たぬきをペットとして飼う方法!寿命・値段・おすすめの種類も解説!
たぬきをペットとして飼う方法をご紹介します。たぬきの寿命や鳴き方、ペットショップで販売許可されないのかなどを徹底解説していきます。たぬきはなつくのかや、飼育方法を詳しくご紹介しますので、たぬきの飼育の参考にしてみてくださいね。
目次
たぬきはペットにできるの?
最近、珍しいペットを飼う人が増えていますよね。カワウソやフクロウなど、珍しいペットは可愛いですが、飼い方がよくわからなかったり、どこで販売されているのかや、販売許可されているのかもわからないですよね。
そこで今回は、珍しいペット「たぬき」についてご紹介していきます。たぬきとはどんな動物なのでしょうか。たぬきはなつくのかどうかやたぬきの鳴き方、そしてペットとして飼う事はできるのかどうかなどを見ていきましょう。
たぬきはどんな動物?ペットとしてなつくの?
まずはたぬきの生態についてご紹介していきます。たぬきを知っている人は多いですが、詳しい生態については知らない人が多いのではないでしょうか。普段野生のたぬきが食べているものや、オスメスの見分け方、たぬきの大きさや体重など、たぬきの生体を知り、たぬきをペットとして飼育する際の参考にしてみてくださいね。
たぬきの生態
まずはたぬきの生態からご紹介していきます。野生のたぬきは里山などで生活しています。主に果実や昆虫などの無脊椎動物を食べています。たぬきは雑食に近く、魚や甲殻類、小さい哺乳類や時には大型の哺乳類も食べます。動物の死骸や生ごみを食べることもありますよ。
たぬきの大きさ・体重
たぬきの体重は、3〜6kgです。全長は70〜80cmと、意外と大きいと感じるかも知れないですが、たぬきは尻尾が長く、尻尾だけで約20cmもあります。
性別の区別
たぬきは性別の区別がほとんどつきません。見分けがつかない事も多いですが、よく見るとメスの方がオスよりも一回り大きいようです。
たぬきはなつく?
たぬきは自然界で暮らしていて、人と暮らす機会がほとんど無い動物です。そのため、非常に警戒心の強い動物です。ペットとして飼っているとなついてくれる事もありますが、なついてもらうためにはたぬきの生態をよく知る必要があります。
しつけは厳禁!
たぬきをペットとして飼う場合には、しつけは厳禁です。たぬきは人と接する機会が無く、山で育つためとても警戒心が強い動物です。そのため犬や猫などのペットのようにたぬきをしつけるのは、ほぼ無理だと考えて良いでしょう。実はたぬきは害獣指定されている動物です。
そのことからもわかるように、人間に心を許す事は少なく、犬などのペットのようにしつけをするのは難しいと言えます。
たぬきはペットショップで購入できる?値段は?
いざたぬきを買おうと思っても、たぬきはどこで販売されているのでしょうか。ペットショップなどでもたぬきを見かける事は無いですよね。そこで、たぬきの販売場所や値段について調べたので見ていきましょう。たぬきはペットショップで販売されないのかについてもご紹介します。
たぬきはペットショップで販売されていない
たぬきをペットにしようと思った時に、まず考えるのがペットショップでの購入ですよね。調べたところ、ペットショップでのたぬきの販売はされないようです。害獣指定されている動物ですので、ペットショップでは販売許可されないのかもしれませんね。そのため、たぬきの値段も不明です。
では、たぬきをどうしてもペットにしたいと思った時にはどうすれば良いのでしょうか。次に、たぬきをペットにするための方法をご紹介しますので、ご覧ください。
たぬきをペットにするには?
たぬきをペットにするためには、野生のたぬきを保護する方法があります。しかし、野生のたぬきは人になつくことが少ないので、保護する時にも注意が必要です。
たぬきを保護した時はどうすればいい?
たぬきを保護してペットとして飼うには、手続きが必要です。たぬきは「鳥獣保護法」が認められている動物のため保護しても勝手にペットとして飼うことが出来ません。保護したたぬきを一時的にペットとして飼育する場合には、各自治体に「生涯飼養許可」を申請しましょう。
また、たぬきは普通はペットとして飼育されない動物ですので、たぬきをペットとして飼育する時には、事前にたぬきの生態や病気などを調べておく必要がありますね。ペットショップでも販売されない動物なので、動物病院で診察されない場合もあります。たぬきを保護した時には、病気の有無や健康状態を調べる必要がありますので、必ず一度はたぬきを診察している病院に連れて行くことをおすすめします。
たぬきを保護したら届出を忘れずに
たぬきを保護してペットとして飼育する場合には、必ず届出をしましょう。届出を出さないでペットとして飼育してしまうと違反になってしまいますので、気をつけてくださいね。
たぬきをペットとして飼育する時の疑問点4選!
次に、たぬきをペットとして飼育する時の疑問点をご紹介していきます。たぬきを飼育している人は少ないので、飼育の仕方がわからない人も多いですよね。
たぬきの餌は?
たぬきは基本的に雑食ですので、なんでも食べることが出来ます。たぬきの栄養や健康を考えるとドッグフードがお勧めだと言われていますが、野菜なども食べさせることが出来ます。
たぬきの鳴き声は?
