自己顕示欲の意味とは?自己顕示欲が強い・弱い人の特徴や付き合い方も!
自己顕示欲という言葉の意味をご存じでしょうか。自己顕示欲について、良い意味ではないと感じているかたも多いでしょう。生きていく上で大切な能力ですが、強すぎると人間関係が悪くなることもあります。詳しい内容や特徴、付き合い方について説明します。
目次
自己顕示欲とは?
「自己顕示欲」という語句はどのような印象を与えるでしょうか。おそらく「欲」という字が付くので、「~を欲する」とか「~をしたい」というような強い希望や願望を表すのではと想像する方もいると思われます。
「自己顕示欲」の意味やイメージを詳しく紹介し、説明します。
『自己顕示欲』の意味
「自己顕示欲」の意味は、文字からは”自分自身をはっきりと見せたい欲望”と想定されるでしょう。自分の能力や存在を目に見える形で現したい、人から注目を浴びたいという欲望を言います。
『自己顕示欲が強い人』のイメージ
「自己顕示欲」という言葉は、あまり良い意味で使われないのがイメージがあります。「自己顕示欲が強い人」とは、自分の能力を過信するあまり、もっと存在を知ってもらってもいいはずと考える人なのではとか、自分はこんなに素晴らしい考えを持っているのに注目を浴びないのがおかしいと妄信している人を指すのではないかというイメージを持つ方もいます。
『自己顕示欲』を英語表現すると?
自己顕示欲の強い人を英語で表現すると、「a person who craves the limelight」です。「crave」は他動詞で、「~をしきりに欲しがる」「 ~を必要とする」という意味になり、「the limelight」で 「注目の的」や「人目につく立場」という意味になります。
直訳すると、「他人から注目される立場をしきりに必要とする人」となり、「自己顕示欲が強い人」・「自己顕示欲の塊」とも表現できるでしょう。
『自己顕示欲』と『承認欲求』の違いや関連性を解説!
「自己顕示欲」という語句はしばしば「承認欲求」という言葉と同列に扱われることがあります。インターネットの書き込みに限って言えば、書いた人について「自己顕示欲の塊」や「承認欲求が強い」と評され、「うざい」と嫌がられることもあります。2つの語句の意味は関連しているのでしょうか。
『自己顕示欲』とは
「自己顕示欲」は、人から注目を浴びたいとか、自分の能力などをひけらかしたいという意味になります。ただ単に「自分という存在を知って欲しい」という気持ちを指します。「自己顕示欲が強い」というのは、自分のことを知ってもらいたいという欲望を強く持っている人のことを言います。
いわゆる目立ちたがり屋の方や、自己アピールが強い人のことも意味することになるでしょう。ただし、就職の面接などの自己アピールの場では、自分のことを知ってもらわなければ合否に直結するために必須の能力ともなり得ます。「自己顕示欲」は生きていくのに必要になる場面もあるのです。
『承認欲求』とは
「承認欲求」は2つの意味を持ちます。他人から「自分という存在や能力を認めてもらいたい」という欲求のことを他者承認、「自分の存在がセルフイメージと重なっていて、自分自身が満足したい」という欲求のことを自己承認と言います。人から認められなかったり、自分が考える理想像と自分自身がかけ離れていたりすると、周囲が多大な迷惑を被ることがあります。
自分が立派であると考えていても、実際は全然立派ではなく過大評価をし過ぎる場合、理想の自分は幻影に過ぎません。他人が自分に注目をしなかったり、敬意を払ったりしないのは非常にゆゆしき問題と考え、自分が認められないのは周囲が自分に嫉妬をしている、愚かで自分の能力を把握できないからと考えることがあります。自己顕示欲が原因で、強い承認欲求が起こることもあるのです。
劣等感がある人や被害者意識が非常に強い人、思い込みが激しい人ほど、自分自身を過大評価しがちです。会社や学校、義理の親族やママ友とのお付き合いなどで、軋轢を生じてトラブルが絶えなくなり、孤立するリスクもあります。
承認欲求について詳しく知りたい場合は、分かりやすく紹介された本をチェックして、読んでみるといいでしょう。身の回りの承認欲求の強い人に巻き込まれないように、付き合い方を考えてみるきっかけにもなります。
『自己顕示欲』と『承認欲求』の関係性とは?
