大麻(マリファナ)は酒やタバコより安全!?脳や体にもたらす影響とは

大麻(マリファナ)はご存知の通り麻薬なので法律違反ですし有害です。しかし同じく体に悪影響を及ぼす酒やタバコに比べたら安全だという意見もあります。大麻(マリファナ)は日本人には縁の無い存在ですが果たして酒やタバコと比較してどっちが有害なのでしょうか?

大麻(マリファナ)は酒やタバコより安全!?脳や体にもたらす影響とはのイメージ

目次

  1. 1大麻(マリファナ)と酒・タバコ:どっちが有害!?
  2. 2危険!?大麻(マリファナ)は体にどうやって影響する?
  3. 3大麻(マリファナ)を服用した際の症状
  4. 4大麻(マリファナ)の有害物質
  5. 5大麻(マリファナ)は安全だという意見
  6. 6大麻(マリファナ)は危険だという意見
  7. 7大麻(マリファナ)の酒・タバコとの比較
  8. 8大麻(マリファナ)と酒・タバコとの違い
  9. 9大麻(マリファナ)は依存症になるか?
  10. 10酒・タバコより安全!?大麻(マリファナ)について:まとめ

大麻(マリファナ)と酒・タバコ:どっちが有害!?

有害の代名詞!大麻

出典: https://forbesjapan.com

大麻(マリファナ)を服用したことがありますか?日本人ならばこの質問に対してほぼ全員が「いいえ」と答えるでしょう。何故なら大麻(マリファナ)の所持・売買・譲渡は法律で禁止されているからです。大麻(マリファナ)は麻薬の1種なので人体や精神に悪影響を及ぼしたリ依存症の危険があるため、とても有害な存在として知られています。

マリファナ・酒・タバコ:どれが有害!?

出典: http://www.taimado.com

同じく人体や精神に悪影響を及ぼしたリ依存症の危険があると言われている酒やタバコは年齢制限はあるものの法律では認められていて、尚且つ一般市場でも普通に販売されています。では大麻(マリファナ)と酒・タバコを比較するとどっちの方が有害なのでしょうか?
ほとんどの日本人は法律違反である大麻(マリファナ)の方が有害だと思うでしょうが、実は大麻(マリファナ)より酒やタバコの方が有害でむしろ大麻(マリファナ)は安全だという意見もあります。そこで今回は大麻(マリファナ)の人体に及ぼす影響や酒・タバコとどっちの方が危険なのか?について迫ってみました。

危険!?大麻(マリファナ)は体にどうやって影響する?

有害!タバコの様に大麻を吸う

出典: https://www.taimauniversity.com

大麻(マリファナ)を摂取すると体に危険だということは良く知られていますが大麻(マリファナ)をどうやって摂取するかご存知ですか?実は大麻(マリファナ)は様々な方法で体内に摂取することが出来ます。
大麻(マリファナ)の摂取方法として有名なのが煙を吸う方法です。大麻(マリファナ)の原料は葉っぱなので乾燥させて細かく刻んだ物を専用のパイプに詰めて火を点けた際に出た煙を吸います。タバコを煙管で吸うのと同じ要領です。

大麻を食べる

出典: http://www.taimado.com

他には大麻(マリファナ)を食べる方法もあります。と言っても大麻(マリファナ)を直接食べるのではなく大麻(マリファナ)の成分が入ったクッキーなどのお菓子を食べる方法です。これは大麻(マリファナ)が合法になっている北米の一部の地域で販売されています。

大麻の有害な症状

出典: https://chanare.com

大麻(マリファナ)の精神や体に及ぼす影響は個人差がありますが、大麻(マリファナ)を摂取してから数分後に症状が現れると言います。そして30分後にピークを迎えて2~3時間後には症状が消えます。
大麻(マリファナ)による症状は注意力や集中力が下がると言われていますが、これは初心者だけに見られる症状でヘビーユーザーはそこまで影響が出ないようです。
また大麻(マリファナ)の症状は持続性が無いので摂取したからと言って永続的な影響は出ないと言われています。

大麻(マリファナ)を服用した際の症状

大麻(マリファナ)を摂取するとどのような症状が出るのでしょうか?