たぬきはあまり鳴かない動物です。なのでペットとして飼っていても鳴き声を聞くことが少ないでしょう。まれに威嚇の時に鳴き声を聞く場合がありますが、鳴き声というよりは、遠吠えのような感じですね。たぬきの鳴き声の動画がありますので、たぬきの鳴き声を聞きたい人は、こちらをご覧下さい。
たぬきの鳴き声を初めて聞いたという人も多いのではないでしょうか。たぬきの鳴き声は、犬で言う遠吠えのような鳴き声ですよね。普段はあまり聞くことがないですが、飼育していると聞ける機会が増えるかもしれないですね。
たぬきの臭いは?
たぬきを飼育する時に気になるのがたぬきの臭いですよね。たぬきは体臭がきつい動物だと言われています。たぬきの臭いがきついのは、臭いで自分の存在をアピールしているからだと言われています。
たぬきの寿命は?
たぬきの寿命は、10年程度だと言われています。ペットとして飼育されていたたぬきの中には16年生きたたぬきもいると言われていますので、ペットとして飼育する方が長生きするのかもしれませんね。
たぬきは基本的に自然界で生きていますので、自然のたぬきは食べられてしまったり、人里に下りてきた時に交通事故にあってしまうため寿命が短くなるようです。野生のたぬきの年齢を知る場合には、歯を見るとわかるようですよ。
野生のたぬきを保護した時には、動物病院で大体の年齢を調べてもらうと良いでしょう。安全な所で飼育するほど寿命は伸びますので、寿命を伸ばしてあげるためにも、飼育の際にはたぬきが安心して暮らせる場所作りを心がけましょう。
たぬきをペットとして飼育する方法と注意点を解説!
次に、たぬきをペットとして飼育する方法と注意点を解説していきます。たぬきは病気などを持っている場合があるため、飼育する時には注意が必要です。
たぬきの飼い方
たぬきの飼い方の基本としては、ゲージに入れて飼うことをおすすめします。大きめで、たぬきが動けるくらいの広さのゲージを用意して、そこでたぬきを飼育しましょう。
複数飼育は相性が良ければ可能
たぬきは基本的に1匹で飼う方法が好ましいです。ですが、複数飼育をしたい場合には、たぬき同士の相性を確認してみましょう。相性が良いたぬき同士であれば、一緒に飼育することも可能です。
飼育する際の注意点
たぬきを飼育する際に気をつけて欲しいのは、たぬきはなつくことが少ない動物だということです。犬や猫と違ってなつくことが少ないので、可愛がろうと思っても警戒されて噛まれてしまう場合などもあるでしょう。
たぬきに多い病気
たぬきに多い病気は、疥癬症(かいせんしょう)です。疥癬症とは、ダニが皮膚についてしまう病気で、感染しやすい病気です。疥癬症になってしまう理由として、ペット経由で感染してしまったり、野生の時に感染してしまった場合が考えられます。いずれにしても治療が必要ですので、疥癬症になってしまっている場合には、病気に電話をかけて、指示に従って下さい。
たぬきを診察してくれる動物病院を見つけておこう
たぬきを飼育するときに大切なのが、たぬきを診察してくれる動物病院を見つける事です。たぬきを診察してくれる動物病院は少ないですので、事前に調べておくことをお勧めします。
たぬきをペットにする時に必要なものと費用は?
たぬきをペットとして飼育する時に必要なものは、ゲージやトイレ、布団などです。基本的には、犬や猫を飼う時と同じで大丈夫です。
たぬきの種類は?身近にいるのはどんなたぬき?
次に、たぬきの種類についてご紹介していきます。山の近くに行くと、たぬきを見かける事もありますよね。普段私たちの周りで生活しているのは、どんなたぬきなのか見ていきましょう。
エゾタヌキ
日本に生息しているたぬきは、2種類いると言われています。中でも北海道に住んでいるのがエゾタヌキです。エゾタヌキは、森林や川や沼の近くに生息していて、毛の色が茶褐色です。
ホンドタヌキ
日本に生息しているもう1種類のたぬきがホンドタヌキです。ホンドタヌキは、地域によっては「むじな」という呼び方をされています。寿命が5年程と、エゾタヌキと比べると短い傾向があります。
たぬきをペットとして飼う時には、色々な注意が必要です。まず、ペットショップで販売許可されないので、飼育する場合は野生のたぬきを保護しなくてはいけないということです。また、たぬきは基本的になつく動物ではないので、飼育方法も考慮しなくてはいけませんね。
たぬきをペットにするには自治体の許可を取る事も忘れずに行いましょう。許可を取らずに飼育してしまうと、法律に違反してしまいます。
タヌキをペットとして飼うのは簡単ではない!
また、たぬきの寿命は基本的に10年程度と言われています。ペットとして飼育する方が寿命が延びると言われていますので、たぬきを飼育する際には、ゲージや布団など、必要なものを揃えて、たぬきが快適に過ごせる環境をつくりましょう。なつくことが少ないたぬきですが、保護した場合には、適切な方法をとり飼育してあげてくださいね。