ポピー(ヒナゲシ)の花言葉を色別に紹介!由来や種類・見頃の時期も!
ピンクやオレンジなどカラフルで可愛らしいポピー。とても身近に感じるお花ですが、色や種類ごとに「いたわり」「思いやり」といった素敵な花言葉を持っています。そんなポピーの花言葉を中心に、名前や花言葉の由来、種類や開花時期などをご紹介します!
目次
ポピー(ヒナゲシ)ってどんな花?
ポピー(ヒナゲシ)の特徴は?
ポピー(ヒナゲシ)とは、ケシ科の植物の総称です。赤、黄、オレンジやピンクなど、さまざまな色の花を咲かせます。多くの人の目に触れているアイスランドポピーをはじめ、たくさんの種類があります。
ポピー(ヒナゲシ)の開花時期や見頃はいつ?
開花時期は4月~6月で、季節でいうと春に咲く花です。見頃となる時期がちょうど温かい気候の良い時期です。花持ち期間は3日程度です。
開花時期は短いですが、あまり手間をかけずに育てることができますよ。春の開花時期には満開のポピーを見ることができる公園もあり、可愛らしく身近なお花です。
ポピー(ヒナゲシ)の種類を紹介
ポピー(ヒナゲシ)は、園芸用やアヘンを採取することができる芥子(ケシ)を含めて150種類以上もあるとされています。
ヨーロッパ原産の華奢で薄い花びらが美しいヒナゲシ、色の種類が多く花のサイズも大きめのオニゲシ(オリエンタル・ポピー)、シベリアで発見されたアイスランド・ポピーなどがあります。
その他にも、ピエロという名やモンツキヒナゲシという和名を持つレディバードポピーなどたくさんあります。
ポピー(ヒナゲシ)の名前の由来は?
赤ちゃんをよく眠らせるために、おかゆ「papa(ラテン語:粥)」に催眠作用があるケシの汁を加えていたことに由来して、Papaver(ケシ属)という名前になりました。
ちなみにヒナゲシは、花が小さいことに由来してヒナゲシ(雛芥子)と呼ばれています。
ポピーの花言葉を『色別』に7つ紹介!
赤色のポピーの花言葉は?
赤色のポピーの花言葉は、「慰め」「感謝」「喜び」です。明るく華やかなでありながら、どこかはかなげな雰囲気をもつ赤いポピー。
落ち込んでいる友達や、お礼をしたい身近な人に贈る花束に加えると、可憐でステキな雰囲気になります。控えめで可愛らしい赤色のポピーなら、さりげなくプレゼントできそうです。
黄色のポピーの花言葉は?
黄色のポピーの花言葉は、「富」「成功」です。親近感を感じる黄色のポピーは、こんな素敵な花言葉をもっているんです。仕事でなにか新しいことを始めようとしている人に贈るにはピッタリのお花です。
受験勉強や就職活動を頑張っている人へのプレゼントにも良さそうです。黄色であれば男性にも喜んでもらえそうですよ!
オレンジ色のポピーの花言葉は?
ビタミンカラーが可愛らしいオレンジ色のポピー。そんなオレンジ色のポピーの花言葉は、「いたわり」「思いやり」「恋の予感」「陽気で優しい」です。
"いたわり"、"思いやり"などは、プレゼントする場合の花言葉として特に魅力的です。また自分のお部屋に飾ると、お部屋が一気に華やかになりますよ。
ピンク色のポピーの花言葉は?
ピンク色のポピーの花言葉はオレンジ色のポピーと同じで、「いたわり」「思いやり」「恋の予感」「陽気で優しい」です。可愛いピンク色にピッタリの花言葉です。
繊細で愛らしいピンク色の花びらは、ずっと見ていたくなるような美しさがあります。オレンジ色のポピーと一緒にピンク色のポピーも添えてプレゼントすると、花言葉の意味もあいまって良いですよ。
白色のポピーの花言葉は?
白いポピーの花言葉は、「眠り」「忘却」「疑惑」「推測」「わが毒」です。見た目は凛としていて魅力的なのに、ちょっと悲しい花言葉ですよね。
見た目が好きな人は自分が楽しむには良いのですが、プレゼントには不向きの花言葉を持っているので注意しましょう。
紫色のポピーの花言葉は?
紫色のポピーの花言葉は、「いたわり」「思いやり」「恋の予感」「陽気で優しい」です。紫色のポピーはなかなか目にすることがなく、珍しいのではないでしょうか。
落ち着いた色合いでありながらどこか優し気な紫色は、花言葉の"いたわり"、"思いやり"が良くあてはまっています。色合いも花言葉も贈り物に最適なので、花束に加えてみるときっと喜ばれるはずです。
青色のポピーの花言葉は?
青色のポピーの花言葉は「憩い」「恋の予感」です。紫色のポピーと同じく、見かけることが少ない青色のポピー。その出会う少なさもあってか、とても神秘的な見た目です。
心を休めたいときにお部屋に飾ったり、癒してあげたい身近な人にさりげなくプレゼントするのにピッタリですよ。
ポピーの花言葉を『種類別』に4つ紹介!
