「挑む」の意味とは?使い方や例文・「臨む」との違いも紹介!

「挑む」という言葉を日常で耳にすることは多いのではないでしょうか。今回は、身近な言葉「挑む」の意味や類語、使い方を紹介します。また、似ている言葉との意味や使い方の違いも紹介しますので「挑む」という言葉について詳しくなりましょう。

「挑む」の意味とは?使い方や例文・「臨む」との違いも紹介!のイメージ

目次

  1. 1「挑む」の意味とは?
  2. 2「挑む」の使い方と例文を紹介!
  3. 3「挑む」と「臨む」の違いとは?
  4. 4「挑む」の類語は?
  5. 5「挑む」と「突っかかる」の使い分け方は?
  6. 6「挑む」を英語表現するとどうなる?
  7. 7「挑む」の意味を知って正しく使おう!

「挑む」の意味とは?

“今年は◯◯に挑みたい”、“今度は◯◯に挑戦したい”のように、「挑む」は身近な言葉ではないでしょうか。普段何気なく使っている「挑む」という言葉ですが、意味や類語などをきちんと説明するのは難しいという方も多いのではないでしょうか。「挑む」の読み方、意味を紹介します。似ている言葉「挑戦する」の意味についても触れていきます。

挑戦的な画像

「挑む」の読み方と意味

「挑む」は「いどむ」と読みます。

「挑む」の意味は、
・戦いや喧嘩などをしかけたり、挑戦すること。
・目標などの対象に立ち向かうこと。
・異性に言い寄ること。
・張り合うこと、競争すること。

のような意味があります。このように“ある物事に挑戦する際や、困難な物事に立ち向かう際”に使用する言葉です。

辞書の画像

私たちが日常で使用する「挑む」の意味は“目標に立ち向かう”であることが多いのではないかと思います。あまり一般的ではありませんが、実は「挑む」は“異性に言い寄ること”のように恋愛にも使える言葉です。

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「挑戦する」の意味とは

「挑む」に似ている言葉に「挑戦する」という言葉があります。日常では、「挑む」に並んで耳にすることが多い言葉ではないでしょうか。では、「挑戦する」にはどのような意味があるのでしょうか。

使い込まれている本の画像

「挑戦する」には
・戦いや試合をいどむこと。
・困難な物事や目標などに立ち向かうこと。

といった意味があります。「挑む」と同じ“挑”の字を使っているように、「挑む」と似ている意味を持っています。

クエッションマークの画像

では、「挑戦する」の例文を見てみましょう。

「挑戦する」を使った例文は、“新記録に挑戦する”“新しい課題に挑戦する”といった使い方があります。
また、“挑戦に応じる”“挑戦を受ける”のように受け身としての使用が可能です。「挑む」が、“目標に挑む”や“限界に挑む”といった能動的な使い方が主なのに対し、「挑戦する」は受動態・受け身の文脈でも使用することができる点が「挑む」との違いです。文脈に応じて使い分けましょう。

チェスの画像

「挑む」の使い方と例文を紹介!

「挑む」という言葉はどのように使うのでしょうか。例文を通して実際の使い方を紹介します。

使い込まれた辞書が並んでいる画像

・決闘に挑む
・新記録に挑む
・チャンピオンに挑む
・難題に挑む
・限界に挑む


「挑む」は戦いや、対象に立ち向かう意味に使用します。スポーツ選手などがインタビューなどで、「新記録に挑みたい」や「自分の限界に挑みたい」と言っている姿を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。このように「挑む」は、目標や課題とセットで使うことの多い言葉です。

「挑む」と「臨む」の違いとは?

「挑む」に似ている言葉に「臨む」という言葉があります。「挑む」と「臨む」はどのような違いがあるのでしょうか。「臨む」は“のぞむ”と読みます。「臨む」にはいくつかの意味がありますので、例文と共に紹介します。

オーシャンビューの画像

・風景や場所を目の前にする。面すること。
例文:その部屋は、海に臨んで位置しているので美しい景色が魅力だ。

・ある事態が起こるようなところに身を置くこと、直面すること。
例文:危機に臨んで全力を尽くすつもりだ。

・ある場所に出かけること、参加すること。
例文:万全の準備で試験に臨む。

・事態に対して対応して態度で対すること。
例文:違法行為に対して厳罰をもって臨む。

光っている電球の画像

では、「挑む」と「臨む」にはどのような違いがあるのでしょうか。
「挑む」は“ある物事に挑戦すること、困難な物事に立ち向かうこと”を意味するのに対して、「臨む」は“ある場面に直面すること”を意味するといった違いがあります。意味合いは似ていますが、それぞれ異なったニュアンスを持っているので場面によって適切に使い分けましょう。

「挑む」の類語は?

