『ガッデム』ってどういう意味?蝶野正洋で有名な言葉を解説!
テレビでプロレスの蝶野正洋さんが口にしている「ガッデム」という言葉、意味を聞かれるとちょっと答えられない人も多いのではないでしょうか。「ガッデム」の意味や使い方、英語で「goddamn」とする由来などを徹底紹介!次に蝶野さんを見た時にニヤニヤしちゃうかも!
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『ガッデム』はプロレスラー蝶野正洋さんのキラーフレーズ!
英語では「goddamn」と表記する「ガッデム」という言葉。皆さんはプロレスラーの蝶野正洋さんという方をご存知でしょうか。「ガッデム」とはこの蝶野正洋さんのキラーフレーズです。蝶野正洋さんが「ガッデム」と口にしていたからこそ、この「ガッデム」という言葉を知っているという人も多いのではないでしょうか。
プロレスラー蝶野正洋さんは父親の赴任先であるアメリカのシアトルで生まれ、2歳半までアメリカで過ごされてしました。その後帰国し、1984年に新日本プロレスに入門しています。その後、1987年にヨーロッパでの武者修行を行い、アメリカに転戦。カナダやアメリカ、ヨーロッパなどを渡り歩き活躍します。アメリカなどから日本に再度帰国したのは1989年でした。
蝶野正洋さんがアメリカから日本に戻ってからは、プロレス界で有名な橋本真也さんや武藤敬司さんなどとタッグを組んだり、様々な大会で優勝したりしてスーパースターへと上り詰めました。その後1994年にヒール役となり黒を基調としたコスチュームに一新されます。活躍を続け、2010年にはフリーランスに。今も数々のメディアに出演されていて、プロレスファンからは多大な人気があります。
蝶野正洋さんがテレビで「ガッデム」という言葉を言っている印象深い番組といえば、ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!が年末に行う「笑ってはいけないシリーズ」ではないでしょうか。2007年から制裁として出演者にビンタを行う役を演じています。蝶野正洋さんが出てきた時に必ず「ガッデム」とという言葉を大きな声で言う姿が印象的ですよね。
プロレスでの怖い印象とは違い、普段の蝶野正洋さんは冷静で紳士的な人として定評があるようです。2010年から社会貢献活動にも積極的に活動されており、優しさが伺えます。
『ガッデム』はどういう意味?スペルや由来は?
さて「ガッデム」とは一体どういう意味なのでしょうか。「ガッデム」は英語のスラングとして使われている言葉で「ちくしょう」「クソ」などどいう意味になります。何か悔しいことがあった時に「ガッデム」という言葉を使うのです。蝶野正洋さんが年末の番組で「ガッデム」という言葉を使う場合も、番組内での設定として、良くないことが起こって登場しているから悔しさで「ガッデム」と言ったり、制裁を加えた後も怒りが治らずに「ガッデム」と言う、という流れになっています。
さてこの「ガッデム」の由来です。「ガッデム」は英語で「goddamn」と表記されます。英語で神を意味する「god」と、地獄に落とす、呪うという意味を持つ「damn」を組み合わせてできたのが「goddamn」です。この「goddamn」とは元々「God damn it」が由来で、意味は「神がそれを呪う」となります。どこにもやり場がない怒りを感じた時に「それに天罰が当たりますように!」と思う意味になりますね。
また「goddamn」の由来である「God damn it」は「goddamn」の他に「damn it!」「damn!」として使われることもありますが、意味としては「goddamn」と同じです。
「goddamn」の由来を見ると、この言葉に込められた悔しさや怒りがわかりますね。「ガッデム」とは悔しさ、憤り、怒りが込められた言葉なのです。その意味は日本であっても通常から利用されている海外であっても、ほとんど同じであると言えます。
ただし、日本では蝶野正洋さんをテレビで見た時以外には耳にしない言葉であるため、エンターテイメントの言葉として理解している人も多くいるように思います。逆に海外では本当に怒ったり憤ったりする時に、つい口に出てしまう言葉でもあるため、海外に行った時に軽々しく口に出すのは危険でしょう。由来の「God damn it」で使用されている「God」の文字からも、そう読み取ることができます。海外の人にとって「God」は神聖なですから、不用意な発言は控えたほうがよさそうですね。
『ガッデム』は英語のスラング!