【アイスランド・ポピー】ポピーの花言葉
アイスランド・ポピーの花言葉は、「七色の恋」「いたわり」「思いやり」「恋の予感」「陽気で優しい」「眠り」「慰安」「感謝」「承認」です。
たくさんの花言葉があり、どれもステキですよね。なかでも「七色の恋」なんて、可愛らしくないですか?オリエンタル・ポピーを贈るときは、花言葉を添えたメッセージカードなんかも一緒にプレゼントすると喜ばれるはず!
【カリフォルニア・ポピー】ポピーの花言葉
カリフォルニア・ポピーの花言葉は、「富」「成功」「希望の持てる夢」「私の願いを叶えて」「私を拒絶しないで」「和解」「希望」です。
なかなか特徴的な花言葉もありますが、「和解」という意味を込めて、喧嘩した恋人や友達にカリフォルニア・ポピーをそっとプレゼントしてみるのも良いですよ。
見た目の可愛さと花言葉が合わさって、お互いの心も穏やかになるはずです。
【オリエンタル・ポピー】ポピーの花言葉
オリエンタル・ポピーの花言葉は「夢想」「妄想」「繁栄」「やさしい愛」「容認」です。なかでも「やさしい愛」「容認」という花言葉は、思いやりにあふれる言葉ですよね。
オリエンタル・ポピーは花の色もバリエーション豊富なので、花束に加えるとカラフルで華やかになりおススメですよ。
【レディバード】ポピーの花言葉
レディバードポピーの花言葉は、「慰め」「乙女らしさ」「感謝」です。お花の名前にぴったりの花言葉ですよね。
お花の名前や花言葉と合わせて、女性に日頃の感謝を込めて贈ったり、励ましの意味を込めて贈るのも良いですよ。
"乙女らしさ"なんて花言葉を教えてもらうと、贈られた女性はちょっと恥ずかしくも嬉しくなってしまうかもしれませんね。
西洋におけるポピーの花言葉はギリシャ神話に由来?
西洋でのポピーには、「眠り」「感謝」という花言葉があります。その花言葉はギリシャ神話に由来しているとされています。
豊穣の女神デメテルが、冥界の王ハデスに大切な娘を奪われてしまいます。そしてその悲しみから、デメテルは一睡もできない日が続きます。
それを心配した眠りの神ヒュプノスが、デメテルにケシの実を与えました。そしてそのケシの実によって、やっと眠ることができたデメテルが心身の元気を取り戻したのです。
そのエピソードから、西洋ではポピーに「眠り」「感謝」という花言葉がつけられたとされているんです。花言葉にこんなエピソードがあると、なんだかロマンチックですよね。
ポピーには別名があるの?
ポピーの別名のひとつに、「虞美人草」という呼び名があります。この名前は中国の歴史に由来しています。
項羽の愛人であり、のちに自害してしまう虞のお墓に赤い花が咲いたことから、虞美人草と呼ばれるようになったという説や、赤い色が虞の血の色に似ていたという説があります。
また「コクリコ」という別名もあります。ひなげしをフランス語で呼ぶと、コクリコという呼び名になります。
ポピーの育て方を紹介!
ポピーは品種によって、夏前に枯れてしまう一年草のものと、夏を越すことができる多年草のものがあります。多年草の方は暑さに弱いため、風通しが良い場所におくようにしましょう。
また寒さには強いので、苗が小さい場合のみ霜よけをするとよいでしょう。土の表面が乾いたらたっぷりお水をあげてください。ですが高すぎる湿度に弱いので、水はけが良くなるよう気をつけてください。
肥料は特別必要ありません。葉の色が変色してしまったら、液体肥料をあげると良いです。アブラムシがつくことが多いので、注意してくださいね。
誕生日花としてのポピーはいつ?
ヒナゲシは2月23日の誕生日花、アイスランドポピーは3月2日、3月4日の誕生日花です。もし知り合いにこの誕生日の人がいたら、誕生日花だよ!とポピーをプレゼントしてあげるときっと喜ばれるはずですよ。
【番外編】よく似てる?ケシの花とポピーの違い!
日本では麻薬の原料となるものをケシ、そうでないものをポピーと呼んで区別していることが多くあります。日本ではアヘンの原料となる実がなるものは原則、栽培禁止です。
麻薬成分を含んでいるハカマオニゲシはオニゲシによく似ており、アツミゲシはヒナゲシに似ているので、厚生労働省が注意を呼び掛けています。
園芸用に売られている物のなかには、そのような麻薬成分を含んでいる種類は無いので、心配することなく育てることができますよ。
身近なポピーは贈り物にぴったりの花
繊細で控えめな見た目でありながらも、どこか可愛らしさと親近感を感じさせるポピー。そんなポピーにも、「いたわり」「思いやり」「感謝」など素敵な花言葉がたくさんあります。
黄色やオレンジ、ピンク色の愛らしいポピーを大切な人に贈ると、花言葉の意味も含めてきっと喜ばれるはずです!ただし、白色のポピーを贈るのだけは注意してくださいね。
ポピーをプレゼントする大切な人に、あなたの思いが伝わりますように。