『めざとい』の意味や使い方とは?めざとい人の特徴13選も!
『めざとい』という言葉はあまり使われない言葉ですよね。『めざとい』の使い方によっては、良い意味にも捉えられるし、悪い意味にも捉えられる場合もあります。人の捉え方次第とも言えるでしょう。『めざとい』の意味や使い方、めざとい人の特徴についてもまとめてみました。
目次
『めざとい』はどういう意味?褒め言葉なの?
『めざとい』はよく使われる言葉ではありませんね。『めざとい』は褒め言葉に聞こえることもありますが、「この人嫌味で言ったのかな?」と思うこともあります。人の捉え方次第でどっちにも聞こえるのです。『めざとい』という言葉の使い方を理解して、上手に使えるようになれたら良いですね。
『めざとい』の意味や使い方を詳しく解説!
『めざとい』にはどんな意味があるのでしょうか?意味や使い方、漢字についても詳しく解説していきます。
『めざとい』には2つの意味がある
『めざとい』には2つの意味があります。1つ目は、他の人がまだ見つけられていないのに見つけるのが素早いという意味です。見つけるのが素早いと褒めているのか、目を光らせて見すぎて怖いと思われているのか、解釈の仕方によって変わってきます。
2つ目は、ちょっとした物音でも目が覚めてしまうといった意味があります。この2つの意味を理解して使い方を覚えましょう。
『めざとい』の漢字について
『めざとい』とは漢字でどう書くのでしょうか?『めざとい』をあまり漢字で書くことは少ないかもしれませんね。漢字では『目聡い』『目敏い』と書きます。一般的には『目敏い』という漢字が使われているようです。目を光らせて見ていると言うと怖いイメージがありますが、よく見ている、良い目をしていると言われていると思ったら、褒め言葉として聞こえるでしょう。
『めざとい』の良い意味での使い方
『めざとい』の良い意味での使われ方には何があるでしょうか?『めざとい』の例文を見ていきましょう。
「この服セールで70%OFFで買ったんだよ~!」「いい服見つけたね。そんなに安く買えるなんてめざといね~」といった具合で使われます。見つけるのがうまいという気持ちがあるのです。また、いい物を見つけてうらやましいという意味も込められています。
『めざとい』の悪い意味での使い方
『めざとい』の悪い意味での使い方にはどんなのがあるのでしょうか?悪い意味ではずる賢いという意味で使われます。話の流れで「あの人はめざといところがあるしね~」なんて言われたら、悪いイメージに捉えられるでしょう。
『めざとい』の類義語や英語表現は?
『めざとい』の類義語や英語表現には何があるのでしょうか?見ていきましょう。
『めざとい』の類義語
『めざとい』というのは、自分の得になることを見つけるのが早いという意味です。それと似た類義語は2つあります。『めざとい』の類義語には、「鼻が利く」「目が早い」という2つの類義語があります。1つ目の類義語の「鼻が利く」は、嗅覚が優れていることから、敏感に見つけ出すことがうまいという意味です。2つ目の類義語である「目が早い」は、目で見つけるのが素早いという意味があります。
『めざとい』の対義語
『めざとい』の対義語には、「寝坊」「寝穢い」があります。『めざとい』の2つ目の意味は目が覚めてしまうでした。その対義語として、いつまでも眠ってしまうという意味がある2つの言葉があります。
『めざとい』の英語表現
『めざとい』を英語で表現することもあるでしょう。『めざとい』を英語で表現すると、”sharp‐eyed”や”quick-sighted”という英語があります。どちらも「目が早い」という意味の英語になります。ですから『めざとい』を英語を使って表現する時は、どちらでもOKです。
めざとい人の特徴13選!