「自己顕示欲」は、自分をアピールするという点では悪いことではありません。しかし、自己顕示欲の度が過ぎれば、自分の力を過信して他の方から認められないのがおかしいと考えるようになってしまいます。いわゆる承認欲求の塊となり、周囲とトラブルになる可能性が高くなります。
実生活のみならず、インスタなどのSNSやインターネット上の掲示板で、自信家で他者に認めてもらいたいという方がやたらに独りよがりに振る舞っているのを見かけないでしょうか。他人を攻撃していわゆる「炎上」してしまう人も多いです。自分の意見に反論されると逆上して暴言を吐いたり、自分が絶対正しいと考えてしつこく攻撃を繰り返したりする方もいます。
そのような自分勝手な態度で接する承認欲求をする相手に対して、「自己顕示欲の塊」と批判や侮蔑の意味を込めて使われるケースが多いです。「自己顕示欲の塊」となっている人は、「承認欲求の塊」にもなっている人です。刃向かう人は正しい自分に対して刃向かう敵とみなします。ますます自己防衛に走り、皆から眉をひそめられたり、嘲笑されたりして孤立する原因にもなります。さらにかたくなな態度になり悪循環に陥ります。
自己顕示欲が強い人の特徴7つ!
自己顕示欲が強い人、承認欲求の塊のような人には目立つ特徴や行動があります。自分だけでなく、身近な人が当てはまっていないか当てはまる項目をチェックしてみましょう。
お付き合いしている男性や、親しい友人について、最近うざいと思われる兆候がないか見てみましょう。自分自身が妙につけ上がっていないかチェックする意味で確認してみましょう。
①負けず嫌い
自己顕示欲が強い人の中には、人に負けたくないという気持ちが強い方も多いです。一生懸命で他の人に引けを取らぬような成果を上げたいという根性は立派です。しかし、負けたくない気持ちが強すぎて、他者を見下したり、コントロールして優位に立ちたいと考える人もいて、他人からとうざいと思われることもあります。程度がひどい場合は、トラブルになったり、無視されたりすることもあるでしょう。
相手の能力が優れていると感じた場合は、自分も負けたくないという気持ちを持つと同時に、相手が優れた能力の持ち主であると認めるといいでしょう。相手を認めて尊重した上で、努力をする必要があります。相手が負けず嫌いで自己顕示欲が強い場合は、あまり相手をしないように上手くかわしましょう。
②野心が強い
野心という言葉には、良い意味と悪い意味があります。良い方は「心の中に抱いている大きな望みや理想」を指します。現在の立場では実現が難しい大望があって、実現に向けて努力を積むのは立派です。誰もが不可能と思われる夢を叶えて世間を驚かせてやろうという自己顕示欲をモチベーションにして、行動を起こすなら応援する方も多いでしょう。
一方で悪い意味は「自分の能力に釣り合わないほどの望み」のことを指し示していることもあります。他人を押しのけて、のし上がろうとすると人付き合いでトラブルを起こさせます。また、自己顕示欲の塊のような人は、自分は素晴らしい望みや理想を持っているのに、理解できない周囲が悪いと考えて、自分の意見を押しつけようとする方もいるので注意が必要です。
男性でも女性でも、社内での出世をもくろんでいる方や、事業を必要以上に大きくしようとして目立とうとする方に多く見られます。
③注目されたい
