ピアスの位置で意味が違う?場所や数で決まる意味を分かりやすく!
ピアスはファッションを楽しむ男女の間では定番のアイテムですよね。そのピアスにはおしゃれをするという意味だけでなく、穴を開ける位置によって意味が変わるということをご存知ですか?ピアスをもっと楽しむために、開ける位置の意味やケアの方法についてご紹介します。
目次
ピアスは開ける位置で意味が違う!
現代では日本でも多くの人がピアスを開けてファッションを楽しんでいますが、ピアスには開ける位置や個数で意味が違うということをご存知ですか?
左耳か右耳か、片方だけか両方開けるのかによっても意味が変わりますし、男性と女性でも意味が違います。
日本ではファッション感覚でピアスを楽しんでいる人がほとんどですが、海外では特別な意味を表すこともあります。誤解を受けてしまわないように、ピアスについて知っておいた方がいいでしょう。
歴史から見るピアスの意味とは
ピアスは耳飾りとして、古代エジプトやヨーロッパでも使われてきた歴史があります。昔はどういう意味でピアスが使われていたのでしょうか。その流れをくんだ現代の海外での使われ方なども合わせて見ていきましょう。
ピアスは魔除けだった
ピアスには、古代エジプトやヨーロッパでは魔除けの意味がありました。耳の穴から悪魔が入ってくるのを防ぐための魔除けとしたのです。
魔除けとしての意味がある一方、古代から中世ヨーロッパの貴族は男性も女性も高い身分の象徴として、ピアスを身につけていました。
海外では女の子の証としてピアスを開ける
魔除けとして始まったピアスですが、現代でもお守りの代わりに赤ちゃんの頃からつけさせるという風習がある国もあります。ヨーロッパやアフリカ、南米などの数多くの国では、女の子が生まれると「女の子の証明」として早い時期からピアスをするのです。
スペインやナイジェリア、イランなどの国では、生まれたばかりの赤ちゃんの頃にすぐにピアスを開ける風習もあるそうです。
昔からの宗教上の理由で開ける国もありますが、男女の区別をつけるためにピアスをする国もあるというのですから、興味深いですよね。
片方の耳だけにピアスを開ける意味は男女で違う
片方の耳だけにピアスを開けることによる意味は、男性と女性では違います。男女にどんな違いがあるのか、意味などを見ていきましょう。
女性の右耳のピアスの意味は「守られる人」
女性が右耳だけにピアスをするのは「守られる人」という意味があります。
中世ヨーロッパ時代に、男性が戦うときは右手に武器を持ち左手で女性を守ることから、左が男性的で右が女性的な意味を持つようになったのだそうです。そんな歴史があるため、女性が片方の耳にだけピアスをするときは右耳にするのがおすすめで、女性らしさの象徴とみなされるのです。
男性の左耳のピアスの意味は「守る人」
男性が左耳だけにピアスをするのは「守る人」という意味になります。
女性の場合と同様に、男性が戦うときは右手に武器を持ち左手で女性を守るために、左耳のピアスが男らしいものとみなされるようになりました。
女性が左耳・男性が右耳のピアスの意味は?
では逆に、女性が左耳に男性が右耳にピアスをするのはどういう意味になるのでしょう。
男性でも女性でも上記と反対の耳にピアスをすることは、同性愛者とみなされるようです。日本ではあまり意識をせずにピアスを開けている人が多いと思いますが、海外では同性愛者であると誤解をされてしまう恐れがあります。
片方の耳にだけピアスをする場合、誤解を招かないように意味を覚えておいた方がいいでしょう。
両耳にピアスを開ける意味は個数で変わる?