めざといについて理解したところで、めざとい人の特徴とは何なのか見ていきましょう。13個ご紹介します。
いつも周りに気を配っている
めざとい人は、いつも周りに気を配っているところがあります。よく見て状況を判断する力があるので、常に先を見て行動することができます。気配りができる良い人だと思われることが多いでしょう。
観察力に優れている
めざとい人の特徴は、観察力に優れているところです。周りを常によく見て、周りの人がどうしたいのかを理解して、行動することができます。あまりジロジロ見ることは気持ち悪いと思われることもあるかもしれませんが、それだけよく相手を見て、先のことを想像することができる人間です。
分析能力がとても高い
分析能力がとても高いことも、めざとい人の特徴です。相手をよく見て、分析することで、「この人はこうしたい」「この人はこういう人間なんだ」ということがわかります。日常生活の中でも、好奇心旺盛なところがあるため、分析能力がとても高くなるのです。
率先して動く
めざとい人には率先して動くという特徴があります。周りから何も言われなくても、「こうやったら喜んでくれる」「こうしてほしいと思っている」というのを感じ取れるため、自らテキパキと動くことができるのです。ですから周りがやりたくないという仕事でも、自分が積極的に引き受けることもあります。周りからは頼りになり、良い人という風に見られることも多いでしょう。
ポジティブで前向き
あなたはポジティブに考えられる人ですか?めざとい人はポジティブで前向きに考えることができるという特徴を持っています。何でもネガティブに考える人と一緒にいるよりは、ポジティブに考えられる人と一緒にいた方が人生楽しいと思うことも多いでしょう。
めざとい人は、常に自分の得することを探して行動しています。めざとい人と一緒にいると、自分も幸せになれることも多いです。めざとい人の考え方や行動が、とても勉強になるでしょう。
人や物をよく褒める
よく相手や物を褒める人もいますよね。よく褒めるのもめざとい人の特徴です。褒められて嫌な気分になる人はいないのではないでしょうか。めざとい人は、よく褒めて、相手を良い気分にさせます。人の悪口など自分の評価が下がるようなことはしません。相手を褒めることで、自分が得をすることもあると考えているのです。
陰で支える人にも感謝を忘れない
めざとい人は、陰で支える人にも感謝を忘れません。感謝することで、「周りにも感謝できる良い人」と思われることでしょう。自分本位な人は、自分さえ良ければ良いと思っているので、周りに感謝することがありません。感謝することで、自分にとって得することがある可能性も考えられます。
噂話や陰口は嫌い
めざとい人は、噂話や陰口は嫌いなところがあります。噂話は確証がないため信用しません。また陰口を言って、自分が得することはないですよね。めざとい人は、自分の得になることをします。
正義感が強い
正義感が強いのもめざとい人の特徴です。めざとい人は良いことをするのが好きなので、悪いことでもポジティブに考え、良いことに持っていこうとします。そういうところが正義感が強いと言われる理由なのです。
相手の立場になって考えることができる
めざとい人は、相手の立場になって考えることができます。相手がどう思っているかなど、相手をよく観察する力が備わっているため、相手を励ましたり、アドバイスをしてあげたりすることができるのです。
物事をそつなくこなせる
物事をそつなくこなせるということも、めざとい人の特徴です。自分が何をやれば良いのか、先を見通して考えることができるため、物事もそつなくこなすことができます。周りからは「できる人」と思われることも多いでしょう。
いつも気持ちに余裕がある
めざとい人は、いつも気持ちに余裕があります。気持ちに余裕がないと、イライラしたりストレスが溜まることが多くなります。めざとい人は、ポジティブで前向きな考え方ができるので、悪い結果になっても、良い方向に持っていこうとするため、いつも気持ちに余裕があるのです。
愛情をもって人に接している
愛情をもって人に接しているというのも、めざとい人です。相手のことを考えられるというのはそれだけ愛情をもっているということになります。相手のことをもっと理解したいし、自分のことももっと知ってもらいたいと思っているのです。お互いに刺激し合える関係を望んでいて、自分の得する情報を得ようとします。めざとい人は、自分だけが得をする方法を見つけるのではなくて、相手と一緒に得する方法を考えるのです。
めざとい人に対する周囲のイメージは?
