何度も同じ事を繰り返す人の特徴や心理11選!改善するには?
何度も同じ事を繰り返す人がいます。何度懲りても大変な思いをしても、繰り返してしまうのです。本人もそれが問題だと思っている場合、本人の気力の問題などだけではないかもしれません。何度も同じ事を繰り返す人要因とはなんなのか、誘因はないのか考えてみましょう。
目次
何度も同じ事を繰り返す人ってどんな人?
日常の些細なことでいえば、例えば連日のように忘れ物をしてしまう人や何度も同じ注意を受けてしまう人がいます。大きなことで言えば、同じ犯罪を何度も繰り返してしまう人もいます。傍から見ても何が原因なのか、何度も失敗してしまうのは病気なのではないかと心配してしまう方もいるでしょう。
何度も同じ事を繰り返す人とは、どんな特徴を持っているでしょうか。
何度も同じ事を繰り返す人の特徴5選!
何度も同じ事を繰り返す人の特徴をあげています。自分や周りの人に、共通するものがあるでしょうか。
特徴①頑固な性格
何度も同じ事を繰り返す人は、ある意味で頑固な性格であることが往々にしてあります。これが正しいこれが良いと確信して、他者の意見を受け入れない、それが本当に正しければ問題は無いですが、ちょっとずれていたり間違っている場合、結局は何度も同じ事を繰り返すということになります。
頑固な性格の特徴は確信したら「曲げられない」心理です。プライドや自己流も大事な時もありますが、失敗したと気づけるかどうかでしょう。
特徴②せっかちである
あまり人の話しを聞かなかったり、非常に気ぜわしい特徴を持っている人も同じ事を繰り返す可能性があります。今この場で大切なことをじっくり取り組まず、常にあたふたと先のことばかり考えていたり、目の前のことに集中できない性格の人は、失敗を身につけられない特徴があるので同じことを繰り返すことにつながります。
特徴③同じ事を繰り返して言う
性格として自分を優先してほしい、自分を見てほしいという自己顕示欲の強い人は、同じ事を何度も言う特徴があります。同じことから前進できないのです。周囲が耳にタコ状態で辟易していても、自分をみてほしい不安などから同じ事を繰り返し言い、同じ失敗の原因を自ら作ってしまうのです。
特徴④計画性がない
計画性が無いということは、同じ失敗を繰り返してしまう要因の一つです。以前失敗したのに中途半端に何とかなってしまったりした場合、また改めて改善しようと思わなかったり、どうすればうまくいくのか考えなかったりします。
計画性がある人とそもそものスタートが違うのです。もともと行き当たりばったりで計画性の無い性格の人は、同じことを繰り返す可能性が高いでしょう。
特徴⑤失敗しても原因を追究しない
失敗した時、なぜこうなってしまったのかを追求することで同じ失敗をすることを防ぐようにする人は多いでしょう。しかし、失敗自体をきちんと振り返らず、むしろその現実から目を背けて楽観的に解釈したりする特徴のある人は、やはり同じことを繰り返す人となります。
失敗を失敗としてとらえず、人のせいにしたり運気のせいにしたりして原因を追究しないうちは改善は難しいものです。
何度も同じ事を繰り返す人の心理6選!
何度も同じ事を繰り返す人の心の奥には、どんな心理があるのでしょうか。心理の奥を探ることで、原因究明出来ることもあります。
心理①知識や話題がない
何度も同じ事を繰り返すということは、同じ事しか知らないということの裏返しでもあります。さまざまな知識や話題を持っていれば、同じことを話すこともないですし自分自身も飽きるでしょう。そして、そのこと自体に気付いていない可能性があります。
心理②周りを気にしない
何度も同じ事を繰り返すことで、周りにどんな影響を与えているのかどんな状況を生んでしまっているのか考えていないこともあります。何度も忘れる、何度も間違えることは特別に悪いことでもない、周りもそれほど迷惑だとは思っていないと確信しているということです。
周囲に迷惑をかけた、自分自身の品格を落としてしまったと心理が働く人は、同じ事を繰り返さないように改善するはずです。
心理③不安から失敗を恐れる
不安が強い人で、失敗を過度に恐れる人はかえって同じ事を繰り返すことがあります。失敗しないようにと緊張するあまり、過度に身構えてしまうのです。失敗しないようにいう心理は働くものの、それは不安になっているだけであり具体的な改善策や計画性がないと同じことを繰り返してしまうでしょう。
心理④失敗は自分のせいではない
何か失敗してとしても、それは自分のせいではないと確信する心理が働く人がいます。常に人のせい、状況や環境のせいにしているのです。それが続くと周りからも孤立し、かえって原因を改善しようとアドバイスしてくれる人すら無くししまうでしょう。
心理⑤確信を持ちたい
確信を持って自分が正しい、間違っていなかったと何度も確かめたい性格の人がいます。その心理は不安の裏返しでもありますが、自己顕示欲の強さ、慎重で神経質な性格であることもあるでしょう。しかし、結果として同じ事を繰り返すだけの状況になってしまっているのです。
心理⑥自分が望んでいる反応をしてほしい
自分が行ったことにこんな反応をしてほしい、こんな反応になるはずだとあらかじめ思っている人もいます。他者の考え方や行動は他者のものなのですが、自分をもっと認めてほしかったり、自分の言い分を何より強調したい時に同じ事を繰り返す心理が働いてしまいます。通常の反応では気が済まず、もっといろいろ注目してもらいたいことが原因のこともあるのです。
何度も同じ失敗を繰り返してしまう人の原因とは?
