パンジーの花言葉や由来・種類を解説!片想い中の方におすすめ?
パンジーの花は、一般的にもよく知られている黄色・白・紫・赤・オレンジなどの花色で、冬の庭を彩る花として人気があります。パンジーの花言葉には、どんな花言葉があるでしょうか?パンジーの花言葉や花の名前の由来や色別の意味、種類について、詳しく解説します。
目次
パンジーってどんな花?
パンジーは、19世紀に北欧で、野生のスミレを交配させて作られた花です。パンジーの草丈は、約20センチほどで、色の種類には、「赤」「青」「紫」「白」「オレンジ」「ピンク」などの花色があります。
本来は、春に咲く花ですが、品種改良で耐寒性のあるパンジーが出回るようになったことで、今では冬の庭を彩る花として人気があります。日本へは江戸時代末期に、オランダの船によって持ち込まれたといわれます。管理のしやすさもあって、今では、パンジーはご家庭から公共施設まで様々な場所で見られます。
パンジーの由来とは?
パンジーの花名の由来は、花の模様が人間の顔に似ていてるところから付けられました。8月には深く物思いにふけるかのように前に傾くパンジーの花の姿から、フランス語の「パンセ(思想)」が由来で、パンジーの名がつけられました。パンジーの花言葉の由来も、ここからきています。パンジーには、「人面草(ジンメンソウ)」の他にも、「遊蝶花(ユウチョウカ)」、「胡蝶菫(コチョウスミレ)」、「三色菫(サンシキスミレ)」という別名もあります。
パンジーの種類について解説!
パンジーとビオラの違いは?
パンジーは、オレンジ・青・紫や黄・紫・白などの3色で構成されることが多く、三色菫という別名もあります。また、パンジーに似た花にビオラがあります。学術的には同じ花ですが、全般に花径5cm以上になる種類をパンジー、4cm以下の種類をビオラと区別することが多いようです。
現在では、複雑に交雑された園芸品種が登場し、パンジーとビオラは明確に種類を区別できなくなってきたため、見た目が豪華なのがパンジー、かわいらしい小花をたくさんつける種類をビオラと、全般にかなり曖昧な分け方になっているようです。
パンジーと三色菫との違いは?
パンジーは三色菫(サンシキスミレ)とも呼ばれます。現在のパンジーは、19世紀に野生のサンシキスミレとその他2種類を交配させて生まれた園芸種になります。野生のサンシキスミレは、ヨーロッパに広く分布し、4月から9月にチョウが舞う形をした紫・白・黄の三色や単色の大きな花を咲かせます。
三色菫という別名は、パンジーの花が「黄+青+紫」や「黄+白+紫」などの3色の色別で構成されることが多いことから名付けられましたが、最近では赤やオレンジなど、2色や単色のパンジーの種類も増えてきています。
パンジーにはどんな色があるの?
品種改良されて何百種類もあるパンジーの花色は、白、紫、黄、赤、オレンジ、ピンク、青、黒、2色咲きや3色咲き、花びらがフリルになっているものなど、色別や花の形状など、たくさんの種類があります。
パンジーの花言葉を色別に7つ紹介!