めざとい人のことをどう思いますか?めざとい人に対する周囲のイメージを見ていきましょう。
見返りで行動していると思われる
めざとい人は、見返りで行動していると思われることです。めざとい人は気配り上手なため、評価してもらいたいから行動していると思われがちです。よく上司に媚を売っていると言われることもあるでしょう。しかしそれが相手にとっても良いと思いやっていることなので、見返りを求めているわけではないのです。
ただの目立ちたがりだと思われる
ただの目立ちたがりだと思われることも。めざとい人は、相手の立場になって考えながら行動しているので、それが目立ってしまう場合もあります。それが目立ちたがりで周りからは煙たがれる原因になる可能性も考えられます。
裏表がありそうだと思われる
裏表がありそうだと思われるのもあざとい人です。相手のことを考えながら良かれと思ってやっていることが、「何か企んでいるのでは?」という気持ちになって怖くなることもあります。本当はその人のためになることをやっているだけなのに、裏表がありそうで距離感を置かれることもあるのです。
八方美人だと思われる
周りからは八方美人だと思われることもあります。とにかく褒めることが上手なので、誰に対してもいい顔をして媚びていると思われてしまいます。誰に対しても同じような行動は取りますが、相手の意見に反論することなく、何でもかんでも賛成するわけではありません。正しくないことをした場合、正しくないことを言ってきた場合は、そこは遠慮なく発言をします。
良い意味でのめざとい人になる方法4選!
めざとい人は良い意味で使われたり、悪い意味で使われたりすることもあります。良い意味でのめざとい人になる方法を4つご紹介します。
裏表なく本心で動く
良い意味でのめざとい人になる方法は、裏表なく本心で動くことです。相手にしたことに対して、「何か企んでいるのでは?」と思われたくないですよね。相手がこうしてほしいからというわけではなく、自分の本心に従って動きましょう。
見返りを求めずさりげなく動く
「これをしてあげたんだから、これくらいしてくれて当然でしょ?」という態度は出さないようにしましょう。見返りを求めることで、悪い意味であざとい人だと言われてしまいます。見返りを求めずさりげなく動くようにすることが大切です。
人や物に感謝する
人や物に感謝する気持ちってありますか?良い意味でめざとい人になるには、相手をじっくり観察して、相手の良いところをたくさん見つけることです。良いところを見つけることができたら、そこに感謝することができるようになります。
過剰な期待はしない
自分がしたことに対して、同じようにしてもらえると思ってはいけません。相手に対して、過剰な期待は悪いイメージに捉えられます。過剰な期待はしないで、あくまで自然体でいるようにしましょう。
『めざとい』と『あざとい』の意味の違いは?
『めざとい』に似た言葉で、『あざとい』という言葉があります。『めざとい』と『あざとい』の違いは何なのでしょうか?この2つの違いは、相手に対して本心で動いているか動いていないかの違いになります。『めざとい』は良い意味で見つけるのが早い、素早いという意味です。
しかし『あざとい』は、気配りが上手に見えて、実はずる賢かったり、自分の利益のためだけに動いているところがあるのです。そのような違いがあります。『めざとい』は良いイメージはあるけど。、『あざとい』は悪いイメージとして扱われることが多いです。『めざとい』と『あざとい』の違いや使い方を覚えて、うまく使い分けをしましょう。
めざといを日常生活で使う時はニュアンスに注意しよう!
めざといという言葉には、見つけるのが早い・素早いという意味があるのです。めざといを漢字にすると、「目聡い」「目敏い」がありますが、一般的な漢字としては「目敏い」が使われています。めざといと似ている言葉に、あざといがあります。言葉は似ていますが、意味は違いますので、間違いのないように使うことが大切です。
めざといという言葉を日常で使うことはあまりないかもしれませんが、めざといを日常生活で使う時はニュアンスに注意して使うようにしましょう。