同じ事を繰り返す人の中でも、同じ失敗を繰り返してしまう人がいます。同じ失敗は繰り返したくないものですが、ついやってしまう人の原因とは何でしょうか。
失敗した後のリスクを考えない
失敗に関して、それほど大きな問題としてとらえていないという原因があることがあります。このくらい大丈夫だろう、一同許されたから今度も大丈夫だろう程度に考え改善しようとしていないのです。
仕事などの場面で失敗することは些細なことでも非常にリスキーなことですし、それを見逃すことで大きな事故の原因になるといわれていますが、それに気付いていないのです。
反省は言葉だけで何も反省していない
謝罪がうまい人というのがいます。いかにも申し訳なさそうに「申し訳ありません。」「今後気をつけます。」などを言う人も、それが本当であれば改善策や仕事上でその言葉を確信できるものです。
しかし、口先だけで済ませる、言葉の上手い人は結局は同じ事を繰り返す人の烙印を押されてしまうでしょう。
何度も同じ失敗を繰り返す人へ!改善方法を3つ紹介
意図して何度も同じ失敗を繰り返している人はいないでしょう。できれば仕事でもプライベートでも、同じ失敗はしたくないものです。どのようにすれば、改善できるか具体策を考えてみましょう。
同じ失敗をしないように失敗を記録して見直す
同じ失敗を繰り返してしまう人の原因の一つに、失敗を安易に忘れてしまうということがあります。すみませんと謝罪さえすれば終わってしまう時や、それで良いと思った時など、失敗したことすら覚えていないので当然同じ事を繰り返します。
そこで、失敗を記録しておきましょう。小さ目のノートで持ち歩けて、仕事でもいつでも見返せることは理想です。このような場面は失敗しやすいと気づき、その場面で気をつけて計画性をもって行動できるツールになるでしょう。
入念に再確認する習慣をつける
なんでもさっとこなしてしまうように見えて、実は雑な人も同じ失敗を繰り返しやすいものです。なんで失敗したのかわからない、覚えていないなど仕事や動き自体が雑で計画性が無いと感じる人は、何かしたあとは確信が持てるまで必ず確認する癖をつけましょう。
一仕事終わった後、動いた後などに必ず振り返り入念に再確認しましょう。
失敗したら同じ事を繰り返さないよう原因追究する
失敗した場合には、必ずその要因があるものです。その要因を探ることも大事です。仕事をしながら別のことを考えていた、話をしながら作業していたなど、特に病気などでは無い場合、自分自身で予防できるものがみつかることは多くあります。
自分の失敗パターンを知り、事前に予防するようにしましょう。
何度も同じ事を繰り返す人に向いている仕事は?
何度も同じ事を繰り返すのは、ある程度性分として避けられない時もあります。そのような時は、自分に向いている仕事をするのも一つの手段です。何度も同じ事を繰り返す人に向いている仕事はなんでしょうか。
経理・会計
何度も同じ事を繰り返す人は、むしろ同じ事を繰り返すような職業が向いているともいえます。事務仕事は、基本的にはルーティンワークでその日その日こなす内容は決まっているでしょう。それでも、集中力や計画性は必要ではありますが、大きな変化がないことはやりやすいでしょう。
工場勤務
工場のラインの作業も、同じことの繰り返しです。淡々と自分の目の前に製品に、日々同じように向き合うという点で向いているといえるでしょう。しかし、自分がミスをすると製品全体に影響するので緊張感は大切です。
ルート営業
単純作業は好きではないという方のために、営業職があります。ただ、通常の営業職は新規の顧客を開拓したり、非常にアクティブに動かなくてはなりません。しかし、ルート営業であれば会社の決めた内容をこなせばよいので、同じことの繰り返しともいえます。しかし、それでも顧客相手の営業なので柔軟な対応力を求められることもあります。そこがやりがいにつながると良いでしょう。
配送業
配送業も会社の決めたルートに従って、荷物などを配るという点で同じことの繰り返しの仕事です。しかし毎日ルートは違いますし、計画性をもって作業をしないと時間通りに終わらないなどもあります。そのような考え方がはまる方には、面白い仕事になるでしょう。
何度も同じ事を繰り返すという意味の言葉は?
何度も同じ事を繰り返すという意味を持った、慣用句やことわざをご紹介します。
ことわざ
ことわざとして有名なのは「二度あることは三度ある」「二の舞を演じる」などが、同じ事を繰り返すことの意味があります。比較的ネガティブなイメージで使うことが多いでしょう。「同じ轍を踏む」は、同じ失敗を繰り返すことをいいます。
慣用句
慣用句としてよく聞くのは「耳にたこができる」などが、同じ事を繰り返して言う人や言葉などに使われます。「いたちごっこ」も同じことの繰り返しで、解決の手段が見つからないようなときにいいます。また数学の世界の「メビウスの輪」なども無限に同じ事を繰り返すという意味で使われます。
何度も同じ事を繰り返す人は病気が潜んでいる危険性もある?
病気として考えられるのは、自閉症、精神分裂病などです。自閉症は子どものころから、コミュニケーションが困難であったり一つのことに固執するような傾向が出てしまう病気です。自閉症という病気は、その固執する習慣から同じことを繰り返すことがあります。
精神分裂病などの精神的な病気も、一つの習慣に固執することがあり病的かなと思えば受診することもおすすめします。いずれにしても病気であれば治療を開始する必要がありますし、本人も周囲も病気として対応することで前向きになれることをおすすめします。
何度も同じことを繰り返すのは改善して控えよう!
何度も同じことを繰り返すことで、自分自身がネガティブな思いになるのであればそれは改善することをおすすめします。自分がダメだ駄目だと自分を追いつめる前に、それは性分であるので仕方ないと受け入れ、ただ冷静に同じ事を繰り返さないための策を練りましょう。自分に合っている方法を身につけ、自分をポジティブに受け入れていきましょう。