五感が激しくなる

出典: https://www.centroinformacionmedica.com

大麻(マリファナ)を摂取すると五感が激しく研ぎ澄まされます。そのためちょっとした行動に対して長くあるいは強烈に感じるようになります。例えば大麻(マリファナ)の症状が出ている状態で冷たいジュースを飲んだ場合喉に冷たい液体が通過した感覚が長時間残ります。同じようにタバコを吸っても喉に煙の感覚がずっと残ります。

体が違和感を覚える

出典: https://www.pinterest.jp

また大麻(マリファナ)を摂取すると五感が激しく研ぎ澄まされ過ぎる為体のコントロールが効かなくなります。そのため足の感覚がブレてしまい真っ直ぐ歩くことが出来なくなります。他には顔の表情筋もコントロール出来なくなるため一度笑うと元に戻せず、ずっと笑った表情のままになってしまいます。

大麻(マリファナ)の有害物質

有害物質:カンナビノイド

出典: http://weedend.info

大麻(マリファナ)にはカンナビノイドという有害物質が入っています。カンナビノイドとは脳に作用する化学物質の総称で、大麻(マリファナ)にはTHCやテトラヒドロカンナビノールという有害物質が入っています。

大麻を摂取するとリラックスする

出典: http://proposal.ducr.u-tokyo.ac.jp

このカンナビノイドという有害物質を摂取すると多幸感とリラックスを味わうことが出来ます。俗に言うハイになった状態とも言いますが、大麻(マリファナ)の場合他の麻薬や酒を摂取した時の様な暴力行為を引き起こすような症状はありません。
ただし大麻(マリファナ)は人によってはリラックスどころか不安症やパニック症の様な症状を引き起こすこともあったり、大量摂取すると幻覚症状が出る事もあります。

大麻(マリファナ)は安全だという意見

大麻(マリファナ)は脳や精神に悪影響を及ぼす危険な薬物だと言われていますが、逆に大麻(マリファナ)は安全であるという意見もあります。

大麻は死因にならない

出典: http://lifevancouver.jp

大麻(マリファナ)は日本では麻薬取締法によって所持・売買・譲渡を禁止されています。日本では大麻(マリファナ)だけでなくヘロイン・コカイン・覚せい剤なども総じて「麻薬」として取り扱っています。
しかし近年の研究によるとアメリカでは大麻(マリファナ)が原因で死者が出たことは無いのだそうです。しかも肺がんのリスクがあるタバコや脳と精神に悪影響を及ぼす酒に比べて安全であるとも言われています。

北米では一部で合法に

出典: http://cbd-hemp.online

大麻(マリファナ)は日本では完全に禁止されていますが北米では一部の地域(23州とワシントンD.C.)にて合法化されています。その理由の一つとして大麻(マリファナ)は医療目的で使用することが出来るからです。
現在アメリカでは医療機関においてがんやエイズ、関節炎、多発性硬化症、偏頭痛、てんかん、吐き気などの治療に大麻(マリファナ)を使用することもあります。その効果も立証されているため、中にはマリファナ治療を受けるためにマリファナ合法の地域に引っ越す家族もいる程です。

4月20日はカナダのマリファナデー

出典: http://humanitary27.rssing.com

またカナダでは4月20日が「マリファナデー」に認定されており、その日一日だけバンクーバーでは大麻(マリファナ)が合法になっています。バンクーバーのダウンタウンで大々的に大麻(マリファナ)が販売されている事が有名です。

大麻(マリファナ)は危険だという意見

大麻(マリファナ)が安全だという意見もありますが、麻薬なので当然危険だという意見もあります。

マリファナの煙は有害

出典: https://news.biglobe.ne.jp

特に大麻(マリファナ)が体に悪影響を及ぼす摂取方法は煙を吸う方法です。タバコと同じ要領で大麻(マリファナ)の煙を吸うことはタバコと同じく多くの毒素、刺激物、発がん性物質が含まれた煙を吸う事になるので肺に悪影響を及ぼします。またマリファナの場合タバコよりも長い時間肺の中に煙を留めるので有害物質の影響を受けやすいと言われています。

未成年の摂取は危険

出典: http://lifevancouver.jp

未成年者によるマリファナの摂取は脳や精神に悪影響を及ぼすと言われています。マリファナは依存症になりにくい薬物を言われていますが、マリファナの依存症になった人の内10代の頃から摂取していた人は全体の17%です。

