謎の恐竜「パキケファロサウルス」の生態まとめ

出典: http://www.kahaku.go.jp

特徴である分厚い頭はなんと厚さ25ｃｍ！後述しますが、実は頭突きをしないそうで、頭突きをせず相手を押してどかすのに使っているシーンを再現したのが画像の標本です。

特徴である分厚い頭がなんだかハゲているようで愛らしく思えてしまう恐竜「パキケファロサウルス」。
見た目がユニークなので、子供達にも人気の恐竜ですよね。

でも皆知ってるこの恐竜、実は分からないことだらけなのです！

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頭部の周囲にもとげのような骨がズラリ。特徴的な恐竜ですね。

パキケファロサウルスの特徴はやっぱり頭。
分厚い頭部の骨はなんと25cmにもなります。

そして頭部を囲むようにして生えたスパイク。
こんなので頭突きされたらひとたまりもない・・・と思っていたのですが、実は頭突きをしない説が今有力に！

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パキケファロサウルスといえば頭突き！と思われていましたが・・・？

パキケファロサウルスの攻撃といえば頭突き。
あんなに分厚い頭の骨を持っているのですから、当然そう思いますよね。

敵への攻撃もさることながら、オス同士での縄張り争いでも頭突きをするものと思われてきました。
ですが、実はパキケファロサウルスは頭突きをしないことが明らかになってきたのです！！

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でも頭突きしなかったらどうやって攻撃するのでしょう？

頭突きをしない、というより出来ないという可能性が高いそうです。
理由は、首や脊椎などの骨が頭突きの衝撃に耐えられなさそうということでした。
意外と首が細かったのですね。

また、何度も何度もぶつけていたとするとおかしいのが、今まで頭部にヒビの入ったパキケファロサウルスの化石が見つかっていないそうです。
とするとやっぱり頭突きはしていない説は確定かもしれませんね。

でも他に目立った強そうな部分というのは無いので、敵のわき腹に頭突きをするなどして攻撃したんじゃないかと言われているそうです。

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世界的に貴重なパキケファロサウルスの実物化石標本。

謎に包まれているパキケファロサウルス。
その原因は、化石の少なさです。

日本にもパキケファロサウルスの化石は置いてありますが、大変貴重なもの。
化石が見つからないと解明しようがありませんよね。

しかも、基本的にパキケファロサウルスは北米に分布していた恐竜ですので、日本では結構厳しいかもしれません。

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とても貴重なパキケファロサウルスの脊椎化石。脊椎一個でこのボリューム・・・大きいですね！

貴重なパキケファロサウルスの化石。
ですから購入するにも高額です。

パキケファロサウルスの化石が置いてある博物館は、結構頑張ったに違いありません・・・！

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パキケファロサウルスは北米大陸に生息というのが今までの説でした。

パキケファロサウルスの化石はほぼ北米大陸で見つかることから、生息分布は北米であるとされてきました。
ですが、ここにきて新しい説が浮上することに！

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8千年前に発見された北米の化石よりも古い、9千年前の化石がなんとアジアから発掘。パキケファロサウルスはもしかするとアジア発祥なのではないかと言われはじめました。

なんと北米大陸で見つかったパキケファロサウルスより古い化石がアジアで発掘！！
実はパキケファロサウルスはアジア発祥の恐竜だったのかということで、研究が行われています。

しかし不思議なのが、何故北米に移動したのか、誰も残らなかったのか？ということですよね・・・謎が深まります。

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パキケファロサウルスには分厚い唇があったのではないかと予測する人もいます。

イラストは唇感が高いですが、今までの予想ではそんなに唇は無い予定でした。
しかし現在の恐竜では結構分厚い唇があったのではないかと予測されています。

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確かに唇があってもおかしくはなさそうな・・・。

でももし分厚い唇があったらイメージが変わってしまうかもしれませんね・・・。
なんか濃い顔になってしまうかも・・・！

唇があったかも説は、このクチバシが発達していないことからきているそうです。

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パキケファロサウルスのイラスト。前足が短く、尻尾には腱が沢山あって大きかったことから、二足歩行であると推測されています。

