2021年10月05日公開
2021年10月05日更新
プリウス事故&暴走まとめ。DQN危険運転から福岡事故のブレーキ不具合まで
福岡で発生したプリウスの事故。この事故の原因は暴走などのDQN危険運転によるものなのか?ブレーキの不具合によるものなのか?など、原因が特定されていません。この事故がプリウスのブレーキの不具合によるものか、DQN運転による暴走なのかについて検証します。
目次
- 1プリウスによる交通事故
- 2プリウスの暴走DQN運転と危険DQN運転
- 3福岡で発生したプリウス暴走DQN運転事故の内容とは?ブレーキが原因?
- 4福岡で発生したプリウス事故の運転手の証言 暴走DQNではなくブレーキの不具合
- 5福岡で発生したプリウス事故の目撃者の証言暴走DQN危険運転だった?
- 6福岡で発生したプリウス事故はブレーキの欠陥ではなく暴走DQN危険運転が原因?
- 7福岡で発生したプリウス事故が暴走DQN危険運転だった証拠はあるのか?
- 8福岡で発生したプリウス事故は暴走DQN危険運転ではなくブレーキの不具合?
- 9福岡で発生したプリウス事故が暴走DQNではなくブレーキの不具合と考えられる理由
- 10プリウスのブレーキ構造について
- 11福岡で発生したプリウス事故が暴走DQN運転手のミスとブレーキの関係
- 12福岡で発生したプリウス事故暴走DQN運転だった新事実!?ブレーキの関係は?
- 13アメリカにおけるプリウス暴走とブレーキ欠陥事故とリコールの内容
- 14プリウス全面入庫禁止!?ブレーキ欠陥も関係している!?
- 15プリウスの事故・DQN運転と福岡事故まとめ
プリウスによる交通事故
2016年12月3日に発生した、プリウスのタクシーが病院に突っ込むという事故。7人の負傷者を出す大事故でした。この事故の原因については現在も調査中とのことで、原因は明らかにされていません。
出典: http://entame-navi.xyz
出典: http://koku-byakunews.com
この事故は福岡で発生、プリウスは個人タクシーで64歳の運転手が運転していましたが、その運転には安全確認を含めて周囲の方々からも定評のあるドライバーだったようです。
プリウスDQN運転による事故
プリウスについては、よくDQN運転でも取り上げられますが、プリウスのDQN運転については、二種類のDQN運転が取り上げられます。では、プリウスのDQN運転にはどんなものがあるのでしょう?
出典: https://life-hacking.net
危険運転は大事故に繋がる・・・
プリウスはハイブリッドカーであることから、運転する年齢層が非常に幅の広いものになっています。運転手が若者であれば暴走DQN運転、高年齢層であれば周囲を気にしない自分勝手DQN運転に分けられます。これが事故原因になる場合も少なくありません。
プリウスブレーキの不具合による事故ではない?
これまでにも駐車場に停車中のプリウスが、アクセルとブレーキの踏み間違いや、前進と後退のシフトミスによって店先に突っ込む事故というものをよく耳にします。
出典: http://kameda-jidosya.com
年齢層・車種に関係なく、AT車が増えたことがアクセルとブレーキを踏み間違える事故が増加した要因では?
出典: http://kameda-jidosya.com
アクセルとブレーキを踏み間違える事故は、高齢者に多いとされていますが、若年層でも多く見られるようになったようです。
プリウスに限ったことではありませんが、高齢運転手によるアクセルとブレーキの踏み間違いは非常に多く、ブレーキの不具合ではなく、車を操作する人的ミスによるものが殆どでした。
アメリカで多発したプリウスのブレーキの不具合・欠陥による事故
以前アメリカでプリウスのブレーキの欠陥による事故が多数報告され、トヨタによる大規模なリコールも実施されています。
出典: http://gazoo.com
アメリカでブレーキの不具合による事故が多発したとされ、欠陥を疑われることに・・・
アメリカでリコールまで実施されたことから、プリウスのブレーキには欠陥があるということになり、プリウスは大きなイメージダウンを食らうことになります。
プリウスの暴走DQN運転と危険DQN運転
前述にもありますが、プリウスは運転手の年齢層の幅が広いことから、二種類のDQN運転があります。種類別DQN運転の内容については、次の通りとなります。
出典: https://www.imcshop.com
カスタムされたプリウス
プリウスはカスタムでかっこよくなりますが、暴走しているわけでもないのに、見た目でDQNと判断しないでください。
プリウス暴走などのDQN運転とは?