自己顕示欲が強くなると、他者から注目をされたいと考える場合があります。身近な所では人前に立ってスピーチをしたり、何らかの集まりの責任者や代表者に立候補したりすることもあります。ただ、使命感や人の役に立ちたいという気持ちも兼ねて引き受ける方もいるので、一概に悪いと言えません。
てっとり早く注目を集めるようなことをするなら自己顕示欲がかなり強いと言うことになります。SNSのサービスを利用すると便利なので、注目を集めるための道具として使う方もいます。
男性であれば目立つ所に出かけて人脈があることを誇示したり、贅沢な品物や綺麗な女性を集めてSNSなどでリア充をアピールしている場合があります。女性の場合は、インスタ映えを気にするあまり素敵な暮らしを演出した画像をインターネットにアップすることもあるでしょう。
④天邪鬼(あまのじゃく)
「天邪鬼(あまのじゃく)」は日本の民話(うりこ姫)に出てくる悪い嫌われ者の鬼のことです。転じて「ひねくれ者」・「わざと人と違う意見や逆らった物言いをする人」のことを指す語句になります。
自己顕示欲の強い人は自分の意見を尊重するあまり、独説にこだわったり、目立ちたいと思うあまり人とは違う考えを述べたりします。建設的な意見なら耳を貸す方もいるでしょうが、注目を浴びたいだけなら中身がないと感じられることもあるでしょう。
自己顕示欲が原因で承認欲求が強い場合は非常にやっかいです。自分の意見こそが正しいと考えています。自分に対する敵と認定した場合は、相手を押しつぶすためにことごとく反対の立場から偉そうに物を申すこともあるでしょう。そのような姿勢があまのじゃくと写る場合があります。
⑤コミュニケーション能力がある
自己顕示欲が強い方の良い側面もあります。自分をアピールする能力が強いということは、他者に自分の存在を認めさせる欲求が高いことになるので、自分の情報を発信させ他の人に伝えられる能力がある証明にもなります。
自己顕示欲が強すぎて、自分の存在を認めさせるとか、自分が優れている所を見せつけようとするというタイプは問題です。しかし、自分のことを知ってもらいたいというアピール力や、お付き合いを持続させようとする能力があると面接などで有利になります。何事もほどほどが一番でしょう。
⑥空気が読めない
④の天邪鬼(あまのじゃく)にも通じることですが、会議や打ち合わせなどでほぼ結論が出ている時に、人と反対の意見を述べることで空気が読めないという印象を持たれることもあります。
自分が注目されたい、他の人との差別化を狙っているなどの理由で、反対の立場を取るということもあるからです。また、気に入らない人に徹底的に反抗的な態度を取るのが原因で反対意見を述べて、周囲を引っかき回すこともあるでしょう。
⑦自分の利益中心
自己顕示欲が強い人は、自分を中心に世界が回っていると考えることがあります。その考え方が原因で、主に自分に利益が出ることを考えている節があります。仕事を例に挙げると、男女関係なくやり手である人の中には、営業成績を良くするために他の人の顧客を取ることもあります。
女性の中には、お茶やお菓子を出したりする仕事はしても、肝心のお茶くみや片付けはせずに目に見える所だけちゃっかりとやっている人もいます。男性の中には、利害関係のある取引先や上司にはいい顔をして、部下や後輩などには威張りくさる人や、成功した時だけ自分の手柄にし、失敗した時は人に押しつける輩もいます。
ただし、派手に失敗して仕事や地位を失った時には誰も助けてくれないということもあるので、注意が必要でしょう。
自己顕示欲が強くなると考えられる原因4つ!