パンジー全般の花言葉
パンジーは、「青」「白」「オレンジ」「赤」など、花の色別によって花言葉が変わりますが、パンジー全般の花言葉は、「思い」というイメージは共通していて、「もの思い」「私を思って」などの花言葉があります。パンジーの花言葉は、花名と同様に花姿が物思いにふける人の顔に見えることに由来します。
紫のパンジーの花言葉
色別に、紫色のパンジーの花言葉には、「思慮深い」という花言葉があります。物事を深くしっかりと考えるという意味の花言葉です。紫色の英語の花言葉では、「You occupy my thoughts(あなたのことで頭がいっぱい)」という花言葉があります。
黄色のパンジーの花言葉
黄色のパンジーの花言葉には、「つつましい幸せ」「田園の喜び」などの花言葉があります。 鮮やかで明るい黄色のパンジーも、花の形から、どこか素朴でひかえめな喜びを感じます。英語の花言葉には、「remembrance(記憶)」という花言葉があります。
白のパンジーの花言葉
色別で、白のパンジーの花言葉には、「温順」「 愛の思い」という花言葉があります。温順とは、おとなしく素直という意味があり、小ぶりで可愛らしいパンジーらしい花言葉です。英語の花言葉では、「thoughts of love(愛の思い)」という花言葉があります。
オレンジのパンジーの花言葉
オレンジのパンジーの花言葉には、「天真爛漫」という花言葉があります。黄色に赤みが加わったオレンジは、陽気なイメージがあります。黄色のパンジーの花言葉である、どこか素朴でひかえめな感じとは違い、自由で明るい印象があります。
英語圏の花言葉
英語圏のパンジーの花言葉にも、日本の花言葉と同じように、パンジー全般に「もの思い」「私を思って」などの花言葉が由来していました。「think of me(私を思って)」「memories(思い出)」「You occupy my thoughts(あなたのことで頭がいっぱい)」「remembrance(記憶)」「thoughts of love(愛の思い)」など、片思いのせつない思いなどが伝わってくる花言葉が多くあります。
英語圏での花言葉は、パンジーの花の名前はそのままpansyと書きますが、「heart’s-ease(ハーツイーズ)と表記することもあります。直訳すると、「心が和らぐ、安心する」などという意味です。いくつかのスミレの種類をかけ合わせて園芸用に作られた種類です。
別名「3色(サンシキ)スミレ」とも呼ばれるパンジーは、英語にすると「love-in-idleness(ラブインアイドルネス)」と言います。「idleness」には無益という意味があります。パンジーの花言葉は、色々な意味を含んでいるので、ますます女性の気持ちを代弁する様な花の様な気がしてなりません。
ビオラの花言葉
ビオラの花言葉は、「誠実」「信頼」「忠実」「少女の恋」です。ビオラの花言葉には、「誠実」といった花言葉があります。成長が早いことや、小さいのにとても丈夫な花という理由が由来しています。ビオラの花言葉には、ギリシャ神話からの由来も関係しています。少女が恋をしてはならない人に恋をしてしまい、それでも切なく愛し続けたことから、「誠実」といった花言葉がつけられたとも言われています。
またビオラには、「あなたを信頼します」といった意味も含まれています。ビオラの花言葉には「片思いの恋を密かに応援する花」といった意味もあり、恋を応援する花としても有名です。「少女の恋」といった、女性の心を表したような美しい花言葉があります。
【番外編】パンジーの飾り方を3つ紹介!家の中を華やかに!
根っこごとおしゃれに生けよう
パンジーはとても強く冬の寒さに負けない、育てやすい花です。全般に日当たりの良い場所を好む種類の植物なので、コンテナや花壇などで、寄せ植えなどにして使われることが多いです。室内でも、パンジーやビオラを根っこがついたままカゴや、コンテナ風の四角い器にいろいろな植物と盛り合わせて、寄せ植え風にアレンジするのもおすすめです。部屋のなかに「自分だけの小さな庭」を作ってみましょう。
可愛い雑貨と一緒に飾ろう
一輪でも優雅な姿が楽しめるパンジーは、一輪だけでも部屋の雰囲気がフェミニンで柔らかい印象を作ってくれます。また全般に小ぶりの花をつけるビオラなども、可愛い雑貨と一緒に飾ることで、心が穏やかなになるディスプレイに仕上がります。
個性的におしゃれに生けよう
ビオラやパンジーには、エディブルフラワーと呼ばれる食用の種類もあります。ケーキやフレッシュなサラダに添えても食卓を華やかに彩ってくれるでしょう。またとても扱いやすい種類の植物なので、色々な素材のものと組み合わせて、個性的におしゃれな生け方を楽しむことが出来ます。
片思いのひとにパンジーで想いを伝えよう!
パンジーは花の色別によって花言葉が変わりますが、パンジー全般の花言葉は、「思い」というイメージは共通していて、「もの思い」「私を思って」などの片思いの淡い気持ちを感じさせる花言葉が多くあります。
パンジーの花言葉は、色々な意味を含んでいるので、ますます女性の気持ちを代弁する様な花の様な気がしてなりません。気になる相手に思いをなかなか伝えられない時には、パンジー全般の花言葉や白、紫、黄、赤、オレンジなどの色別や、英語圏の花言葉などを参考に、片思いのひとにパンジーで想いを伝えてみましょう!