パキケファロサウルスはとても前足が短かったため、二足歩行で生活をしていた恐竜・・・だったはずなのですが、二足歩行かどうかも怪しいという説が今出始めています。

パキケファロサウルスの骨格、尻尾などから推測すると、様々な矛盾点があるそうですね。

出典: http://www.geocities.co.jp

パキケファロサウルスのイラスト。この体型ならやはり二足歩行のはずですが・・・？

後ろ足で立って、尻尾でバランスをとる、というのが今までの説で、見た目的にはそれで良さそうなのですが・・・。
パキケファロサウルスの生態を考えると実はこの大きな尻尾や足腰も不釣合いなのだそうです。

確かに、生態に合わせた体型になるはずなので、生態に体型が合わないとなると違うのかもしれませんね。

出典: http://illustrain.com

これはわざと可愛く描いてあるイラストですが・・・

パキケファロサウルスは子供から大人まで、皆に愛される見た目がユニークな恐竜！
ですので、沢山のイラストレーターさんがイラストを描くのですが、どれもこれもなんだか可愛い仕上がりに。

そもそもあまり怖そうな雰囲気の恐竜ではない、というのもありますが・・・！

出典: http://romanticbeast.blog39.fc2.com

強そうに描いてもどこか可愛くなってしまうパキケファロサウルスのイラスト。

不思議なのが、強そうに描いても強そうに見えない、可愛くなってしまうのがパキケファロサウルスのイラスト。
分厚い頭に、スパイクまでついていて、二足歩行でかっこいい感じなのですが・・・。

やはり頭が特徴的すぎて可愛くなってしまうのでしょうか。

出典: http://www.dinotoymuseum.com

闘争心むき出しの顔つきに、ぶつけるぞいわんばかりに相手に向ける頭部。おもちゃとして遊ぶならやっぱり頭突きさせますよね。(笑)

恐竜好きの子供なら絶対に持っている、恐竜のおもちゃ。
ティラノサウルスのおもちゃならかみつき、ひっかき攻撃などをやりますよね。

となれば当然、パキケファロサウルスのおもちゃは頭突きさせますよね！(笑)

こちらはおもちゃではありませんが、かつやまディノパークに置いてあるパキケファロサウルス。
置いてあるといっても動くので超リアル！！

実際は4ｍ～8ｍあったらしいので、とても大きいそうですね！！
どう見ても頭突きするようにしか見えないのですが・・・頭突きはしないそうです。

チビパキケファロサウルスのおもちゃ。
頭突きのイメージとはうってかわって、スパイクが可愛らしい髪型のようにも見えるおもちゃですね。

出典: https://plaza.rakuten.co.jp

古代王者 恐竜キング 7つのかけらのシークレットカード「パキケファロサウルス」

NDSソフト「古代王者 恐竜キング 7つのかけら」は子供達に大人気ゲームですが、なんと７つのかけらの中でパキケファロサウルスはシークレット恐竜。
パキケファロサウルスは通常出てこない恐竜になっています！！

７つのかけらの中でもちゃんとレア扱いされているとは、ゲーム製作者の恐竜愛を感じますね！

出典: https://blogs.yahoo.co.jp

ディノニクスなどと並んで、恐竜キング「７つのかけら」で中々手に入れられないシークレットカードとして存在するということは・・・やはりパキケファロサウルスはレアな恐竜だということですね！

７つのかけらのシークレット恐竜はパキケファロサウルスだけではなくディノニクスなどもシークレット。
パキケファロサウルスってなんだか身近に感じていた恐竜なだけに、７つのかけら内でシークレット扱いされるのが違和感もあります。

でも実は、レアな恐竜なんですよね。

今回のパキケファロサウルスまとめはいかがでしたでしょうか！！

私も子供の頃は恐竜好きでパキケファロサウルスも好きでしたので、意外な事実に驚きを隠せませんでした！！
あんなに特徴的な頭を持っていながら攻撃に使えなかったとは・・・実はただの見せ物だったのですね。

また、どう見ても二足歩行な感じなのに実は二足歩行ではないかもしれないことや、アジア発祥かもしれないなど、本当に謎は深まるばかり。
もっと化石が発掘されて解明されることを、世界中の恐竜ファンと子供たちが待っています！！