ユリ（百合）の花言葉を色別・種類別に紹介！威厳の象徴なの？

百合は日本でも有名な花の1つで、プレゼントや園芸でもよく見掛ける事が多いでしょう。そんな百合の花にはピンクや黒などの色や品種によって異なる花言葉があります。実は百合には怖い花言葉がついている事もあります。今回は百合の花言葉についてご紹介いたします。

百合の名前の由来は、その形状から来ています。百合の花は大きな花を細い茎が支えており、風に吹かれる事によって大きく揺れる事から揺すりと呼ばれていました。その揺すりという言葉が変化し、今の百合という名前で呼ばれるようになりました。

種類が多い事で有名な百合の花ですが、現在では約100種類ほどの品種があります。その中でも15種類が日本で自生しており、園芸でもさまざまな種類を見掛ける事があるでしょう。そんな種類が多い百合ですが、大きく分けると4つに分類されています。

百合の花はその色や花の種類によっても花言葉が異なります。百合の花全体の花言葉としては、純粋・無垢・威厳の3つがあります。美しい見た目の百合にピッタリな花言葉となっています。

百合の花にはさまざまな色があります。オレンジやピンク、黒などの種類がありますが、それぞれ別の花言葉がついています。中には怖い意味が含まれる場合もありますので、贈る際は注意しましょう。次は百合の色別の花言葉についてご紹介いたします。

白い色の百合の花言葉は、純潔と威厳があります。純潔には清らかで汚れがないという事を表している花言葉です。威厳は堂々とした姿を指す花言葉になります。どちらも白い百合の花にピッタリの花言葉となっています。

赤とピンクの百合の花には、虚栄心という花言葉があります。虚栄心とは見栄を張ってしまう心の事を言います。赤とピンクの百合の花には、その見た目からは想像が付かない意外な花言葉がついています。

黄色の百合の花には、陽気と偽りという花言葉があります。黄色の百合は、どちらの花言葉も全く異なる意味を持っているのが特徴です。明るい黄色には陽気という言葉はピッタリですが、嘘や偽りを思わせるようなものがあるのかもしれません。黄色の百合をプレゼントする時は注意が必要になります。

オレンジの百合には、愉快・華麗・軽率という花言葉があります。オレンジという見た目の華やかさから、愉快と華麗は連想しやすい花言葉となっています。軽率というのは意外かもしれませんが、黄色の百合と同じように花言葉がつけられているのかもしれません。

黒色の百合には、呪いという怖い花言葉があります。戦国時代の怖いエピソードから由来しており、以降黒色の百合には呪いという怖い言葉が定着しました。しかし、黒色の百合には呪いという怖い言葉の他にも恋という花言葉があります。アイヌ民族の間では黒色の百合を好きな人の近くに置き、その百合を相手が手にすると両思いになれるというエピソードもあります。

百合の花は色別の他にも、種類別で花言葉が異なります。色は同じでも、品種が異なる事もあるので、プレゼントをする際はチェックしてみてください。次は種類別の百合の花言葉をご紹介いたします。

百合の種類の中でも特に別格と言われているカサブランカですが、そんなカサブランカの花言葉は純潔・威厳・高貴です。これらは白い百合の花言葉と似ていますが、白い百合に高貴がプラスされています。

見た目が百合の種類の中でも華やかで豪華な印象があるのがヤマユリです。ヤマユリの花言葉は荘厳という意味があります。立派でおごそかという、ヤマユリにピッタリの花言葉になります。花も大きいのが特徴で、その独特な柄はまさに荘厳と言えます。

オニユリはオレンジ色の花で、花弁が強く反り返っているのが特徴的です。オニユリの花言葉は、賢者・富と誇りというものがあります。賢者は道理に通じている人の事を指し、豊かさを示す富と、名誉を表す誇りという意味が含まれています。

見た目がラッパのような特徴があるテッポウユリですが、テッポウユリの花言葉は純潔・威厳・甘美です。白い百合には純潔という花言葉が多くありますが、テッポウユリも同じく白色の百合です。また、この純潔にさらに甘美という意味がプラスされています。威厳という言葉もあり、強くて美しいテッポウユリを表しています。

ササユリは葉っぱが笹のような特徴的な形をしている、日本固有の種類の百合です。ササユリの花言葉には清浄・上品というものがあります。上品な花を咲かせるササユリにはピッタリの花言葉となっています。

クルマユリの見た目はオニユリにそっくりな形をしています。見間違える方も多いですが、クルマユリの花言葉は純潔と多才な人というものがあります。白い百合に多く付けられている純潔ですが、オレンジ色のクルマユリにも純潔という花言葉があります。オニユリと比べると少し優しい色味をしているのが特徴的です。

白い色の花にピンク色の斑点が特徴的なカノコユリの花言葉は、慈悲深さ・上品というものがあります。色の付き方も白とピンクで上品な色合いをしているカノコユリに合う花言葉となっています。

スカシユリはオレンジ色に赤褐色の斑点が付いている百合です。茎は直立しており、上に向かって咲いているのが特徴的です。そんなスカシユリの花言葉は、飾らぬ美・注目を浴びるです。その特徴的な見た目から、このような花言葉がついたのかもしれません。

ヒメユリはオレンジ・黄色・赤色などの花を咲かせる色鮮やかな百合です。ヒメユリの花言葉は誇りというものがあります。現在では絶滅危惧種にリストアップされており、生育地を保護する取り組みがあるほど珍しい百合となっています。

百合の花はプレゼント用に選ばれる事もあります。百合の花はピンクやオレンジ、黒など色の種類も豊富で、華やかな品種がプレゼント用に喜ばれます。次はプレゼントにおすすめの百合の種類や、プレゼントとして贈る際の注意点をご紹介いたします。

プレゼントには明るい色の百合が好まれる事が多いです。黄色やピンクなどの明るい色であれば、華やかな場にもピッタリと言えるでしょう。また、大輪の百合や八重咲きの品種は、見た目の華やかさからプレゼントにも特におすすめとなっています。

オリエンタルハイブリッドはヤマユリやカノコユリ、ササユリから生まれた品種です。大輪の形をしているものが多いのが特徴です。最近では八重咲きの品種も増えており、花束を引き立てるのにも向いている種類となっています。比較的高価な品種ですが、存在感のある花なのでプレゼント用におすすめとなっています。

シックな場面に合わせるのであれば、アジアンティックハイブリッドがおすすめです。百合の中では小ぶりな花ですが、シックな色合いもあるので、場面に合わせて花束を贈る事が出来ます。大人の年代の方へのプレゼントにもピッタリの花です。

百合の種類には香りが強いものもあります。パーティなどの広い会場に置いておくものとしてピッタリですが、飲食店やお見舞いなどでプレゼントする時には気を付けましょう。狭い空間では香りが強すぎるため、匂いが充満してしまう可能性もあります。シーンに合わせて百合の花をチョイスすると良いでしょう。

百合の花は色の種類や品種も豊富で、プレゼント用としても喜ばれる花となっています。怖い花言葉もありますが、どの百合を贈ろうか迷っている場合は百合の花言葉から品種などを選んでみても良いでしょう。花を贈る機会や花束を贈りたい相手がいる方は、是非素敵な花言葉と一緒に百合の花を贈ってみてください。