そもそもスラングとは?
スラングとはよく聞きますが、どういった意味なのかしっかり答えられる人は少ないのではないでしょうか。この機会にスラングとは何かも一緒に知ってみましょう。
スラングは英語で「slang」と書き、特定の集まりでのみ通じる言葉のことを言います。元々は公の場で口に出せないような悪口などを別の言葉に置き換えたのが由来の一つとされています。ネイティブっぽいスラスラとした英語を話したいと思って使っていた言葉が実はスラングだということはよくあります。例えば「want to」を略した「wanna」などもスラングの一つです。
先ほど出てきた蝶野正洋さんもアメリカの帰国子女であるため「ガッデム」というスラングを使用したのでしょう。もちろん日本にもスラングに分類されるような言葉はあります。テレビ業界の用語として「寿司」を「シースー」というようなものもスラングに当てはまります。
英語のスラングはたくさんありますが、その中でもインスタや海外で使われるおしゃれな言葉を知りたい!という方にはこちらの記事はいかがでしょうか。よく見かけるけれど意味はわからなかった「xoxo」などの言葉が載っています。おしゃれにスラングを使用してみましょう!
『ガッデム』を使った例文を紹介!
次に「ガッデム」の使い方を例文をみて確認しましょう。
- 「ガッデム」は英語のスラングのためアメリカでは使用しないほうが賢明だ。
- 「財布を落としてしまった!!ガッデム!!」
「ガッデム」という言葉そのものについて話す例文と、感情表現として「ガッデム」を使用した場合の例文でしたね。この2つでなんとなく「ガッデム」のイメージはついたのではないでしょうか。
『ガッデム』の使い方は?どんな場面で使うの?
続いて「ガッデム」の具体的な使い方について説明しましょう。蝶野さんのイメージでちょっとカッコよさがある「ガッデム」の使いどころを押さえてくださいね。
基本的に「ガッデム」の使い方は、悔しかった時・怒りや憤りを感じた時だと思っていただければ外れることはないでしょう。先ほどの例文にもあったように、悔しい場面、例えば「宝くじが外れてしまった!ガッデム!」というような使い方をします。
日常生活での使い方としては、怒りの対象がどこにもぶつけられないような時に「ガッデム」を使用するほうが良いでしょう。宝くじの外れ、スポーツの誤審に後から気づいた、車が傷つけられたけれど犯人がわからない時、などの場面のほうが使い方としてはトラブルも起こらないでしょう。
というのも、「ガッデム」という言葉には相手を罵倒したり煽ったりする意味合いもあるからです。相手を眼の前にして「ガッデム」と言ってしまうと、言われたほうは良い気がしません。よっぽど仲が良い友達とふざけ合う時以外は使わないほうが使い方としては合っているのではないでしょうか。
『ガッデム』の日本と外国での違いは?
これまでは日本での「ガッデム」の使い方などをお話してきました。では本場外国ではどのような使い方をするのでしょうか。
ハリウッド映画などではスラングである「ガッデム」はしばしば聞くことができます。悪役が「ガッデム」と言ったり、喧嘩っ早い主人公が口にしたりするイメージです。
悪い意味で使われることが多い「ガッデム」ですが、実はいい意味で使用されることもあるのです。「you are goddamn cool」という文章は「あなたはとてもかっこいい」という意味です。悔しいくらい、嫉妬してしまうくらい素敵だというイメージでしょうか。
もちろん普段使用される「ガッデム」は悪い意味のことが多く、またその意味合いも強い苛立ちなどを表します。聞いた相手や状況によっては相手を怒らせてしまうこともあるので、海外で不用意に「ガッデム」を使うことはやめておきましょう。
『ガッデム』は強い罵倒の意味!アメリカでは使用注意!
蝶野正洋さんの使用によって広く認知されるようになった「ガッデム」という言葉。苛立った時に「ガッデム」と言うのはカッコよく感じますが、本場アメリカでは相手を強く罵倒する意味があります。憧れから使い始め、アメリカでもつい口癖で使ってしまってトラブルに、なんてことにはならないように、使い方をしっかり押さえてくださいね。たとえ「ガッデム」ということはあっても、蝶野正洋さんのように普段は紳士に過ごしましょう!