「挑む」と似た意味を持つ類語にはどのような言葉があるのでしょうか。「挑む」の類語と読み方、意味、例文を紹介します。

積み上げられた本の画像

・試みる
読み:こころみる
意味:実際の効果などをためすために行うこと。
例文:連絡を取ろうと試みる。

・競う
読み:きそう
意味:お互いに負けないように張り合うこと、競争すること。
例文:試験の点数を競う。

・競り合う
読み:せりあう
意味:お互いに負けないよう競争すること。口論すること。
例文:ゴール寸前で競り合った。

・争う
読み:あらがう
意味:従わずに抵抗すること。逆らうこと。負けずに言い返すこと。人と張り合うこと。
例文:彼女の強い態度に抗うことができなかった。

・立ち向かう
読み:たちむかう
意味:敵に向かっていくこと。物事に対し正面から解決に取り組むこと。
例文:問題解決に立ち向かう。

・歯向かう
読み:たちむかう
意味:強いもの、力のあるものに反抗して向かってゆくこと。逆らうこと。 
例文:権力に歯向かう。

このように「挑む」はさまざまな類語がありますので、文脈や場面に応じて言い換えることが可能です。何度も重複して同じ表現の使用が必要な場面などでは、上記のような類語を使用してみてはいかがでしょうか。

輪切りされたレモンの画像

「挑む」と「突っかかる」の使い分け方は?

「挑む」と似た意味を持つ言葉に「突っかかる」という言葉があります。“彼はいちいち突っかかってくる”のように使用します。「挑む」と「突っかかる」の違いをきちんと識別している方は意外と少ないのではないでしょうか。一見同じような意味を持つ類語のように思える「挑む」と「突っかかる」ですが、厳密にはどのような違いがあるのでしょうか。

電球の画像

まず、「挑む」と「突っかかる」の違いを知るために、「突っかかる」の意味、使い方、類語を確認してみましょう。

・突っかかる
読み:つっかかる
意味:争いをしかけること。立ち向かうこと。
例文:彼はささいなことで突っかかってくる。
類語:反発する、食ってかかる、反抗する

「挑む」と「突っかかる」には“争いをしかけること。立ち向かうこと。”という共通の意味があります。“立ち向かうこと”という意味であれば、「突っかかる」は「挑む」の類語として使用できる言葉です。

黒板の上に置かれた電球の画像

「挑む」を英語表現するとどうなる?

次は、「挑む」の英語表現について紹介します。「挑む」の英語表現ときいて、どのような言葉が思いつくでしょうか。授業やビジネスなどの場で、英語での自己紹介を求められたときなどに、自己紹介に加えて挑みたいこと、挑戦したいことなど目標を一緒に話すことができたらスマートな印象を与えることができます。早速「挑む」の英語表現をチェックしてみましょう。

黒板に英語が書かれた画像

・challenge
意味:挑戦する
例文:He challenged an exam.
和訳:彼は試験に挑戦しました。
challengeは和製英語としても馴染みが深い“チャレンジ”です。日常でも“〜にチャレンジする”といった使い方をする機会は多いのではないでしょうか。

・try
意味:努力する、ためす、やってみる
例文:I tried a different method.
和訳:私は別の方法をためした。
“トライ”も“トライする”といった和製英語で馴染みが深い言葉ではないでしょうか。和製英語の場合は、“新しい技にトライする”や、“苦手分野にトライする”といった使い方をします。


・attempt
意味:試みる、企てる
例文:She attempted to improve the method.
和訳:彼女はその手法を改善しようと試みた

このように、「挑む」は様々な英語で表現することができます。

自己紹介の際には、“I try to improve my English skill”(英語力を向上させるよう努力します。)や、“I challenge to read any English books”(英語の本を読む挑戦をしています。)のような表現と一緒に使用することをおすすめします。

アルファベットの画像

「挑む」の意味を知って正しく使おう!

「挑む」という言葉について意味や読み方、類義語、英語での表現を紹介しました。日常で使う身近な言葉だからこそ、きちんと意味を知って使いこなしたいですね。さまざまな類語、言い回しを紹介しましたので、場面に応じて使い分けることでスマートな印象を与えることが可能です。英語が求められる場面では、今回紹介したことを参考に目標や抱負を語ってみてはいかがでしょうか。

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この記事のライター
aminii
都内在住の20代。 おいしいものやおしゃれなものが大好きです。

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