プリウスを運転する運転手が若年層である場合に多い暴走DQN運転は、煽り運転や急な割り込み、スピードの出し過ぎによる危険追い越しなど、危険運転と呼ばれる行為が多いようです。
出典: http://gazoo.com
走りの良い車なのでスピードが出すぎてしまい、暴走と言われることも・・・
しかしこの行為というものはプリウスだからというわけではなく、プリウスが人気車種ということで、販売台数も多いことから危険な暴走DQN運転をするプリウスに遭遇する確率が高いということにも起因してきます。
プリウス高年齢層による危険DQN運転とは?
高年齢層の方のDQN運転は、危険行為というよりも周囲にイライラ感を与える運転が多いようです。例えば、速度。制限速度よりも数段遅い速度で走行し、後続車にイライラ感を募らせてしまいます。
左右確認など安全確認の際には、車がまだ遠いことを確認して出てくるも、反応が遅いことからギリギリの飛び出しになってしまうなど、危険行為に繋がり、DQN運転といわれてしまいます。
出典: http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
ナンバー脇に○マークが…それ、9割以上反対車線ですが…駐車禁止区域だけでなく、車線もお構いなし!?暴走より危険度が高いかも・・・
しかし、前述にもありますがプリウスに限ったことではありません。このエコの時代、プリウスはハイブリッドカーでも超人気車種です。そのためにどうしてもプリウスが目についてしまうということは、ご理解いただきたいと思います。
福岡で発生したプリウス暴走DQN運転事故の内容とは?ブレーキが原因?
2016年12月3日午後5時頃発生した事故の詳細は、福岡で個人タクシーのプリウス暴走、病院に突っ込むという事故です。この事故で3名が死亡、7名が負傷し、内1名が意識不明の重体となりました。
出典: http://www.akb48matomemory.com
この事故で博多警察署は、運転手の64歳の男性を自動車運転処罰法違反で現行犯逮捕しました。運転手は、暴走運転ではなくブレーキを踏んだが止まらなかったと話したそうです。
福岡で発生したプリウス事故の運転手の証言 暴走DQNではなくブレーキの不具合
この事故で逮捕された運転手が、「ブレーキを踏んだが止まらず、エンジンブレーキも効かなかった」と話したことから、このタクシーに使われていたプリウスのブレーキの不具合に着目されます。
出典: http://blog.livedoor.jp
この運転手の証言通り、アクセルとブレーキの踏み間違いではなく、本当にブレーキが効かなかったのだとしたら、ブレーキの不具合だけではなく、メンテナンスにも目を向ける必要があります。
出典: http://www.akb48matomemory.com
運転手は暴走ではなく、ブレーキの不具合を主張。
というのも、ディスク式であるプリウスのブレーキの場合、ブレーキパッドが使用されています。このブレーキパッドのパッド部分が減りによりなくなってしまえば、ブレーキ性能は格段に低下します。
出典: http://kyoei-auto-service.com
ブレーキパッドは消耗品です。定期的なメンテナンスを!
このことから、ブレーキの不具合が原因であるならば、プリウスのブレーキ欠陥による不具合とメンテナンスの有無の両面から原因を突き止めなければなりません。
福岡で発生したプリウス事故の目撃者の証言暴走DQN危険運転だった?
この事故では、運転手がブレーキが効かなかったと話している反面、数十メートル手前からプリウスのタクシーが急加速したという、危険な暴走DQN運転に繋がる目撃証言がありました。
出典: http://www.corism.com
この証言から考えると、ブレーキの欠陥による不具合という運転手の証言に、信憑性がなくなってしまいます。というのも、ブレーキの不具合があったとしても、加速するということは非常に考えにくいからです。
この場合、狭いスペースまたは近距離での目撃であったため、急に加速してきたように感じることがあるということも考えられます。しかし、加速が事実だった場合はブレーキの不具合ではなく、アクセルとブレーキの踏み間違いによる暴走も考えられます。
福岡で発生したプリウス事故はブレーキの欠陥ではなく暴走DQN危険運転が原因?
このプリウスの事故では、タクシーの運転手の暴走DQN運転についても目撃情報が挙がりました。もし本当であれば、非常に危険な行為であり、この時点で事故を起こさなかったことが不思議にも思えてしまいます。
出典: http://www.goo-net.com
事故直前のその目撃情報は、一旦停止の交差点で一旦停止をせずに交差点に進入したというものでした。これが事実であれば、暴走DQN運転が原因の事故ということに、大きく傾きます。
福岡で発生したプリウス事故が暴走DQN危険運転だった証拠はあるのか?
