニケーションの場面でも頭の回転の速さは必要です。理解力や知識不足という状態では、昇進・昇格にも影響するでしょう。

こうした仕事で必要とされるスキルを向上させるために、速聴は効果を発揮します。頭の回転が速くなることで理解も早まります。文章の読み取りや会話がスムーズになったり、素早い判断も行えるようになるでしょう。速聴によって仕事の生産性がアップする効果が期待できるのです。

パソコンとヘッドフォン

英語のリスニング力を強化したい人

英語のリスニング力を強化したい人にも速聴は効果を発揮します。日本人は英語のリスニングを苦手とする人が多くいます。過去の学校教育がリスニング力を強化するものでなかったことも理由でしょう。

加えて、日本語は聞いて理解するときに母音を重視する言語ですが、英語は子音を聞き取る必要があります。速聴で英語のリスニングを行うと、母音が聞き取りにくくなり、逆に子音が強調されます。この英語の子音が聞き分けられるようになることで、リスニング力がアップする効果があるのです。速聴で英語に慣れると、ノーマルスピードの英語がゆっくりと理解しやすく感じるでしょう。

アルファベット

学力アップを目指す学生

ここまでお話してきたとおり、速聴には集中力・記憶力のアップや頭の回転が速くなるなどの効果があります。情報処理能力を向上させ、作業効率も高めます。それはすなわち、学力アップを目指す学生にも効果があるということです。速聴は脳の筋トレであるというお話もしました。筋トレも1日2日では効果が表れませんが、速聴も繰り返すことで次第に脳が鍛えられ、勉強にも大いに効果が期待できると言えるでしょう。

女の子

速聴をするときの注意点3つ!

いろいろな効果が得られる速聴ですが、やり方には注意点もあります。やり方を間違えると、速聴の効果がないばかりか、ただ時間を無駄にしてしまうことにもなりかねません。速聴をするときの注意点をまとめてみます。

①疲れている時にはしない

疲れている時には速聴をしないというのも注意点のひとつです。疲れているときは集中力が持続しません。休息や睡眠に意識が向いてしまうからです。本来、人が最も成果を上げられるのはリラックスしているときと言われています。焦ったり慌てているような状態でも、速聴の効果は実感しにくくなるため注意が必要です。

女性

②長時間やり過ぎない

最初にお伝えしたとおり、速聴は1日15分程度が目安となります。長時間やり過ぎないというのも注意点です。疲れているときには速聴の効果が鈍るのと同じで、長時間やっても集中力が持続しないのです。速聴で注意すべきポイントとして、短時間で集中して行なうということを心がけましょう。それが無駄に時間を使うことなく速聴の効果を得られるやり方です。

腕時計

③騒音があるなど、うるさいところでやってもあまり効果が出ない

速聴のやり方としてヘッドフォンの使用をおすすめしました。閉ざされた聴覚の中で速聴に集中することで、効果を得られるためです。騒音に邪魔されるなど、うるさい環境では効果があまり感じられないでしょう。これも速聴の注意点として留意してください。

女性

速聴を使って、頭の回転をよくしよう!

速聴は手軽に始めることができる脳トレです。継続することが大切ですが、ただ聴くだけで頭の回転がよくなる効果があるなら、試してみる価値はあるのではないでしょうか?速聴用の音源も自分が楽しいと感じられるものを選べば、長く続けられるはずです。速聴は集中して行なうと、ある種の高揚感を得られという人もいます。一日の始まりの習慣にしてみるのもいいかもしれません。

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この記事のライター
chawa

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