それでは両耳にピアスを開ける場合はどういう意味になるのでしょうか。個数によって意味が変わることがあるのか、奇数・偶数ではどちらが良いのかなどをご紹介します。
両耳に1個ずつは男女共に「ストレート」
片耳の場合は開ける位置によって大きな意味がありましたが、両耳にピアスをする場合はどうなのでしょうか。
両耳に1個ずつの場合は、男性女性ともに「ストレート」で異性を好むという意味になります。両耳にするピアスはバランスも良く、多くの人が両耳に開けていると思いますが、深い意味を考えることなく純粋にファッションとして楽しめるのが両耳のピアスです。
西洋では奇数は縁起が悪いといわれることも多いですが、両耳に1つずつのピアスは一般的なため問題ないでしょう。
女性は右耳に偶数のピアスがおすすめ
女性が右耳につけることには、「優しさと成人女性の証」という意味もあります。
ピアスは偶数の個数をつけることで意味が強調されます。やさしい女性らしさを強調したければ、1個や3個など奇数ではなく、2個などの偶数の個数をつけるといいでしょう。
日本では奇数が縁起の良い数といわれることが多いですが、海外では逆に奇数は縁起が悪く、偶数の縁起がよいとされる国が多くあり、その意味でも偶数はおすすめです。
男性は左耳に偶数のピアスがおすすめ
男性が左耳につけることは「勇気と誇りの象徴」という意味もあります。男性も左耳にピアスを偶数個つけることでその意味が強調されます。
左耳に偶数の個数つけることで女性が男らしさを感じるため、女性にモテるという話もあります。真偽のほどは定かではありませんが、女性にモテたい男性は左耳のピアスの個数を奇数ではなく偶数個にしてみてはいかがでしょうか。
男女共に左耳のピアスは運命が好転する
男性女性ともに、左耳にピアスをつけると運気が上がり、運命が好転するという説があります。
人は心臓がある左側に他人を近づけたくない心理が働きますが、その大事な左側にピアスをつけることで、人に安心感を与えることができます。周りの人が無意識に左側にピアスをつけている人に安心感を覚えるため、運気がいい方向に変わりやすくなるのです。この場合でも奇数より偶数が望ましいです。
左耳にすることでレズビアンに思われたくない女性は、右耳にもピアスをしましょう。
運気から見たピアスの意味も知りたい!
ピアスを失くしてしまったなどの理由で、何もせずにそのままになっているという場合は要注意です。その耳の穴から良い運気が出ていってしまい、金運や恋愛運などの運気が下がると言われているからです。
福耳などの運気のいい体の部分に傷をつけるということ自体が、運気を下げてしまうとも考えられていますが、常にピアスで穴をふさぐことで運気が逃げていくのを防げます。
ピアスの正しい開け方とは?痛いの?
初めてピアスを開ける場合、どのような方法で開けるのが正しいのか、痛くないのか気になりますよね。セルフで開ける方法、医療機関で開ける方法と2つの方法をご紹介します。
セルフで開ける場合
初めてピアスを開ける方には、「ピアッサー」がおすすめです。耳たぶにピアスを開ける専用の道具で、素早く一瞬にして開けられるためほとんど痛くありません。
耳たぶ以外の軟骨部分などに開ける場合は、ピアッサーではなく「ニードル」という細い針状の道具を使います。
必ずピアスを開ける前に、消毒液できれいに消毒をすることを忘れないようにしましょう。
医療機関で開ける
自分で穴を開けるのが心配という方は、医療機関(病院)で開けてもらいましょう。
病院でピアスを開けるメリットはたくさんありますが、万が一何かトラブルがあったときに安心できるということが大きいのではないでしょうか。穴を開けたあとのケアの方法まで丁寧に教えてもらえます。
健康保険証は使えずに全額自費になりますが、自分で開けることに少しでも不安がある場合は、病院で開けることをおすすめします。
ピアスの穴が安定するまで気を付けることは?
ピアスは開けたからそれで終わりという訳ではありません。その後にピアスの穴が安定するまでのケアが大事になってきます。ケアを怠ると炎症を起こすなどトラブルの元になります。しっかりとケアをして、ピアスを楽しみましょう。
穴が安定するまでの対策法
ピアスの穴が安定するまでには、薄皮ができるまでの第一治癒期間としっかりした皮膚ができるまでの第二治癒期間があり、長ければ半年以上かかることもあるようです。
せっかく開けたピアスの穴がふさがってしまったら、また開けなおさないといけなくなるので、塞がらないようにしっかりケアしましょう。最初に穴を開けたときに使用したファーストピアスが外れることのないようにしっかりと固定しておきます。
とにかくピアスの穴の部分を清潔に保ちましょう。洗顔フォームの泡などでやさしく洗い、シャワーなどでしっかり洗うだけで大丈夫です。
ピアスを開けた後のケアも大切
しっかりした皮膚が出来上がる第二治癒期間終了には3ヶ月から半年くらいかかります。3ヶ月経過した頃から、穴が安定したかどうかチェックしてみましょう。ピアスを動かしたときに痛みや異物感がなく、血や分泌物が出てこなければ大丈夫です。
穴が安定したあとも、炎症などを起こさないようにしっかりとケアしましょう。穴やピアスを消毒をしてから装着することを心がけるだけで、だいたいのトラブルは防げます。
ピアス位置の意味を知ればさらにおしゃれが楽しめる
ピアスはファッション性の高いアイテムですが、つける位置の意味などを知っておくことで、より一層おしゃれを楽しめますよね。
ピアスの個数の意味、奇数や偶数の意味などファッション以外の意味も知っておいて、新しくピアスを開けるときの参考にしてみてくださいね。