しかし、目撃情報だけで危険な暴走DQN運転をしていたという確証には直結しないというのもまた事実です。そこでEDR(イベントデータレコーダー)の解析が行われました。
出典: http://jp.autoblog.com
EDR(イベントデータレコーダ)
EDRは、飛行機のブラックボックスのようなもので、タークシーなどに用いられています
EDRとは、エアバッグが作動するような事故が発生した場合に、ドライブ状況を記録する装置で、これを解析することによって事故当時の当該車両の状況を把握することができます。
しかしこのEDRには、事故直前にブレーキを踏んだという記録は残されていなかったのです。そうなると考えられるのは危険な暴走DQN運転行為だったのか、アクセルとブレーキの踏み間違いなのかという点に絞られてしまいます。
福岡で発生したプリウス事故は暴走DQN危険運転ではなくブレーキの不具合?
もう一つ考えられるのが、ブレーキの欠陥による不具合。ブレーキの不具合によってブレーキを踏んでも作動せず、EDRにも記録されなかったのではないかとも考えられます。
出典: http://221616.com
これが事実であるとするならば、この問題は事故を起こしたプリウスだけではなく、販売された全てのプリウスにその可能性があると考えなければなりません。
ブレーキの不具合については以前アメリカで発生した、ブレーキの欠陥が原因とされた事故が多数報告されていたことも、関係していたのかも知れません。
福岡で発生したプリウス事故が暴走DQNではなくブレーキの不具合と考えられる理由
福岡で発生したこの事故がブレーキの不具合と考えられたのは、運転手の「ブレーキが効かなかった」という証言からになります。この事故が発生した時点では、運転手本人の証言についても考慮されることになります。
事故直前に通過した交差点についても、ブレーキの欠陥による不具合で一旦停止できなかったとも考えられます。また、2010年の新型プリウス誕生時に、ブレーキの甘さが問題になっていたことも考慮されたのではないかと考えられます。
出典: https://gazoo.com
日本ではリコールが実施されていませんが、アメリカでのプリウスブレーキシステムの不具合とリコール問題も、少なからず関係しているものと考えられます。
プリウスのブレーキ構造について
プリウスのブレーキは、前後ともディスク式になっており、ブレーキペダルを踏むことでディスクローターをブレーキパッドが挟み、ブレーキがかかるようになっています。
このシステムは、現在の自動車には一般的に採用されているシステムです。このことからブレーキパッドの減り、ディスクローターの減りや劣化、走行時のブレーキフェードにより機能低下はあっても、不具合は考えにくいものです。
出典: http://www.goo-net.com
2代目プリウスのブレーキ部分。
ただし、プリウスにはアクセルとブレーキを同時に踏んだ場合、ブレーキが優先されるブレーキオーバーライドという機能が備わっていますが、欠陥の検証については不明で、公表もされていないことから欠陥も7疑われているようです。
福岡で発生したプリウス事故が暴走DQN運転手のミスとブレーキの関係
ブレーキの構造から考えても、この福岡で発生した事故がブレーキの欠陥による不具合とは非常に考えにくいものです。そして気になる点は、事故発生直前の「加速」の部分にあります。
ブレーキのシステム、事故直前の加速を合わせて考えると、やはりアクセルとブレーキの踏み間違いによって発生した暴走事故が疑われます。ブレーキとの関係というよりは、運転に問題があったと考えられます。
出典: https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
駐車禁止というより、店内に車では入れません。こういう事故は、アクセルとブレーキの踏み間違いが多いようです。
出典: https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp
店内は駐車禁止です。
踏み間違いはプリウスに多いのではなく、高年齢層の方に多いようです。
福岡で発生したプリウス事故暴走DQN運転だった新事実!?ブレーキの関係は?
福岡で発生したこの事故で、新事実として取り上げられたのがブレーキの不具合ではなく、フロアマットの2枚敷きでした。
フロアマットの2枚敷きは、メリットよりもデメリットの方が多く、裏面が滑りやすくなっていればずれやすくなり、アクセルやブレーキペダルの操作に、阻害を与える可能性があります。
出典: http://item.rakuten.co.jp
フロアマットは便利なものですが、ずれてしまうと危険なことも・・・。アクセルが戻らなくなれば、暴走も十分に考えられます。
このずれたマットがペダルに引っかかったり、アクセルやブレーキペダルを押し込んでしまえばブレーキが掛からないばかりではなく、加速してしまうことも少なからず考えられます。
仮にブレーキペダルに引っかかってしまえば踏み込めなくなり、アクセルペダルに引っかかれば、急加速してしまうことは十分に考えられ、ブレーキの欠陥とは考えにくいものになります。
アメリカにおけるプリウス暴走とブレーキ欠陥事故とリコールの内容
2009年から2010年にかけて、アメリカでプリウスが急加速し、ブレーキが効かなくなるということから暴走事故が多数報告され、プリウスの欠陥ということで大問題となりました。
出典: https://gazoo.com
ブレーキの欠陥が暴走事故を招いたとされ、大問題に発展!