どうして自己顕示欲が強いのか、なぜ承認欲求の塊に増長してしまったのか原因と考えられる例を4つ挙げます。お付き合いしている男性や夫、友人が自己顕示欲が強い人のチェック項目に多く当てはまった場合は、とても不安になると思われます。
特に、結婚を考えている男性や旦那様が自己顕示欲が強い人に当てはまった場合、生活の影響を考えて心配になる方もいるでしょう。まず、どのような原因で自己顕示欲が強くなるのか確かめてから、今後のことを対応方法を考えるといいでしょう。
①褒められたことがない
過去にあまり褒められた経験がないのが原因で、自己顕示欲が強くなってしまう方もいます。お付き合いをしている男性から「もっと褒めて」と冗談で言われる分にはあまり問題ではありません。普段褒められたことがない場合は、相手から認めてもらいたくて自分を強くアピールしていることが考えられます。
自己顕示欲が強いのと、普段の言動をチェックしてみましょう。「(自分のことを)すごいでしょ」・「~をしたら、上司や先輩が凄いって言ってさー」というようなことを言う場合は、大事な人に褒めてもらいたいアピールをしています。
②自分の欠点を受け入れていない
自己顕示欲が強い人のチェック項目や承認欲求との関連の段落でも述べたのですが、自分自身の欠点を認めていないことも原因となっていることがあります。欠点がなく素晴らしい能力を持っているのに、他人が認めてくれないという思い込みがあり、更に自己主張を強くして回りの言うことに耳を貸さない場合があります。
非常にうざい人間です。お付き合いしている男性がこのような方であれば、非常に苦労するでしょう。どうしても我慢できなければ、インスタやSNSをブロックしたり、距離を置いたりして疎遠になるようにするといいでしょう。悪口を言われるかもしれませんが、精神衛生上とても楽になります。
③親から否定された
乳幼児の頃は親が一番身近な存在です。親から何事かをしても否定されたり、他の子供と比べられて駄目な子と言われたりし続けた場合にも自己顕示欲の塊となることがあります。親から否定され続けると、身近な人に自分が認められていないと思い込み、認めてもらおうとして躍起になる場合があるでしょう。
自己顕示欲の塊のように思われる、お付き合いをしている男性のチェックをするなら、親御さんと会った時の印象も合わせてチェックしてみましょう。親が男性をダメ出ししたり、他の兄弟を比べるような言動が見られたりするようであれば、親が原因となっていることがあります。
④イジメにあった経験がある
承認欲求がうざい人、自己顕示欲の塊になっている人の中には、手ひどいイジメが原因になっていることもあります。イジメの影響があるならば、おとなしく殻に閉じこもった状態になってしまう方もいます。一方で、多数の人間から自分が否定されたので、そのような人物がいなくなったから肯定して存在を認めて欲しいと考える方もいるのです。
ちょっとうざい『自己顕示欲の塊』と思われがちなSNSあるある4つ!
「あの人うざいね!」とインスタやSNSの使い方で「自己顕示欲の塊」と後ろ指をさされてしまうことがあります。本人に悪気はないのですが、ネット上だと普段の生活が見えないので、つい気が大きくなってしまう方もいるでしょう。また、回りから実生活が充実しているとみられたい虚栄心が強い方もいると思われます。
周囲の人から「自己顕示欲の塊」と笑われてしまいそうなSNSやインスタでのあるあるを紹介します。自分自身、友達、気になる男性で当てはまる方はいないでしょうか。チェックしてみてください。
①インスタなどで顔出ししたがる
インスタなどのSNSでやたらと自分の写真を載せたがる人がいます。自己顕示欲の塊の方の場合、女性なら「かわいい!」、男性なら「イケメン!」とメッセージがあったり、「いいね」が押されたりして、その気になって顔出ししたがる方もいるでしょう。褒められたことが嬉しい経験となり、認められて舞い上がっている節があります。
顔が分かると知り合いの方からチェックをされる分には構わないですが、ネット上のトラブルに巻き込まれた時に悪用されたり、公の場にリンクを貼られたりすることがあり危険です。特に子供さんの顔を出すと犯罪に巻き込まれる可能性も0ではありません。顔出しするのもほどほどにした方がいいです。
②インスタ映えを気にする
女性に多い傾向ですが、インスタ映えを気にするあまり、回りにいる人がうざいと思っている場合があります。例えば、友人同士や彼氏とのデートで、おしゃれなカフェや普段行き慣れない懐石料理などの食事をした時です。インスタやSNSに料理の写真をアップするのに夢中で、皆を待たせてまで撮ろうとします。チェックをして写りが悪いとインスタ映えが良くないと思い、迷惑をかけているのも分からず必死で何枚も写真を撮ります。