他の麻薬にも手を付ける

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大麻(マリファナ)を摂取した人は他の麻薬にも手を出してしまうと言われています。これは日本人の麻薬中毒者に見られる傾向です。アメリカの場合、大麻(マリファナ)の合法化が進んでいることもあって大麻(マリファナ)の使用者が増える一方コカインやヘロインなどの他の麻薬の使用者は減っています。
しかし日本では大麻(マリファナ)もその他の麻薬と同じ扱いとなっているので「マリファナを摂取したんだから他の麻薬も摂取したって同じ」というイメージの元麻薬のハシゴを始めてしまいます。
ちなみに研究によるとコカイン・ヘロインは大麻(マリファナ)よりも依存症になる可能性がかなり高いです。

大麻(マリファナ)の酒・タバコとの比較

酒やタバコにはマリファナにはない有害性が存在します。

マリファナには無い酒・たばこの危険性

出典: http://aurawave.net

タバコは喫煙を続けると肺がんになるリスクがあることは有名ですがマリファナには肺がんのリスクは無いと言われています。煙を吸うタイプのマリファナは有害物質を肺に取り込んでしまいますがマリファナが原因で肺がんになったケースはまだないです。
酒を飲みすぎるとアルコール中毒になったり、酔っ払って暴力的になってしまいます。しかしマリファナは摂取するとリラックスするので暴力的な性格になりませんしマリファナ自体も中毒性は無いと言われています。

マリファナ・酒・タバコ共に大量摂取は危険

出典: https://iprovoked.wordpress.com

マリファナを大量摂取すると脳の萎縮が始まると言われていますが、それはマリファナを1日5本煙で毎日吸った場合に限ります。これは酒に換算すると毎日記憶が無くなるまで飲んだ場合、タバコに換算すると毎日5箱以上吸った場合に相当します。
そういう意味でマリファナの危険性は酒やタバコと同等あるいはそれ以下であることが分かります。

大麻(マリファナ)と酒・タバコとの違い

出典: http://barso.blog134.fc2.com

こちらは麻薬や酒・タバコの依存症に関する数値をグラフ化した画像です。左からニコチン(タバコ)・ヘロイン・コカイン・アルコール(酒)・カフェイン(コーヒー)・マリファナの順に並んでいます。グラフを見ても分かる通り左の4つは数値が高いですが右の2つは低いです。つまりマリファナの危険どはカフェイン(コーヒー)とほとんど変わらないという事になります。
むしろニコチン(タバコ)とアルコール(酒)はその他の麻薬と同じくらい危険であると言えます。

アメリカでは合法化が進む

出典: http://okimideiko.blog.fc2.com

近年ではアメリカを中心にマリファナに関する研究が進められています。その中でマリファナはニコチン(タバコ)やアルコール(酒)に比べてそこまで危険ではないという事が判明されています。
日本ではマリファナは未だに他の麻薬と同じ扱いなので一般社会での流通も科学的な研究も全くなされていないですが、逆に私達の生活の中でごく普通に流通している酒やタバコも麻薬と同じくらい脳や精神に悪影響を及ぼしたり依存症になる可能性が高いという事を覚えておくべきかもしれません。

大麻(マリファナ)は依存症になるか?

出典: http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp

ここまでで大麻(マリファナ)の症状や危険性についてご紹介してきましたが、現在は研究の結果を見ても大麻(マリファナ)には依存症になる可能性は低いという見解が得られています。

マリファナは酒・タバコよりも依存症になりにくい

出典: https://richardkoshimizu.wordpress.com

それ以外の薬物では全体の使用者の内依存症になるのは、タバコは32%、酒は20%、コカインは20%、そして大麻(マリファナ)はわずか9%です。そのため大麻(マリファナ)は酒やタバコに比べて死因や脳・精神への直接的な悪影響に繋がりにくいという事が分かります。

酒・タバコより安全!?大麻(マリファナ)について:まとめ

出典: http://agingstyle.com

いかがでしたでしょうか。大麻(マリファナ)はあくまでも麻薬なので安全とは言い難いですが酒やタバコに比べたら依存症になる可能性が低いのは事実なようです。これから先も日本で大麻(マリファナ)が流通する可能性は極めて低いでしょうが、私達が普段摂取しているニコチン(タバコ)やアルコール(酒)も麻薬と同じくらい危険な存在であるという事実は覚えておくべきかもしれません。

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