これによってトヨタはアメリカでリコールを実施せざるおえなくなり、大規模なリコールを実施することになります。リコールは、自動車メーカーにとっては大打撃で、トヨタも例外ではありませんでした。
その打撃は金銭的なものだけではなく、アメリカから放たれたこの「暴走」「事故」「欠陥」「リコール」により、トヨタにもプリウスにもマイナスのイメージがついてしまうことになります。
出典: http://contents.os-car.jp
この暴走事故はNASAが検証。その結果・・・
アメリカではリコールまで実施され、テレビ放送までされたこの事故、後のアメリカのNASAの検証により原因が判明。このアメリカでのプリウスの欠陥騒ぎがでっち上げだったことが判明しました。
ちなみにこのアメリカで多発したプリウスの暴走事故は、運転手のアクセルとブレーキの踏み間違いが殆どだったようですが、当初ブレーキの不具合とされリコールまで時実施したプリウスは、相当なイメージダウンをしてしまいました。
プリウス全面入庫禁止!?ブレーキ欠陥も関係している!?
ネット上で話題となったのが、とある薬局のプリウス全面入庫禁止というもの。しかし、この入庫禁止はプリウスのブレーキ不具合・欠陥問題やリコールとは関係なく、プリウスに乗る人のマナーが原因のようです。
出典: http://buzz-netnews.com
入ることもできない駐車禁止ではなく入庫禁止!
プリウス全車種入庫禁止の文字が・・・駐車禁止区域への駐車やマナーの悪い駐車が原因のようです。しかも、マナーを持ってるプリウスも入庫禁止のようです・・・
前述にもしたように、プリウスは国内では人気車種であるため、幅広い年齢層から支持されている自動車です。当然若年層のドライバーもいれば、高齢者のドライバーも多くいます。
出典: http://buzz-netnews.com
入庫禁止!駐車禁止ではないが障がい者ようでは?駐車禁止スペースにも乗っかってる!?
出典: http://buzz-netnews.com
一台分のスペースに収まらず・・・入庫禁止になってしまいます!っていうか枠外は駐車禁止では!?
特に高齢者ドライバーに見られるのが適当な駐車。駐車禁止区域に平気で駐車したり、枠に収まらないのも当たり前。これでは駐車スペースの少ない店舗などでは、営業妨害にもなりかねません。
出典: http://buzz-netnews.com
駐車禁止ではないけれど、これでは店側も入庫禁止!と言いたくなる・・・
出典: http://buzz-netnews.com
店舗に突っ込む!?しかもそこ駐車禁止というより入口では!?入庫禁止!
そこで入庫禁止対象にされてしまったのが、全国的にシェアの多いプリウスなのです。これは全国的になってきているようで、異常事態ともいわれているようです。
これはプリウスに限ったことではありませんが、入庫禁止といわれないように、駐車禁止や障がい者専用など、自動車を駐車する場合は最低限のルールは守っていただきたいと思います。
プリウスの事故・DQN運転と福岡事故まとめ
プリウスのの事故は、ブレーキの欠陥による不具合によるものではなく、その多くはアクセルとブレーキの踏み間違いにより発生した暴走事故が多いというのが事実のようです。
アメリカでのプリウスのブレーキ不具合による暴走事故が多発していたことも、結果的にはブレーキ不具合ではなかったことが証明されました。それも含め、今回の福岡での事故も人的ミスというのが事故原因でした。
出典: http://toyota.jp
新型プリウス
プリウスPHV(プラグインハイブリッド)の登場により、さらに進化したプリウス。評判を落とさないよう、ドライバーの皆さんは、安全運転に心がけてください。
毎日どこかで必ず見かけるほどシェアが多いプリウス。危険な暴走DQN運転や事故なども、他車と比較すれば多いのも当たり前です。しかし、全てはプリウスに限ったことではありません。
どうしても台数の多いプリウスに目がいい手しまいがちですが、他車種も例外ではありません。ドライバーの方には、マナーを心がけた安全運転をして、楽しいカーライフを送っていただきたいと思います。