せっかく美味しい料理を食べようとしているのに、冷めてしまって食べ頃を逃してしまうこともあり、内心不快に感じている方も多いでしょう。あの人をランチに誘うのを止めようとか、お付き合いを考えていた男性に嫌われてしまうこともあります。
③有名人のtweetを引用する
ツイッターなどのSNSをしている人に多いのですが、自分が好きな有名人のツイートをフォローして、新しい発言をチェックし、やたらに引用している場合があります。自分を有名人に同化させていて、あたかも自分が同様の能力を持つ人物のように感じていることがあります。正直言って、有名人ぶるのはうざい行動です。自己アピールも結構ですが、回りの方は苦笑していることでしょう。
④Facebookで忙しさをアピール
男性に多いのですが、SNS特にFacebookを使っている方で仕事が充実しているとアピールすることがあります。忙しいことを示すためです。特に仕事で忙しい訳でもないのに、そのようなそぶりを見せるのは、仕事がたくさんある、能力があってデキる人間なので、それだけ仕事が集まってくると意味で主張したいのでしょう。
自己顕示欲の塊で良く見せようと必死ですが、回りは何忙しがっているの?と笑っていることもあります。他人はいちいち自己顕示欲が強い人に関心を持ってチェックしている訳ではありません。そんなに忙しいのであれば、うざいし面倒くさいしと、他の方に誘いの声をかけてしまうこともあります。本当は能力があって仕事が忙しいのに、わざわざお誘いを受けてあげたとアピールしたいのでしょうが、残念ですね。
自己顕示欲が強い人との上手な付き合い方!4つのポイント!
お付き合いをしている男性や女性の友人ではなくても、自己顕示欲が強い方と話をしたり、仕事上での付き合いが生じることもあります。うざいと思っても、上手にコミュニケーションを取るにはどうしたら良いでしょうか。4つのポイントを挙げます。
①話を聞いてあげる
うざいと内心思っていても、自分の話を聞いてもらえないのが原因で自己顕示欲が強い状態になっている場合があります。親しい関係の場合は、時間がある時にじっくりと1対1で話を聞いてあげるといいでしょう。上手く言えなかったこと、なかなか分かってもらえないことで悩んでいる場合もあるので、とにかく聞き役に徹してあげるといいでしょう。
②適度に距離を置く
出しゃばりでうざい人がいる場合、SNSやインスタの「いいね」や返事の強要が原因で嫌な思いをしている場合は、あまり合わないように距離を置くのがおすすめです。といっても、SNSなどでブロックしたり、インスタを見られないように設定したりするとかえって反発されることがあるでしょう。直接会う機会があればなおさらです。
相手の行動をチェックして用事を作って直接会う機会を少なくしたり、機種変更をしたなどの理由を上手くつけてかわしたりするのも効果的でしょう。習い事などをしている場合は、用事があるので別の日に変えるという方法も使えます。
③相手を持ち上げる
うざい相手が目上の方や取引先の方であれば、避けるのも難しい場合があります。自己顕示欲が強く、自慢話が多いのであれば、お世辞やいたわりの言葉をかけて相手を持ち上げておだてるのも良い手段です。1度相手を持ち上げて、どのような態度になるかチェックしてみてください。
嬉しそうな表情で、口では「そんなことないよ」と言いながら笑みを絶やさずにいる場合は、おだてに弱い相手です。あまりにも見え透いたお世辞はわざとらしいですが、「さすがですね」、「勉強になります」のように合いの手を入れるだけで相手が上機嫌になるでしょう。
ただし、相手が調子に乗って私的なSNSやインスタについて聞いてくることがあります。「あまり使っていないんです」、「ぜんぜんお返事できないのでかえって申し訳ないです」と言って絶対に教えないようにしましょう。相手が失礼と感じないように注意してください。
④正論で反論できないように突っ込む
もし、うざいと思う自己顕示欲の強い相手に嫌われても良いと考えているなら、徹底的に正論で突っ込みを入れて反論できないようにするのもいいでしょう。ただし、相手に敵意を持たれる可能性が高いので、後で顔を合わせる機会が多い場合は注意してください。
SNSやインスタで繋がっている場合は、悪口を拡散させたり、都合の悪いことを言われたりすることもあります。してはいけないことですが、写真などを使われて仕返しされることもあるでしょう。十分に配慮した上で行動を起こすようにしましょう。
自己顕示欲が弱い人の特徴5つ!
できれば自己顕示欲が弱い人が回りにいた方が、付き合いが楽になるでしょう。身の回りの方で当てはまる数が多い場合は、皆から信頼されて好かれている方ではないでしょうか。自己顕示欲の強い方の標的にされることもありますが、本人は全然意に介する所がないでしょう。
自己顕示欲が弱い人は強い人と反対に控えめなので温厚で、自然と能力が他人から認められて信頼関係を築きやすい傾向があります。当てはまる項目があるか自分自身でチェックをして、少しでも該当する数を増やすように努力するといいでしょう。当てはまらない所があれば、原因を考えて解決するようにしましょう。
①自分自身をよく理解している
自己顕示欲が弱い人は、自分自身の能力や特性を良く理解しています。決して現状に満足するのではなく、不足している所について努力しようとしたり、長所を伸ばそうとしていたりします。
現在の自分にどのような能力があって何が足りないか、どのような長所と短所があるのかということも把握しています。しっかりと理解しているので、人の前で虚勢をはったり、凄い人物であると見せかけたりする必要がありません。
②気配りができる
自己顕示欲が強い人は、自分がいかに目立つか、自分だけ利益を得るにはどのようにしたら良いか考えているのが原因で、回りの人への配慮が欠ける所があります。逆に弱い人の場合は、自分と他人の利益を考えて行動するため、気配りや配慮ができるのが特徴です。
人望があるので色々な人が集まってきて賑やかです。うざいと言われることなく、インスタやSNSで繋がりたいという人も多くなります。自己顕示欲が弱いと、かえって他人から人望を得やすくなるでしょう。
③周りに影響されない
自己顕示欲が弱い人は、良い意味で周りに影響されない所があります。自分という人間をしっかりと理解しているので、一過性の流行には流されません。自分を良く見せようという欲求も少ないので、好みや特徴に合わせた物を選び、人に自慢することもありません。マイペースで進んでいくので、着実に力を付けることができます。
④他人の評価を気にしない
自己顕示欲や承認欲求がない人は、人からどう思われているかとか、他人からの評価があまり気にならない性格の持ち主が多いです。他人からの褒め言葉をかけられれば嬉しく思うでしょう。しかし、必要以上に賞賛を要求することがないので、かえって謙虚で能力がある人と評判が上がりやすいでしょう。
⑤自分自身が好き
自己顕示欲が弱い人の特徴として、自分自身を好んでいるという所があります。良い点も悪い点も含めて自分を愛して、大切にしている節があります。ただし、妄信的に愛している訳ではなく、長所も短所も自分自身なので、存在自体を認めて大切にしていると考えられます。
対して、自己顕示欲が強い人は自分自身が嫌いか、理想の自分を作り上げている所があります。自分でありのままの自分を好きになれないし、存在を認められないため、他人からの褒め言葉を期待しているとも言えるでしょう。
『自己顕示欲』をよく理解して上手に対処しよう!
「自己顕示欲」は決して悪いことではありません。生きていく上で自分をアピールする力は必要です。ただし、必要以上に自己顕示欲が強くなり過ぎると、自分を認めてもらいたいばかりに周囲と軋轢を起こすことがあるのです。SNSやインスタに関連したことで、うざいと思われることもあります。
自分自身の行動を振り返って、自己顕示欲が強すぎないかチェックしてみましょう。周囲に当てはまりそうな人がいたら、付き合い方に注意して人間関係で疲れないように注意してください。